歯科矯正の種類別費用相場や支払い方法を解説!名古屋の矯正歯科ならプルチーノ歯科・矯正歯科へ 名古屋市の矯正歯科、プルチーノ歯科・矯正歯科です。歯科矯正を考えているけど、いったいどのくらいの料金がかかるのか、疑問や不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、歯科矯正の種類別の費用相場や治療費の支払い方法について詳しく解説していきたいと思います。 Contents1 1.1 ワイヤー矯正(表側矯正)1.2 ワイヤー矯正(裏側矯正)1.3 インビザライン(マウスピース矯正)2 2.1 トータルフィー制2.2 処置別払い3 3.1 カウンセリング料3.2 診断料3.3 装置料3.4 調整料3.5 保定装置料・保定観察料4 4.1 一括払い4.2 分割払い4.3 デンタルローン5 5.1 医療費控除とは?5.2 医療費控除を受けるための条件5.3 医療費控除の申請の流れ6 矯正歯科では、矯正の方法によって費用相場は変わってきます。主な矯正方法である、「ワイヤー矯正(表側矯正)」、「ワイヤー矯正(裏側矯正)」、「インビザライン(マウスピース矯正)」の3つの方法に分けて紹介していきます。 ワイヤー矯正(表側矯正) 費用相場:全体矯正60万円〜100万円、部分矯正30万円~60万円 歯列の表側にワイヤーとブラケットを装着する方法です。歯科矯正と言えばこの方法を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。どんな歯並びでも幅広く対応でき、同じワイヤー矯正でも裏側に装着する方法よりも費用を抑えられる点がメリットです。 ワイヤー矯正(裏側矯正) 費用相場:全体矯正100万円〜180万円、部分矯正40万円~70万円 別名「舌側矯正」、「リンガル矯正」とも言われます。表側矯正と同じくワイヤーとブラケットを装着して歯列を整える方法ですが、口を開いた時に見えにくい裏側に装置をつけるため、歯科矯正時の見た目が気になる方におすすめです。矯正装置をオーダーメイドで作成する必要があるうえに、高度な治療技術を必要とするため、費用相場は表側矯正に比べると高額になります。 インビザライン(マウスピース矯正) 費用相場:全体矯正55万円〜100万円、部分矯正10万円~40万円 透明なマウスピース型装置を用いて歯列を整えるインビザラインは、ワイヤー矯正のデメリットである、痛みや違和感、衛生管理の難しさ、矯正装置が目立つことをすべてカバーすることができる矯正方法です。費用相場は、表側矯正とほとんど変わりません。しかし、歯並びの状態によっては対応できない場合もあるため、一度歯科医院にてカウンセリングを受けて、ご自身に対応しているかどうかを確認しましょう。 矯正歯科によって支払い方法が複数ある場合があります。「トータルフィー制」、「処置別払い」について詳しく解説していきます。 トータルフィー制 トータルフィー制とは、歯科矯正にかかる基本的な治療費の総額をあらかじめ提示する制度のことです。トータルフィー制は、あらかじめ治療完了までの総額がわかることで、追加料金の心配がなく納得いくまで治療を行うことができます。 トータルフィー制を行っている医院によって内訳は異なるため、契約前にどの範囲まで対応しているかをしっかりと確認することが大切です。また、患者様の都合で装置を外す場合や、無断キャンセル・遅刻を繰り返し、治療計画が大幅に乱れてしまった場合など、医院によって、別料金が発生する場合もあるので、注意事項に関しても確認をしましょう。 処置別払い 処置ごとに料金が発生し、その都度支払いをする方法です。処置ごとに費用が決まっており、支払いのタイミングは、治療開始時やそれぞれの処置が完了した時など、医院によって異なります。治療が長引いたり、治療の難易度が高かったりした場合などは、トータルフィー制よりも費用がかかってしまうこともあります。 歯科矯正を行う際はさまざまな費用がかかります。治療前、治療中、治療後にそれぞれどんな費用がかかるのか、治療費の内訳を詳しく解説します。 カウンセリング料 カウンセリング料に関しては、無料カウンセリングを行っている矯正歯科も多く、歯並びが気になるという方はまずカウンセリングに行ってみることをおすすめします。プルチーノ歯科・矯正歯科では、「初診料」・「カウンセリング料」・「歯並びシミュレーション」を無料とさせていただいております。もしも歯科矯正をしたらどんな歯並びになるのか…ぜひ一度シミュレーションをしにご来院ください。無料相談のご予約はこちらから承っております。 診断料 治療前に精密検査を行います。カウンセリングで患者様が納得したうえで、治療方法を決定し、それに必要な検査を行います。また、虫歯や歯周病の検査も同時に行い、万が一異変があればまずは虫歯や歯周病を治してから、歯科矯正をスタートします。 装置料 矯正装置そのものにかかる費用です。先述した通り、歯科矯正の種類によって費用相場は変わります。 調整料 ワイヤー矯正の場合は、定期的に歯の動きを確認しワイヤーの種類を変えたり、曲がり具合を調整したりする必要があります。インビザラインの場合も、1~2ヶ月に1度定期検診を行い、マウスピースを交換し、少しずつ歯を動かしていきます。このように定期的に矯正装置を調整する際に、調整料がかかります。トータルフィー制の場合は、調整料も基本的な治療費に含まれる場合があります。 保定装置料・保定観察料 保定装置とは、歯科矯正が完了した後に歯並びが後戻り(元に戻らないように)しないための装置のことです。保定装置料は、保定装置そのものにかかる費用のことで、保定観察料は、定期検診の際にかかる費用です。トータルフィー制の場合は、治療後の費用もカバーしている場合が多いです。 歯科矯正はさまざまな費用がかかるうえに、基本的に自由診療となるため、費用負担が大きい治療です。しかし、現金一括払い以外にもさまざまな支払い方法があるため、ご自身の状況に合わせた無理のない支払い方法を選択しましょう。 一括払い 現金もしくはクレジットカード決済で一括で支払う方法です。まとまった金額を用意する必要がありますが、支払いが一度で終わり、金利や分割手数料など余計な費用が発生しないことがメリットです。 分割払い クレジットカードでの分割払いや、歯科医院独自で行っている院内分割払いを利用することで、支払の負担を軽減させることができます。クレジットカード分割払いの場合は、分割回数を多くすることが可能ですが、分割手数料が少し高めになるので注意しましょう。 院内分割払いは、歯科医院によって内容が変わります。金利や分割手数料はかかりませんが、治療が完了するまでに支払いを終える必要があるため、一回に支払う金額は高くなる傾向があります。実施していない歯科医院もあるので検討している場合は事前に確認しましょう。 デンタルローン デンタルローンとは、歯科治療費専門のローンです。デンタルローンの申し込みは歯科医院にて行うことができるため、ローンを組むために金融機関に行く必要はありません。また、カードローンと比べると、金利が低くなる傾向があります。支払いの流れとしては、信販会社が治療費を歯科医院に立て替え払いをし、患者様は治療費と分割手数料を合わせた金額を分割して信販会社に支払っていくという流れになります。ご自身のペースで支払い計画をたてて無理なく支払いができるというメリットがありますが、一般的なローンを組むときと同様に審査に通らなければ、デンタルローンを利用することはできません。万が一、審査が通らなければ、別の支払い方法を選択する必要があります。また、デンタルローンに対応していない歯科医院もあるので事前に確認するようにしましょう。 医療費控除の仕組みを理解し申請をすることで、治療費の負担軽減へとつながります。 医療費控除とは? その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照)の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。 出典:国税庁ホームページ 医療費控除を受けるための条件 歯科矯正治療を行った際に、医療費控除を受けるためには以下の条件を満たす必要があります。 ・1年間で支払った医療費が10万円、または所得合計が200万円までの人は所得額の5%を超える場合 ・機能回復を目的とした治療であること 条件を満たす場合、医療費控除を受けることができます。また、治療費だけでなく、通院するために利用したバスや電車などの交通費も医療費控除の対象となります。金額をメモで残しておくようにしましょう。自家用車のガソリン代は対象外となりますので注意してください。 医療費控除の申請の流れ 医療費控除を受けるためには、必ず自ら申請する必要があります。申請しなければ医療費控除は受けられないので、期間内に必要書類の作成、提出を忘れずに行いましょう。 1.医療費控除の対象であるか確認し、医療費明細書を作成する 2.確定申告書に医療費明細書を添付し提出する 3.還付金の振込を確認する 歯科矯正の種類別の費用相場や、支払い方法を詳しく解説しました。矯正治療は、どんな方法で治療を行うかによっても治療費は異なります。プルチーノ歯科では、歯科矯正の費用や治療方法について、事前カウンセリングにて納得いくまでお話させていただきます。歯科矯正についてお悩みの方は、まずは無料相談からお気軽にご予約ください。ご予約はこちらから承っております。
矯正歯科治療では、2018年改正の厚生労働省 医療広告ガイドラインで自費診療に係るリスクや副作用を情報提供することが求められています。 虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすかったり、違和感や粘膜の痛みが生じたりするなどさまざまなリスクと副作用があります。 リスクと副作用を回避するためには、矯正治療中に症状があったらなるべく早く歯科医師に相談しましょう。歯科医師の指示に従い対処しなければなりません。 この記事では、歯科矯正で起こり得る一般的なリスクと副作用、発生を抑えるポイントを紹介。この記事を読めば、歯科矯正を受ける上での注意点がわかり、納得してから治療を受けられます。 矯正歯科治療は、歯並びや噛み合わせの問題を解決するための重要な手段です。しかし、この治療法はどの治療にもリスクがあるように一部のリスクと副作用を伴う可能性があります。 ここでは、2018年改正の厚生労働省 医療広告ガイドラインにを基に、矯正歯科治療の全過程で起こる可能性のある一般的なリスクと副作用について詳しく説明します。 Contents1 1.違和感や粘膜の痛み2 2.治療期間延長の可能性がある3 3.虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすい4 4.歯根吸収が発生・進行することがある5 5.口内炎ができることがある6 6.歯の骨性癒着による歯の移動障害7 7.歯の歯髄充血や歯髄壊死が起こることがある8 8.金属アレルギーの症状を起こすことがある9 9.顎関節症の誘発10 10.歯茎の低下やブラックトライングルが現れることがある11 11.矯正装置破損や破損装置を誤飲する可能性がある12 12.エナメルクラックが発生する可能性がある13 13.後戻りを起こすことがある14 14.被せ物や詰め物を取り換えることがある15 15.歯科矯正前の状態には戻せない16 1.コミュニケーション17 2.口腔ケアとメンテナンス18 3.矯正中のブラッシングの学習19 1.歯科医師の選び方20 2.計画と準備21 3.ライフスタイルの調整 1.違和感や粘膜の痛み 最初に矯正装置を装着し歯科矯正をすることにより、違和感や粘膜の痛み、不快感などがあります。 ・歯科矯正してから、4〜5時間後から痛みが徐々に現れる。 ・2〜3日をピークとし、徐々に消失する。 ピークを過ぎて、数日間から1~2週間程度で、矯正装置に慣れてくるケースが多いです。ブラケットやワイヤーが口腔内の粘膜に触れることで、一時的な痛みや不快感が生じることがあります。 対処法としては、その原因の除去と粘膜への薬の塗布、市販の鎮痛剤を服用することも可能です。 2.治療期間延長の可能性がある 歯科矯正中は、患者様の治療に対する協力度によっても治療期間が延長する可能性があります。実際に治療を行わないと、歯の動き方や移動速度には個人差があるため、最終的な治療期間は分かりません。 具体的な患者様の協力内容は、以下の通りです。 ・矯正装置の使用状況 ・顎間ゴムの使用状況 ・定期的な通院 など 治療期間は、歯の状態や移動速度、年齢などによっても大きく異なりますが、1~3年程度で、最近では治療技術の発達により動的治療期間は短くなり、短いと6ヶ月程度で治療が済むケースもあります。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラもチェック ↓↓ 3.虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすい 歯科矯正中は、虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすくなることも注意点の一つです。 ワイヤー矯正では取り外しができないため、ブラケットやワイヤーの間に食べかすが溜まりやすくなり、さらに矯正装置がついているためブラッシングがしにくくなります。 そのため、食べかすの残りやすい粘着性の強い食べ物を避けたり、確実なブラッシングを行ったりすることが必要です。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラもチェック ↓↓ 4.歯根吸収が発生・進行することがある 歯根吸収とは、歯の根っこ(歯根)が吸収されて長さが短くなる現象をいいます。 歯科矯正中は、歯の移動とともに歯根の部分も一緒に動くため、動きに無駄があったり、何度も無駄に繰り返されたりすると歯根吸収が起きるリスクは高くなります。ただし、矯正治療によって歯がグラついてしまうほどの状態になることは、通常の歯科矯正ではほとんどありません。 5.口内炎ができることがある 矯正装置が粘膜に当たったり、擦れたりすることで粘膜が荒れ口内炎ができることがあります。 口内炎ができるのは比較的ワイヤー矯正に多くみられ、ワイヤーの先が粘膜に当たったり、ブラケットが当たったりすることが原因で口内炎ができやすいです。最初の1~2週間は特に注意が必要といえます。 マウスピース矯正では、舌先に縁が尖っている部分が当たり、取り出すときに口腔内に傷がつくことで、口内炎になってしまうケースがあります。 6.歯の骨性癒着による歯の移動障害 歯科矯正における矯正力を歯に作用させれば、歯の移動が達成され歯科矯正できますが、ごくまれに歯根があごの骨に永久的に結合している骨性癒着により歯が動かないことがあります。 このような場合、口腔外科専門医と連携しながら打開策を模索します。 7.歯の歯髄充血や歯髄壊死が起こることがある 歯科矯正で歯を移動させることで、ごくまれに歯の神経が障害を受けて歯髄充血の症状が起こることがあり、さらに血行障害が進んでしまうと歯髄が壊死することがあります。 歯髄充血は、歯科矯正の移動の場合だけではなく、正常範囲内での移動においても生じる場合があるため注意が必要です。 8.金属アレルギーの症状を起こすことがある 装着した矯正装置には、ワイヤー矯正のように金属製のブラケットやワイヤー使用しているため、歯科矯正中に金属アレルギーの症状を引き起こすことがあります。 矯正装置が金属アレルギーの原因であることが明らかな場合には、金属アレルギーに対応した製品に変更します。 ・「セラミック」「歯科用プラスチック」の審美ブラケット ・チタン合金のワイヤー ・マウスピース矯正 9.顎関節症の誘発 矯正歯科治療は、正しい噛み合わせを目指して治療を行いますが、一時的に噛みにくくなる場合があり、このような噛み合わせの変化により顎関節症が生じることもあります。 顎関節症とは、口を開閉する場合にあごの骨の音が鳴ったり、痛みや噛みにくさを感じたりするなど、違和感を生じる状態です。痛みが強くなると食事や会話が不便になり、日常生活に支障をきたすこともあります。 歯科矯正中に顎関節症の症状がある場合は、歯科医師に相談しましょう。 10.歯茎の低下やブラックトライングルが現れることがある 歯科矯正中は、歯並びが改善されるとともにブラックトライアングルが現れることがあります。 ブラックトライアングルとは、歯茎が下がり歯と歯の間に黒く三角形に抜けた空隙が現れる状態です。凸凹の強い成人の矯正治療で出現しやすく、目立つような場合には空隙を小さくする対応を行います。 11.矯正装置破損や破損装置を誤飲する可能性がある 歯科矯正中に矯正装置が何らかの原因で外れたり、歯損したりすると誤って誤飲する可能性があります。 食いしばりや食事などによる強い力が矯正装置にかかると破損します。さらに、ブラッシングする際に毛先が引っかかり引っ張る力でも破損する恐れがあるのです。 矯正装置が破損した場合は、歯科クリニックに修理の予約を取るようにしましょう。 12.エナメルクラックが発生する可能性がある 矯正装置を外すときや1本の歯に強い力が加わったときに、歯の表面のエナメル質に微小な亀裂が入るエナメルクラックやかぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。 微小なエナメルクラックは、元々の歯にも多くみられ、程度や大きさによって対応が異なるので、歯科医師に相談しましょう。 13.後戻りを起こすことがある 装置が外れた後、保定装置(リテーナー)を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。歯科矯正完了後は、歯を支える骨が固まっていない状態なため、元の歯並びに戻ろうとする力が働くのです。 リテーナーの装着期間は、最短でも矯正にかかった期間が必要です。その後も寝ているときは装着し続けるのが理想的です。 また、歯科矯正完了後もあごの成長発育や加齢などの変化、歯周病などにより、嚙み合わせや歯並びが変化することがあります。さらに、治療後に親知らずが生えるなどの影響により、凸凹などの叢生が生じる可能性があります。その場合、再治療が必要になるでしょう。 14.被せ物や詰め物を取り換えることがある 歯科矯正完了後、現在の咬み合わせに合ったかぶせ物(補綴物)や銀歯などの詰め物を取り換えることがあります。虫歯の治療(修復物)などもやり直す可能性もあります。 15.歯科矯正前の状態には戻せない 矯正歯科治療は、治療を開始してしまうと治療前の噛み合わせや口元の状態に戻すことは難しくなります。 矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用を理解したところで、矯正歯科治療のリスク管理と対策について説明します。 1.コミュニケーション 矯正歯科治療のリスクを抑えるためには、歯科医師との良好なコミュニケーションが必要不可欠です。治療において気になる症状や進行状況、疑問点などがでてきたら歯科医師に相談しましょう。 良好なミュニケーションがとれれば、自身の健康状態やライフスタイルの変化なども気軽に相談することで、自分にぴったりな治療計画を立てられます。 2.口腔ケアとメンテナンス 歯科矯正中は、通常以上に口腔ケアとメンテナンスに注意しましょう。 自宅での適切なブラッシングや定期的な歯科クリーニングが重要となります。特に、食後や就寝前のブラッシングを怠らないなど、日常的な口腔ケアを身につけることも有効です。 3.矯正中のブラッシングの学習 歯科矯正中は、矯正装置をつけているため、通常のブラッシング方法ではしっかり磨ききれません。そのため、歯科衛生士によるブラッシング指導(TBI)を受け、正しい磨き方や歯ブラシの選び方など、さまざまな指導とアドバイスを受けることで、口腔セルフケアの質が向上します。 具体的には、ブラケット周りを歯間ブラシを使って丁寧に磨く方法やブラケットの上下を個別に磨くなどの方法があります。 ここでは、矯正歯科治療のリスクを最小限に抑えるためのポイントについて説明します。 1.歯科医師の選び方 矯正歯科治療の成功は、適切な歯科医師を選ぶことから始まります。 日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかどうかも選び方の一つです。日本矯正歯科学会の認定を取得するには、矯正歯科についての研修を5年以上受講し、学会の試験に合格しなければなりません。経験豊富な歯科医師を選び、信頼関係を築くことが大切です。 また、治療方針や施設の設備などが充実しているかどうか確認することも重要といえるでしょう。 2.計画と準備 矯正治療は1~3年程度と長期間にわたるものなので、治療に向けた計画をしっかり立て、治療前の準備をすることが重要です。 […]
矯正歯科治療において、できるだけ歯を抜かずに治療を行うことを希望する方も多くいらっしゃると思います。 確かにご自身の健康な歯を1本でも多く残すことは、将来のためにも非常に大切なことです。しかし、仕上がりや治療後のリスクを考えると、歯並びや噛み合わせの状態によっては、歯を抜いたほうがいい場合もあります。 そこで今回は、矯正歯科治療で歯を抜く目的や、歯を抜く治療法と抜かない治療法のメリット・デメリットについても詳しく紹介していきます。 Contents1 2 3 4 5 6 7 8 矯正歯科治療で歯を抜くことは、今あるスペースに収まりきらない歯をきれいに並べるという目的があります。 矯正治療が必要な歯並びは、限られたスペースの中で無理やり歯が並んでいる状態です。 そのため、噛み合わせに影響のない歯を抜歯して、スペースを確保する必要があります。 一般的には、抜歯しても機能的な影響は少なく済む 、前歯から数えて4本目の第一小臼歯か、5本目の第二小臼歯を抜きます。矯正後に歯並びに影響があると考えられる場合は、親知らずを抜く場合もあります。矯正歯科治療のための抜歯は自費扱いとなり、1歯につき約5000〜10000円くらいの費用がかかります。 歯並びや噛み合わせによっては歯を抜かなくてもいい場合もあります。 歯並びの乱れが比較的少なく、凹凸が少ない歯並びの場合や、顎が成長段階にある低年齢のお子さまの場合は、歯を抜かずに矯正ができる可能性があります。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラ ↓↓ 歯を抜かずに治療する方法はさまざまな方法があります。 奥歯を奥に移動させる 奥歯を奥に移動させることで歯が並ぶためのスペースを確保する方法です。歯科矯正用アンカースクリューという人工歯根(インプラント)を、歯肉の中の歯槽骨に埋め込むことで、今まで困難とされていた奥歯を奥に移動させるという動きが可能になりました。この歯科矯正用アンカースクリューは、非常に小さく、局所麻酔のみで痛みはほとんどないため、身体的負担は非常に低いです。矯正歯科治療後は取り除き、痕も残りません。 歯列の幅を広げる 口腔内の状態に合わせた装置を用いて、歯列のアーチを広げていく方法です。アーチを広げるのはごくわずかなので、顎の骨格が変わることはありません。歯並びによっては、スペース確保が十分にできず適さない場合もあります。 歯をわずかに削る 歯の表面をわずかに削ることでスペースを作るストリッピングという方法です。1本につき片面を0.25mm以内、両面で0.5mm以内まで削ることができます。数本行うことで、必要なスペースを作るのです。削った部分は、虫歯予防のためにフッ素を塗布します。 マウスピース矯正 透明のマウスピース型の矯正装置を用いた矯正方法です。 マウスピース矯正は、奥歯を奥に移動させることや、歯列の幅を広げることが得意なため、歯や噛み合わせの状態次第では、抜歯をせずに矯正を行うことができる可能性があります。 当院でも、インビザラインというマウスピース矯正を行っております。詳しくはこちらのページをご覧ください。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラ ↓↓ 矯正歯科治療で歯を抜く場合のメリットとデメリットは以下の通りです。 治療を始める前に、しっかりと事前カウンセリングや精密検査を行い、最適な治療法を選択することが大切です。 歯を抜くメリット 矯正歯科治療で歯を抜くメリットは、スペースをしっかりと確保することで治療計画が立てやすく、さまざまな症例に対応しやすいという点にあります。歯を抜くことで比較的簡単にスペースを確保できるため、いまだに主流の方法です。そのため、対応できる歯科医師の数も多く、安心して治療を受けることができます。 歯を抜くデメリット 矯正歯科治療で歯を抜く場合、当然ながらデメリットも存在します。第一に、健康な歯を抜くことでご自身の歯の数が減ってしまい将来虫歯になった時などに、治療の選択肢が限られてしまう可能性があります。ただ、抜歯する歯は機能的にあまり影響のない歯を選ぶので、日常生活への影響はご心配いただかなくても大丈夫です。また、抜歯をしたことによって腫れや痛みが生じることがあります。腫れや痛みは一時的なもので、通常2~3日で収まることが多いです。応急処置として、痛み止めを服用したり、冷やしたタオルなどで頬側から冷やしたりすることで、症状が落ち着きます。 矯正歯科治療で歯を抜かないことのメリットとデメリットは以下の通りです。歯を抜かないで矯正ができることで、メリットしか感じないという印象を持つ方もいらっしゃると思います。しかし、歯を抜かない矯正方法にもデメリットは存在します。 歯を抜かないメリット 歯を抜かない矯正方法のメリットは、健康な歯を多く残し、身体的、精神的な負担を軽減させることができる点にあります。また、抜歯をしないことで治療の時間や費用の負担も軽減させることができます。矯正専門の歯科医院の場合、抜歯の対応ができる他の一般歯科にて抜歯を行う場合があります。その場合、紹介状を発行する費用がかかったり、別の歯科医院に予約を取り、紹介状を持参し、処置を受ける手間がかかったりします。歯を抜かない矯正歯科治療であれば、手間や費用の負担が軽減されます。 歯を抜かないデメリット 矯正歯科治療において歯を抜かないデメリットは、適応できる症例が少なく、治療に精通している歯科医師が少ないという点が挙げられます。「歯を抜きたくない」という思いばかりを優先し、無理をして歯を抜かずに矯正治療を行うと、後々さまざまなリスクが起こる可能性があります。 無理をして歯を抜かない矯正方法を行うことで以下のようなリスクが生じます。 Eラインが崩れる 「Eライン」とは鼻と顎の先をつないだラインのことを指し、このラインよりも少し内側に唇が収まっていることが理想的だと言われています。しかし、無理をして歯を抜かずに矯正歯科治療を行うことで、十分なスペースを確保できず、収まりきらない前歯が前に出てきてしまうリスクがあります。矯正歯科治療は、歯並びや噛み合わせだけでなく、口元や横顔など歯以外の部分の印象も左右します。しっかりと事前に精密検査やシミュレーションを行い、ご自身に合った方法で矯正歯科治療を行うことが大切です。 歯肉が下がってしまう 負荷がかかることで、歯肉が下がってしまうことを「歯肉退縮」と言います。矯正歯科治療では歯肉に負荷がかかるため、どんな治療方法でも歯肉退縮が起こる可能性はありますが、狭いスペースの中で無理に矯正を行うことで、よりリスクが高まります。歯肉退縮が起こると、歯が長く見えたり、歯と歯のすきまが開いたように見えたりすることで、審美性が悪くなってしまいます。さらに、虫歯や歯周病などのリスクも高まります。 Q:マウスピース矯正でも抜⻭が必要ですか? A:マウスピース矯正では出来る限り「抜⻭をしない」という選択のもとで治療⽅法を検討しますが、⻭並びやお⼝の状態によっては抜⻭が必要なケースもございます。 また、抜⻭まで⾄らなくとも、少しだけ⻭を削って調整する⽅法を用いることもあります。 矯正歯科治療では歯を抜く必要がある?抜かないで矯正する方法は?というテーマで、歯を抜く目的や、歯を抜く矯正方法と抜かない矯正方法のメリット・デメリットなどを詳しく紹介しました。 歯並びや噛み合わせの状態によって、適切な治療方法を選択することが、矯正を成功させるために一番大切なことです。 当院では、精密検査の際に、口腔内写真やレントゲン撮影と併せて、3Dスキャナーでの歯型採取を行い、治療開始から完了までの歯の移動を、3Dシミュレーションソフトを用いてシミュレーションします。しっかりと精密検査やシミュレーションを行うことで、1人1人に合った治療法をご提案いたします。矯正治療にご興味がある方は無料相談も行っております。まずは、こちらの予約フォームよりお気軽にご予約ください。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラ ↓↓
歯科で聞いてみたい、矯正歯科の疑問!歯の矯正が頭痛の原因になるって本当ですか?インビザラインってどんな治療方法?
24.08.13
歯の矯正治療をしている時に、頭痛が起きることがあります。 その理由は何なのでしょうか。 ここでは歯科矯正治療とはどのような治療で、何を目的としているのか。矯正治療のメリットや、治療途中に頭痛が起こる原因について説明します。 Contents1 2 3 4 5 6 7 8 歯列矯正というのは、歯並びを正常にするための治療です。 骨格や咬み方のくせなど様々な原因で変わってしまうので、歯並びは人それぞれちがいます。 歯科矯正は、歯を削って被せものをするような治療とは違ってじかんがかかります。 歯に矯正装置を付けて力を加えることで、歯や顎の骨をゆっくり動かして正常な歯並びに近づけていきます。 歯並びがよくないと、どんな問題があるのでしょうか。 これは「不正咬合(ふせいこうごう)」といい、様々な問題を引き起こしてしまいます。 歯科矯正をすることで、不正咬合によっておこる様々な問題を解決することができます。 矯正治療をしている間は、口の中の環境が少しづつ変わっていきます。矯正治療中は一時的に咬み合わせが悪くなってしまったり、歯の位置や向きを動かすことで顎の筋肉や口の中に痛みが起きることもあります。 また、矯正治療は他の歯の治療に比べると治療期間が長くかかります。 その期間は歯に装置を付けていることで精神的ストレスや口の中が気になることが原因で、いつも以上に歯を噛みしめてしまったり、寝ている間に歯ぎしりをしてしまうこともあります。 これらの事が原因で、歯科矯正治療の間には頭痛を引き起こす可能性があります。 頭痛の対処法は、その原因によって違います。 しかし自分で原因を突き止めて頭痛を止めるのは、難しいことです。 頭痛が長く続く場合は、矯正治療を受けている歯科医院に予約をして受診した時に相談してみましょう。 では、一時的にでも頭痛を和らげるにはどのような方法があるのでしょうか。 ①痛い所を冷やす 頭痛がする時に他に痛むところがある場合は、症状のある患部を冷やすと痛みが落ち着くことがあります。保冷材や氷水を入れたビニール袋などで冷やすのがおすすめですが、ハンカチや薄いタオルで包んでゆっくり冷やしましょう。急激に冷やしすぎると痛みが強くなることがあります。 ②鎮痛剤を飲む 鎮痛剤を飲む場合は、容量用法を守りましょう。痛みが強いからと多めに飲んでしまったり、時間を空けずに飲んでしまうと効果がうまくでないことがあります。 他に飲んでいる薬やアレルギーなどがある人は、病院で処方してもらうか薬局で薬剤師に相談して購入してください。 ③運動や入浴、飲酒を避ける 体の血行が良くなると痛みが強くなることがあるので、避けた方がいいでしょう。 運動や入浴をすると、体温が上がって血行が良くなります。またお酒をのむと血管が拡がるので、血行が良くなります。 歯科矯正治療をwebなどで検索した時に、インビザラインという歯科治療について目にすることも多いと思います。 ここでは、インビザラインについて説明したいと思います。 インビザラインは取り外しができるマウスピースを使って、歯並びを矯正する治療法です。 1日20時間以上口の中に装着して、定期的に新しいマウスピースに交換していくことで少しずつ歯並びを整えていきます。 食事の時の食べ残しや歯磨きで磨き残した歯垢が口に残った状態でマウスピースを使用すると、歯周病や痛みなどの原因になることもあります。 マウスピースは口の中をきれいにした状態で装着するようにしましょう。 歯列矯正治療には、色々な治療法があります。 最もポピュラーな方法としては、ワイヤー矯正が多く用いられています。歯にブラケットという装置を接着して、そこを通すようにワイヤーを歯の間に固定します。そしてブラケットにゴムをひっかけて、そのゴムの引っ張りあう力を利用して歯を動かしていく方法です。自分で着脱することはできないのでつけっぱなしの状態で使用し、定期的にワイヤー交換やゴムのきつさを調整することで歯を動かします。 最近では、上あごの内側に着脱できる装置を付けて、ネジを締めることで歯を動かす方法なども多く使われるようになりました。 他にも顎の骨を削る手術をして顎を小さくしたり、ヘッドギア装置を使って顎の位置を矯正する方法もあります。 専門的な知識を持つ歯科医師に相談して、自分の状態に適切な矯正治療方法を見つけてもらうことも重要です。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラもチェック ↓↓ 色々な治療法がある中で、インビザラインが注目されているのには大きな理由があります。 ここでは、ワイヤー矯正と比較して説明しましょう。 ①矯正器具が目立ちにくい ワイヤー矯正の場合、装置はつけっぱなしになので、口を開けた時にすぐに見えてしまいます。しかしインビザラインは透明なマウスピースを使用するので、見た目にもあまり目立つことはありません。 ②歯周病や虫歯を予防しやすい ワイヤー矯正の場合は、矯正器具の隙間に食べかすなどが詰まりやすく、歯磨きなどの口腔ケアを丁寧にしたとしても磨き残しが多くなりやすくなってしまいます。その為、矯正治療中に歯周病を発症したり虫歯ができてしまう可能性が高くなってしまいます。 インビザライン法ではマウスピースを外した状態で口腔ケアができるので、口の中を清潔に保つことができます。また、マウスピースも洗うことができるので、いつでも清潔に利用できます。 ③歯を抜かないことが多い 歯科矯正が必要な不正咬合の場合、歯列がきれいに並ぶスペースが無いことが多くあります。このような場合はワイヤー矯正では犬歯(前から四番目の歯)などを抜いてスペースを作ることがあります。しかしインビザライン法は奥歯を後ろ(奥)に動かすことが得意なので、多くの場合は歯を抜かずに矯正治療をすることができます。もちろん歯を抜くことが必要な場合もありますので、歯科医師と相談して治療法を決めてください。 以上の事が、インビザラインのメリットといえます。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラもチェック ↓↓ 歯の矯正治療には、他の歯科治療に比べるとたくさんの時間が多くかかる場合があります。そのため口や体全体への影響も大きく、ストレスも多くかかることがあるかもしれません。 しかし、歯並びなどの口の環境を整えることは、おいしく食事をとったり睡眠の質の向上にも役立ちます。健康的な毎日を過ごすためには、必要不可欠なことだといえるでしょう。
Contents1 1.1 硬いものやくっつきやすいものを食べた1.2 歯並びが影響する1.3 被せ物やセラミックの歯が多い1.4 歯磨きが不十分1.5 防湿・乾燥が不足している1.6 無意識に触ってしまっている1.7 噛む力が強すぎる1.8 フッ素を塗布している2 2.1 ブラケットが外れた場合2.2 アーチワイヤーが外れた場合2.3 リガチャーワイヤーが外れた場合2.4 パワーチェーンが外れた場合2.5 バンドが外れた場合3 3.1 1.食べものに気をつける3.2 2.歯磨きを丁寧におこなう3.3 3.なるべくさわらない3.4 4.定期的なメンテナンスを受ける4 ワイヤー矯正中の歯磨きのポイント5 6 ワイヤーやブラケットが外れる理由はさまざまですが、注意を払うことで外れてしまうことを防止することができます。 矯正器具が外れてしまう主な要因をご紹介します。 硬いものやくっつきやすいものを食べた 矯正直後は気にかけていても、矯正期間が長くなると、食べるものを気にすることが難しくなってしまいます。 以下のものは、ワイヤーやブラケットが外れる原因となるため、なるべく食べるのを避けるようにしましょう。 おせんべい 氷 ナッツや豆 キャラメル おもち ガム 歯並びが影響する 元々の歯並びによっては、矯正器具が外れやすくなることがあります。 ディープバイトと呼ばれる不正咬合(こうごう)は前歯の噛み合わせが深い歯並びのことです。 上の前歯が下の前歯に覆いかぶさるような形となっていることから、ブラケットに歯があたりやすくなるため、ワイヤーやブラケットが外れる要因となることがあります。 また、叢生(そうせい)とよばれるような、歯がガタガタに並んでしまっている状態では、引っ張る力も強くなるため、矯正器具が外れやすくなります。 被せ物やセラミックの歯が多い 被せ物として使用する銀歯や、セラミックの素材は、天然の歯よりもブラケットが外れやすい傾向にあるのです。 あまりにも外れる頻度が高く、矯正治療に支障をおよぼす場合には、接着剤の種類を変更したり、一時的に仮歯に置き換えたりすることがあります。 歯磨きが不十分 ワイヤー矯正中は、矯正器具が歯磨きの邪魔をしてしまい、理想通りのブラッシングをおこなうことが難しいです。 不十分なブラッシングはむし歯や歯周病の原因となり、歯の表面に歯垢(しこう)や食べものが残っている状態が続くと、矯正器具が外れやすくなります。 防湿・乾燥が不足している ブラケットを歯に装着するときには、接着剤を使用します。この接着剤は水分に弱いため、お子様のようにだ液量が多い場合には防湿処理が非常に難しくなってしまうのです。 無意識に触ってしまっている 特に矯正治療の開始直後は、装置が気になってしまい無意識のうちに舌や指で触ってしまっていることがあります。 頻度が高くなると、矯正器具が外れる原因ともなるため、意識をして触るのを控えるようにしましょう。 噛む力が強すぎる 顎やお口周りの筋肉、姿勢、歯並びなどによって、お一人おひとり「噛む力」が異なります。 もともと噛む力が強い方は、矯正器具にも強い力が働くため、外れやすくなることがあるのです。 何かに集中しているときに歯を食いしばる癖がある方や、寝ている間に食いしばる癖がある方は注意が必要です。 朝起きて「なんとなく顎がだるい」「顎が疲れていて痛い」と感じる方は、夜間に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。 フッ素を塗布している 定期的にフッ素(フッ化物)を塗布されている方は、むし歯予防のためエナメル質が強化されています。 矯正器具を装着する際には、装着しやすいようエッチングと呼ばれる前処理をおこないます。 この処理は歯の表面のエナメル質を脱灰させるため、フッ素を定期的に塗布されている方ではうまくエッチング処理ができず、矯正器具が外れやすくなってしまうのです。 定期的にフッ素塗布をおこなっていることを歯科医師に告げ、前処理を長くすることで、外れやすくなることを防ぐことができます。 まず始めに歯科医院へ連絡するようにしましょう。 担当歯科医に装置が外れてしまったことを伝え、対処法を相談することが重要です。 歯科医院へ行くまでの応急処置として以下の対応をとることができます。 ブラケットが外れた場合 歯科矯正用の「ワックス」で固定ができます。 このワックスは、矯正器具がお口の内側にあたって痛みがでたときに保護剤として使うものです。 このワックスを使用して一時的に固定をすることができます。 一方で以下のような場合には注意が必要です。 奥歯のブラケットが外れてしまった 全てのブラケットが外れてしまった 奥歯のブラケットが外れると、ワイヤーも外れてしまう可能性があります。すぐに歯科医院へ連絡しましょう。 全てのブラケットが外れてしまった場合には、しっかりと清掃し保管しておく必要があります。再利用できる可能性もあるので、歯科医院へ持参するようにしましょう。 アーチワイヤーが外れた場合 アーチワイヤ―は歯を動かすメインのワイヤーのことです。 まずはブラケットに差し込むことができるかを確認しましょう。差し込めない場合には歯科矯正用のワックスでブラケットに固定します。 固定が難しい場合には、飛び出たワイヤーを爪切りやニッパーを用いてカットしお口の中が傷つかないようにします。 この時にお口の中を切ってしまったり、切ったワイヤーを誤って飲み込まないよう注意しましょう。 リガチャーワイヤーが外れた場合 リガチャーワイヤーとは、メインとなるアーチワイヤーとブラケットをつないでいる細いワイヤーのことです。 リガチャーワイヤーが外れてしまった場合には、つまようじやお箸の先端などを使って、メインワイヤーの内側に押し込んで固定します。 パワーチェーンが外れた場合 パワーチェーンとはワイヤーだけで歯を動かすことが難しい場合に使用する、ゴム製のチェーンです。 パワーチェーンが切れたり外れたりしてしまった場合には、他の矯正器具に傷がつかないよう気をつけながらハサミで邪魔になっている部分を切ります。 パワーチェーンを使用している場合には通常2週間程度で交換をおこなうことが多いです。 次の診察まで日が短い場合には、そのままの状態で生活し、次の診察で付け直しを提案されることがあります。 バンドが外れた場合 バンドとは、おもに奥歯に装着する輪っか状の金具のことです。 ご自身で戻すことは不可能で、バンドが外れたままでいると矯正治療の効果が得られなくなることがあります。 必ず早めに歯科医院を受診するようにしましょう。 https://www.photo-ac.com/main/detail/22165738&title=%E6%AD%AF%E7%A7%91%E7%94%A8%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E5%A5%B3%E6%80%A7 歯科矯正中にワイヤーやブラケットなどの矯正器具が、外れないようにするコツをご紹介します。 1.食べものに気をつける 矯正直後は気をつけていても、矯正期間が長くなるにつれて硬い食べものや、くっつきやすい食べものを食べてしまいがちになります。 矯正期間中はなるべく我慢して、硬いものやくっつきやすいものを食べるのは避けるようにしましょう。 2.歯磨きを丁寧におこなう […]