厚生労働省から公表された「令和4年歯科疾患実態調査」によると、現在、歯科矯正を行っている日本人の割合は約20%とされていますが、噛み合わせが悪いと認められた人の割合は全体の60%超とのことです。 つまり、矯正治療が必要であるにもかかわらず、実際、治療を受けていない方が多いことがわかります。 矯正治療を受けない(受けたくない)理由として、「見た目がよくない」、「通うのが面倒」、そして、「お金がかかる」というイメージがあるようです。 実際に、矯正治療にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。 本記事では、矯正治療にかかる費用について解説します。また、自己負担を軽減できる「医療費控除」についても解説しますので、是非ご一読ください。 Contents1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 歯列矯正に伴う費用は、大きく3つに分かれます。 ● 治療前 ● 治療中 ● 治療後 それぞれについて解説していきます。 治療前にかかる費用として、「カウンセリング料」や「検査料」が挙げられます。 「カウンセリング料」は無料~5000円程度と、歯科医院によって異なります。カウンセリング料とは、歯科医師による問診に伴う料金です。どのような悩みや不安を抱えているのか、どのような矯正治療を行うべきか、など質疑応答できる場となります。 矯正治療を行うにあたり、歯列がどのような状態なのかを確認するためのレントゲン撮影やCT撮影、虫歯チェックが「検査料」に該当します。検査料も様々で、無料のところや数万円かかる歯科医院もあるようです。 治療が始まると、「矯正装置料」や「処置・調整料」が発生します。 「矯正装置料」とは、矯正するために用いられる矯正器具の料金です。後ほど詳しく解説しますが、表側・裏側矯正で用いられる「ブラケット」や「ワイヤー」、マウスピース矯正で用いられる「マウスピース」がこれに当たります。それぞれの費用の目安については、後述します。 「処置・調整料」は受診のたびにかかる費用で、1回あたり3000円~1万円程度です。矯正装置を装着するための処置費用や、装着後、矯正する力が適切かどうかを調整する費用が該当します。調整する期間は、大体1ヶ月に一度です。 矯正して嚙み合わせが正常になっても、歯は元の場所に戻ろうとします。これを防ぐための装置が「保定装置」です。治療後はこの保定装置にかかる「保定装置料」と、「保定観察料」が発生します。 「保定装置料」は、無料~6万円ほどかかる場合もあります。保定装置の種類は、ワイヤータイプやマウスピースタイプなど、様々です。保定装置は1~3年装着する必要があります。 「保定観察料」は、保定装置の状態に問題はないか、矯正した歯列が戻っていないか、など経過観察を行うための費用です。受診のたびに、3000円前後の費用がかかります。保定装置装着当初は1ヶ月に1回の通院が必要ですが、問題なければ、半年に1回、1年に1回と通院間隔が徐々に長くなります。 矯正治療の種類によって、かかる費用は大きく変わります。 まずは、矯正治療の種類についてみていきましょう。 矯正治療は大きく「部分矯正」と「全体矯正」の2種類に分けられます。 名前の通りですが、「部分矯正」は前歯だけなど、歯列の一部を矯正する治療、「全体矯正」は歯列全体を矯正する治療です。それぞれの費用の目安は以下の通りです。 ● 部分矯正 ⇒ 10万円~100万円 ● 全体矯正 ⇒ 60万円~170万円 前歯1本のみから部分矯正が可能です。全体矯正と比較すると、費用も抑えられますし、2カ月程度と短期間で終わることも特徴と言えます。それほど痛みは伴わず、気軽に始めやすい治療です。 デメリットとしては、前歯の矯正がメインとなるため、嚙み合わせは改善しづらい点です。見た目の改善を重視するため、噛み合わせの調整は難しいです。また、見た目を綺麗にしても、歯並びが悪くなった根本原因を解決していないため、もとに戻ってしまうリスクもあります。「前歯だけ矯正したい」、「八重歯1本だけ整えたい」という方は部分矯正がおすすめです。 これに対し、奥歯を含めて嚙み合わせを改善させる場合や、歯列を全体的に動かす必要がある場合は、時間や費用がかかったとしても、全体矯正をおすすめします。 矯正方法によっても費用の相場が異なります。目安は以下の通りです。 ① 表側矯正(ワイヤー矯正) ⇒ 30万~130万円 ② 裏側矯正(ワイヤー矯正) ⇒ 40万~170万円 ③ マウスピース矯正 ⇒ 10万~100万円 ①表側矯正(ワイヤー矯正) 歯の表面に、「ブラケット」という矯正装置を取り付けてワイヤーを通し、歯を動かしたい方向に矯正する方法です。様々な症例への適応が可能である反面、目立ちやすいというデメリットがあります。最近では、目立ちにくいブラケットやワイヤーもありますので、歯科医師に相談してみましょう。 表側矯正の部分矯正は30万~60万円、全体矯正は60万~130万円です。 ②裏側矯正(ワイヤー矯正) 歯の表面ではなく、裏側にブラケットとワイヤーを装着し、矯正する方法です。裏側に装着しているため、目立ちにくいというメリットがあります。なお、裏側矯正は歯科医師や歯科技工士の高度な技術が必要なため、費用は表側矯正よりも高めです。 裏側矯正の部分矯正の相場は40万~70万円、全体矯正は100万~170万円です。 ③マウスピース矯正 マウスピース矯正は、ブラケットやワイヤーを使用せず、透明なマウスピースを装着することにより、歯列を矯正する方法です。無色透明なため、目立ちにくく、費用も比較的安価で済みます。その反面、食事の際はいちいち外さなければならない、お茶やコーヒーを飲むと、マウスピースに着色汚れがついてしまう、治療期間が延長することが多い、といったデメリットもあります。 マウスピース矯正の部分矯正は10万~40万円、全体矯正は60万~100万円です。 それぞれにメリット・デメリットがあるため、医師と相談しながら、矯正方法を決めましょう。 以上のように、歯列矯正は高額になりやすく、医療費の負担は少なくありません。 そこで活用したいのが、「医療費控除」です。 まずは、医療費控除の仕組みについて解説します。 医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までの間に支払った医療費の総額が一定額を超えた場合、所得控除を受けることができる制度です(参考:国税庁「医療費を支払ったとき(医療費控除)」)。歯科矯正は長期間に及ぶため、年をまたぐ場合は注意しましょう。 医療費控除の対象となる金額は、<生計を一にする家族全員の総支払額>のうち、<10万円>を超えた金額分です。しかし、10万円を超えた分がそのまま戻ってくるわけではなく、10万円超えた金額に所得税率をかけた金額が戻ってきます。課税所得と所得税率についてはこちらを参考にしてください→国税庁「所得税の税率」。 例えば、課税所得額500万円の場合、所得税率は20%です。仮に、医療費総支払額が40万円だったとすると、30万円が医療費控除の対象額となるため、30万円×0.2=6万円が戻ってくるという計算です。 注意すべき点は、全ての歯科治療の費用が医療費控除の対象とはならない、ということです(参考:国税庁「医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例」)。 <審美目的>の治療、すなわち、歯の見た目や美しさを求める治療は医療費控除の対象とはならず、<医療目的>の治療が対象となります。例えば、見た目をよくするために歯を白くする「ホワイトニング」は対象外ですが、虫歯や歯周病予防のために「着色を取る治療」は対象です。 歯列矯正の治療についても同様で、見た目を良くするために歯並びを整える矯正は、審美目的のため、対象外です。噛み合わせが悪く、食べ物が噛み切れない、滑舌に問題があるなどの場合は、医療目的に該当するため、対象となります。また、子供の歯科矯正治療は、成長に必要な治療とみなされるため、医療費控除の対象です。 医療費控除の対象となる治療かどうか、必ず歯科医師に確認しておきましょう。 分割払いや歯科ローンを利用した支払いであっても、医療費控除の対象となります。ローンを利用すると、領収書がない場合があるため、医療費控除を受ける時の支出を証明する書類を準備しておきましょう。ローンの契約書や信販会社の領収書を保存しておいてください。なお、分割払いやローン利用に伴う金利は対象外となりますので、注意しましょう。 また、バスや電車などを利用した際の交通費は、医療費控除の対象です。領収書がない場合がほとんどのため、公共交通機関を利用したことを忘れないようにどこかにメモしておきましょう。年齢や病状により、一人で通院することが困難な場合は、付き添いの方の交通費も対象です。 病状により、急を要する場合や公共交通機関が利用できない場合のタクシー利用料は医療費控除の対象です。車で通院した際のガソリン代は対象となりません。
矯正中や矯正後に定期検診は必要?頻度やコストもプルチーノ歯科・矯正歯科が解説! 矯正治療をするうえで「定期検診は必要なのか」「定期検診を受ける頻度はどれくらいか」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。 本記事では、矯正治療中と矯正治療後の定期検診が必要な理由をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説します。 また、矯正歯科治療の頻度やコストも紹介していくので、矯正歯科を受診する方は参考にしてください。 Contents1 2 2.1 歯の状態を確認2.2 歯の汚れを取る作業2.3 自宅での歯磨き方法を指導2.4 ワイヤー矯正の調整3 4 4.1 後戻りの有無を確認4.2 リテーナーの装着4.3 歯の衛生状況を確認5 6 6.1 プルチーノ歯科・矯正歯科の紹介6.2 プルチーノ歯科・矯正歯科へのアクセス 矯正歯科で治療をしている方は、健全な歯を維持するために定期検診が重要です。 歯列矯正の装置がついている場合、歯磨きがしづらかったり食べ残しが残ったりするため、汚れが溜まりやすい状態になります。 汚れが残ったままの状態で過ごしていると、歯周病や虫歯の原因となる恐れがあります。 歯列矯正で歯並びがよくなったとしても、口腔内が不衛生な状態になると意味がありません。 そのため、歯科・矯正歯科で定期検診を受けて、清潔な状態を保つ必要があります。 矯正歯科で治療している場合に受ける定期検診では、以下の内容をチェックします。 歯の状態を確認 歯の汚れを取る作業 自宅での歯磨き方法を指導 ワイヤー矯正の調整 それぞれの定期検診内容を詳しく紹介していきます。 歯の状態を確認 歯列矯正の治療中に受ける定期検診では、歯の状態を確認します。 歯科医院のスタッフが、歯列矯正が順調に進んでいるか、歯周病や虫歯が発生していないかなどのチェックを行います。 虫歯や歯周病を早期発見して、重症化する前に対処できれば治療にかかる時間を短縮できます。 虫歯や歯周病が重症化してしまうと、治療のために矯正装置を外さなければなりません。 歯列矯正の計画が崩れ、矯正期間が長くなる恐れもあるため、早期発見・早期治療が重要です。 そのため、歯列矯正治療中の方は、定期検診で歯の状態を確認してもらうのが大切です。 歯の汚れを取る作業 矯正歯科で治療中の定期検診では、歯の汚れを取る作業が行われます。 歯列矯正の装置により口腔内を清潔に保つのが難しくなるため、歯科・矯正歯科でクリーニングをする必要があります。 歯石やプラークと呼ばれる汚れは、虫歯や歯周病などの原因となります。 虫歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぐためにも、歯科・矯正歯科で定期検診を受けなければなりません。 具体的には、歯や矯正装置についているプラーク・歯石を除去するための「スケーリング」と呼ばれる方法が用いられます。 歯石やプラークの除去はセルフで行えないため、歯科・矯正歯科でプロに行ってもらう必要があります。 自宅での歯磨き方法を指導 歯列矯正の治療中における定期検診では、自宅での歯磨き方法の指導を行います。 矯正器具が邪魔になり、普段と同じ歯磨き方法では汚れが溜まる恐れがあります。 歯ブラシが届かない場所が多くなるため、歯列矯正装置をつけている場合の歯磨き方法を学ぶのが大切です。 通常の歯ブラシ以外にも、歯科矯正中の歯磨き用器具があるため、使い方を知っておく必要があります。 医師または歯科衛生士から適切な歯磨き方法を教えてもらい、自宅でのケアを徹底しましょう。 また、「うまく歯が磨けない」「矯正中の歯磨き用器具が使いこなせない」などの悩みを解決するサポートも行います。 歯列矯正中の歯磨きに悩んでいる方は、歯科・矯正歯科の定期検診で相談してください。 ワイヤー矯正の調整 歯列矯正には、ワイヤー矯正・マウスピース矯正の2種類があります。 マウスピース矯正では歯の状態の確認を行い、ワイヤー矯正で治療をしている方は、1ヶ月に1回の頻度でワイヤー調整を行う必要があります。 インビザラインなどのマウスピース型は、最初にすべてのマウスピースを制作しているため、後から手を加える必要がありません。 そのため、定期検診で歯の移動状況を確認したり、歯の衛生状態を確認したりする程度です。 しかし、ワイヤー矯正は、少しずつワイヤーの締め付けを強くして治療を行うため、定期検診が欠かせません。 また、ブラケットやワイヤーなどが取れてしまうと、矯正した歯が元に戻る可能性もあるため、診療時にチェックしておく必要があります。 歯列矯正中と同様に、歯列矯正の終了後も定期検診が必要になります。 「歯列矯正が終わった」と満足して、歯科・矯正歯科クリニックに通わなくなる方も多くいます。 しかし、歯列矯正後も定期検診に通い続けなければなりません。 矯正器具を外したままにしていると、歯列矯正後に歯が元の状態に戻ろうとしている「後戻り」という現象が起きるためです。 矯正により歯が移動した分の骨を溶かして、反対側に溶かした分の骨を新たに作ることを繰り返して歯列矯正が行われています。 そのため、歯列矯正の直後は歯が不安定な状態が続いており、後戻りするリスクがあります。 歯列矯正を維持するためにも、歯科・矯正歯科の定期検診に通い、後戻りのリスクを回避しましょう。 歯列矯正が終了した後の定期検診で確認する内容は、以下の通りです。 後戻りの有無を確認 リテーナーの装着 歯の衛生状況を確認 それぞれの定期検診内容と目的を詳しく紹介するので、重要性を知り定期検診に通うようにしましょう。 後戻りの有無を確認 歯列矯正が終了した後の定期検診では、矯正した歯が後戻りしていないかを確認します。 とくに歯列矯正が終了したばかりのタイミングでは、後戻りが起きやすい状態です。 後戻りは小さな変化であり、自分で確認するのは難しいため、定期検診で歯科・矯正歯科の医師に確認してもらう必要があります。 歯の後戻りが起きている場合は、後戻りを改善するための処置を行わなければなりません。 早期発見と早期対処が重要なため、定期検診に通い続ける必要があります。 リテーナーの装着 歯列矯正の終了後には、リテーナーを使って歯の位置を保定していきます。 リテーナーとは、歯列矯正後の不安定な歯を固定しておくための装置です。 マウスピース矯正やワイヤー矯正などの矯正装置とは異なり、リテーナーは歯を移動させるほどの強さはありません。 リテーナーにはマウスピース型・プレート型・ワイヤー型の3種類がありますが、歯列矯正ではなく後戻りを防ぐための補助装置です。 リテーナーは、歯列矯正の完了後1年から2年ほどの着用が推奨されています。 しかし、歯の状態や矯正前の歯並び、歯の動きやすさなどの個人差によってはリテーナーの装着期間が伸びる場合もあります。 専門的な知識が必要になるため、診療時に歯科・矯正歯科の医師などに相談してみるのがおすすめです。 歯の衛生状況を確認 歯列矯正終了後の定期検診でも、歯の衛生状況の確認を行います。 歯列矯正で歯の並びがよくなるため、歯磨きをしやすい状態になります。 しかし、以前と歯の並びが異なっているため、きれいになった歯列に合わせた歯磨きをしなければなりません。 また、歯列がきれいになったからといって、歯石などの汚れが溜まらなくなるわけではないため、定期検診が重要です。 汚れが原因で歯周病や虫歯になると、きれいな歯列が台無しになる恐れもあります。 矯正で整った歯列を台無しにしないためにも、歯科・矯正歯科クリニックで定期検診を受けるのがおすすめです。 歯列矯正における定期検診の頻度は、3ヶ月に1回ほど通うのが理想とされています。 しかし、歯の状態や歯並びなど個人差があるため、歯科・矯正歯科の院長に相談をして決めましょう。 特に歯列矯正が終了した直後は、歯の状態が不安定であるため、1ヶ月に1回など高頻度で通うのがおすすめです。 また、歯列矯正の定期検診に必要なコストは、1回あたり3,000円~5,000円ほどとされています。 マウスピース矯正・ワイヤー矯正の違いや、メンテナンスの施術種類によっても異なるため、あくまでも目安程度に考えておきましょう。 本記事では、歯列矯正の治療中・治療後における定期検診の重要性について解説しました。 矯正した歯の後戻りを防いだり、歯周病や虫歯などのトラブルを防ぐために定期検診は欠かせません。 すでに歯列矯正を受けている方は、現在通っている歯科・矯正歯科クリニックで定期検診を受けましょう。 また、これから歯列矯正を考えている方は、プルチーノ歯科・矯正歯科をご利用ください。 プルチーノ歯科・矯正歯科の紹介 プルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザラインというマウスピースを使用した歯列矯正を採用しております。 マウスピース矯正はすぐに取り外しできるため、ワイヤー型のように「歯磨きがしづらい」「食事をしづらい」などの心配がありません。 さらに、プルチーノ歯科・矯正歯科は、年間151症例以上の取り扱いが条件となる「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されています。 数多くの症例実績があるプルチーノ歯科・矯正歯科で、安心してインビザラインによる歯列矯正を体感してください。 そのほか、ワイヤー矯正や一般歯科や小児矯正も取り扱っているため、お子さんの歯列矯正と並行して治療が進められます。 歯列矯正の定期検診で虫歯を発見した場合は、院内でそのまま抜歯できる点も魅力的です。 プルチーノ歯科・矯正歯科へのアクセス […]
出っ歯を矯正する時にかかる費用とは?治療方法、期間や相場を紹介&解説
24.08.08
出っ歯を矯正したいけど、矯正歯科治療の費用も高いのでは?とイメージを持つ人は少なくありません。 今回の記事は、出っ歯を矯正するのにかかる費用や治療方法をまとめています。 さらに矯正歯科を選ぶ際に重要なポイントも参考にしていただける内容となっています。 Contents1 1.1 出っ歯の原因2 2.1 全体矯正の種類2.1.1 ワイヤー法2.1.2 マウスピース法(インビザライン)2.2 部分矯正の種類3 3.1 治療にかかる費用の内訳について3.1.1 矯正前にかかる費用3.1.2 矯正中にかかる費用3.1.3 矯正後にかかる費用4 5 5.1 虫歯になりづらくなる5.2 ドライマウスや口臭の改善もできる6 6.1 矯正歯科医の認定を持っている6.2 矯正の種類が豊富な歯科医院を選ぶ6.3 カウンセリングを行っている 出っ歯とは上の顎の前歯や骨が正常の位置よりも前に出すぎている歯並びの状態のことを一般的にさします。 上の前歯は下の歯よりも2~3mmほど前に出ていると言われていますが、4mm以上出ている不正な噛み合わせのことを、出っ歯と総称され呼ばれています。 出っ歯の原因 出っ歯の原因は主に次のように言われていますが、まだ明らかになっていないことも多いです。 ・口周りの癖:指しゃぶりや舌で前歯を押すクセがあると歯並びに影響が出てしまいます。 ・柔らかいものを食べ過ぎる:柔らかいものを食べると前側の歯を使う機会が増えるため、舌が前歯を押してしまい、出っ歯になる可能性が高くなります。 ・虫歯:乳歯が抜けるタイミングの前に歯が抜けてしまうと、空いたスペースに歯が移動してしまうことがあります。 ・口呼吸:私たちが鼻で呼吸をしているときに、通常舌は前歯側についていることが多いのですが、口呼吸をしていると舌の位置がずれてしまいその結果舌が歯を押し出してしまい歯並びに影響が出ることがあります。 遺伝により出っ歯になることについては、多くの意見があり個人差もあるため関係性については明確ではありません。 しかし、有用な意見として骨格の問題により出っ歯になりやすいのではないかとも言われています。 実際に出っ歯を治す方法は歯科治療でどの様な方法があるのか、今回はそれぞれの治療方法のメリットやデメリットも併せて紹介します。 出っ歯の矯正は大きく2つに分けることができます。ひとつは部分矯正ともう一つが全体矯正です。 全体矯正では、歯並び全体を動かして噛み合わせや見た目もきれいにする方法の事をさします。 一方で部分矯正では歯並びや噛み合わせで気になる部分の歯だけを動かす方法です。 全体矯正の種類 歯並び全体を動かす全体矯正は、歯の裏側や表側にワイヤーを通すことで歯並びをきれいに矯正するワイヤー矯正と透明なマウスピースで全体を矯正するインビザラインがあります。 それぞれ詳しく解説していきます。 ワイヤー法 ワイヤー法では、歯の表面または裏側にワイヤーを通すことで歯並びを矯正します。 表側にワイヤーを付けると、後で紹介するマウスピースを使う方法よりも速く出っ歯の治療が行えます。 しかし、前側にワイヤーを付けると、矯正していることが周囲にわかりやすくなります。 虫歯予防のため前歯を磨く際に丁寧なブラッシングが必要です。 一方、裏側にワイヤーを付けると矯正していることが目立ちにくく、前歯を後ろに引っ張りやすくなります。 ただし、デメリットとして、咀嚼や滑舌に影響が出る可能性があります。 マウスピース法(インビザライン) 透明なマウスピースを使うことで矯正を行う方法で、歯列矯正とよばれます。 ワイヤー法に比べ、矯正をしてることが周りからわからないことや、痛みや違和感が少なく虫歯になりづらいのが特徴的です。 しかし、治療期間がワイヤー法に比べ長いことや歯並びや骨格により、インビザラインを使用できない場合があります。 部分矯正の種類 部分矯正は、全体矯正と違い治療を行う範囲が狭いため治療費用が安く抑えられ、比較的簡単に行うことができるのがメリットです。 全体矯正で行う方法の部分的な治療法として施術を受ける人がたくさんいます。 しかし、噛み合わせに問題がある場合に全体矯正が必要になります。 実際に治療を受けてみたいけど治療費が高くて、治療期間も長いから心配と思っている人も多いのではないでしょうか。 出っ歯の治療における期間は部分矯正では数か月程度ですが、全体矯正では出っ歯の症状の程度によりますが2年以上かかる場合もあると言われています。 また、治療費は部分矯正の場合30万円~60万円、全体矯正の場合は60万円~130万円と言われています。 治療にかかる費用の内訳について 出っ歯治療の費用は高額であることがわかりました。実際なぜ高い治療費用になっているのか、内訳について紹介します。 治療においては、治療前にかかるお金と矯正中、そして矯正終了後のメンテナンスにかかるお金に分けられます。 矯正前にかかる費用 ・相談料 ・検査料 ・診断料 実際に出っ歯の矯正を行う前に歯科で専門医とカウンセリングしたり、歯並びの確認のためにレントゲンなど検査を行いどの治療法が適しているか決めるためにかかる料金です。 矯正中にかかる費用 ・矯正で使うワイヤーやマウスピースの使用料 ・調製料 治療法により異なりますが、治療で使う装置の費用が一番かかります。また、矯正の装置のメンテナンスや口の中の状況を確認する定期的な治療の進行の確認を行う必要もあります。 矯正後にかかる費用 ・保定装置料(リテーナー) ・メンテナンス料 矯正したら治療は終わりではありません。 歯並びがきれいになった後でも後戻りを防ぐために一定期間リテーナーという装置をつける必要があります。 一般的には、リテーナーは1日20時間以上はつけたほうが良いと言われています。さらにメンテナンスとして矯正治療後も歯並びをチェックする診察代も必要です。 出っ歯の矯正は審美的な治療のため、主に保険適応外となります。 しかし、出っ歯が気になるから治療を受けたいと考えている方のために、費用を抑える方法をいくつかご紹介します。 ・部分矯正を選択する:全体矯正を行うよりも半分の予算で行える部分矯正がおススメですが、症状によっては、部分矯正が適さない場合もあるため診察時に先生とよく相談することが大切です。 ・費用が抑えられる方法を選ぶ:ワイヤー矯正では表側矯正か裏側矯正の方法や、使用する装置の値段も安いものを選ぶこともできます。 ・医療費控除を申請する:医療費控除とは、支払いすぎた医療費を確定申告を行うことで税金の一部が帰ってくる制度です。ただし、歯並びが歯の健康や機能に悪影響を与える場合など条件が関わってきます。 出っ歯の矯正は、見た目がよくなるから矯正した方が良いのでしょうか。 矯正することによるメリットについてまとめました。 虫歯になりづらくなる 歯並びは虫歯や歯周病のリスクと大いに関係あります。 歯並びが悪いと、歯垢がたまりやすくなってしまうために虫歯や歯周病が引き起こされてしまいます。 また、出っ歯の人は口呼吸になりやすく、そのため口内環境も悪くしてしまう可能性あるとされています。 ドライマウスや口臭の改善もできる 出っ歯を治すことで、口が上手く閉じられるようになります。 そのため口腔が乾燥しなくなり唾液による自浄効果も働くことができるためドライマウスや口臭予防になります。 ここまで出っ歯治療について解説してきました。実際に治療を受ける場合に歯科選びでどの様なポイントに気を付けるべきか紹介します。 矯正歯科医の認定を持っている 日本には約10万人の歯科医師がいますが、一般的な歯科医師は虫歯や歯周病などの治療を専門としています。 矯正歯科の資格である「日本矯正歯科学会」の認定を持つ歯科医に担当してもらうことで、矯正による痛みやトラブルが発生した際にも迅速に対応してもらえ、安心です。 矯正の種類が豊富な歯科医院を選ぶ 出っ歯矯正にはさまざまな種類があります。 例えば、金属のブラケットを使った矯正は常に力がかかるため、他の矯正方法よりも治療期間が短くてすむ一方、矯正装置が目立つことや虫歯のリスクがあります。 […]
中学生の歯の矯正費用はどれくらい?中学生で矯正歯科治療を受けるメリット・デメリットも解説
24.08.07
カテゴリ:マウスピース矯正ワイヤー矯正インビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科マウスピース矯正ワイヤー矯正マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科
永久歯への生え変わりが終わる中学生のなかには「そろそろ矯正のタイミングかも」と思う人も多いでしょう。 歯の矯正のタイミングは、永久歯にすべて生え変わることや骨の成長などの身体面、そして矯正治療への通院面から、中学生の時期が適しているといわれます。 しかし、中学生の時期はさまざまな出費が重なる時期でもあり、費用が高額な矯正治療に踏み切れずにいる人もいるのではないでしょうか。 この記事では、中学生の歯の矯正費用の話を中心に、中学生で矯正治療を受けるメリット・デメリットについても解説していきます。 Contents1 1.1 ワイヤー矯正1.1.1 表側矯正1.1.2 裏側矯正1.1.3 ハーフリンガル矯正1.2 マウスピース矯正2 2.1 矯正治療費以外に費用はかかる?3 3.1 メリット3.2 デメリット4 4.1 医療費控除対象の歯科矯正は?4.2 保険診療で受けられる矯正治療はあるの?4.3 支払い方法を工夫しよう5 まずは矯正費用の前に、中学生の矯正にはどのような種類があるのかについて解説していきます。 先に矯正費用のことが知りたい人は、こちらからどうぞ。 中学生の矯正の種類 1.ワイヤー矯正 ・表側矯正 ・裏側矯正 ・ハーフリンガル矯正 2.マウスピース矯正 これらの矯正治療からさらに、歯全体を治療する全体治療と、前側の歯だけもしくは気になる歯だけを治療する部分治療に分かれます。 矯正治療にはいくつか種類があるため、どれを選べば良いか迷ってしまうと思いますが、矯正をする人の性格や生活スタイルが矯正方法に合っているかを参考に選んでいきましょう。 ワイヤー矯正 ワイヤー矯正は動かしたい歯の一つ一つに「ブラケット」と呼ばれる器具を装着し、そこにワイヤーを通す治療法です。 ワイヤーを使って、歯を動かしたい方向に適度な力を加えることで徐々に歯並びを整えていきます。 一般的に治療期間は6か月~3年といわれています。 ワイヤー矯正のメリットとデメリットはこちらです。 メリット デメリット ・さまざまな歯並びに対応できる ・細かい調整がしやすい ・矯正装置が目立ってしまう ・食事や歯磨きがしづらい ・痛みや違和感を感じやすい 矯正装置が目立ってしまうため嫌がる中学生は多いかもしれませんが、ブラケットとワイヤーの種類を変更することで悩みが解消できることもあります。 ワイヤー矯正を希望する人は、歯科医院で相談してみましょう。 ワイヤー矯正には、装着する部分によって3種類に分けられます。 ・表側矯正 ・裏側矯正 ・ハーフリンガル矯正 それぞれについて解説していきます。 表側矯正 歯の表面にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。 歯の矯正治療において一般的な治療方法で、歯の大きな移動が必要な症例などさまざまな歯並びに対応できるという強みがあります。 しかし、矯正器具が目立つため中学生では嫌がる人もいるかもしれません。 裏側矯正 歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。 表側矯正に比べて、矯正器具が目立たないのが特徴です。 しかし、矯正器具がオーダーメイドとなるため表側矯正に比べて費用が高額になることや、器具に舌がぶつかって発語がうまくできないこと、歯磨きが十分できずに虫歯の原因になるというデメリットもあります。 また、裏側矯正には高度な技術が必要なため取り扱っていない歯科医院があったり、歯並びによっては治療が受けられないこともあります。 ハーフリンガル矯正 上の歯は裏側、下の歯は表側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。 表側矯正のデメリットである矯正器具が目立つこと、裏側矯正のデメリットである舌が器具にあたって発語がしにくいこと、両方とも解消できる方法です。 費用も裏側矯正に比べると安く済みます。 マウスピース矯正 マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を使い歯を動かす矯正方法です。 ワイヤー矯正と違い周りから気づかれにくいため、周りの目を気にすることなく矯正治療が受けられるのが大きなメリットです。 1日20時間以上の装着が必要ですが、食事中に取り外しができることで食べ物が食べにくいということもありません。 歯磨きのときも取り外せるため虫歯のリスクが少なく、装着中の痛みが少ないことも嬉しいポイント。 しかし、装着時間が短かったり、歯並びの形によっては思うような矯正ができないこともあるため注意が必要です。 中学生の矯正治療費用の目安はこちら。 表側矯正 30~130万円 裏側矯正 40~170万円 ハーフリンガル矯正 35~150万円 マウスピース矯正 30~100万円 矯正治療は一般的に保険外診療となるため、同じ治療方法でも歯科医院によって治療費用は異なります。 また、それぞれの治療法で全体治療か部分治療かによっても金額に差があります。 矯正治療費以外に費用はかかる? 矯正治療の費用は、治療開始から終了まですべての金額が含まれる場合と、その都度調整代や検査代などが発生する場合に分かれます。 治療を受けるクリニックがどちらの費用を提示しているか、確認しましょう。 その都度、費用が発生する場合の目安となる金額はこちらです。 精密検査費 0~30,000円 毎月の調整費 3,000~5,000円/回 保定装置代(リテーナー) 30,000~60,000円 保定観察費用 3,000~4,000円/回 実は、矯正治療は装具を外したら終了ではなく、歯の位置を固定するために「保定期間」をとらなければいけません。 保定期間にリテーナーを装着するのですが、そのリテーナーの費用とその後の通院にも費用がかかることがあるため注意しましょう。 矯正治療を始める時期は、中学生の頃が適しているといわれますがその理由は何なのでしょうか? 中学生が矯正治療を受けるメリット・デメリットから探っていきます。 メリット 中学生が矯正治療を受けるメリット […]
歯科矯正の医療費控除はいくら戻る?計算方法をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説
24.08.06
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歯科矯正にかかる医療費控除は、いくら戻ってくるのか、どのように申請していくのかという疑問を持つ方が多いです。 しかも、申請を間違ってしてしまうと、せっかくの還付金を受け取る機会を逃してしまうこともあります。 今回ご紹介するのは、医療費控除についての計算方法や申請の手順、必要な書類等を名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が、わかりやすく解説します。 Contents1 1.1 医療費控除とは?いくら戻るのか?1.2 歯科矯正で医療費控除の対象になる条件とは?2 3 3.1 所得税率の確認方法3.2 還付金の計算例を紹介4 4.1 確定申告の提出方法4.2 医療費控除申告時に用意するもの4.3 領収書代わりに「医療費控除の明細書」を添付4.4 電子申告はマイナポータル連携がおすすめ5 5.1 WEB予約可能5.2 通いやすいイオンモール内にある そもそも歯科矯正と医療費控除とはなにかを解説していきます。 医療費控除とは?いくら戻るのか? 医療費控除とは、自分や家族が1年間に支払った医療費が10万円(総所得金額が200万円未満の場合は5%)を超える場合に適用される税制優遇措置です。 この制度を利用すると、支払った医療費の一部が所得から控除され、結果として支払う税金が少なくなります。 例を挙げると、マウスピース矯正に100万円支払った場合、約18万円の税額が軽減される可能性がありますが、この金額は所得によって異なることもあります。 それから、医療費控除の対象は、審美目的でない治療費のみであり、矯正治療も含まれます。 自宅でのケアにかかる費用や通院交通費(自動車利用を除く)も控除対象です。 家族全員の医療費を合算して申告することができ、同居していなくても経済的に支え合っていれば、その費用も含めることが可能です。 最も所得の高い家族の方が申告すると、還付額を最大化できるでしょう。 歯科矯正で医療費控除の対象になる条件とは? 以下が、歯科矯正で医療費控除の対象になる条件です。 1.年間に支払った医療費が10万円を超える場合 2.審美目的の治療ではない場合 3.子どもの矯正治療である場合 医療費控除の計算方法は、所得が「200万円以上」もしくは「200万円未満」のどちらかで 計算の方法が変わってきます。 計算方法は、次の通りです。 総所得金額が200万円以上の場合 医療費控除額=実際に支払った医療費の合計−保険金などで補填される金額−10万円 総所得金額が200万円未満の場合 医療費控除額=実際に支払った医療費の合計−保険金などで補填される金額−(総所得金額×5%) 総所得金額とは、収入から控除を差し引いた金額となります。200万円以上の総合所得金額で算出された金額が10万円を超えると医療控除を受けることができます。 計算の例をご紹介します。 【総所得が200万円以上のAさん一家の医療費控除額】 A一家 夫300万円、妻100万円で合計400万円 年間医療費80万円、その医療費を民間の保険金や健康保険などで20万円補填した場合 80万−20万−10万=50万円 A一家の医療費控除額が50万円です。 【総所得が200万円以下のB一家の医療費控除額】 B一家の総所得が180万円で、医療費が20万円、そのうち健康保険で5万円を補填した場合 総所得180万×5%=9万 20万−5万−9万=6万円 B一家の医療費控除額が6万円です。 還付金は、医療費控除額をもとに計算をします。 以下のような計算式を使い、還付金の目安を算出していきましょう。 還付される所得税の目安=医療費控除×所得税率 所得税率の確認方法 課税される所得金額 税率 控除額 1,000円~1,949,000円まで 5% 0円 1,950,000~3,299,000円まで 10% 97,500円 3,300,000~6,949,000円まで 20% 427,500円 6,950,000~8,999,000円まで 23% 636,000円 9,000,000~17,999,000円まで 33% 1,536,000円 18,000,000~39,999,000円まで 40% 2,796,000円 40,000,000円 以上 45% 4,796,000円 参照:国税庁「所得税の税率」 還付金の計算例を紹介 この表に合わせて、上記のAさん一家とBさん一家を例に還付金の計算をしてみましょう。 【A一家の還付金】 A一家の総所得額は400万円なので、税率は20%です。 50万円×20%=10% A一家は、10万円が還付金として戻ってくることになります。 【B一家の場合】 B一家の総所得は180万円となるので、税率は5%です。 6万円×5%=3,000円 B一家は、3,000円が還付金として戻ってくることになります。 医療費控除の申請方法を詳しく説明していきます。 確定申告の提出方法 確定申告の手続きは以下のいずれかの方法で行います。 申告者の住所地を担当する税務署に書類を郵送する 申告者の住所地を担当する税務署に書類を直接提出する 電子申告システム(e-tax)を使用してオンラインで申告する 医療費控除は、申告期間が終了した後でも、過去5年間分までさかのぼって申告ができます。 医療費控除申告時に用意するもの 医療費控除を申告する際に必要な書類は以下の通りです。 ・申告年に関する給与収入の源泉徴収票 ・申告年の医療費に関するレシートや領収書等 ・保険からの補償を受けた場合、その金額を示す書類 […]