~誰かに話したくなる矯正歯科の豆知識~ 古代ローマでも矯正治療はされていた!
24.10.21
カテゴリ:BLOGインビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科
矯正歯科の歴史を知っていますか? 今では当たり前に見かける矯正歯科治療ですが、いったいいつから始まったのでしょうか? 実は、矯正歯科の歴史はとても長いのです。今回は、矯正歯科の歴史をひも解いてみたいと思います。 矯正歯科とは、顎や口腔(口の中)の機能が正常に使えるようにするために、上下の顎の形や位置を調整したり歯の位置や向きを動かす治療法です。審美(見た目)的に口の周りをきれいにするために矯正治療を行うこともあります。 顎や口腔の機能に問題があると、不正咬合や顎関節症などにつながります。 また、最近では頭痛や肩こりなどの全身症状にも関係しているということがわかり、注目されています。 それ以外にも歯並びが悪いと歯磨きなどの口腔ケアが難しくなるため、むし歯や歯周病になりやすくなります。 医学的な研究によって、「むし歯や歯周病の原因菌が認知症や心臓病などの原因になる事がある」ことが近年では明らかになってきました。 これらの事から、とても重要な歯科治療の一つだといえます。 矯正歯科に関する歴史的な記録は、古代ローマ時代までさかのぼることができます。 古代ローマ帝国は、現在から2800年ほど前の紀元前800年ころから1000年にわたり栄え、イタリア半島から地中海全域を支配したとても大きな文明でした。この文明のなかで、哲学や科学・医学などが目覚ましい発展をとげました。 古代ローマの中のエトルリアという地域で、この時代のある少女の頭蓋骨が発見されました。彼女の下の歯には前歯から奥歯にかけて金属製のバンドがつけられていて、研究者や歯科医師のあいだでは「歯の矯正が目的だったのではないか」と考えられています。 この地域に住んでいたエトルリア人は、装飾品なども多く出土していることから非常に裕福で美意識が高かったと考えられていて、この金属製のバンドも歯をきれいに並べる為の装置だったと考えても不思議ではないようです。 また、同じ時代の古代ローマの遺跡から、医師が子どもたちに対して「歯が生えてきたら、正しい位置へ指で押しなさい」と伝えたという文献が残っています。今では指で歯を押して動かすことはおすすめしませんが、この時代から歯を正常な位置に戻すという考え方は医師の間ではあったという事でしょう。 その約2000年後、1728年にフランスのフォシャールが書いた「歯科外科医 あるいは歯の概論」という本の中で、「フォシャールのバンド」と呼ばれる歯並びを広げるためのリボン状の金属装置が提案されています。 この装置が、現代の歯科矯正装置の源流になっています。 その後、矯正歯科はアメリカにわたり大きな発展を遂げます。 1880年に、キングスレーによってより実用性が高く効果的な歯科矯正装置が発表されました。 また、1900年初頭にはエドワード・アングルが世界初の歯科矯正学を学ぶ学校を開校しました。アングルはさまざまな症状に合わせた治療法を提案し、効率的に歯を動かすことのできる「エッジワイズ法」を発明しました。 エッジワイズ法は、歯の表面に装置をつけてワイヤーを締めることで歯を動かすという、今でも広く使われているワイヤー矯正治療法の基礎です。現在では歯科矯正の基本理論とされています。 キングスレーとアングルは、「矯正歯科学の父」と呼ばれています。 では、日本ではいつ頃から歯科矯正治療ははじまったのでしょうか。 日本でも、1900年ごろのアメリカでの矯正歯科学の発展に注目が集まり、留学して歯科矯正学を学ぶようになっていきました。明治から大正時代、昭和初期にかけて日本でも歯科矯正が始まりましたが、当時の日本では物資を手に入れる事が難しく実験的な物にとどまっていました。 その後、第二次世界大戦後の1950年代までは、歯科矯正治療は一般的には普及していませんでした。当時の手法では矯正装置を歯に固定するのが難しく効率的に力を加えることができなかったため、想定通りの治療成果を出すのは難しかったようです。 そのなかで、1971年に、東京医科歯科大学の三浦不二夫教授によって開発された「ダイレクトボンディング法」は、たいへん画期的な技法でした。 この技法は、歯の表面にブラケットという装置を歯科用接着剤でつけてしまうことで、器具が外れにくく効率的に歯に力を加える事ができるようになりました。 ダイレクトボンディング法は、現在では日本だけでなく世界中で歯科矯正治療法の一つである「ワイヤー矯正治療法」で使われるスタンダードな技法となっています。 ワイヤー矯正治療法は、歯にブラケットを装着してワイヤーとゴムをひっかけてその引力で歯を動かしていく治療法です。今では歯の裏側に矯正器具を装着する「インダイレクトボンディング法」なども使われるようになり、歯科矯正治療方法には多くのバリエーションが増えています。 近年の歯科矯正治療法には、大きく分けるとワイヤー矯正治療法とマウスピース治療法があります。 ここまではワイヤー矯正治療法の歴史をみてきましたが、マウスピース矯正法はどのように進歩していったのでしょうか。 マウスピース矯正法は、一日のうちの一定時間にマウスピースを歯に装着することで、少しづつ歯を動かしていく歯科矯正治療法です。ワイヤー矯正治療法のよりも目立ちにくく、取り外しをすることができるのでストレスも少なく、衛生的にも快適に治療を受けることができます。 1954年にオーストラリアのレイモンド・ベッグという矯正歯科医によって、ベッグ法という治療法が提案されました。 これは、装置の強い力によって歯を動かすエッジワイズ法とは違い、継続的に歯に弱い力をかけることによって動かす方法です。これが、マウスピース矯正治療法のベースの考え方になっています。 マウスピースを使った矯正方法の歴史はそれよりも古く、1920年頃には矯正歯科医スナイダーによってプラスチックのマウスピースを使った矯正治療が行われていました。 当初は、口の中をアルジネート印象材(粘土状の物)で型を取って模型をつくり、そこからプラスチック製のマウスピースを作製していました。しかし精密な模型を作ることは難しく、なおかつマウスピースを作製するのにも非常に時間が長くかかりました。 現在、マウスピース矯正の最新システムとして注目されているインビザラインシステムは1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、世界各国で使われています。日本では、2006年から治療に導入されるようになりました。 インビザラインシステムは、開発されてから今までの20数年で研究を重ね常に進化しているシステムです。 当初は印象材を使って歯型をとった模型をコンピューターに取り込み、PCで完成図に向けての治療計画をたて、その計画にそった模型を作成し、それを基にマウスピースを作製していました。 その後、2011年ごろから口の中を直接スキャンしてデータをPCに取り込んで、それを基に3Dプリンターでマウスピースを作製することのできるシステムへと進化していきました。このシステムが開発された事により、現在ではほぼ全ての工程がデジタルで行えるようになりました。 デジタル化したことによって、模型の変形などもなく正確なデータをPCに取り込んで、患者さんの口の中を正確に再現してマウスピースを作ることができるようになりました。また、歯型を取る不快感も無いことから子どもでも簡単にマウスピースを作ることができます。 現在ではインビザラインシステムのほぼ全ての工程を歯科医院内で行うことができるようになり、患者さんが来院する回数も少なく、治療時間も短くできるようになりました。 また、患者さんと歯科医師が矯正のシミュレーションを見ながら治療計画を立てることができるので、安心して治療を受ける事の出来るシステムになっています。 これからも進化を続けていくインビザラインシステムは、マウスピース矯正の先覚者でありつつ先頭を走る存在だといえます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザラインシステムを導入しています。また、インビザラインシステムの専門的な知識や技術を持ったインビザドクター認定医が、治療を行います。 ぜひ、24時間利用できるweb予約から治療相談を予約してください。
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目的に合う歯科ををどう選ぶか 歯科医院を選ぶときに、あなたはどんな基準で探していますか? 家から近い所を探したり、診療時間がちょうどいい所を探しているのでしょうか。 同じ歯科でも、実は診療をしている内容が違うことがあるんです。 歯科医院は「歯科」という医療の科目の一つになります。歯科の中でも、口腔外科や矯正歯科のように歯科医院によっては、医院名に治療内容が歯科医院の名前についているところもあります。保険診療を行っている歯科医院には標榜(ひょうぼう)というものがあって、医院名につけることができる内容は決まっています。標榜に使うことができるのは、「歯科」「口腔外科」「小児歯科」「矯正歯科」の4つのみです。 ではむし歯治療や歯周病の為の歯石除去などをするような、一番身近ですぐに頭に浮かぶような歯科はそのうちの何ににあてはまるのでしょうか? 最近では、むし歯治療や歯周病治療などの治療を行う歯科は、「一般歯科」と呼ばれることが多くなっています。 「一般」とは辞書によると、「よく知られている」や「普通」という意味の言葉です。多くの人が歯科と聞いて思い浮かべるような診療内容を行っているので、「一般歯科」と呼ばれるようになったようです。 「一般歯科」と表示している歯科医院でも、部分矯正などの矯正治療や口腔外科治療を行う歯科も中にはありますが、あまり専門的な内容の治療はしない所が多いです。 矯正歯科治療は、口腔内(口の中)の機能を問題なく使えるように整えたり、顎関節症の治療や頭痛の改善などの目的や、歯並びなどの見た目をきれいにするために行われる歯科治療です。 治療は永久歯が生えそろう頃に始めることが多いですが、顎の大きさや乳歯の生え変わりの状況などで将来的な問題が想定される場合は、乳歯の頃から治療を始めることもあります。また、成人してからでも矯正治療を受けることもできます。 矯正歯科治療は口腔内とその周りの状態を大きく変える治療なので、それを行う歯科医師にはそれに見合う専門知識と技術が必要です。 矯正治療を専門的に行っている歯科医院では、矯正歯科治療を検討している患者さんに分かりやすいように「矯正歯科」と標榜している歯科医院がほとんどです。 矯正歯科治療は、歯科の治療科目の中でも専門性の高い科目です。また診療は健康保険の適用外である事が多いので治療費も高くなりやすく、治療時間も他の科目より長くかかります。そのため、治療を受ける歯科医院は慎重に探すことが大事です。 「矯正歯科」の看板を出している歯科医院は、矯正歯科治療に長けている歯科医がいるのだろうと思われがちですが、標榜は歯科医師免許を持っている歯科医師であれば好きなものを出すことができます。つまり、矯正歯科の知識や経験があまり多くなくても「矯正歯科」と名乗ることはできるのです。 また、矯正歯科治療と一言で言っても、目的によって様々な治療法があります。 矯正歯科というと、歯を動かしてきれいに整えるイメージが大きいと思いますが、それだけではありません。矯正歯科では、顎の大きさや位置を調整する治療もすることがあります。この場合には、ヘッドギアという大きな装置をかぶって顎の成長を促したり逆に抑制したり、歯の内側に顎を押し広げるような装置をつけたりすることもあります。この様な治療を行う場合には、顎骨が成長段階のころから観察して治療の方針を考える必要があり、将来的にどのように成長していくかなどの診断も重要です。こういったことからも、歯科矯正治療を行うには専門的なスキルを持った歯科医師が重要であることが分かります。 では、どのようにして高い専門知識と優れた技術を持った歯科医師を探せばいいのでしょうか。 まず初めに、自分がどのような目的でどんな方法の歯科矯正治療を受けたいかをしっかりと考えることが重要です。 歯を動かす矯正治療に関しても、色々な治療法があります。 以前は歯の表面に装置を接着してワイヤーとゴムをかけ、ゴムの引っ張る力で歯を動かすワイヤー治療法が主流でした。しかしこの方法では、装置を患者さん自身が取り外すことができない為、違和感が大きく口の中に傷ができてしまったり歯磨きが上手くできずにむし歯や歯周病の大きな原因になってしまうという問題点がありました。また、見た目にも矯正装置が目立ちやすいのもデメリットの一つでした。 現在ではマウスピース矯正が登場し、注目を浴びています。マウスピース矯正は、自分の歯に合わせたマウスピースを定期的に交換していき理想の歯並びに近づけていきます。マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると痛みも少なく、食事やスポーツをする時には取り外しをすることができるので無理なく治療を続けることができます。歯磨きなどの口腔ケアをするのもワイヤー矯正に比べるとしやすく、マウスピースも洗うことができるので衛生面でも安心です。 その中でも最新の矯正治療法として世界各国で利用されているのが、インビザライン矯正です。インビザライン矯正は、患者さんの口のデータを3Dスキャナーで取り込み、現在の状況から矯正が完成したイメージ図までを作ることができます。完成図を見ながら歯科医師と相談して治療計画を立てていけるので、目的に沿った適切な治療を受けることができます。 インビザライン矯正は1日のうち22時間以上マウスピースを付けて治療をします。定期的に歯科医院にメンテナンスのために通い、歯科医師の指示通りに10日から2週間ごとにマウスピースを新しいものに交換します。 インビザライン矯正は、マウスピース矯正のメリットがありながら、完成図をみながら治療をうけることができるので、無理なく治療ができて安心です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科矯正治療の熟練した知識と技術を持ち、インビザライン矯正に関しても経験を積んでいると認定されたインビザドクターが治療をおこなっています。矯正歯科をはじめるのであれば、プルチーノ歯科・矯正歯科が安心です。 では、一般歯科と矯正歯科の違いは何なのでしょうか。 一言でいうと、「専門性の違い」です。 一般歯科にはむし歯治療や歯周病治療、親知らずの抜歯や簡単な部分矯正を行う歯科もあります。しかし、困難なケースが想定される場合の抜歯や、全体を動かすような大がかりな矯正歯科治療に関しては専門の歯科に紹介をすることが多いです。 「矯正歯科」と科目名がある歯科医院に関しては、ほとんどの場合で矯正歯科治療の専門的な知識と技術を持った歯科医師が在籍しています。しかし、標榜は歯科医師であれば専門的な知識や技術が無くても表示することができます。 その時に見るべきなのが、HPなどの歯科医院の紹介のなかにある歯科医師のプロフィールです。日本矯正歯科学会やその他の学会での認定医の記載があるかで、どのような診療に精通しているかを確認することができます。 インビザライン矯正は、歯科矯正の基本的な技術に加えてインビザライン矯正の知識と経験が一定以上蓄積されたベテランの歯科医師にインビザドクターの認定を行っています。矯正歯科の中でもインビザライン矯正を行っていない歯科もあるので、インビザライン矯正に興味がある人が歯科医院を探すときには、これも重要なポイントです。 プルチーノ歯科・矯正歯科には、インビザドクターの認定を持った歯科医師が在籍しています。24時間webから予約を行っていますので、興味のある方は最新システムを使った無料相談を受けてみてください。
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たくさんある歯科医院の呼び方 街中にある歯科医院の看板に「矯正歯科」「口腔外科」「一般歯科」と書いてあるのを見たことがありますか? 色々書いてあるけど、結局はどんなことをしている歯科なのかはよくわからないこともあるかもしれません。 看板は、わたしたちに色々な情報を伝えるためのものです。 選挙の看板には選挙の立候補者の情報が書かれていて、お店の看板にはそのお店の特徴や商品について書いてあります。 歯科医院の看板には、その歯科のある場所やどんな治療を行っているかなどの情報が載っています。ですが、歯科の場合には特別な決めごとがいくつかあります。 標榜科目とは、どのような診療を行っているかの種類(科目)の情報です。医療法の中で、歯科医院は限られた内容しか広告してはいけないと定められています。これは、患者さんがたくさんの広告から自分の行きたい医院を選びやすくするための法律です。 例えば、同じ治療内容でも「う蝕治療」と「むし歯治療」では、違う内容に思えてしまいます。 標榜科目として認められているのは 歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科 の4つのみです。 「〇〇歯科」や「△△矯正歯科」などは、標榜に適した歯科医院の名前であるという事です。 歯科医院の名前だけではなく、どのような治療を行っているかという案内でも標榜は使われています。標榜は一つではなく「小児矯正歯科」のように4つの中で合わせて使うこともできます。 「歯科」という標榜について 「歯科」は、歯科医療機関であればどのような治療を行っている歯科医院でも当てはまります。最近では「一般歯科治療」と治療内容を説明してある歯科医院もあります。むし歯治療や歯周病治療など、広く診療しているところが多く、一般歯科とだけ書いてある歯科医院では専門的な治療をしている所は少ないようです。 「歯が痛くなったので、治療をしてほしい」「歯石を取ってほしい」などの時は、「歯科」という標榜の歯科医院にいかれて問題ありません。 「口腔外科」という標榜について 「口腔外科」とは、口腔(口のなか)や顎、顔面などの疾患を扱う歯科の事です。一般歯科では難しい親知らずの抜歯を行ったり、腫瘍の摘出手術を行ったりします。大学病院などの診療科の一つとしてある事が多いですが、歯科医院でも口腔外科を標榜している歯科医院はあります。歯科医院の場合は、抜歯やインプラント治療などを行っている所が多いです。 設備もスタッフも、口腔外科に特化した専門的な歯科医院です。 「小児歯科」という標榜について 「小児歯科」では、その字のごとく小児(子ども)を対象とした診療を行っています。以前は「むし歯ができてから歯医者に行く」というイメージが強く、子どもにとって歯科は少し怖いイメージを持たれることが多かったと思います。しかし今は「むし歯にならないように歯医者に行く」という考え方が浸透しているため、子どもの頃からむし歯予防をする事がスタンダードになってきています。 小児歯科は、生まれて初めて歯科医院にきた子どもさんでも緊張せずに処置を受けることができるように、色々と配慮がしてあります。例えば診療室の壁に子どもの好きな動物の絵が書いてあったり、子どもが好きなアニメをモニターで映しながら治療をする歯科医院もあります。 歯科のファーストステップとしては、親も子も安心して通うことができます。ただ、小児歯科の場合は大人の診療は行っていない場合もあります。ご家族で同じ歯科に通いたいと思われる方は、歯科医院に確認してみてください。 「矯正歯科」という標榜について 「矯正歯科」は、歯並びや噛み合わせを改善するための治療を行います。歯や顎骨に矯正器具をつけて位置を動かします。 矯正歯科治療は専門性の高い治療をおこなうため、高度な専門知識と熟練した技術が必要です。他の歯科治療に比べると費用も高く、治療期間も長くかかります。 しかし歯科医院が標榜するには特別な資格などは必要なく、どのような歯科医院でも標榜することができます。矯正歯科治療を受ける歯科医院を受けるときには、歯科医院のHPなどを確認して矯正歯科の十分なスキルを持った専門医がいる事を確認してから決めましょう。 標榜での治療科目の違いは説明しましたが、「歯科」と「矯正歯科」は具体的には何が違うのでしょうか。 「歯科」では、主にむし歯治療や歯周病治療などを行います。具体的にはむし歯を削って被せものを装着したり歯を抜いたり、歯周病治療のために歯石の除去や歯ブラシ指導を行います。 また、簡単な外科治療やインプラント治療などを行ったり、部分的な矯正歯科治療を行う歯科医院もあります。 しかし、標榜に「歯科」としか表記がない場合は難しい外科処置や、歯を大きく動かすような矯正歯科治療はしないことがほとんどです。専門的な知識や技術がある歯科医院は、医院の特徴として「口腔外科」や「矯正歯科」を表記していることが多いからです。 「矯正歯科」では矯正歯科治療を主にした治療をおこないますので、ほとんどの医院で矯正歯科治療に関しての技術や専門的な知識を持った専門医がいます。ただし、標榜を見ただけではどれほどの専門的な知識や技術を持っていたり、どんな矯正歯科治療を得意としているかまでは分かりません。 歯科医院のHPなどをみてどのような治療を行っているのかや歯科医師の経歴などを確認しておきましょう。 先ほどお話ししたように、「歯科」ではむし歯治療などを主に行っていて「矯正歯科」では矯正歯科治療を主に行っています。 では、「矯正歯科」ではむし歯治療や歯を抜いたりはしないのでしょうか。これは歯科医院によっては異なりますが、矯正歯科の中には矯正歯科治療以外は行っていない医院もあります。 矯正歯科治療は歯に器具を装着したりする場合もあり、歯ブラシがうまくできずにむし歯になるリスクが高くなります。それに、矯正治療中はお口の中の状況が大きく変化していくこともあって、むし歯になってしまうこともあります。 また、矯正歯科治療の内容によっては抜歯をしなければならない場合もあります。 こういった場合は、通っている矯正歯科とは別に「歯科」に通う必要があります。 矯正歯科治療のみを行っている歯科医院は専門性が高く難しい矯正歯科治療などにも対応している場合が多いですが、このようにいくつもの歯科医院に通わなければいけない場合もある事を理解しておくことも重要です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科医院の名前にもあるように「歯科」も「矯正歯科」もどちらも標榜しています。 むし歯や歯周病治療のみで通うこともできますし、もしも矯正歯科治療の途中でむし歯になったとしてもプルチーノ歯科・矯正歯科であれば安心してむし歯治療を受けることができます。 矯正歯科治療に関しても最新治療を取り入れていて、むし歯や歯周病になるリスクが低いマウスピースを使ったインビザライン矯正を受けることもできます。また、子どものためのインビザライン矯正「インビザライン・ファースト」も導入しており、子どもの矯正治療や歯科治療にも対応しています。 ご家族みなさんで「歯科」としても、「矯正歯科」としても通っていただくことができます。
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矯正歯科について 矯正とは、国語辞書によると「欠点・悪い慣習などを正常な状態に直すこと。」という意味になっています。つまり、気になる所や良くないもの、悪い癖などを問題のない状態に整えるという意味です。 矯正歯科は、字のごとく「矯正をする」事を専門とする歯科のことです。 では、歯科の「矯正」とは具体的にはどのようなことをするのでしょうか。 矯正歯科の主な目的は、「口の中やその周りを、問題のない状態にすること」です。 たとえば、歯並びをキレイに直すことで、見た目や噛み合わせなどを問題のない(気にならない)状態にするのも、その一つです。それ以外にも、顎の位置や大きさを整えることで、正常な状態に戻したりもします。 問題がある歯や口の周りの状態とは では、どのような状態だと「問題がある」と言えるのでしょうか。 以上の10項目に該当することがあれば、「問題のある状態」といえます。 このセルフチェックに該当するような状態だと、 食事を上手く咬み切ったり飲み込むことができない 口を上手く閉じておくことができず、いびきや鼻呼吸の原因になってしまう 歯ぎしりや顎の痛みなどが起きてしまう などの症状が起きてしまう可能性があります。 しかし、これはセルフチェックの一例です。 自分では判断できない場合やこれ以外にも気になる事がある場合は、歯科医院で相談してみましょう。 ↓こちらの記事も要チェック!↓ 他の歯科治療と何が違うの? 歯科治療は、口腔外科や小児歯科や障がい者歯科、歯周病や歯内療法など、たくさんの専門分野に分かれています。 歯科医院の看板を見ると、たくさん書かれている事もあるといいます。 あれは「標榜(ひょうぼう)」といい、その医院に在籍する歯科医師が行うことのできる歯科治療のことです。 現在の日本の歯科医師法では、歯科医師はどの分野の歯科治療でも自由におこなうことが認められています。 したがって、その歯科分野の専門知識や技術、経験が乏しくてもすべての治療内容を標榜することができるのです。 しかし実際は、それぞれの分野での専門知識、技術、経験は非常に重要なものであり、軽視することはできないものです。 このような状況の中で、患者さんとの間で治療内容などでトラブルが起きてしまうケースも残念ながら少なからずあります。 矯正歯科治療は、専門性が非常に高い医療です。歯科大学を卒業し歯科医師免許を取得した後で、またさらに矯正歯科治療を専門として修練を積んだ歯科医師が行うことで、高い効果と結果を得る事ができます。 正確な治療を行うためには、精密な検査を行ったり、特殊な機器を使います。そのため治療を行う医師だけではなく、専門的な機器やそれを扱うために専門的な技術を持ったスタッフの配備や教育体制も重要な要素となります。 このように、矯正歯科治療には、専門的な知識や技術が必要なため、それらを習得している歯科医師には認定制度があります。 それは、どんなものなのでしょうか。 矯正歯科治療は、歯科医師免許を持っている歯科医師であれば行うことができます。 しかし、専門的な知識を持った歯科医師に治療を行ってもらうことで、治療の成功率を上げることができます。 認定医・・・5年以上の矯正歯科の学識、技術および臨床経験を有している。 指導医・・・12年以上の研究や教育、および臨床経験を有している。 臨床指導医・・・さらに高度な学識や技術はもとより、豊富な臨床経験等を有している。 以上の様に、矯正歯科治療に従事した臨床経験の期間や、知識や技術をもとに認定が行われています。 日本で矯正歯科治療を行っている歯科医師約35,000人のうち、日本矯正歯科学会の認定医は3,400人ほどで全体の10%以下、臨床指導医になると全体の約1%ほどと、きわめて少数の歯科医師が持つ資格となっています。 ↓認定医の説明はこちらにもあります↓ 矯正治療と一言で言っても、目的によって方法は大きく違います。 歯並びを治すだけなのか、顎の位置を動かすのか、などで使用する器具は全く違います。 また、同じ歯並びを治す治療の中でも、様々な種類があります。 以前は歯に特殊な器具を接着し、そのフックにワイヤーとゴムで力を加える事で歯を動かす治療が主流でした。 この方法だと、自分で取り外しはできず治療が終了するまで器具は装着したままになります。 しかし、今は歯に器具を装着するのではなく、1日に決まった時間だけマウスピースを装着することによって歯を動かす治療法が確立されています。 その中でも最も注目されているのが、インビザライン矯正という治療法です。 インビザライン矯正は、まず初めに3Dスキャナーで目標となる歯並びなどの完成図を確認し、それに向けて治療を始める事ができるのでゴールも分かりやすく安心して治療を受ける事ができます。また、その完成図を基にマウスピースを作成するので、患者さん個人に合わせたマウスピースを用いる事ができるのです。 インビザライン矯正は、目立つ器具を装着する必要もなく、家の中で行うことができるので、治療中の見た目も気にする必要がありません。 そして、矯正歯科治療中に最も重要なのが治療中の歯や口の中のメンテナンスです。矯正器具を装着していると、どうしても歯磨きなどでは十分に口の中を保つのは難しく、歯周病やむし歯になってしまうことが多くあります。しかし、インビザライン矯正ではマウスピースを外せば問題なく口腔ケアをすることができるのです。 このように多くの利点を持つインビザライン矯正ですが、この治療法においても矯正歯科治療に関する専門知識は必須のものです。コンピューターの力を借りた最新のテクノロジーですが、そこにこそ歯科医師の専門的な知識や技術、そして積み重ねられた経験が重要になるのです。 またインビザライン矯正は特殊な知識と技術が求められるため、インビザライン矯正の経験の少ない矯正専門医では効果的な治療結果を得ることは難しいと言われています。 その為、インビザライン矯正を検討中の方や治療を受ける病院選びに悩まれている方が、安心して治療を受ける事ができるように、「インビザドクター」を認定しています。インビザドクターは、インビザライン矯正治療の経験が50症例以上のドクターのみを認定しています。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザライン矯正認定医(インビザドクター)が患者さんそれぞれの状態に合わせた治療プランをつくり、治療を行います。24時間いつでもwebから予約ができますので、気になる方はぜひ治療相談を受けてみてくださいね。 ↓インビザライン矯正についてはこちらから↓ 歯科治療には多くの治療分野があり、それぞれに高度な技術・知識・経験が重要であるとお話してきました。 歯科治療はどんな治療でも歯科医師の技量が重要ではありますが、その中でも専門性の高い矯正歯科治療においては特に重要視することです。 また、それ以外にも治療に関したインフォームドコンセント(事前説明)で、治療期間や治療費、その間のメンテナンス方法や治療を行うにあたってのメリット・デメリットに関しての説明をしっかりしてもらえるかなど、重要な点は多くあります。 ここでご紹介した事を参考にして、あなたにあった矯正歯科治療の専門医を選んでくださいね。
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矯正歯科治療を大人になって(20歳以降)から始める患者さんが増えています。 それはなぜでしょうか? 今回は、大人になってから矯正歯科治療を始めるメリットや費用に関して説明していきたいと思います。 矯正歯科治療の目的 矯正歯科治療は歯の向きや位置を正常な位置に整えたり、顎の位置を調整したりすることで、見た目や機能的に改善するための治療法です。 見た目・・・見た目の美しさの基準は人それぞれですが、ご自身の希望にそった状態に口の周りを整える為に行います。 機能性・・・上下の咬み合わせが上手くいかないことなどで起きている問題を改善する為に行います。食事の時の咬みにくさや飲み込みにくさの改善や、口が上手く閉じられないことで鼻呼吸になってしまっていたり、顎の位置の関係で生じている顎関節症の治療のために行うこともあります。 以上の事で気になる事がある場合は、矯正歯科治療を専門とした歯科医院で相談してみましょう。 矯正歯科治療の治療法 矯正歯科治療は、治療の目的によって行う治療方法が変わってきます。 ここでは、歯の向きや位置を動かして整える治療法について説明します。 歯並びをキレイにする為に、現状ではどうしても歯を動かすスペースを確保するのが難しいことがあります。その場合は、歯を抜いてスペースを確保する場合があります。 1.ワイヤー矯正 歯の表側か裏側ににフックのついた特殊な器具を接着して、そのフックにワイヤーとゴムをかけます。ゴムのけん引力で歯を動かし、ワイヤーで目的の歯並びになるように位置を整えていきます。 1か月に一度くらい歯科に来院していただき、ワイヤーとゴムを調整して少しずつ動かしていきます。 メリット: 強い力で動かせるので、動かせる範囲が大きい。 デメリット: 器具を自分で外すことができない。 器具が目立ちやすい 歯ブラシなどの口腔ケアが自分では難しい 器具が出っ張っているので、唇や舌にあたって気になったり傷になることがある 引っ張る力が強いので、痛みが出やすい 2.マウスピース矯正 歯に器具を接着するのではなく、マウスピースを使って歯並びを整えます。 1日のうち、決められた時間のみマウスピースを装着します。 歯科医師の指示したタイミングで、事前に患者さんにお渡ししてある新しいマウスピースに交換していきます。1〜2か月に1度のペースで来院していただき、状態の確認とメンテナンスを行います。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、新しいマウスピース矯正治療法の「インビザライン矯正」を受ける事ができます。最新の3Dシステムを使って口の中の状況を分析し、患者さんそれぞれの目的の歯並びにするために最適のマウスピースを作成します。適切な使用法でマウスピースを装着することで、少しずつ歯の向きや位置を調整していきます。コンピューター上で理想の歯並びを確認しながら治療を進める事ができるので、とても効率的に治療を行うことができます。 メリット: 器具を取り外しができる 器具が目立ちにくい 歯ブラシなどの口腔ケアがしやすい マウスピースが柔らかい素材なので、口の中が傷になりにくい 治療による痛みが出にくい デメリット: 自己管理ができないと難しい 子どもの時から歯科矯正を始めるメリット 歯科矯正治療は、歯やお口の周りの骨格などと深い関係があります。 乳歯(子どもの歯)は、胎児のときに「歯胚(しはい)」という歯の基に組織ができて、生後8か月ごろから3歳ごろまでに20本の歯が生えてきます。6歳ごろから歯が永久歯(大人の歯)に生え変わり始め、14歳ごろには全て生えそろいます。永久歯は乳歯よりも奥に2本ずつ多くはえるので、全部で28本になります。 また親知らずはその奥に生えてくるので、親知らずもいれると32本ということになります。 また、人間の骨格は20歳ごろまで成長が続きます。顎の骨は思春期頃に成長が進み、個人差はありますが18歳ごろまでには成長が止まるといわれています。 子どもの頃から歯科矯正治療を始める場合には、歯の向きや位置を整える「歯列矯正」だけではなく、顎の大きさを促進したり制御するための治療法が行われることもあります。 遺伝などの要因で歯並びや顎の大きさなどが将来的に問題になると考えられる場合には、歯や顎骨の成長期に矯正歯科治療を始めることで治療をスムーズに進める事ができる場合も考えられます。 では、大人になってから矯正歯科治療をはじめるのは遅いのでしょうか? 大人になってから治療をすることにも、多くのメリットがあります。 ①治療の目的やゴールがわかりやすい 歯や顎骨が成長途中の場合、これからどのように変化していくのかはハッキリわからない場合があります。骨格の成長の速度や大きさは人それぞれで違うからです。また、食事や生活環境も大きな要因になるので、実際に大人になってからどのような状況になるのかを正確に把握することはできません。 その点、成長が完了している大人の場合は今の状況からこの先変化する可能性が少なく、問題点や改善方法も分かりやすい場合が多いです。 ②治療中の口の中の管理がしやすい 歯科矯正治療中はお口の環境も大きく変わってくるので、歯磨きなどの口腔ケアも重要になってきます。ワイヤー矯正治療の場合は矯正器具が邪魔になって、口の中に汚れが残りやすくなってしまいます。 マウスピース矯正の場合は、マウスピースを取り外して歯磨きをしたりマウスピースを洗うことができるので、口の中を清潔に保った状態で装着することができます。 もちろん定期的に歯科医院でメンテナンスを行っていきますが、やはり患者さんご自身がお口のメンテナンスをすることがとても重要です。大人の場合は自分のお口の中の状況や変化も理解しやすく、子どもの頃に治療をするよりも患者さんご自身が管理をしやすいと思います。 ↓矯正治療の定期検診は何をするのかご紹介します↓ ③治療費の支払い方法が選びやすい 矯正歯科治療は、他の歯科治療に比べると期間も長くかかったり、特殊な器具を用いるために専門的な技術や知識を持つ歯科医師が携わることになる為、治療費が高額になります。 だいたいの歯科治療では治療を受けたその日に治療費を全額支払うことが多いと思いますが、矯正歯科治療の場合は1度での支払いだと大きな負担になる場合もあります。 その場合、歯科医院によってはクレジットカード決済やデンタルローンが利用できるところもあります。プルチーノ歯科・矯正歯科では、様々な支払い方法を選択することができるので、とても安心です。 ↓デンタルローンの詳しい説明はこちらから↓ 矯正歯科治療は、体の成長途中である子どもの頃から始めた方が早く終わるともいわれていますが、大人になってから始めても決して遅くはありません。 あなたが「矯正歯科治療をしたい」と思ったタイミングで、矯正歯科治療の専門的な知識を持った歯科医院で相談してみることをおススメします。 では、大人の歯科矯正治療にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。 歯科矯正治療は、患者さんによって用いる方法や治療にかかる期間もそれぞれ違うので、金額はそれぞれ違います。 だいたいの治療費の相場としては、70万円~100万円程度だといわれています。 専門的な技術と知識を持った歯科医師が患者さんに合った治療方法を患者さんと相談の上決めていくため、カウンセリングがとても重要です。歯科医院によっては、カウンセリングを受けるだけでも費用が発生する所もありますので、しっかりと調べてから予約をするようにしてください。 ↓マウスピース矯正の費用に関してはこちらから↓ また、交通事故で負傷してしまいもとの機能を取り戻すための治療や特定の病気や疾患が原因の治療が必要と認められた場合は、保険診療が適用になる場合や医療費控除の対象になる場合があります。 参考HP:公益財団法人日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは」https://www.jos.gr.jp/facility 歯科矯正治療の費用に関することは、歯科矯正治療の専門的な技術と知識を持った歯科医師にご相談ください。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科矯正治療の専門医の治療に関する無料相談の予約が24時間ネットからすることができます。 この記事を読んで歯科矯正治療に興味を持った方は、ぜひ相談をしてみてくださいね。
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