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「唇がうまく閉じられない」 「前歯でものが噛み切れない」 「発音しにくい音がある」 もしかしたら、これらのお悩みの原因は『オープンバイト(開咬:かいこう)』という歯並びによるものかもしれません。オープンバイトによるこのようなお悩みは、矯正治療で解決できます。 ここではオープンバイトとはどのような歯並びか、その原因や日常生活にひそむトラブル・リスクなどを解説していきます。 後半では、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科が実施するオープンバイトの治療についてもご紹介しますので、ご興味のある方はぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。 オープンバイトは奥歯を噛み合わせた時に前歯が噛みあわず、上下の前歯の間にすき間が生じている歯並びです。別名では「開咬(かいこう)」とも呼ばれます。 オープンバイトは症状が軽いケースから重度のケースまで様々あり、比較的軽度の場合は見た目が気になるほどではなく、自身もそれに気づいていないケースもあります。 原因①生まれつき・遺伝的によるもの 生まれつきの骨格の大きさや形の問題など、遺伝的な要因でオープンバイトになるケースです。 発育にともなって症状が重くなることも多く、永久歯が生えそろってからオープンバイトになるケースもみられます。 ご家族にオープンバイトの方がいる場合は遺伝的な要因で生じる可能性も高いため、子どもの時期から歯並びをチェックしておくことをおすすめします。 原因②「指しゃぶり」「爪を咬む」などのクセ 生まれつき・遺伝的な要因の次に多いのが、生まれてからのクセや習慣が原因で生じるオープンバイトです。代表的なものに「指しゃぶり」「爪を噛む」などが挙げられます。 指しゃぶりは子どもの成長過程で自然にみられる行為なので、3歳頃までは無理にやめさせる必要はありません。 ただ、4歳を過ぎても指しゃぶりを頻繁に続けると指の圧力によって上下の歯が押されてしまい、オープンバイトを生じてしまいます。 同様のメカニズムで爪を噛むクセもオープンバイトの原因になりますので、早めの改善が必要です。 原因③舌の動きや位置 舌の動きや位置も、オープンバイトを生じる原因に挙げられます。 普段あまり意識していないと思いますが、舌は食事や会話の時を除くとその先端が上アゴの前方(上前歯の裏側あたり)にくるのが正常な位置です。 しかし、舌の位置がそれよりも低く、下アゴのU字型の中にすっぽりと納まっているケースでは、舌の圧力によって下アゴが前に押し出されてしまうことがあります。 これによって生じるのが「オープンバイト」や「受け口」といった歯並びです。 また、食べ物を飲みこむ時の舌の位置や動きもオープンバイトの原因になることがあります。 具体的にいうと、食べ物を飲みこむ時に舌が前歯に触れる、あるいは前歯を押し出すようにして飲みこむケースです。 このような飲み込み方は乳児によく見られますが、成長するにつれ舌の先端が上アゴに触れるようにして飲みこむようになります。 以上のような舌の位置や動きは無意識に行われていることが多く、自身がそれに気づいていないケースも少なくありません。 このような舌の習癖でオープンバイトが生じているケースは、舌の動きを正常にする訓練(口腔筋機能療法)が必要なります。 舌の動きに問題が残ったままオープンバイトを治療しても、再発してしまう可能性があるため注意が必要です。 原因④口呼吸 呼吸をする時に鼻ではなく口で行う「口呼吸」もオープンバイトの原因になるため注意が必要です。 口呼吸が習慣化すると、唇を閉じる筋肉の働きが弱くなります。そうすると、前歯が唇の筋肉から受ける力も弱くなり、次第に前歯が前方へと傾いていきます。 これによって生じるのが「オープンバイト」や「出っ歯」などの歯並びです。 口呼吸についてはもともとのクセでそうするケースもありますが、鼻炎や蓄膿症などが原因で鼻呼吸ができない場合は、耳鼻科での治療が先に必要となります。 問題①前歯で噛めない オープンバイトになると食べ物が前歯で噛みきるのが難しくなります。 そのため、パン類やハンバーガー、麺類などは「手でちぎって食べる」「舌を使って食べる」というケースが多くみられます。 問題②唇が閉じられない 重度のオープンバイトでは、唇を閉じたくても閉じられないというケースもよくみられます。 常にお口がポカンと開いている状態なので、「いつもボンヤリしている」「何となくだらしがない」といった印象を与えてしまうことがあります。 問題③発音しづらい オープンバイトでは前歯が噛み合わない・唇が閉じないことが原因で発音にも支障をきたしやすくなります。 具体的には「サ行」や「タ行」が発音しづらかったり、自分ではきちんと発音しているつもりでも相手が聞き取りにくいと感じたりすることがあります。 問題④奥歯、顎の関節・筋肉に負担がかかる オープンバイトは奥歯でしか食べ物が噛めないため、おのずと奥歯への負担が大きくなります。 また、その負担は顎の関節や周囲の筋肉にも影響が及び、顎関節症などのトラブルが起こりやすくなります。 問題⑤むし歯・歯周病になりやすい/口臭が強い オープンバイトが原因でお口が閉じられないケースでは、口内が常に乾燥した状態になりがちです。 お口が乾くと唾液によるクリーニング作用がうまく働かないため、むし歯や歯周病、さらに口臭などお口トラブルが多くなります。 矯正治療でオープンバイト(開咬)は治せる? オープンバイト(開咬)は矯正治療で改善できます。 ただし、顎の大きさや位置など骨格的な問題で外科的な処置が必要なケースについては、専門機関(大学病院等)へご紹介する場合があります。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では初回の無料矯正相談を実施しておりますので、治療の可否について気になる方は下記の「24時間WEB予約」また「お電話」にてお申込みください。 マウスピース矯正「インビザライン」による歯列矯正 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、「インビザライン」による歯列矯正でオープンバイトを改善していきます。 インビザラインは無色透明のマウスピースの着脱を繰り返しながら、歯並びを改善する治療法です。 一般的なワイヤー矯正と比べて違和感や痛みが少なく、さらに装置は自身で取り外しが可能なため食事や歯磨きもこれまで通り行えます。 さらに、インビザラインの最大の特長は装置をつけても目立たず、周囲に気づかれにくい点です。 これまで治療中の見た目が気になって治療に踏みこめなかった方、営業職や接客業などの方でも安心して治療を受けていただけます。 「プレオルソ」による小児育成矯正 「プレオルソ」はお子様(6~11歳)の歯並び改善を目的としたマウスピース型の装置です。 プレオルソは歯を動かすのではなく、オープンバイトの原因となるクセや舌の動きを改善しながら自然な力で歯並びをキレイにしていきます。 装置は取り外し式で、日中1~2時間と就寝時に装着していただきます。通学中や食事中は外せるので、治療による負担も少ないのがメリットです。 オープンバイト(開咬)は遺伝的な要因のほか、指しゃぶりや口呼吸、舌の位置・動きによっても生じる不正咬合です。 顎の位置や形など骨格的な問題がない軽度のケースでは、マウスピース矯正「インビザライン」で気になる歯並びを改善できます。 また、お子様については「プレオルソ」による小児育成矯正でオープンバイトを予防することも可能です。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では初めての方を対象にした矯正無料カウンセリングを実施しています。 ご予約はページ下部の「24時間WEB予約」または「お電話」にて承っております。 「前歯で噛めない」「見た目が気になる」「発音しづらい」などでお悩みの方は、ぜひ当院にてお気軽のご相談ください。
「自分の歯を失ってしまったから、インプラントを検討している」 ただ、ここで盲点になるのは、そのインプラントも顎にそれを支えるだけの十分な骨が残っていないと治療が難しいという点です。 かつては、骨が足りない・少ないという理由でインプラントを断られた、というケースも少なくありませんでした。 しかし、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では「骨造成(こつぞうせい)」という治療によって、骨が少ない方でも安心してインプラント治療を受けていただけます。 「骨造成(こつぞうせい)」でインプラント治療が可能に 骨造成(こつぞうせい)は、インプラントに必要な骨の厚みや高さが足りない場合に、その部分に新しく骨を作ってあげる治療です。 具体的には、患者さんの別の部位から取り出した骨(自家骨:じかこつ)や人工的に作られた骨補てん材など補い、そこを足掛かりにして新しい骨を増やしていきます。 骨を補う方法(術式)はいくつか種類があり、どの部分に、どのぐらい骨を増やしたいかによって適切な方法を選択していきます。 誰でも骨造成は受けられる? インプラントを希望される方であれば、基本的に骨造成は受けられます。 ただ、骨造成も外科的な処置となるため、持病などにより体への負担が大きいと判断される場合は医科と相談のうえ治療の可否を決めていきます。 また、喫煙の習慣のある方の場合、術後の傷の治りが悪くなる可能性が高いことから、治療ができない場合もあるため注意が必要です。 なぜ、骨が少ないとインプラント治療は難しい? インプラントは「人工歯根」「アバットメント」「人工歯」の3つのパーツからなり、チタン製の人工歯根が骨と直接結合することで維持されます。 インプラントがブリッジや入れ歯と比べて見た目がよく噛みやすいのも、このあたりの構造が天然歯に似ているからです。 自身の歯を失う原因でもっとも多い歯周病は、歯の根っこを取りかこむ骨を溶かしていきます。歯周病が進行すると骨がどんどん溶けてしまい、やがて歯が支えられなくなって抜け落ちてしまいます。 では、その状態で抜けた部分にインプラントを入れたらどうなるか? 当然ながらそこにはインプラントを支える骨が残っていないわけですから、インプラントを入れてもグラグラしたり、抜け落ちたりするのは時間の問題です。 したがって、インプラントを長く安定させるうえでは、その部分に十分な厚みや高さの骨が必要になります。 インプラント手術を安全に進めるために インプラントを埋入する顎の骨のまわりには、血管や神経、鼻の空洞(上顎洞)など重要な組織が存在します。 骨が薄い状態のまま無理にインプラントを埋め込んでしまうと、術中にこれらの組織を傷つけてしまい、最悪のケースでは術後に後遺症が残るなどのトラブルも起こりえます。 そういうことが起こらないように、インプラント治療では事前にしっかりと検査を行い、トラブルを未然に回避することが重要です。 そのような意味において、骨造成はインプラントの長期安定にくわえ、手術を安全かつ正確に進めるうえで必要な治療といえます。 「インプラントが難しい」と言われた方でも治療ができる 骨が少ないという理由でこれまでインプラント治療ができなかった方でも、骨造成という処置をプラスすることで治療が可能になります。 インプラントが長持ちする インプラントは他の治療より費用も時間もかかります。そのインプラントが入れてから数カ月でダメになるとわかっていたら、おそらく誰もインプラントを選択しないでしょう。 骨造成の最大の目的は、せっかく費用と時間をかけて入れたインプラントが、長く安定した状態を維持できるようにすることです。 歯ぐきの形が整う 骨の厚みが少なくなると、その表面を覆う歯ぐきも痩せて貧相に見えてしまうことがあります。骨造成で骨の厚みを足してあげると歯ぐきもふっくらと盛り上がり、見た目のバランスが整います。 治療期間が長くなる 骨造成をして新しい骨ができあがるまでには処置をしてから6カ月~8カ月ほどかかります。 骨造成はインプラントを埋入する手術と同時に行う場合と、手術とは別に行う場合の2パターンがあり、とくに後者の場合は治療期間が通常よりも長くなります。 別途費用がかかる 骨造成は別途費用がかかるため、通常のインプラント治療よりも費用の総額が高くなります。 痛み・腫れが強く出ることも 歯1本分程度の狭い範囲で骨を増やすケースについては、術後の痛みや腫れもそれほど大きくありません。 しかし、広範囲に骨を増やすケースや患者さんの別の部位から骨を取り出すケースについては、術後に痛みや腫れが強く出てしまうことがあります。 痛みや腫れのピークは術後3~4日目で、1週間程度で症状は落ち着きます。 治療を受けられる歯科医院が限られる 骨造成を行うためには、治療を安全に進めるための設備を整えなければなりません。また、実際に治療を行う歯科医師にもより専門的な知識と技術が必要です。 このような条件のそろった歯科医院は限られているため、ホームページ等をよく確認のうえ、受診する歯科医院を選ぶようにしましょう。 サイナスリフト:200,000円(税抜) サイナスリフトは、上顎の奥歯のインプラント治療で骨が足りない場合に行う治療です。 鼻の両側には「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞があり、その空洞によって奥歯の骨が不足してしまうことがあります。 そのような場合に上顎洞の底を押し上げてスペースをつくり、そのスペースに骨補てん材を補って新しい骨をつくっていきます。 傷口が大きいため術後に腫れや痛みが出やすくなりますが、広範囲に骨を増やすことがでるため適応できるケースが多いのがメリットです。 ソケットリフト:50,000円(税抜) ソケットリフトはサイナスリフトと同様に、上顎の奥歯のインプラント治療で骨が足りない場合に行う治療です。 サイナスリフトが広範囲で骨を増やすのに対し、ソケットリフトは歯1本分のせまい範囲に骨を増やしたい場合に用いられます。 インプラント手術と同時に行えるため患者さんの負担は少ない一方、上顎洞の底から5mm以上の骨の高さがないと適応できません。 骨誘導再生法(GBR法):100,000円(税抜) 骨誘導再生法(GBR法)は、骨を増やしたいところにスペースをつくり、その部分に新しい骨を誘導する治療です。 骨が足りないところに骨補てん材を補ったあと、その部分を特殊な膜(メンブレン)で覆って骨が再生するのを待ちます。 骨造成はインプラントを支えるために必要な骨の厚み・高さが足りない場合に、患者さん自身の骨や骨補てん材を補い、新たな骨を作る治療です。 インプラントの周囲にしっかりと骨を増やしてあげることで、費用や時間をかけて入れたインプラントが長く良好な状態を維持できるようになります。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではCT装置などをはじめ、骨造成を安全に進めるうえで必要な設備を院内に整えております。また、患者様の顎の状態や骨の不足量などから最適な術式をご提案しています。 こちらのページ下部より24時間WEB予約も受け付けておりますので、インプラントの骨造成にご興味のある方はぜひ一度当院にご来院ください。
前歯で気になる歯並びのうち「すきっ歯」は、八重歯のようなチャームポイントにはなりづらく、見た目でお悩みの方も多いようです。 ただ、そのすきっ歯も矯正治療をはじめ、さまざまな治療法ですき間のないキレイな歯並びに変えることができます。 ここでは、すきっ歯にお悩みの方へ、その具体的な治療法や名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科での取り組みなどをご紹介していきます。 「すきっ歯」はその名前にある通り、歯と歯の間にすき間がある歯並びのこといいます。 専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」という不正咬合の1つですが、前歯の中心にすき間がある「正中離開(せいちゅうりかい)」もすきっ歯の代表例です。 生まれつきによるもの(歯が小さい・少ないなど) すきっ歯になる原因の1つは遺伝的な要因、つまり生まれつきによるものです。 具体的には、「顎の大きさに対して歯が小さい」「歯の本数が足りない」などがこれに当たります。 また、上の前歯の中心が開いてしまう正中離開は、「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」という上唇と歯ぐきをつなぐヒダの異常によって起こることがあります。 正中離開はほかにも、顎の骨の中に埋まっている「過剰歯」という余分な歯が原因となっているケースもあるので、レントゲン検査など詳しい検査が必要です。 クセや習慣によるもの(舌の癖・指しゃぶりなど) 歯並びの異常は「遺伝によるもの」と思われがちですが、生まれた後の何気ないクセや習慣が原因であることも少なくなりません。 たとえば、小さい子どもによくみられる「指しゃぶり」もあまり長く続いてしまうと、親指の力によって前歯の間が開いてすきっ歯を引き起こしてしまいます。 大人で指しゃぶりをする方はあまりいらっしゃいませんが、同じようなメカニズムでいうと「爪を噛むクセ」もすきっ歯の原因になります。 これにくわえて、「舌で前歯を押し出すクセ」も要注意です。自身ではあまり意識はしていなくても、食べ物や飲み物を飲みこむ時に無意識に舌を前歯に押しつけているケースは意外と多くみられます。 このようなクセや習慣が原因で生じたすきっ歯は、仮に治療で歯並びを治しても、再びすきっ歯に戻ってしまう可能性が高いといえます。したがって、まずはそのクセそのものを治すことが重要です。 むし歯・歯周病 むし歯になると、歯の形が変わって歯と歯の間にすき間ができてしまいます。これが仮に奥歯であっても、その状態を放置するとすき間に向かって歯が動きだし、歯並び全体に変化が生じます。 さらに歯周病も、すきっ歯を引き起こすので注意が必要です。歯周病は進行すると歯を支える骨を溶かしていきますが、骨の支えが弱まったところに噛む力が加わると、前歯が前方に傾いて出っ歯やすきっ歯になってしまいます。 見た目のコンプレックス すきっ歯の一番の悩みどころは、口元の見た目です。 前歯にすき間があるとどうしても人の視線はその部分に集まりやすいため、「人前で話すのが恥ずかしい」「口元を見られるのがイヤ」など心理的ストレスも多くなります。 食べ物がはさまりやすい 歯と歯の間にすき間があると、食事のたびに食べ物がつまる・はさまるというのが日常のストレスになります。 ひんぱんに食べ物がつまると歯ぐきを痛めたり、はさまった物が長く停滞することでむし歯や歯周病を引き起こしたりするので注意が必要です。 発音が悪くなる 歯は食べ物を噛む以外に、発音をするうえでも重要な役割を担っています。 すきっ歯の場合は、すき間から息が漏れてしまうことでサ行やタ行が「うまく発音できない」あるいは「相手が聞き取りにくい」などの問題を生じることがあります。 矯正治療(全体矯正・部分矯正) すきっ歯の治療で代表的なのは矯正治療です。一般的なワイヤー矯正のほかにも、近年は透明のマウスピースで歯並びを治すマウスピース矯正も「装置が目立たない」という理由から、人気を集めています。 治療期間が長いのがネックになりがちですが、「自分の歯を削らずに治せる」という点は長い目でみてもメリットは大きいでしょう。 また、奥歯の噛み合わせに問題がなく、前歯のわずかなすき間を治したい場合は「部分矯正」で治療できるケースもあります。部分矯正は歯並び全体を治すよりも治療期間が短く、費用も安くなります。 ダイレクトボンディング ダイレクトボンディングは、歯科用プラスチックで歯の形を修正してすき間を改善する治療です。むし歯治療などで使用するプラスチックの詰め物よりも、色調や透明感が優れる材料を使用していきます。 ダイレクトボンディングのよい所は、治療がスピーディーなこと。小さなすき間であれば、最短1日で見た目を改善できます。また、歯をほとんんど削らずにすむのもメリットです。 一方で、大きなすき間には対応できないほか、長く使用しているうちに変色や劣化が起こります。「一生もの」ではない点に注意が必要です。 ラミネートベニア ラミネートベニアは前歯の表面を少しだけ削り、そこに薄いセラミックチップを貼って歯の形を整える治療です。いわゆる「つけ爪」のような感覚で、すきっ歯を改善していきます。 それにくわえて、わずかな歯並びの乱れも修復できるほか、歯の色も好みの色にできるのがラミネートベニアのメリットです。 一方で、わずかとはいえ歯を削る必要がある、歯並びや噛み合わせによっては適応できないといったデメリットもあります。 被せ物による治療(セラミック治療) 歯を大きく削り、そこにセラミック製の被せ物を入れてすきっ歯を改善します。 矯正治療よりもスピーディーで、歯の形だけでなく位置や向きも変えられるのが利点ですが、削る量が多いため歯へのダメージは大きくなります。 マウスピース矯正「インビザライン」による治療 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、数あるマウスピース矯正の中でもっとも高い治療実績を誇る「インビザライン」で気になるすきっ歯を改善していきます。 当院では「クリンチェック」というソフトを用いて、コンピュータ上で歯の動きを事前にシミュレートしていきます。 その様子は患者様にもご覧いただきますので、治療をはじめる前に「自分の歯並びがどう変わるのか」の確認が可能です。 その診断結果にご納得していただいたうえで治療をはじめますので、安心して治療を受けていただけます。 他の治療法との併用もOK! 当院ではこのほかにも、先にご紹介した「ダイレクトボンディング」「ラミネートベニア」「セラミック治療」によるすきっ歯の治療もご提供しております。 診断の結果や患者様のご要望によっては、矯正治療との併用も可能です。 すきっ歯の治療は歯のサイズやすき間の大きさによって、適した治療法が異なります。名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では事前に詳しい検査を行い、患者様お一人おひとりに最適な治療法をご提案してまいります。 すきっ歯は見た目のコンプレックスもさることながら、「食べ物がはさまりやすい」「発音がしづらい」など普段の生活に支障をきたしてしまうケースもあります。 すきっ歯の治す方法には矯正治療のほかにも、ダイレクトボンディングやラミネートベニアによる治療もありますので、ご興味のある方はお気軽に当院までお問合せください。 くわえて、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではアウトカムシミュレーションによる無料矯正相談を行っております。 アウトカムシミレーションカメラで撮影後、5〜10分で矯正治療後の簡易シミュレーションをご覧いただけますので、ぜひ当院の無料矯正相談をご利用ください。
【名古屋で矯正治療】気になる「八重歯」 矯正治療で治すことはできる?
22.07.01
カテゴリ:インビザラインマウスピース矯正症例インプラント症例インビザラインマウスピース矯正症例インビザラインマウスピース矯正症例
日本では「八重歯」をチャームポイントの1つととらえる方も多く、近年はファッション感覚で楽しめる「つけ八重歯」も人気のようです。 一方で、八重歯は見た目の印象だけでなく、それが原因で生じるお口のトラブルに悩む人もいらっしゃいます。 そこで今回は、八重歯のメリットやデメリット、八重歯を治したい時の治療法などをご紹介していきます。 八重歯と犬歯の違い 八重歯は通常の歯並びからはみ出した歯のことで、「転位歯(てんいし)」という歯並びの異常の1つに分類されます。転位歯は唇側(頬側)や歯の裏側(舌側)にはみ出すもの、さらに本来の位置より高い(低い)ところにはみ出すものなどその種類もさまざまです。 転位歯は上の犬歯(前から3番目の歯)に多くみられることから、八重歯=犬歯と思われがちですが、これは少し誤解があります。厳密にいうと犬歯にかぎらず、通常の歯列からはみ出た歯はどれも八重歯です。 ただ一般的には、低位唇側転位の犬歯(本来の位置に届かず、さらに唇側にはみ出している犬歯)が『八重歯』と呼ばれています。 八重歯になる原因 八重歯になる大きな原因は、その歯が正しい位置に並ぶためのスペースが不足していることです。 その要因に、歯の大きさと顎の大きさがアンバランスであることや、正常よりも歯の本数が多い(過剰歯)ことなどが挙げられます。 例えるなら3人掛けのベンチに4,5人が座っている状態で、これと同じ状況が歯並びにも起こっていると考えればわかりやすいでしょう。 また、乳歯から永久歯の生え変わりが正しく行なわれない場合にも八重歯は起こりえます。 永久歯は乳歯より横幅が大きいため、乳歯がなかなか抜けない状態では永久歯の生えるスペースが狭くなり、八重歯になることがあります。 八重歯は治すべき? 八重歯のメリット・デメリット 日本では「かわいい」「おさなげ」という印象から、八重歯が芸能人やアニメのキャラクターのチャームポイントになることも多いようです。 一方で、八重歯は矯正歯科の分野においては不正咬合(悪い歯並び)の1つととらえられ、さまざまなトラブルの元になることから治療をすすめる歯科医も少なくありません。 八重歯で一番問題になるのが、歯ブラシが当てづらく、むし歯や歯周病のリスクが高くなる点です。また、「はみ出した歯が舌や唇、歯ぐきなどを傷つける」「転倒などの際にケガをしやすい」などもデメリットとなります。 さらに犬歯の場合は、八重歯によって犬歯がうまく噛めないことで奥歯に大きな負担がかかるというのもデメリットの1つです。 犬歯は顎を横にずらした時の「ガイド」としての役割があり、これにより奥歯にかかる負担を軽減します。八重歯ではこのような犬歯の機能がうまく働かないことで、奥歯や顎の動きに支障をきたす場合があります。 八重歯を治すなら矯正治療がベスト! 八重歯を正常な位置に戻す一番の方法は矯正治療です。その具体的な方法として、次の項目でご紹介する「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の2つがあります。 「はみ出た歯を抜けば問題が解決するのでは?」という疑問もありますが、犬歯の場合は奥歯や顎の動きを補佐する働きがあるため、抜くのはあまり得策ではありません。 仮に抜歯が必要な場合でも、お口全体のバランスを考えると犬歯以外の歯(小臼歯)を抜いて、犬歯を正しい位置に戻すほうがよいでしょう。 ワイヤー矯正 ワイヤー矯正は矯正治療でもっとも多く用いられる治療法です。歯の表面に「ブラケット」という小さい装置を張りつけ、そこにワイヤーを通して歯を動かします。応用範囲が広く、どのような歯並びの治療にも使用できるのがメリットです。 一方で、ワイヤー矯正は「治療中の見栄えが悪い」「装置が唇や頬に引っかかって痛い」「食べ物がはさまりやすい」などのデメリットがあります。 マウスピース矯正 マウスピース矯正は、ブラケットやワイヤーは使用せず、透明で薄いマウスピース(アライナー)を使って歯並びを治す治療法です。 歯の動きにあわせて複数枚のマウスピースを作製し、1~2週間ごとに新しいものと交換しながら理想的な歯並びに近づけていきます。 マウスピース矯正の最大の利点は、装置が目立ちにくく、治療中でも口元が人の目に触れる心配がない点です。また、装置は患者さんの手で取り外しができるので、食事や歯磨きもこれまで通り行えます。 一方で、マウスピース矯正の装置は1日20時間以上の装着が必要であり、その装着時間を守らないと治療が予定通りに進まないため注意が必要です。 また、マウスピース矯正は使用できる症例が限られるため、歯並びの状態によってはマウスピース矯正での改善が難しい場合もあります。 Q:八重歯は部分矯正でも治せる? 以下の条件を満たす場合は、部分矯正でも治せる可能性があります。 八重歯のほかに、とくに大きな問題はない 前歯のスペース不足が3mm以内 一方で、八重歯の多くは歯の大きさと顎の大きさのアンバランスを抱えており、上記の条件を満たすケースはとても少ないのが実状です。 Q:抜歯せずに八重歯は治せる? 「まったくない」というわけではありませんが、抜歯をせずに八重歯を治せるケースはそれほど多くありません。 八重歯のほとんどは、その歯が並ぶだけのスペースの不足が要因となっているため、そのスペースを作るために多くのケースで抜歯が必要となります。 「インビザライン」による八重歯の矯正治療 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、マウスピース矯正のなかでも世界的に評価の高い「インビザライン」による矯正治療をご提供しております。 インビザラインは1回の型取りで得た情報からゴールとなる歯並びをシミュレーションし、治療前に必要な枚数のマウスピースを作製していきます。 シミュレーションの様子は患者さんにもご覧いただけるため、自身の歯並びがどのように変化するのかを事前に確認することが可能です。実際の治療の内容や様子をご納得いただけたうえで、治療をはじめることができます。 ワイヤー矯正との併用も可能 八重歯のなかには、マウスピース矯正単独での治療が難しいケースも少なくありません。名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではそのようなケースに対し、ワイヤー矯正と併用した治療も行っております。 八重歯は口元のチャームポイントになる場合もありますが、お口の健康面からみると様々なトラブルの原因になることも少なくありません。 八重歯を正常な歯並びに治したい場合は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正による歯並びの改善がもっとも効果的です。 当院では矯正治療が初めての方を対象にした診療や無料相談を実施しています。八重歯のお悩みや治療法など、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科に何でもお気軽にご相談ください。
「ガミースマイル」は矯正で治せる?名古屋プルチーノ歯科が徹底解説!
22.03.30
カテゴリ:インビザラインマウスピース矯正症例インプラント症例インビザラインマウスピース矯正症例インビザラインマウスピース矯正症例インビザラインマウスピース矯正症例
自分の笑顔に自信が持てない原因のうち、歯並びに次いで多いのが、笑った時に歯ぐきが大きく見てしまう「ガミースマイル」です。 このガミースマイル、気になるから治したいけど 「どの診療科で治せるのかがわからない」 「治療するにしても、”美容整形”はちょっとハードルが高い」 という方も多いのではないでしょうか。 ガミースマイルの中には、歯科の矯正治療や外科治療で改善できるものもあります。 ここではガミースマイルの「タイプ別でみる治療法」や、名古屋プルチーノ歯科における「ガミースマイル治療の流れ」などをご案内いたします。 ガミースマイルとは”笑った時に歯ぐきが大きく見えてしまう状態”、歯科的な目安としては、笑った時に歯ぐきが3mm以上見える状態のことを示します。 有名女優さんやタレントさんにもガミースマイルは見られ、明るく個性的な印象を与える”チャームポイント”となっています。 一方で、大きく見える歯ぐきがコンプレックスで、「人前で思い切り笑えない」「口元を見られるのが恥ずかしい」という方も少なくありません。 そのような方の中には、笑った時に「つい手で口元を隠してしまう」のがクセになっている方もいらっしゃいます。 では、このような場合にガミースマイルは治せるのか?といえば、ガミースマイルは歯科の矯正治療や外科治療、さらに美容整形治療などで改善することが可能です。 ガミースマイルには原因別に4つのタイプに分類され、それぞれで治療のアプローチの方法が異なります。 その4つのタイプと具体的な治療法を、次項から詳しく解説していきましょう。 ガミースマイルはその原因により、次の4つのタイプに分類されます。 歯が小さい・短い/歯ぐきが大きい(歯や歯ぐきの大きさの問題) 歯の長さが短い、あるいは歯の面積(大きさ)に対して歯ぐきの面積が相対的に大きいと、歯よりも歯ぐきが強調されて、ガミースマイルになります。 前歯の位置が低い/前歯が前に突き出している(歯の位置の問題) 上の前歯が通常の位置よりも低い、あるいは前方に突き出している場合、正常な状態よりも歯ぐきが大きく目立ってしまい、ガミースマイルに見えることがあります。 上顎が前に突き出ている(顎の大きさ・位置の問題) 上顎が「正常よりも大きい」あるいは「前方へ出ている」など骨格的な問題があるケースでは、必然的に歯や歯ぐきが強調され、ガミースマイルを生じてしまうことがあります。 唇が上がりすぎる(唇の位置の問題) 上唇の動きをコントロールする表情筋の1つ「上唇挙筋群」が発達しているケースでは、笑う時に上唇が上がりすぎて、歯ぐきの大部分が見えてしまうことがあります。 ここでは、先の項目で挙げた「ガミースマイルのタイプ別(原因別)」でみる、具体的な治療法を解説していきましょう。 歯ぐきの外科治療(歯や歯ぐきの形や大きさに問題があるタイプ) 歯並びや顎の大きさは正常で、歯の大きさや長さに問題があるガミースマイルでは、歯科医院で行う「歯ぐきの外科治療」で症状を改善できます。 具体的には、「歯冠長延長術」あるいは「歯肉整形術」と呼ばれる方法で、歯ぐきの量(面積)を減らして、歯と歯ぐきの大きさのバランスを整えていきます。 比較的症状が軽いケースであれば、1回の手術でガミースマイルを治すことも可能です。 さらに症状によっては、歯ぐきを整える手術と同時に、上顎の骨を削って形や大きさを整える手術(骨形成術)を行う場合もあります。 矯正治療(歯並びに問題があるタイプ) 歯並び(上の前歯の位置)が原因で生じるガミースマイルは、「矯正治療」で症状を改善することが可能です。 必要に応じて、「歯ぐきの外科治療」と「矯正治療」を併用する場合もあります。 ただし、歯並びに加えて骨格的な問題(上顎の位置・大きさ)もあるケースでは、通常の矯正治療では改善が難しく、外科的矯正治療(顎の骨の手術)が必要になります。 ボトックス治療(唇の筋肉に問題があるタイプ) 上唇挙筋群(上唇の動きに関わる筋肉)が強くて上唇が上がりすぎてしまうケースでは、「ボトックス注射」を使った治療を行なう場合があります。 ボトックス注射で使用される薬剤には筋肉の力を弱める作用があり、美容整形の分野では「シワ取り」や「小顔治療」などでよく用いられます。 ガミースマイル治療では、原因となる上唇挙挙筋群を弱めて、唇が上がりにくくすることで症状を改善することが可能です。 ただし、ボトックス注射の効果は1回の注射で4~6カ月ほどですので、効果が切れたらその都度治療(注射)を繰り返し行わなければなりません。 また、ボトックス治療については、歯科医院で対応しているところはまだ少ないため、基本的には「美容整形外科」や「美容皮膚科」などでの対応となります。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、「歯や歯ぐきの形態」または「歯並び」が原因によるガミースマイルの治療に対応しています。 診療・治療の流れについて、簡単にご説明しましょう。 カウンセリング 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、初回の無料カウンセリングを実施しております。 ガミースマイルのお悩みや、どのような治療をお希望かなど、何でもお気軽にご相談ください。 診査・診断 当院には、「歯科用CT」や「セファログラム(矯正専用のレントゲン)」、高精度歯型3Dスキャン「iTero element」などの高性能検査機器を設置しています。 これらの検査機器を使って、患者様の現在の状態を詳しく把握していきます。 治療内容のご説明 検査の結果をふまえ、次項にご紹介する治療法の中から、ガミースマイルの個々の症状にピッタリな方法をご提案していきます。 矯正治療(インビザライン・ワイヤー矯正) 歯並び(出っ歯など)が原因によるガミースマイルに対しては、インビザラインによる矯正治療で歯並びの改善を行っていきます。 インビザラインは、薄くて透明なマウスピースの着脱を繰り返しながら歯を動かしていく矯正治療(マウスピース矯正)です。 インビザラインによる矯正治療には、次のような特徴があります。 ・治療中でも装置が目立ちにくい ・着けていても、違和感がほとんどない ・食事やブラッシングの際には自身で装置(マウスピース)を外すことができる なお、インビザライン単独での治療では改善が難しいと判断されるケースについては、従来のワイヤー矯正を併用した治療を行う場合もあります。 外科治療(歯肉整形術・骨形成) 歯や歯ぐきの形・大きさなどが原因によるガミースマイルに対しては、先にご紹介した ・歯冠長延長術 ・歯肉整形術 などで症状の改善を図ります。 さらに、症例によっては骨を削って形を整えたり、少し量を減らしたりする「骨形成」も行っていきます。 歯並びがとくに問題がないケースは、この外科手術のみでガミースマイルを改善することが可能です。 一方で、歯や歯ぐきだけでなく、歯並びにも問題がみられるケースについては、矯正治療と外科治療を並行して行っていきます。 口元のチャームポイントの1つである「ガミースマイル」も、人によっては”歯ぐきが目だって恥ずかしい”というコンプレックスを抱いてしまう方もいらっしゃいます。 ガミースマイルには様々なタイプがありますが、歯や歯ぐきの形態、あるいは歯並びが原因によるガミースマイルについては、矯正歯科での改善が可能です。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、ガミースマイルのお悩み解決に、インビザラインによる歯列矯正や、歯ぐきの形を整える外科手術、改善後のホワイトニングなどを行っています。 「人前で思いっきり笑いたい」「口元のコンプレックスを解消したい」という方は、ぜひ名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科に一度ご相談ください。