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自分の顔を横から見た時、鼻や口元の凹凸やそのバランスが気になったことはありませんか? 歯並びは正面からみた見栄えだけではなく、横顔の形やバランスにも影響を与えます。たとえば、口元が盛り上がってみえる「口ゴボ」もその1つ。 口ゴボによって横顔に対するコンプレックスを抱く方は多く、名古屋プルチーノ歯科にも「口ゴボを矯正で治せますか?」とご相談に来られる方がいらっしゃいます。 そこで今回は、横顔のお悩み「口ゴボ」について、その原因や治療法、さらに名古屋プルチーノ歯科ではどのような治療を行なっているかなどをご紹介していきましょう。 ここをお読みの方のなかには、口ゴボという言葉を「初めて聞いた!」「聞いたことはあるけど、よく知らない」という方もいらっしゃると思います。 そこでまずは、そもそも「口ゴボ」とはどんな口元なのか、その判断基準やセルフチェック法を詳しくみていきましょう。 口ゴボ=前に”ゴボ”っと突き出している口元 「口ゴボ」は一般に、顔を横から見た時に口元が前方に突き出した状態を表しています。 ここ最近使われるようになった言葉なので、聞きなれない方も多いと思いますが、しかし実際にこのような横顔にコンプレックスを抱く方は少なくありません。 口ゴボは歯並びが原因であるものや、骨格的に問題があるものなどいくつかのタイプがあり、そのタイプによって治療法なども異なります。 ただそのなかでも、歯並びが原因の口ゴボについては矯正治療で治せる可能性が高いといえます。 『エステティックライン』で自分の横顔(口ゴボ)をチェック! テレビや映画に映る女優さんの横顔を見て、「キレイだな」と感じたことは誰しも経験があると思います。 そのキレイな横顔にも実は基準があり、矯正歯科では「エステティックライン」を基準に、横顔のバランスの評価を行うことがあります。 エステティックラインとは、顔を横から見た時に鼻と顎の先端を結んだ線のこと。口先がこの線の内側か、あるいは口先が線に少し触れるぐらいが理想的な横顔といわれています。 その反対に、口先がこのエステティックラインよりも前にきてしまうのが、いわゆる『口ゴボ』と言われる状態です。 あくまで目安の1つに過ぎませんが、このようにエステティックラインを参考にすれば、横顔のセルフチェックが行えます。 細い棒や伸ばした人差し指を、鼻と顎の先端に触れるように当てた状態で、口先の位置を確認してみましょう。 口ゴボには、次のようなリスクやデメリットがあります。 見た目のコンプレックス 口ゴボの悩みで一番多いのは、やはり見た目の問題です。 口元全体が前に突き出すと、横顔のバランスの問題だけでなく、正面から見た時に「鼻の下が長く見える」「笑った時に前歯が目立つ」などの問題も生じてしまいます。 一見して歯並びはキレイな場合でも、このような見た目の問題でコンプレックスを抱く方は少なくありません。 口が乾きやすい(虫歯・歯周病のリスク) 口ゴボが原因で唇が閉じにくい(口が閉じにくい)場合、お口が常に開いている状態が続くため口内が乾燥しやすくなります。 また、お口の乾燥気味になると唾液による洗い流し効果(クリーニング作用)もうまく働かず、口内にたまった汚れや細菌が虫歯や歯周病、口臭を引き起こしてしまいます。 では実際に、口ゴボを治したい場合にどのような治療法があるのか、原因別にみていきましょう。 「歯並び」が原因の口ゴボは矯正治療で治せる 口ゴボになる原因の中で、最も多いのが『歯並び』です。出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)、あるいは前歯が上下とも前に突き出して口ゴボになるケースがあります。 その歯並びによる口ゴボは、次の2つのタイプに分類されます。 まず1つは、歯の位置に問題があるタイプ。このタイプは上または下の前歯、あるいはその両方が本来の位置より前にあり、それが元で口ゴボになってしまいます。 このように口ゴボが歯の位置の異常で生じているケースは、矯正治療で治すことができます。 もう1つは、上顎や下顎の位置や形に問題があるタイプです。具体的には、上顎もしくは下顎(またはその両方)が正常の位置よりも前にある、あるいは顎が大きすぎるケースがこれに当てはまります。 口ゴボで骨格的な問題がある場合、それを矯正治療のみで改善するのは難しく、顎の位置や大きさを変える外科手術が必要になります。 口ボゴのその他の原因とその治療法 歯並びのほかに、口ゴボの原因で考えられるのは鼻の高さです。 先の「エステティックライン」を見るとわかるように、鼻が低いとエステティックラインの傾斜がゆるくなり、おのずと口元が前方に出た顔貌になっていまいます。 とくに日本人の場合は欧米人よりも鼻が低い傾向があるため、「日本人の場合は唇の先がラインに触れるぐらいでいい」とも言われています。 ただ、このような”鼻の高さ”に起因した口ゴボ(歯並びに問題がない)は、残念ながら歯科で治すことはできません。 このタイプの口ゴボの場合、治療の専門は美容整形領域になります。 以上でご紹介した口ゴボのうち、歯並び(歯の位置の異常)が原因となるものについては、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科でも対応しています。 では、具体的な治療の流れについて簡単にご紹介していきましょう。 カウンセリング(初回無料) 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では歯並びにお悩みの方を対象に、無料のカウンセリングを実施しています。 「口ゴボを治したいけど、自分の場合、矯正治療で治せるの?」など、なんでもお気軽にご相談ください。 精密検査 カウンセリングの内容をふまえ、治療を前向きにご検討の方には、さらに詳しい検査を行ったのち、具体的な治療計画をご提案していきます。 当院では歯列矯正の診断には欠かせない「セファログラム」をはじめ、口腔内写真や顔貌写真など多種多様な検査を実施しています。 さらに「iTero element 5D」という機器による検査では、小型カメラでスキャンした歯並びの様子を元に、治療のシミュレーションを行うことが可能です。 治療によって実際にどのように歯が動き、どんな歯並びや口元になるのかを事前に把握できるため、安心して治療にのぞむことができます。 インビザラインによる歯列矯正 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、口ゴボの原因となる歯並び(出っ歯・受け口)に対し、インビザラインによる歯列矯正を行っています。 インビザラインは、「治療中でも装置が目立たない」と人気の高いマウスピース矯正です。薄い透明のマウスピースの着脱を繰り返しながら、歯を本来の位置に戻し、美しい口元に仕上げていきます。 インビザラインは装置が目立たないこと以外にも、 ・違和感や痛みが少ない ・自分で装置が取り外せる(食事や歯磨きも今まで通り) ・通院回数が少ない などのメリットがあります。 一方で、使用するマウスピースは基本的に1日22時間以上の装着が必要です。 装着時間や交換のタイミングを守らないと、治療が長引いたり、計画通りに歯が並ばなかったりすることもあるため注意しましょう。 インビザラインとワイヤー矯正の併用も インビザライン単独では口ゴボの改善が難しいケースに対しては、ワイヤー矯正を併用した治療も行っています。 どのような治療が適しているかは個々のケースで異なりますが、詳しい内容については事前にしっかりご説明し、ご納得していただいたうえで治療をはじめていきます。 わからないこと、不安なことなどございましたら、いつでも当院スタッフまでお尋ねください。 口ゴボは歯並びの問題によって生じるケースと、骨格的な問題(顎の大きさや位置、鼻の高さなど)で生じるケースの、2つのタイプがあります。 このうち、歯並びが元となる口ゴボについては、矯正治療で改善できる可能性が高くなります。 自身の口ゴボがどちらのタイプか気になる、また、できれば治療したいとお考えの方は、一度矯正歯科医院で相談してみましょう。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科でも初回に限り、無料のカウセリングを実施しています。 「自分の口元に自信が持てない」「横顔を美しくしたい」など、何でもお気軽にご相談ください。
「受け口」は下の前歯が上の前歯よりも前方にある歯並びで、専門的には「反対咬合」や「下顎前突」と呼ばれる不正咬合に分類されます。 受け口では”顎がしゃくれて見える”といった見た目の問題が生じやすく、口元にコンプレックスを抱く方も少なくありません。 また受け口になると、食事や発音などにも支障をきたしやすくなります。 ここでは受け口を治したい場合に矯正治療でどこまで治せるのか、また名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科の受け口治療の詳細などをご紹介していきましょう。 「受け口」と一口にいっても症状の度合いはさまざまで、矯正治療で治せるケースもあれば、矯正治療だけでは治療が難しいケースもあります。 以下に詳しい内容を解説していきましょう。 「受け口」には2つのタイプがある まず「受け口」は大きく2つのタイプに分類されます。 1つは、歯の位置の異常によって生じる『歯槽(しそう)性タイプ』の受け口です。 このタイプの受け口は、奥歯の噛み合わせは正常ですが、上の前歯が正常な位置よりも後方(あるいは下の前歯が前方)にあるのが特徴です。 歯槽性タイプは受け口のなかでも比較的症状が軽度である場合が多く、矯正治療で治せる可能性が高くなります。 もう1つは、上下の顎の大きさや位置のズレによって生じる『骨格性タイプ』の受け口です。 上顎の大きさに対して下顎が大きすぎるケースや、下顎が本来の位置よりも前方に出ているケースがこれに当たります。 骨格性タイプの受け口は奥歯の噛み合わせにもズレがある(下の奥歯が前方で噛み合わう)ケースが多く、治療の難易度も高くなります。 一方でまだ発育途中にある子どもの場合は、顎の成長をコントロールすることで受け口を予防することが可能です。 したがって、もしお子さんの嚙み合わせがちょっとおかしいな?と感じたら、できるだけ早い段階で矯正歯科を受診することをおすすめいたします。 矯正治療のみで難しいケースは外科手術が必要なことも 矯正治療は装置で歯を動かしながら歯並びや噛み合わせを治していきますが、この方法で顎の位置や大きさを変えることはできません。 そのため骨格性タイプのなかでも、顎の大きさや位置のズレが大きいケースでは、矯正治療にくわえて外科的な治療が必要になります。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科においても詳しい検査の結果、矯正治療単独での治療が難しいと判断したケースについては、大学病院などの専門機関をご紹介しております。 名古屋プルチーノ歯科・矯正治療では歯槽性タイプの受け口に対し、以下のような方法で治療をおこなっていまます。 「インビザライン」による受け口矯正 名古屋プルチーノ歯科・矯正治療では主に「インビザライン」を用いた受け口矯正をおこなっています。 インビザラインはマウスピース矯正の1つで、マウスピースを1~2週間ごとに交換しながら歯並びを整えていきます。 マウスピース矯正の1番の特長は、装置が無色透明で着けても目立たず、違和感も少ないこと。 治療をしていることを周囲に気づかれにくいため、接客業や営業職など、人と接する機会の多い職業の方にも人気です。 また従来の装置(マルチブラケット)は一度装着すると治療が終るまで外すことができませんが、マウスピース矯正は患者様自身で装置の取り外しができます。 食事や歯磨きの際には外すことができるため、これまでの治療よりも日常生活における負担が少なくなります(ただし1日20時間以上の装着が必要)。 そのマウスピース矯正の中でも「インビザライン」がさらに優れているのは、治療を始める前に歯の動きや最終的な歯並びをシミュレーションできる点です。 自身の歯がこれからどのように動き、どのように変化するのかがあらかじめわかるので、安心して治療を進めることができます。 インビザラインとワイヤー矯正の併用 インビザラインのみでは治療が難しい受け口については、インビザラインとワイヤー矯正を併用した治療をおこなっています。 どのような治療法が適しているかは個々のケースによって異なるため、興味のある方はお気軽に当院にご相談ください。 受け口の原因でよく挙げられるのは遺伝(生まれつき)的な要因です。 両親や祖父母に受け口の傾向がある場合、生まれてくる子どもの受け口になる可能性があります。 ただ受け口は遺伝的な要因だけでなく、生まれた後の生活習慣やクセが原因で受け口になるケースも多くみられます。 たとえば「口呼吸」もその1つです。 口呼吸になると舌が下顎の中にとどまることが多く、これにより下の前歯は裏側から常に舌の力を受け、前方に動きやすくなります。 とくに慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎などで鼻呼吸がしづらい方は、口呼吸になりやすいため注意が必要です。 また子どもの場合は遊び感覚で下顎を前に突き出すうちに、それが日常的なクセとなってしまうことも少なくありません。 このようクセが続くと下顎の正常な成長がさまたげられ、受け口になることがあります。 見た目のコンプレックス 受け口は症状が比較的軽度なケースでも、下顎が前に突き出した”しゃくれ顔”になりやすい傾向があります。 そのため受け口では見た目のコンプレックスで悩む方が多く、気持ちが後ろ向きになるなど心理面にも影響を与えていきます。 発音がしづらい 受け口は発音にも影響を及ぼしやすく、とくに『サ行』や『タ行』が発音しにくくなるため、滑舌が悪い、舌足らずな話し方になることがあります。 見た目にくわえ話し方にもコンプレックスを抱いてしまうと、周囲とコミュニケーションがうまくとれないなど、日常生活にも支障をきたしやすくなります。 ものが嚙みにくい 受け口は上下の歯の嚙み合わせが反対なので、食べ物を前歯で噛み切れない、あるいは奥歯で噛み砕けないことが多くなります。 口は食べ物が入る最初の消化器官でもあるため、食べ物をうまく噛めないと胃腸にも負担がかかり、消化不良や慢性的な便秘の原因になることがあります。 顎の関節に負担がかかりやすい 上下の噛み合わせが正常な場合、下顎は前後左右に動かすことができます。 しかし受け口の場合は下顎が前方に固定されてしまうため、その自由度は正常な状態よりも狭くなってしまいます。 そうすると食事や会話の際に下顎の動きが制限されてしまい、結果として顎の関節や周囲の筋肉に負担がかかりやすくなるわけです。 その負担が大きくなると「顎が痛い」「口が開けにくい」といったの顎関節症を引き起こしやすくなります。 肩こりや腰痛に悩まされる 顎や噛み合わせがズレると、その周囲の筋肉のバランスにもひずみが生じていきます。 このひずみが首や肩の筋肉に過度な緊張を生じさせ、それが慢性的な肩こりや頭痛の原因になることも実は少なくありません。 また下顎の位置は体全体のバランスとも深く関係しています。 下顎の位置のズレは頭部の重心のズレにもつながり、それが目には見えないところで体の歪みを引き起こし、肩こりや腰痛の原因になることがあります。 受け口が矯正治療で治せるか否か、また治療可能な場合にどのような方法になるかについては、精密検査の結果をもとに判断していきます。 受け口の症状にお悩みの方は、ぜひ名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科までお気軽にお問い合わせください。