ゴムをかけて行う矯正歯科治療 みなさんは歯科矯正治療というと、どんな治療を想像しますか? 海外の映画では、前歯に銀色の金具やワイヤーをつけた子どもが登場することがあります。海外では歯並びが良くない場合は子どもの頃に歯科矯正治療をすることが多いので、「子ども」のイメージの一つとして、矯正治療をしている姿が描かれることが多いようです。そして、その矯正器具にゴムがついているのを見たことはないでしょうか? 今回は歯の矯正治療の治療方法の種類と、様々な器具や装置の使い方や目的についてご説明します。 歯科矯正治療は、噛み合わせなどの機能的な問題や歯並びが悪くて見た目が美しくないなどの審美的な問題を改善するために歯や顎などに対して行われる歯科治療です。 歯の咬み合わせが悪いことを不正咬合といいますが、この不正咬合は様々な問題を引き起こします。最近では、不正咬合が頭痛や集中力の低下などにも関係しているといわれはじめ、体のメンテナンスやケアのためにも不正咬合を治すことが重要視されています。 海外では歯並びが悪いとあまり見た目が良くないとみなされることが多いので、子どもの頃から歯科矯正治療を受けることが浸透しています。また、子どもに歯科矯正治療を受けさせることは、親のステイタスとみなされることもあります。成人してからも就職活動などの面接でも、歯並びが評価の対象になってしまうこともあるようです。 日本でも、歯並びをキレイにすることを目的にして歯科矯正治療を受ける人が増えています。 人間の顎などの骨格の成長は20歳くらいまでに完成すると言われています。まだ未発達の子どもの方が関節などが柔らかく顎なども移動がしやすいので、子どもの頃から遺伝や先天的な要因で不正咬合になる可能性が高かったり乳歯の時点で歯並びが悪くなっている場合には、早い時期から歯科矯正治療を始める場合もあります。 歯科矯正治療で歯の向きや位置を動かして咬み合わせや見た目を整える(歯列矯正)ために用いられる治療法には、大きく分けると金具やゴムなどのいくつかの装置を使う「ワイヤー矯正治療法」と、ゴムなどを使わずにマウスピースを装着して治療をする「マウスピース矯正治療法」があります。 ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯の表面にブラケットという装置を接着し、その上にワイヤーやゴムを引っかけます。この治療法では、歯にかけたゴムの引き合う力を利用して治療を行います。 ワイヤー矯正治療法では、ワイヤーが歯を整列させるためのガイドの為の役割と反発力を利用して、更にゴムの反発力を利用して歯を動かしていきます。矯正歯科治療の期間の間は歯科医院で定期的にメンテナンスを行い、ゴムやワイヤーを交換したり締めなおすなどの調整をしながら治療を進めていきます。 上下の歯の位置を合わせて噛み合わせを整えるのが目的の場合には、上下の同じ位置の歯にまたがってゴムをかけて、位置を合わせていきます。また、歯の向きや位置を前後の歯に合わせたい場合には、前後の歯のブラケットにゴムをかけます。 ワイヤー矯正治療法は、ワイヤーとゴムで強い力をかけて歯を動かしていくことや口の中に装着しているゴムやブラケットなどの装置が歯や舌や口のなかの粘膜にあたると傷になってしまったり、食べるときに邪魔になって粘膜を噛んでしまうことで、口の中の痛みや頭痛などのトラブルを起こすことがあります。 また、ワイヤー矯正治療法はで装着する装置は患者さんが自分で外したりすることはできないので、つけっぱなしの状態になります。このため食事や歯磨きなどの時にも装置を装着したままなので、食物残渣(しょくもつざんさ)が残りやすくなってしまったり、歯垢がうまく取りきれずに残りやすくなってしまいます。これらはむし歯や歯周病のリスクにつながってしまうため、注意が必要です。 ワイヤー矯正治療法は外から見た時に装置が見えやすいため、見た目を気にする患者さんもいらっしゃいます。内側に装置を取り付ける方法もありますが、この場合は表に装着するよりも更に違和感が増して慣れるまでに時間がかかってしまったり、内側に器具が出ているので舌に当たりやすく傷になってしまうリスクが高くなってしまいます。 マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法は、マウスピースを装着してその形に歯を動かしていくことで行う治療法です。 マウスピースは多くの場合柔らかく透明な素材な素材でできていることが多いので、装着している間も見た目には分かりづらく見た目にもあまり気にならないで治療を続けることができます。 また、ワイヤー矯正治療法の様に口の中に多くの装置を装着するのとは違って装着するのはマウスピースのみなので、装置が歯や舌、粘膜などにあたって口の中が傷になる事もなく装着している違和感も少ないのが特徴です。 マウスピース矯正で歯にかける力はワイヤー矯正治療法でゴムやワイヤーなどをつかってかける力は弱いので、ワイヤー矯正治療よりも治療時間がかかる場合はありますがワイヤー矯正治療法よりも歯や顎にかける負担もすくないため、頭痛などのトラブルも少ないのが重要なポイントです。 さらにマウスピースは患者さん自身が取り外しをすることができるので、激しいスポーツをする時や食事中や歯磨きをする時にも外して行うことができます。そのためスポーツをする時や食事の際にはストレスもかかりづらく、食物残渣も歯ブラシなどの口腔ケアできれいに除去することができます。また、マウスピース自体も水洗いなどができるので清潔感を感じながら使用することができ、歯周病やむし歯などのお口のトラブルも防ぐことができるのでおすすめの治療法です。 マウスピースはワイヤーやゴムほどの矯正力はなく、マウスピースの形に歯を移動していくことで治療を進めていくので、いかに患者さんの口の中の状態を把握して理想の歯並びに近づけることのできるマウスピースを作り適切に使用できるかが非常に重要です。 マウスピース矯正治療法の中でも、患者さんの口の中を特殊なスキャナーを使って3Dデータとしてコンピューターに取り込み、その情報を基に精密な型を取ったマウスピースを作って治療を行うインビザライン矯正というものがあります。 インビザライン矯正は、日本を含む世界100か国以上で導入されていて、1500万人以上の人が受けている治療法です。 この治療法では、まず最初に3Dスキャナーで取り込んだ現在のお口の状況を確認して、患者さんの治療に関する要望を聞きながら歯科医師が治療計画をたてていきます。現在の状態を確認できることもさることながら、治療の完成図もコンピューター上で確認しながら治療計画を立てることができ、さらに診療の経過も確認して理解しながら効果的な治療を進めることができるので、安心です。 インビザライン矯正は、綿密な治療計画を立てたのちに、その経過に合わせて必要な数のマウスピースを作成し、患者さんに渡します。それを歯科医師の指示に従って1日20時間以上装着して、段階に合わせて新しいマウスピースに交換することで治療をしていきます。 1日のうちにマウスピースを外すタイミングは患者さんが決めることができるので、決められた時間以外には患者さんの生活パターンに合わせて装着することができます。 インビザライン矯正の治療中は定期的に歯科医院でメンテナンスと治療の進行状態を確認しながら歯科医師が指示したタイミングでマウスピースを交換していくので、安心して治療を進めることができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザライン矯正を導入しています。インビザライン矯正に興味のある方は、ぜひホームページにアクセスしてご相談ください。 この様に、以前は歯科矯正治療といえば口の中にワイヤーやゴムを装着するイメージがありましたが、現在では必ずしもワイヤーやゴムを利用して治療するのではなくマウスピースだけで治療を受けることも可能になりました。 しかし、不正咬合を正しく治療して改善したり理想の歯並びにするには、矯正治療の専門的な知識や技術を持った歯科医師が診断し、治療を行うことが非常に重要です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科矯正治療の専門的な知識と技術を持ち、インビザライン矯正に関しても適切な知識と経験を積んだと認定されたインビザドクターが患者さんの希望や悩みを聞いたうえで治療計画を立てていきます。 24時間webから予約を受け付けていますので、ぜひご相談ください。
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矯正歯科は慎重に選びましょう 矯正歯科は、自分に合った矯正歯科を慎重に選ぶことが大切です。 それはなぜでしょうか? ここでは、なぜ矯正歯科は慎重に選ぶべきなのか、何を基準に歯科矯正治療を受ける矯正歯科を決めたらいいのかをご紹介します。 Contents1 2 2.1 1.どんな治療をしているか2.2 2.治療をおこなう歯科医師について2.3 3.治療の説明や料金などの説明3 矯正歯科とは、矯正歯科治療を行う歯科医院のことです。 矯正歯科治療とは、歯の向きや位置を正常な位置に整えたり、顎の位置などを動かすことで、口の中の状態や口の周りの状態を整えるための治療を行います。 他の歯科とは治療方法や治療に使う器具や装置が大きく違い、治療期間も数か月から数年と長くかかります。また、その特異性から治療費用も他の歯科治療に比べると高額になります。 1.どんな治療をしているか 歯科矯正治療と一言で言っても、いろいろな治療法があり、選び方のポイントはいくつかあります。 歯科矯正治療には、それぞれの治療法に特徴があります。歯科医師は患者さんの状態を確認し、患者さんの要望を聞いたうえで治療方針を決定していきます。 しかし、矯正歯科ならどこでも全ての治療法が選択できるわけではありません。一般歯科でも矯正治療を行っている医院もありますが、行きたいと思っている歯科が興味のある治療法に対応しているのかは、しっかりと注意して確認しておきましょう。 ここでは良く使われるワイヤー矯正治療法と、マウスピース矯正治療法について説明します。 ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法では、歯にブラケットという装置を直接接着して、そこにワイヤーとゴムを装着します。ワイヤーは複数の歯にわたって繋げるように装着し、歯が動く範囲を制限します。その状態で、歯に掛けたゴムのけん引力で歯を動かしていきます。 ワイヤー矯正治療法は、歯にかかる力が強く広範囲の歯の移動が必要なケースに対応可能です。 1か月に1度くらい歯科に来院し、装置をかけなおして調整したり、歯のクリーニングなどをしながら治療を進めていきます。 しかし、歯に装着した装置は自分では取り外すことができないため、歯磨きなどがしづらく装置のある同じ場所に食べかすが詰まりやすくなるので、口の中を清潔な状態に保つのが難しくなります。また、装置に食物が引っかかって取りにくいので、歯周病や虫歯のリスクも高くなってしまいます。 また、歯にかける力が強いため治療を進めていくうちに顎や歯に痛みが出ることがあり、患者さんによっては頭痛や肩こりなどの原因になってしまうこともあります。 他にもブラケットなどの装置が口の内側の粘膜にあたって傷になってしまったり、トラブルが起きることがあります。 装置が目立ちやすく他の人からも歯科矯正治療をしているのが分かるため、目立たないように内側に装置をつける治療法もあります。しかしその場合も歯磨きなどは難しく、舌などに装置があたって傷ができやすい状態になってしまいます。 マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法は、1日のうち指示された時間のみマウスピースを装着する治療法です。 ワイヤー矯正治療法のように強い力をかけて歯を動かすわけではなく、マウスピースの装着力のみでゆっくり歯を動かします。そのためワイヤー矯正治療法ほどの広範囲の矯正治療には不向きですが、歯や顎にかかる負担は少なく治療を進めることができます。 また、装着する装置はマウスピースだけで取り外しをすることもできるので歯や口の粘膜などへの負担も少なくすみます。また、歯ブラシや食事の時には取り外すこともできるため、口の中も清潔に保つことができます。さらに、マウスピースは水洗いもできるので装置も清潔に使用することができるのです。 マウスピース矯正治療法は、1~数か月に一度のペースで歯科に来院して歯のメンテナンスを行いながら、マウスピースを交換していくことで治療を進めていきます。 マウスピースは透明な素材でできていて装着していても目立ちづらく、柔らかく触り心地の良い素材でできているので口の中を傷つけることも少ないです。仕事などの関係で見た目を気にする患者さんにも受けやすい治療法です。 マウスピースを使った最新の治療法であるインビザライン矯正は、日本を含めた世界100国以上の国で導入されていて、1500万人以上の人が利用しています。 この治療法の大きな特徴は、患者さんの口の中の情報を3Dスキャナーで取り込むことでコンピューターに患者さんの情報を取り込むことです。その情報をもとに、患者さんの要望と現在の状態から歯科医師が判断し、治療計画をたてることができます。そのため、患者さんに合わせたオーダーメイドのマウスピースを作ることができるのです。 インビザライン矯正は、コンピューターで患者さんの理想とする歯並びを確認しながら複数のマウスピースを作り、歯科医師の指示されたタイミングでマウスピースを数週間ごとに交換して治療をしていきます。そのため、患者さんも目指すゴールを見据えながら治療を受けることができます。 マウスピースは1日のうち20時間以上装着するので、歯磨きや食事などの際には取り外した状態ですることができます。また、激しいスポーツをする時など自分の好きなタイミングで取り外すことができるため、ストレスを軽減することもできます。 また、マウスピースに使われている素材も常に改良が施されているため、患者さんが装着しやすいように工夫されていて、水洗いもできるので清潔に使い続けることができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザライン矯正を導入しています。インビザライン矯正に興味のある方は、ぜひご相談ください。 2.治療をおこなう歯科医師について 矯正歯科治療を受けるうえで重要なのは、治療法や装置の問題だけではありません。 矯正歯科治療は歯科医師であれば施術することはできますが、専門的な知識や技術の差で治療結果に大きな差が出てしまいます。 そのため、矯正歯科治療を受ける歯科医院を選ぶ時には、治療を受け持つドクターが矯正歯科治療に関する学会に所属していることや専門的な知識や技術を持っているかは非常に重要なポイントになるのです。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正歯科治療に関する専門的な知識と熟練した技術を持つ歯科医師が診断と治療を担当しています。 さらにプルチーノ歯科・矯正歯科は、歯科矯正治療だけではなくインビザライン矯正の専門的な知識をもち多くの症例のインビザライン矯正を施術した経験があり熟練した臨床技術を持っていると認定されたインビザドクターが、患者さんそれぞれに合わせた治療計画を作って治療を進めていきます。 3.治療の説明や料金などの説明 矯正歯科治療はには様々な方法がありますが、患者さんの状態や希望に合わせて歯科医師が治療を進めていきます。歯並びの程度や場合によっては患者さんが希望した治療法では十分な治療成果が望めないこともあり、その場合には歯科医師が抜歯などの違う治療方法をすすめる事もあります。 また矯正歯科治療は他の歯科治療よりも高額になる事が多いので、きちんと料金に関しても説明して患者さんが納得して治療をすすめていくことが重要です。 そのため、患者さんが治療の内容で分からないことや理解できないことがあるのであれば歯科医師がしっかりと説明する必要があります。 矯正歯科治療を成功させるためには、患者さんとその治療にかかわる歯科医師やスタッフの信頼関係が大変重要です。 治療計画や治療費に関してや疑問に対して、しっかり説明してくれる歯科医師を選びましょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科医師が患者さんに合わせた治療計画についてていねいに説明いたします。24時間webで診療予約をすることができますので、ぜひご利用ください。 歯科医院はたくさんありますが、患者さんそれぞれにぴったりあった歯科医院をみつけるのはなかなか難しいことです。 しかし、矯正歯科は治療を始めると、治療内容によっては歯科を変わることも難しいことがあります。 矯正治療を最初から最後まで納得して治療を受けるためには、患者さんご自身が自分の「行きたい」と思える歯科を選ぶことが重要です。 今回の記事を参考にして、安心して通うことのできるあなたに合った矯正歯科をみつけてください。 プルチーノ歯科・矯正歯科は、治療を始める前に患者さんの治療に関する要望や悩みを聞きながら、専門的な知識を持った矯正専門歯科医が検査をして治療計画を作っていきます。
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歯科矯正治療というと、歯並びをきれいにするのが目的であるイメージが強いと思いますが、実はそれ以外の目的でもすることがあります。今回は、顎変形症の為に行う歯科矯正治療についてご紹介します。 Contents1 2 2.1 顎変形症の分類3 4 4.1 不正咬合(ふせいこうごう)5 人間の頭部は大人になると28個の骨で構成されています。子どもの頃はそれよりも細かい45個に分かれていて、成長するにつれて統合されて骨格が完成していきます。 口の周りの動きを担う顎骨は、上顎骨と下顎骨からできています。上顎骨は他の頭骨とくっついていて上下にしか動かず、左右の動きは下顎骨が動くことでおきます。硬い顎骨を動かすためには、軟骨や関節などたくさんの組織が関係しています。 さまざまな組織が関係して機能している顎は、バランスが崩れてしまうと顎に痛みが出たり、動きに異変が起きてしまいます。その一つの原因が、顎変形症です。 通常の顎の位置は、横から見ると上下の顎がほぼ平衡に見えます。100%顎のサイズがきれいにそろってなかったとしても、咬み合わせに関しても問題なく、上下の歯がかみ合うことができていることがほとんどです。しかしこの位置が著しくずれてしまったり、上顎と下顎の大きさに差があると顎変形症といわれる状態になります。 顎変形症が起こると、噛み合わせがずれて顎をうまく動かすことができなくなったり痛みがでてしまうこともあります。 顎変形症の分類 顎変形症の症例は状態に合わせて分類されています。 ①下顎前突症(かがくぜんとつしょう) 下顎前突症は、下顎が上顎よりも前に突き出して見える状態をいいます。「受け口」や「しゃくれ」などとも呼ばれ、日本人の顎変形症の中では一番多い症状です。 通常の歯の咬み合わせは下の歯に上の歯が少しかぶさるようになっています(正常咬合)が、下顎前突症の場合は反対に上の歯に下の歯がかぶさるようになること(反対咬合)があります。 ②上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう) 上顎前突症は、上顎が下顎よりも前に突き出して見える状態をいいます。 この場合、下の歯が上の歯の内側に入り込んでしまう(過蓋咬合(かがいこうごう))ことが多いため、上の歯が押されて前に突き出す様になってしまうことがあります。この状態は「出っ歯」などと呼ばれ、海外の人に比べると日本人に多く見られます。 また口を開けて笑うと上顎の歯茎(はぐき)が目立って見えてしまったり(ガミースマイル)、口を閉じようとしても自然に口が開いてしまう(開口)ことがあります。 ③小下顎症(しょうかがくしょう) 上顎に比べると下顎があまり発達せず、明らかに下顎が上顎に比べて小さい状態をいいます。この場合、横から見ると下顎が引っ込んだように見えます。 下顎が小さいと下の歯が並ぶスペースが小さいことが多いので、歯並びが悪くなってしまうことがよくあります。 ④開口症(かいこうしょう) 開口症はオープンバイトとも呼ばれ、その名の通り口が開いた状態をいいます。上下の顎は、上下の歯がうまくかみ合わされることによってうまく合わさった状態になります。この上に唇がかぶさっている状態が、見た目に口を閉じて見える状態です。 ①から③のように顎がバランスを崩してしまうと、上下の歯がうまくかみ合わなくなってしまい、口を閉じた状態を維持するのが難しくなってしまいます。 また、顎のバランスに問題はなくても、歯並びが悪かったり歯を支える歯茎の中にある歯槽骨(しそうこつ)が大きすぎてしまうなどが原因で、うまく歯がかみ合わずに口元が突き出したようになってしまい、口が開いてしまう状態を開口症といいます。 顎変形症は大きくこの4つに分かれていますが、頭部の多くの部位が密接に関係してこのような状態になります。顎変形症の診断は、複数の診療科(形成外科、口腔外科、矯正歯科など)がそれぞれの科で検査(口の中の診察、噛み合わせの検査、頭部レントゲン撮影、頭部CT撮影など)した結果を基にして、総合的な判断から顎変形症と診断されます。 では、顎変形症はどのようなことが原因で起きるのでしょうか。 顎変形症は、上下の顎骨の大きさなどのバランスがずれてしまうことが主な原因ですが、そうなってしまう要因はさまざまです。 顎の成長の仕方は家族間の遺伝や口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)などの先天性の要因も大きく関係しますが、それだけではなくいくつもの要因が関係してることが多くあります。 たとえば、乳幼児期からの指しゃぶりや哺乳瓶の使い方が影響している場合や、歯の隙間に舌を入れたりするような癖も大きく関係してきます。この場合は、指しゃびりなどの癖を早めにやめさせたりすることで顎変形症を悪化させることを防ぐことができます。 ここまでは顎変形症の状態や原因について説明してきましたが、実際に顎変形症になってしまうとどのような症状がでてきてしまうのでしょうか。 不正咬合(ふせいこうごう) 不正咬合とは、上下の歯の咬み合わせが合っていない状態をいいます。顎変形症になると多くの場合この状態になりますが、自覚症状が無い人も多くいます。噛み合わせの悪く顎に負担がかかっている状態が長く続いていると、その状態に慣れてしまい異常だと思わなくなってしまうからです。 しかし、咬み合わせ自体に異常は感じなくても、バランスが崩れていると他の体の箇所がうまく使えなくなってしまったり、痛みが出てきてしまうことがあります。 不正咬合によって起きる症状 ①摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい) 口に食べ物を入れて、噛んだりすりつぶして飲み込むまでの行動を、摂食嚥下(せっしょくえんげ)といいます。私たちはその動作を自然と行っていますが、不正咬合が起きているとこの一連の動作をうまく行うことができなくなってしまいます。咬んだりすりつぶした物を唾液と混ぜることで食塊(しょっかい)を作りそれを体内に取り込むことで栄養に変えますが、食塊がうまくできていないという事は体内の他の器官(食道や胃などの消火器)で無理やり吸収して栄養に変えることになります。結果的に、様々な器官にストレスをかけてしまい、他の病気などの原因になってしまうことがあります。 また高齢者など体力が落ちている人の場合は、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)などの原因にもなってしまいます。 ②顎関節症(がくかんせつしょう) 咬み合わせがうまくいっていない場合、無理に力を入れて噛んでしまうことがあります。その場合、無意識のうちに顎に大きな負荷がかかってしまいます。その状態が続いてしまうと、口を開けたり物を噛む時に顎の関節に痛みが出てしまったり、大きく口を開けるのが難しくなってしまうことがあります。口を開けると顎がカクカクなる感覚がある時は、症状が出ている可能性があります。 ③構音障害(こうおんしょうがい) 歯の咬み合わせがうまく合っていない場合、発音にも影響が出てしまいます。日本語の「あ」「い」「う」「え」「お」などの発音は、一つ一つ口の中で音の出し方が違います。口の中のどの部分に舌をあてるのか、息の出し方などで変わってくるのです。歯の咬み合わせがうまく合っていないと、「さ」「し」「す」「せ」「そ」などの発音が聞き取りにくくなる場合があります。 例えば子どもの時に発音がはっきりしないのは、歯の生え変わりなどで歯の間に隙間ができていることなどで起こります。 ④ドライマウス 不正咬合が起きていると、口をうまく閉じていることが難しくなります(オープンバイト)。長時間口が開いた状態が続くと、口の中が乾燥してしまいます。口の中が乾燥していると、外から入ってきた細菌やウィルスが口の中で繁殖しやすい環境になってしまい、それが体内に入りやすくなります。また、もともと口の中にいる歯周病やむし歯の原因菌も繁殖してしまい、歯周病やむし歯になるリスクも高くなってしまいます。 ⑤睡眠障害 不正咬合の場合、睡眠にも影響を与えることがあります。睡眠中は筋肉が緩みやすくなるため、不正咬合だと口が開いている状態になりやすくなります。そうなると口で呼吸をすることになる為、いびきの原因になることがあります。 また、舌の筋肉も緩んで落ちやすくなり呼吸がしづらくなるため、無呼吸症状が起きやすくなってしまいます。このようなことから無呼吸症候群になってしまうことがあり、結果的に睡眠の質の低下につながってしまいます。 近親者に顎変形症の病歴がある人がいたりする場合や先天性の発達異常(口唇口蓋裂など)などの場合は、顎変形症を早期に発見したり予測することができるため子どもの頃から治療を始める場合もあります。 顎変形症の治療は多くの場合、大きさや形・位置を修正するための外科手術が必要になります。 しかし子どもの時から予防を兼ねた治療を始める場合や軽度の顎変形症の患者さんの場合は、手術は適用せずに歯科医院で歯科矯正治療を行う場合があります。 また、治療の流れに関しては患者の状態などによって違いますが、医療施設に入院して手術をする前後に歯科矯正治療で歯並びを整えて(保定)改善する場合もあります。 また、顎変形症の治療のために受ける歯科矯正治療は医療保険の対象になります。 咬み合わせや顎の見た目などで気になる事がある場合、早い段階で矯正歯科で相談してみましょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正歯科の専門医が歯並びや噛み合わせなどの質問や相談を受け付けています。 また、プルチーノ歯科・矯正歯科はマウスピースを使った最新の歯科矯正治療法インビザライン矯正も導入しています。専門的な知識と技術を持ったインビザドクターがあなたのお口の状態やご希望をしっかり聞いて、あなたに合った矯正治療をご提案しますので、24時間いつでもwebからアクセスして受診予約をしてくださいね。
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歯科矯正治療は、他の歯科治療よりも治療時間が長くかかったり、特別な装置や器具を使うことが多いため、治療費が高額になります。 しかし、「できるだけ費用を抑えたい!」と思うのは、誰でも同じだと思います。 そういう時にはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、歯科矯正治療を受けた時に対象となる税金控除に関して解説します。 Contents1 1.1 所得控除とは2 2.1 ①歯科矯正治療の目的2.2 ②治療を受ける患者の年齢2.3 ③医療費控除の対象となる歯科矯正治療法3 3.1 治療費以外に医療費控除の対象となるもの3.2 医療費控除の金額の計算方法4 日本には、税金控除という制度があります。その中でも「医療費控除」という制度は、その1年間(1月1日~12月31日)に家族全員で支払った医療費が一定以上になった時に、確定申告で申請した金額に応じて定められた額の所得控除が受けられるという制度です。 所得控除とは 所得税や住民税は、1年間(1月1日~12月31日)にどれだけ収入があったかや家族構成などで算定されます。所得控除というのは、収入(所得)から決まった金額をひいて(控除して)、残りの金額で所得税や住民税を算定するというものです。これを税務署に申告(確定申告)することによって納税金額が少なくなり、結果的に支払金額が少なくなるということです。 しかし、医療費控除は病院で支払った料金が全て対象になるわけではありません。国税庁が定めている、医療費控除の対象と認められる歯科矯正治療に関する条件をご紹介します。 ①歯科矯正治療の目的 (1)審美的な目的 歯科矯正治療は、歯並びや顎などの見た目をきれいにするために行われることがあります。美の価値観はひとそれぞれですが、「出っ歯」や「受け口」などの外見が気になったり、将来的にそうなることが想定される場合に、歯科矯正治療をうけることで直すことができます。 (2)不正咬合の治療 不正咬合というのは、歯並びや顎の位置の問題で上下の歯の咬み合わせが上手く合っていないことをいいます。不正咬合の場合、食事をうまく咬み切ったり飲み込むことができなかったり、頭痛や顎関節症などの問題が起きてくることがあります。 歯科矯正治療は、歯の位置や向きを整えたり、顎の位置を正常の位置にしたり大きさを整える不正咬合の治療の一つとして行われています。 歯科矯正治療は、主にこの2つの目的で行われます。 しかし、医療費控除の対象になるのは(2)不正咬合の治療の場合のみです。 (1)審美的な目的で歯科矯正治療で治療を受けた場合には、必要な医療を受けたとは認められないため、医療費控除の対象にはなりません。ですが、歯並びなどに気になる箇所がある場合は、患者さん自身はあまり気になっていなくても歯科医師に不正咬合の症状があると判断して診断される場合もあります。 歯科矯正治療を検討する場合には、一度歯科医院で矯正歯科治療に詳しい歯科医師に相談することをおすすめします。 ②治療を受ける患者の年齢 歯科矯正治療は何歳からでも始めることができます。子どもの場合、遺伝や先天性の問題で将来的に不正咬合などが想定される場合には、成長段階に合わせて始めることもよくあります。 また、子どもの頃から不正咬合がある場合には、発音が難しかったり食物を上手く摂食できないなどの問題が起こることがあります。 このようなことが原因で子どものことから歯科矯正治療を受ける場合、「発達段階における子どもの成長を阻害しないための治療」と認められて、医療費控除の対象になる事があります。 ③医療費控除の対象となる歯科矯正治療法 医療費控除は①か②の為に必要な治療だと認められた場合、治療法に限らず医療控除が適用されます。 したがって、患者さんは自分に合った治療法を選ぶことができます。 歯科矯正治療は患者さんの状態などによって、矯正治療の専門知識を持った歯科医師が治療方針を決めていきます。 歯科矯正治療法にはいくつもの種類がありますが、歯の位置や向きを動かす治療法としては大きく二つの治療法があります。 ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯に直接ブラケットという装置を接着して、ブラケットにワイヤーとゴムをひっかけます。このゴムのけん引力で歯を動かし、ワイヤーによって目的の位置に歯を誘導します。1か月に1度くらい歯科医院に来院して、歯の清掃などのメンテナンスとゴムやワイヤーのかけなおしをしながら、治療を進めていきます。 この治療法は良く使われますが、ブラケットなどの装置は患者さん自身で取り外しができません。 それが原因で、歯磨きなど口の中のメンテナンスを自分でするのが難しく、歯周病やむし歯になってしまうリスクも高くなります。 また装置は金属などが使われているので、歯の中の粘膜にあたってしまうと傷になってしまうことがあります。それ以外にもゴムが引っ張る力が強すぎてしまうことなどが原因となって、痛みがでてしまうこともあります。 マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法は、シリコンなどの素材でできたマウスピースを装着して歯列矯正をしていきます。マウスピースは患者さんが自分で取り外しができ、歯科医師に指示に従い指定された時間だけマウスピースを装着します。 そのため、ワイヤー矯正治療法よりも歯ブラシなどのメンテナンスを自分でするのも簡単です。また、柔らかい素材のマウスピースを使用するので傷もできにくく、強い力がかからないので痛みが出ることも少ないのが特徴です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、マウスピース矯正治療法の中でも最新の治療法であるインビザラインシステムを導入しています。 患者さんのお口の中のデータをスキャナーでコンピューターに取り込み、患者さんの現在の状態を確認しながら、インビザライン矯正の特別な知識と技術を持ったインビザドクターが患者さんの希望をしっかり聞いて治療計画を立てていきます。 治療を始めるときからゴールとなる歯並びもコンピューター上でシミュレーションして治療計画を立てることができ、一日に20時間装着するだけでいいので食事などの時は外すこともできます。 治療費以外に医療費控除の対象となるもの 医療費控除は、治療費以外にも対象になるものがあります。 また、医療費控除の合計は一人ずつではなく世帯(家計を一つにしている複数人)ごとにまとめて計算して申告します。自分一人では医療費控除の対象金額には足りないからと捨てずに、レシートや医療費の領収書は取っておきましょう。 また、申請書類に記載した内容のレシートや領収書は参考資料として税務署から提出を求められる場合もありますので、大切に保管しておきましょう。レシートの中の一部分のみが控除対象に該当している場合は、後で分かりやすいようにラインを引いておきましょう。 1.医薬品代 病院でもらった処方箋で薬局で薬剤師から受け取った薬の他に、治療のために薬局やドラッグストアで購入した医薬品も医療費控除の対象になります。ただし、病気やケガを治したり症状を改善するために必要だと認められたものに限ります。 また、医師の診断書がある場合には寝たきりの高齢者のおむつ代なども対象となります。 2.通院費 病院や診療所、整体院などの治療を目的に移動した場合に支払った交通費も医療費控除の申請する対象になります。しかし対象になるのは電車・バスなどの公共交通機関の運賃やタクシー代などを利用した場合のみで、自家用車のガソリン代などは対象外となります。 以上のものと、1年間に支払った医療費を合計したものが医療費控除の対象となります。 医療費控除の金額の計算方法 医療費控除の対象金額がそのまま控除される金額ではなく、ここから引かれるものがあります。 医療保険以外の保険金に該当した医療費 高額医療や個人で加入している傷害保険などの保障対象となり、保険金がおりた医療費に関しては医療費控除の対象金額 10万円(または総所得金額の5パーセント) その年(1月1日から12月31日まで)の総所得金額が200万円以上の人(世帯)は10万円、200万円未満の人は総所得金額の5パーセント 以上の2つの金額を申告した金額から引いたものが医療費控除の対象金額となります。 今回は、歯科矯正治療で受ける事のできる税金控除、「医療費控除」について説明していきました。 歯科矯正治療は、不正咬合の治療だけではなく見た目をきれいにするために歯列矯正を希望される患者さんも多くいらっしゃいます。 医療費控除を申請できない場合もありますが、それでも歯科矯正治療によって歯並びやお口の周りの状態を整えることは、私たちの生活を健やかで豊かにすることに繋がります。 治療を受けるときには、治療費や医療費控除の情報に関しても丁寧に説明してくれたり、治療に関する要望に関してしっかりと相談できる歯科医院を選ぶことが重要です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、治療内容や治療費に関して患者さんとしっかりと時間をかけて話をしながら、治療を進めていきます。歯科矯正治療に興味のある方は、ぜひプルチーノ歯科・矯正歯科にご相談ください。24時間webでご予約を受け付けています。
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さまざまな理由や原因で、頭痛に悩む人が多くいますが、矯正歯科治療を受けている最中にも頭痛が起きる場合があります。 それはなぜでしょうか。 Contents1 1.1 ワイヤー矯正治療法で起こる頭痛の原因2 2.1 ①激しい運動や入浴、飲酒を避ける2.2 ②頭を冷やす2.3 ③痛み止めを飲む3 4 矯正歯科治療は、歯や顎などを正常な位置や状態に整えることで、嚙み合わせを直したり顎関節症を改善することや、見た目をきれいにするなどの理由で行われる治療です。 治療方法などは患者さんの状態や目的などによっても違いますが、むし歯治療などの他の歯科治療とは違う治療法を用います。 そのため、歯科矯正治療には他の歯科では使わない特殊な器具や装置を使ったり、治療期間も他の歯科治療に比べると長時間になることが多いです。 このようなことから、矯正歯科治療を受けている時に頭痛が起きることがあります。 ワイヤー矯正治療法で起こる頭痛の原因 ワイヤー矯正治療法は、歯に直接ブラケットという装置を歯科用接着剤で接着し、その上にワイヤーとゴムをひっかけます。歯に掛けたゴムが引き合う力を利用して歯の向きや位置を整えていきます。 歯科矯正治療の中では良く使われる治療方法で、乳歯が永久歯に生え変わる時期から矯正を始める場合や、成人してからの歯科矯正治療にも用いられます。 1.矯正器具を装着している為に起こる痛み ワイヤー矯正治療法では、口の中にブラケット、ワイヤー、ゴムという特殊な装置をつけた状態が続きます。慣れない器具が口の中に入っているので、最初のうちは唇や舌などにあたって傷になる事もよくあります。 定期的に歯科医院でメンテナンスをするのと同時に、装置をつけなおしたりゴムの力を強くしたりしていきます。このため、ゴムをつけなおしたりした直後は痛みが強いこともあります。咬み合わせも少しずつ変わっていき、食事の時にも顎などに痛みを感じる場合もあります。 頭痛はこのようなこととも関連して起きる場合もあるので、歯科矯正治療中に頭痛が起きる原因になると考えられます。 2.ストレスなどの精神的なことから起こる痛み ワイヤー矯正治療法で装着する装置は見た目にも目立ちやすく、矯正歯科治療をしていることがすぐにわかります。患者さんの中にはそのような見た目を気にしてしまい、あまり人前で口を大きく開けることができないといわれる人もいます。 また、ワイヤー矯正治療法の矯正装置は自分では取り外しができないため、自分で歯を磨いたり清潔に保つことがなかなか難しいということもあります。 このように、矯正歯科治療中はさまざまなことが原因でストレスになり頭痛が起こりやすい状態にあるといえるでしょう。 ①激しい運動や入浴、飲酒を避ける 激しい運動や入浴や飲酒などで体温があがって体全体の血流がよくなると、頭痛が起きることがあります。頭痛が起きている時には、避けた方がいいでしょう。 ②頭を冷やす 頭を冷やして血流を緩やかにすると、頭痛がおさまることがあります。安静にしたり、保冷材や氷水をビニール袋に入れた氷嚢などで痛みのある部分を抑えることで、痛みが和らぐことがあります。急激に冷やしすぎると痛みが強くなることもあるので、冷たくなりすぎないようにタオルなどで調整しながら冷やしてください。 ③痛み止めを飲む どうしても痛みが収まらなかったり、すぐに痛みを取りたい場合には痛み止め(鎮痛剤)を使うことも効果的です。 しかし、痛み止めを飲む場合には用法・容量をしっかり守って飲みましょう。間違ってしまうと体に悪影響が起きたり、効果がうまく出ないこともあります。 また体質によってアレルギー反応などが出てしまったり、他に飲んでいる薬がある場合には飲み合わせなどにも注意が必要なので、医師に薬を処方してもらうか薬局で薬剤師に相談して購入したものを飲むのをおすすめします。 頭痛や痛みの少ない歯科矯正治療法の一つとして、マウスピース矯正治療法があります。 マウスピース矯正治療法とワイヤー矯正治療法の大きな違いは、口の中に装着する装置がマウスピースのみという事です。この治療法に使うマウスピースは、透明で目立たないようになっていて、自分で取り外すこともできます。 マウスピース治療法に使うマウスピースの素材は多くの場合柔らかく、ブラケットの様な装置もついていないので、口の中を傷つけたりすることもありません。 また、ゴムで引っ張るような強い力を歯にかけないので歯に加える負担も少なく、治療中の痛みも少ないです。 マウスピースはつけたままなのではなく、医師の指示した装着時間に合わせて自分で着脱をすることができます。そのため、食事や激しいスポーツをする時にストレスを軽減したり、歯磨きなどをする時に取り外すこともできるので口の中もマウスピース自体も清潔に保つことができます。 マウスピース矯正治療法の中でも注目を集めているのが、最新の治療法であるインビザライン矯正です。 インビザライン矯正は、アメリカで作られた矯正システムで、2006年に日本の歯科医院で導入が始まりました。現在では世界100以上の国で1500万人がこの治療を受けています。 インビザライン矯正の最大の特徴は、患者さんの口から3Dスキャナーで取り込んだデータをもとに、患者さんの口に合わせたオーダーメイドのマウスピースを使う事です。 このマウスピースは、歯科医師が患者さんと相談しながらコンピューターで作った理想の歯並びを目的として、最初に工程に合わせて複数作り患者さんに渡します。そのマウスピースを歯科医師が指示したタイミングで数週間ごとに交換していくことで、治療を進めていくのです。 まず最初に完成図を確認してから、随時歯科医師が患者さんのお口の中の状態を確認しながらタイミングを指示してくれるので、安心して治療を進めることができます。 インビザライン矯正は、マウスピースを1日のうち20時間装着して治療を進めていくので、患者さん自身のタイミングで取り外して食事やスポーツを楽しんだり、歯磨きなどをすることができます。 また、インビザライン矯正に使うマウスピースは、常に改良がされていて、患者さんの負担が少ない状態で治療を進めていくことができるように考えられています。 この様なことから、インビザライン矯正は治療による痛みも少なく、見た目や衛生面での心配も少なくストレスも軽減されるために、頭痛などの痛みも少なく歯科矯正治療を進めていくことができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、大人のインビザライン矯正治療はもちろん、子どもの頃から治療を始める事のできるインビザライン・ファーストという治療法も導入しています。 また、プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科矯正治療の専門的な技術と知識だけでなくインビザライン矯正に関しても熟練した知識と技術を持っていると認定されたインビザドクターが患者さんにあった治療法を計画して治療を進めていくので、安心して治療を受けることができます。 歯科矯正治療は、治療法が特殊である事や他の歯科治療よりも治療期間が長くなることもあり、患者さんへの負担が大きくなりやすい治療です。 しかし、信頼できる歯科医師やスタッフが治療に携わることで、その痛みは軽減します。 患者さんそれぞれの悩みや希望をしっかりと聞いて、患者さん自身にあった治療法を考えてくれる歯科医院をみつけましょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、24時間webで予約を受け付けています。あなたに合った矯正歯科治療法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
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