歯科矯正はどれくらいの期間がかかるの?時間がかかる理由をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説します 歯科矯正は治療に時間がかかるというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。そのイメージ通り、矯正治療は年単位の時間を要します。今回は、歯科矯正の治療期間の目安や治療に時間がかかる理由などを、名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説していきます。 Contents1 1.1 矯正期間1.2 保定期間2 3 4 4.1 オルソパルス4.2 アンカースクリュー4.3 セルフライゲーションブラケット4.4 セラミック矯正5 5.1 衛生管理をしっかりと行う5.2 歯科医師の指示通りに装置の装着や定期受診を行う6 一般的に歯科矯正にかかる治療期間は、歯を動かす「矯正期間」と完成した歯並びが元に戻らないように保定する「保定期間」を合わせて3~4年半かかると言われています。ただし、もともとの歯並びの状態によって個人差があります。また、矯正方法や全体矯正か、部分矯正によっても治療期間は変わります。治療開始前のカウンセリングなどで、おおよその治療期間を知ることができるでしょう。 矯正期間 矯正装置を装着し、歯並びや噛み合わせが正しい位置に戻るまでの期間を矯正期間と言います。平均すると1~3年程の期間がかかるといわれており、その間は定期的に通院し、チェックや調整などを行います。治療期間は歯並びやお口の中の状況によって変わりますが、以下のような方は短い時間で矯正治療が終わる場合もあります。 ・歯を動かす範囲が狭くて済む方 ・年齢が若い方 ・十分なスペースがあり抜歯の必要がない方 ・虫歯や歯周病などのトラブルがない方 歯並びの乱れが軽度の方は、前歯だけなど一部の歯を動かすだけで済み、治療期間が短縮できます。このように一部の歯だけを動かす部分矯正は、治療期間や治療費の負担が軽減できる矯正方法です。「できれば負担の少ない部分矯正を選びたい!」という方も多いと思いますが、歯並びの状態によっては対応できないこともあるので、気になる方は事前カウンセリングなどで相談してみましょう。 矯正治療は、歯を支える骨の吸収や再生を利用し歯を動かしていく治療です。これらの歯の周辺組織の働きは、代謝がいい方ほど活発であることが多く、年齢が若く、新陳代謝が活発な方は歯が動きやすい傾向があります。また、虫歯や歯周病がない方や、歯がきれいに並ぶスペースが十分にあり、抜歯の必要がない方もスムーズな矯正治療を始めることができ、結果的に治療期間が短縮できる場合があります。 保定期間 歯科医師によって歯並びや噛み合わせが正常に整ったと判断された時点で、矯正装置の装着が終了します。ここからは、正常になった歯並びがもとに戻らないようにする「保定期間」に入ります。保定期間は、矯正期間と同じくらいの期間がかかるとされており、2~3年ほど保定装置(リテーナー)を決められた時間に装着します。正常に整った歯並びを安定させるためにも非常に重要な期間です。特に最初の1年間はまだ歯並びが不安定なので、食事や歯磨きの時以外は常に保定装置を装着する必要があります。だんだんと歯並びが安定してきたら、装着時間が短くなってきますが、トラブル防止のためにも歯科医師の指示通りに装着することを忘れないようにしましょう。 ここからは矯正方法別に矯正期間の目安を紹介していきます。 ※治療期間には個人差があります。 ※上記は、歯を動かす矯正期間のことであり、歯並びを安定させるために保定期間が必要になります。 同じワイヤー矯正でも表側と裏側では治療期間に違いがあります。裏側矯正は、ワイヤーやブラケットを舌側に付けるため、見た目が目立たない点がメリットです。しかし、矯正装置をオーダーメイドで製作したり、高度な作業のため微調整に時間がかかったりすることで、治療期間が長期化しやすくなっています。 矯正治療中は定期受診が必要になりますが、ワイヤー矯正の場合は、月に1回程度、マウスピース矯正の場合は、1ヶ月~3ヶ月に1回のペースでの受診となることが多いです。 歯科矯正に時間がかかる理由は矯正治療のしくみにあります。先述した通り、矯正治療では、動かしたい歯に力を加えることで起こる歯の周辺組織の働きを利用し、歯を動かしていきます。歯やその周辺組織に負担をかけないためには、1ヶ月に動かせる範囲は0.5mm〜1mmが限度とされています。無理に大きく動かそうとすると、歯茎や歯の神経を傷つけてしまう恐れがあるため、じっくりと年月をかけて治療を行う必要があるのです。 歯科矯正の治療期間を短くするための技術や機器が存在します。 オルソパルス オルソパルスは⻭の移動期間を短縮するための医療⽤機器です。フォトバイオモジュレーションと呼ばれる治療法で近赤外線を口内に当てることで細胞内のミトコンドリアに作用して代謝を向上させます。単体使用で歯列矯正を行う装置ではなく、マウスピース矯正やワイヤー矯正などの矯正治療と併用し、治療期間の短縮をするために使用する補助装置です。マウスピース矯正(インビザライン)を例にとってご説明すると、通常ではマウスピースを7〜10日間ごとに交換しながら治療を進めていきますが、オルソパルスを併用することで交換頻度が3~5日程に短縮できる場合もあるのです。※個人差があります。 具体的には以下のようなメリットがあります。 ・治療期間が大幅に短縮できる ・1日10分ご自宅で手軽に治療できる ・骨や軟組織を再形成したり、痛みを和らげたりする効果がある オルソパルスは、矯正治療の装置(ブラケット装置やマウスピース型装置)を歯に装着したままの状態で1日1回照射します。最初は上の歯列に5分間の照射を行い、5分後に照射機を上下反転させ、下の歯列に5分間照射します。 プルチーノ歯科・矯正歯科でもオルソパルスをお取り扱いしております。 ↓↓↓ 気になる方はこちらの記事もご覧ください。 ↓↓↓ アンカースクリュー アンカースクリューとは医療用のネジのことです。歯を支える骨に埋め込むことで、歯を引っ張るための土台となります。アンカースクリューを用いることで、必要な歯だけを動かすことや、従来では難しかった方向へ歯を動かすことにも対応できるようになったため、矯正期間の短縮や対応可能な症例が広がりました。アンカースクリューを埋め込む際は、少量の局所麻酔を行い、専用の機具で埋め込みます。チタン素材でできているため、生体親和性が高く、金属アレルギーのリスクもほとんどないため安心です。アンカースクリューは骨に埋まっていますが、頭の部分は出ている状態です。スクリュー周辺に汚れが溜まりやすいため、感染予防のためにも歯磨きは念入りに行いましょう。 セルフライゲーションブラケット ワイヤー矯正で用いるブラケットの一種です。一般的なブラケットは、ブラケットとワイヤーをゴムや細いワイヤーで結び付けて固定をするため、摩擦が生じていました。セルフライゲーションブラケットの場合、ブラケット自体に付いているシャッターにワイヤーを挟むことで摩擦を軽減することができます。そのため、弱い力で持続的に力を加えることができ、治療期間の短縮に繋がるのです。また、摩擦が軽減されることで、歯や周辺組織への負担が軽減できます。 セラミック矯正 セラミック矯正は、ご自身の歯を削って上からセラミックの被せ物を装着することで、歯並びをきれいにする方法です。治療スタートから1~2ヶ月程で治療が完了し、歯を削った日には仮歯が入るため短期間できれいな歯並びが実現します。歯を動かしているわけではないので、後戻りもせず保定期間は必要ありません。しかし、セラミック矯正は健康な歯を削り、場合によっては歯の神経を取らなければならないこともあります。ご自身の歯の寿命を縮めてしまうリスクがあるということをしっかりと理解したうえで治療の選択をしましょう。 矯正治療を行う際、治療期間を延長させないために守っていただきたい注意点があります。 衛生管理をしっかりと行う 矯正中に虫歯や歯周病になってしまうと、1度矯正治療を中断して、虫歯や歯周病の治療を行わなければいけません。症状が進行している場合は、歯に装着した装置を取り外す必要があり、治療期間が延びてしまうことに繋がります。毎日の歯磨きはしっかりと行うよう心がけましょう。特に、ワイヤー矯正は矯正装置の周辺に汚れが溜まりやすいため、歯間ブラシやタフトブラシなどの清掃補助用具を活用し、普段以上に丁寧に磨くようにしてください。 歯科医師の指示通りに装置の装着や定期受診を行う 歯科医師の指示通りに装置を装着したり、定期的に歯科医院を受診するようにしましょう。マウスピース矯正の場合は、取り外しができるため、より自己管理が必要になります。医師の指示通りに1日20時間以上の装着が必須であり、装着時間を守らないと、当初の予定通りに治療が進まなくなってしまう恐れがあります。 歯科矯正の治療期間や治療に時間がかかる理由を解説しました。歯科矯正は歯や歯の周辺組織に負担がかからないようにするために、適度な力で少しずつ動かしていくことが重要なのです。矯正方法によっては治療期間が短くなることもあったり、治療期間の短縮が期待できる技術や機具があったり、矯正治療も変化を遂げています。自分の歯並びだと、どのくらいの治療期間がかかるのか?と疑問に思った方は、ぜひ1度プルチーノ歯科・矯正歯科にご相談にいらしてください。無料矯正相談はこちらからご予約を承っております。プルチーノ歯科・矯正歯科では、マウスピース矯正(インビザライン)をはじめとした矯正治療を行っており、経験豊富なスタッフが丁寧にお話を伺わせていただきます。
患者様からのレビューをご紹介します|名古屋市でインビザラインをお考えの方はプルチーノ歯科・矯正歯科へ 名古屋市南区のプルチーノ歯科・矯正歯科です。当院では、マウスピース矯正(インビザライン)を中心に、患者様に合った方法で矯正治療を行っております。今回は、実際にいただいた患者様からのレビューや、インビザライン治療において当院が選ばれる理由をくわしく紹介していきます。ぜひ、最後までご覧ください。 Contents1 1.1 インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定1.2 高精度歯型3Dスキャンを導入し、より精密な矯正治療を実現1.3 患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング1.4 1,500症例以上の豊富な実績2 2.1 マウスピース矯正(インビザライン)2.2 ワイヤー矯正2.3 小児育成矯正3 3.1 インビザラインのメリット3.2 インビザラインのデメリット4 5 5.1 診療科目5.2 診療時間5.3 医院までのアクセス インビザライン治療において、プルチーノ歯科・矯正歯科が選ばれる4つの理由を紹介していきます。 インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定 インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダーとは、年間151症例以上の実績がある歯科医院に送られる、メーカー評価です。プルチーノ歯科・矯正歯科は、このインビザライン・ダイヤモンド・プロバイダーに認定されており、豊富な実績のもと安心して治療を受けていただくことができます。他院でインビザラインは難しいと言われた場合でも、対応可能な場合もございます。ぜひ一度、無料矯正相談にお越しください。無料相談のご予約はこちらから承っております。 高精度歯型3Dスキャンを導入し、より精密な矯正治療を実現 プルチーノ歯科・矯正歯科は、より精密な矯正治療を行うために、高精度歯型3Dスキャン「iTero element 5D」を導入しております。従来のシリコンでの型取りは、患者様への負担も大きく、完成したマウスピース型矯正装置にズレや歪みが生じる場合もありましたが、「iTero element 5D」を用いることで、口腔内の状態を3Dデータとして精密に取り込むことができるため、細かな凹凸まで再現することが可能となりました。「iTero element 5D」でスキャニングした3Dデータを元に、治療完了後の歯並びまでシミュレーションすることができるため、歯科医師にとっても患者様にとっても、治療前と治療後のイメージの相違が起こりにくく、患者様の治療のモチベーションアップにも繋がります。 患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング プルチーノ歯科・矯正歯科では、まず患者様のお口の悩みやご要望について丁寧にカウンセリングを行います。その上で、インビザラインのメリットやデメリット、具体的な治療方法や期間、費用について事前にしっかりとご説明します。また、当院ではインビザライン矯正をご検討されている方向けに、矯正無料相談もおこなっております。実際に治療を始めるかどうかは、相談後に決める事ができますのでご安心ください。矯正無料相談では、「初診料」、「カウンセリング料」、「歯並びシミュレーション」を無料で行っております。少しでも歯並びが気になるという方は、もし矯正治療をしたらどのように歯並びが変化するか一度見てみませんか? 1,500症例以上の豊富な実績 プルチーノ歯科・矯正歯科 では2017年から2022年3月までの時点で、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の症例が1,500症例以上となりました。また、当院の歯科医師はインビザライン矯正認定医として認定されており、豊富な実績と知識を持ち合わせております。治療可能な症状かどうかわからず不安な方も、ぜひ1度お気軽にご相談にいらしてください。 プルチーノ歯科・矯正矯正歯科では、インビザラインをはじめとした矯正治療を行っております。精密検査では、口腔内はもちろんのこと、頭部や顎までしっかりと検査を行い、歯列不正の原因を探り、適切な治療法をご案内いたします。 マウスピース矯正(インビザライン) 透明のマウスピース型矯正装置を装着する矯正方法です。マウスピース矯正はさまざまなメーカーがありますが、米国アライン・テクノロジー社が提供するインビザラインは世界トップシェアを誇り、プルチーノ歯科・矯正歯科でもインビザラインを取り扱っております。 ワイヤー矯正 ワイヤー矯正は、ブラケットという器具を歯に取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。歴史が長く、さまざまな症例に対応できるところがメリットです。インビザラインでは対応できない重度の歯列不正の場合は、ワイヤー矯正をご案内させていただくこともあります。 小児育成矯正 成長途中の低年齢のお子さま向けの矯正治療です。単純に歯並びを整えるのではなく、歯列不正の原因にアプローチし、お口の筋肉や舌の動きを正常に矯正します。具体的に、当院では、プレオルソ(小児用マウスピース矯正装置)を日常的に装着していただきます。 インビザラインには、従来のワイヤー矯正のデメリットをカバーするさまざまなメリットがあります。しかし、どんな治療法でも同時にデメリットが存在します。ご自身に合った治療法かどうか、しっかりと見極めて治療の選択をしましょう。 インビザラインのメリット インビザラインは矯正装置が目立たないこと以外にもさまざまなメリットがあります。 ・装置が透明で目立たない ・取り外しができる ・痛みや違和感を感じにくい ・金属アレルギーの心配がない ・衛生管理がしやすい 取り外しができることで、食事や歯磨きをいつも通り行えたり、違和感を感じた時に一時的に取り外せたりする点も大きな特徴でありメリットです。金具がない為、金属アレルギーの方やコンタクトスポーツを行う方でも安心して治療を受けることができます。 インビザラインのデメリット 多くのメリットがあるインビザラインですが、以下の点には注意してください。 ・自己管理が必要 ・対応できない症例もある インビザラインは、歯科医師の指示通り、1日20時間以上の装着が求められます。装着時間を守らなければシミュレーション通りに治療が進まなくなってしまうため注意が必要です。また、取り外しができるが故に、装着し忘れや紛失などのリスクがあります。自己管理に自信がない方は、取り外しができないワイヤー矯正のほうが良いかもしれません。また、インビザラインは歯を大きく動かしたり、複雑な症例だったりする場合、対応できないこともあります。心配な方は、一度ご相談にいらしてください。 プルチーノ歯科・矯正歯科にご来院していただいた患者様より多くのレビューや評価、ご意見をいただいております。その中の一部を紹介させていただきます。 イオンモールの中にあり土日診察があるので、仕事を休まなくても通院できます。とても綺麗でおしゃれな感じの歯科医院です。スタッフの方も皆様、対応が丁寧で言葉遣いも良く好印象です。何より理事長先生が、とても腰が低くて、腕が良いので緊張感なく通えています。矯正で通院中ですが、メンテナンスや進捗状況もしっかり診ていただいているので、順調に歯並びが綺麗になっています。鏡を見るのが楽しくなってきました。この先、マスクが必要なくなっても自信を持って人と話せると思います。 引用:Googleクチコミ↓ インビザライン矯正で通っています。確かな効果を感じていますし、治療も丁寧だと思います。イオンの中にあるのでアクセスがよく買い物などにも便利なのがいいと思います。 引用:Googleクチコミ↓ オープン当初からお世話になっています。院内は綺麗で広々としているのでラウンジの様な空間です。スタッフさんも優しく、案内から施術までとてもスムーズです。 引用:Googleクチコミ↓ プルチーノ歯科・矯正歯科では、「人生のターニングポイントとなる歯科へ」というテーマのもと患者様の人生が歯科治療を通してよりよいものになることを目指しております。適切な治療を行い、お口のお悩みやコンプレックスを解消することはもちろんのこと、丁寧なカウンセリング、スタッフ対応、院内環境の整備などを行っています。 診療科目 ・一般歯科 ・矯正歯科(インビザラインを中心とする成人矯正) ・小児歯科(小児育成矯正・食育指導) ・口腔外科 ・インプラント ・予防歯科 ・歯周病治療 ・審美歯科 ・ホワイトニング ・アロマリラグゼーション 診療時間 診療時間:月・火・金 10:00~ 13:00/14:30~ 19:00 水・土・日・祝 10:00~ 18:00 休診日:木曜日 学会参加などのため臨時休診になる場合あり 医院までのアクセス 〒457-0012 愛知県名古屋市南区菊住1-7-10 イオンモール新瑞橋1F 新瑞橋駅から徒歩約5分、呼続駅下車 徒歩約5分。 プルチーノ歯科・矯正歯科は、イオンモール新瑞橋内にあるので、 大型駐車場が完備されております。診療と合わせて、お買い物など、とても便利な立地です。またさまざまな交通機関を利用しての来院が可能です。 名古屋市でインビザラインをご検討中の方や、歯並びが気になるという方は、ぜひ一度プルチーノ歯科矯正歯科の無料矯正相談にいらしてください。患者様に寄り添い、丁寧にカウンセリングをさせていただきます。
口腔外科と矯正歯科の違いとは?|口腔外科にも対応可能なプルチーノ歯科・矯正歯科がくわしく紹介します みなさんは、口腔外科と矯正歯科ではどんな違いがあるのかご存知でしょうか。今回は、プルチーノ歯科・矯正歯科が、口腔外科と矯正歯科の違いについてお話していきます。記事の後半では、口腔外科と矯正歯科の関係性についても紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。 Contents1 1.1 治療内容の違い1.2 治療費や治療期間の違い1.3 特別なライセンスは必要?2 2.1 難抜歯にも対応ができる2.2 外科処置に慣れている2.3 設備が整っていて安心3 3.1 抜歯・智歯周囲炎3.2 インプラント3.3 腫瘍・嚢胞3.4 顎関節症3.5 口腔内、顎、顔面の外傷3.6 内科的疾患4 5 口腔外科と矯正歯科には以下のような違いがあります。 治療内容の違い 口腔外科では口腔内の外科手術を行います。さらに、口腔内以外にも顎、顔面、頸部に及ぶ広範囲の手術を行う場合もあります。そのため、時には耳鼻咽喉科と連携を取って治療を行うこともあり、一般歯科に比べると医科領域に近い分野だと言えるでしょう。また、口腔乾燥症や口臭症などの内科的疾患にも対応しています。一方の矯正歯科は、歯科矯正を専門的に行います。正しい歯並びや噛み合わせを取り戻すために、原因を探り、それに合わせてマウスピース矯正、ワイヤー矯正などさまざまな方法で治療を行います。しかし、骨格的な問題による歯列不正の場合は、顎骨の発達が十分でなかったり、大きさや角度がアンバランスであったりすることが関係しており、口腔外科での治療が必要な場合もあります。 治療費や治療期間の違い 口腔外科は治療内容によっては保険内で治療を行うことができます。治療期間は、症状によってさまざまですが、嚢胞や腫瘍の切除などは、1回の治療で終わる場合もあるでしょう。インプラント治療など長期間になる治療もあります。一方、矯正歯科で行う歯科矯正は基本的に自由診療であり、治療期間も1年半~3年と長期に及びます。 特別なライセンスは必要? 口腔外科や矯正歯科を行うための特別なライセンスはなく、歯科医師であれば誰でも治療を行うことが可能です。しかし、口腔外科や矯正歯科では高度な治療を行うことも多く、経験と実績が十分にある歯科医師が在籍しており、しっかりと設備が整った歯科医院で治療を行うことをおすすめします。 口腔外科が対応可能な歯科医院で治療を行う際のメリットを紹介します。 難抜歯にも対応ができる 口腔外科では、日頃から多くの抜歯を行っているため、難しい条件の抜歯にもさまざまな方法で対応が可能です。また、口腔内だけでなくその周辺の骨や血管や神経の位置なども熟知しているため、より安全な治療を受けることができます。抜歯中や抜歯後のトラブルのリスクも低く、万が一トラブルが起きた場合も迅速に対応できる点もメリットと言えるでしょう。 外科処置に慣れている 歯周病治療や埋没歯の抜歯の際などで歯肉を切開する場合でも、口腔外科に対応できる歯科医院であれば、外科処置に慣れているため安心して治療を受けることができます。また、外科手術を伴うインプラント治療においても、しっかりと知識や実績のある歯科医院で治療を行うことをおすすめします。 設備が整っていて安心 口腔外科が対応可能な歯科医院の場合、しっかりと設備が整っている歯科医院が多く、安心して治療を受けることができます。外科手術を行うということは、歯肉を切り開き、見えない部分の処置をしていくため、事前に検査を行い、状態を把握し、治療計画を立案することが非常に大切です。当院でも、歯科用CTレントゲンを完備し、通常のレントゲンでは分かりにくい、骨内の情報などを正確に撮影し、的確な審査・診断を行っております。また、繊細な手技が求められる外科手術にて、マイクロスコープや歯科用ルーペ(拡大鏡)を用いることで、より正確な診断や治療を行うことができます。 口腔外科では、外科的疾患以外にも、口腔粘膜疾患や口臭症など内科的疾患の治療も行っていきます。具体的には以下のような疾患や症状について対応します。 抜歯・智歯周囲炎 親知らずの抜歯や埋伏歯(顎骨や歯肉に埋まっている歯)などの抜歯を行います。親知らずの埋伏歯は周辺に汚れが溜まりやすく、「智歯周囲炎」という歯肉の炎症を起こすことがあります。炎症を繰り返す場合は、抜歯の必要があります。埋伏歯は顎骨の奥に埋もれているような「難抜歯」と呼ばれるような症例もありますが、口腔外科であれば対応が可能です。 インプラント インプラント治療は、顎骨に穴を開けそこに人工歯根を埋入します。さらに上から人工歯を被せることで、失った歯の機能回復を図る治療です。インプラント治療は、骨の厚みや高さが足りない場合、骨とインプラントがしっかりと結合しなかったり、インプラントが骨を突き抜けたりするリスクがあります。骨量が足りない場合は、「骨造成」を行い骨を増やすことで安全に治療を行うことができます。 腫瘍・嚢胞 口腔内のできものや腫れ、出血、痛みなどの症状に対しても診断を行い、適切な治療を行います。良性腫瘍の場合は、基本的に摘出や切除を行い、口腔がんを含めた悪性腫瘍の場合は、一般的に総合病院の口腔外科にて、手術療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法の3つの方法を単独で行う、あるいは複数の治療法を組み合わせて行います。嚢胞は基本的に手術により摘出する方法を取りますが、歯根嚢胞の場合は根管治療を行って治癒する場合もあります。 顎関節症 顎関節症は、顎を動かすと痛い、口が開かない、顎を開くとカクカク音がするなどの症状が起こります。さまざまな要因が重なり合うことで症状が起こるため、要因となる癖や生活習慣を改善していく必要があるのです。歯科医院では、マウスピースの製作、リハビリ、消炎鎮痛剤の投与などを行っていきます。 口腔内、顎、顔面の外傷 転倒などで口腔内、顎、顔面にけがをしてしまった場合、口腔外科で外科処置を行います。重度の場合は、総合病院の口腔外科で手術を行うこともあります。 内科的疾患 口腔外科では以下のような内科的疾患に関しても治療を行います。 ・口臭症 ・神経性疾患 ・口腔乾燥症 ・味覚異常 ・唾液腺の疾患 それぞれの疾患に合わせて、薬剤の投与、リハビリ、手術などを行っていきます。 矯正歯科で矯正治療を行う際には、きれいに歯が並ぶための十分なスペースが必要であり、そのために抜歯を行うことも少なくありません。矯正歯科のみを専門とした歯科医院では、抜歯が行えない場合もあるため、その際は口腔外科に対応した歯科医院に紹介状を出すことがあるのです。また、先述した通り、骨格に問題があり歯列不正が起きている場合があります。歯科矯正の力だけでは対応が困難な場合、口腔外科にて、下顎の骨切りを行い後方へスライドさせる「下顎骨切り術(セットバック法)」を用いて対応する場合があります。このように、口腔外科と矯正歯科は時に連携して治療を行うことがあるのです。 プルチーノ歯科・矯正歯科は、矯正歯科、口腔外科のどちらにも対応が可能です。矯正治療を行うにあたって、抜歯が必要になったとしても、院内で対応できるため治療がスムーズに進みます。また、当院の理事長は、公益社団法人日本口腔外科学会に所属しており、抜歯をはじめとした口腔外科分野においても多くの経験や実績があるため、安心して治療を受けていただくことができます。歯科矯正をスタートする前には、しっかりと精密検査を行い、歯列不正の原因究明を行い、適切な治療計画を立案いたします。 プルチーノ歯科・矯正歯科 では「人生のターニングポイントとなる歯科へ」をテーマとしており、 患者様と歯科を通して一生のお付き合いをさせて頂けるクリニックにしたいと考えています。 患者様の立場になり、治療を通して人生がより良いものになることを目指し、設備から歯科医院の在り方を考えました。当院では、矯正をお考えの方向けに無料相談を行っております。歯科矯正を考えているという方は、ぜひ下記フォームより無料相談のご予約をお取りください。
矯正治療でレントゲン撮影が必要な理由をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説 歯科治療を行う際に、お口の中の状態を確認するためにもレントゲン撮影は欠かせません。矯正治療においても、目に見える歯並びだけでなく、見えない顎の骨の状態なども確認する必要があるため、治療中に何度かレントゲン撮影を行う機会があります。しかし、具体的に何のためにレントゲン撮影をするのかがわからない、何枚もレントゲン撮影をして危険性はないのかなど、疑問や不安を感じる方もいるでしょう。そこで今回は、矯正治療におけるレントゲン撮影について、プルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく解説していきたいと思います。矯正歯科で行うレントゲンの種類や危険性についても紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。 Contents1 2 2.1 オルソパントモグラフィー2.2 セファログラム3 3.1 歯科レントゲン撮影の被ばく量について3.2 妊娠中の方への配慮4 5 矯正治療でレントゲン撮影を行う理由は、現在のお口や骨格の状態を把握し、適切な治療方法を決めるためです。矯正治療をスタートする前には、レントゲン撮影をはじめとした精密検査を行います。レントゲン撮影をすることで、顎の骨など見えない部分もしっかりと確認することができるため、患者様に安心して治療を受けていただけることに繋がります。さらに、患者様に実際に現状を見ていただくことで、治療への理解をしていただきます。精密検査では、レントゲン撮影以外にも、口腔内や顔面の写真を撮影し、さまざまな角度から診断をしていきます。 矯正歯科では、以下のような「オルソパントモグラフィー」や「セファログラム」というレントゲンを撮影し、お口の中はもちろんのこと、顎や頭部までしっかりと精密検査を行います。 オルソパントモグラフィー 「パノラマ」、「パントモ」とも呼ばれます。口腔内の全体的な様子がわかるレントゲンです。1枚の写真に歯列、歯周組織、上下の顎の骨の状態がすべて映し出されており、さまざまな情報を得ることができます。虫歯治療や歯周病治療など、一般歯科の分野においても使用されるため、多くの方が撮影した経験があるでしょう。全体像がわかるオルソパントモグラフィーは、歯科矯正においても重要な情報となります。 セファログラム セファログラムは顔面や頭部のレントゲン写真で、側面と正面から撮影することで、矯正治療に必要な情報を取得し、分析や診断を行います。正式名称は、「頭部X線規格写真顔」と呼ばれます。側面セファログラムでは、上顎と下顎の位置やバランスを見たり、歯の位置や傾斜を見たりすることで、どのような方法で歯を動かすべきかを判断します。正面セファログラムは、正面から見た際の左右のバランスや歯列がバランスよく弧を描いているかなどを見ることができます。このように、セファログラムは矯正治療において非常に重要なレントゲンだと言えます。矯正治療開始前の診断、治療中、矯正治療完了に至るまでに撮影を行い、骨格の変化を確認していきます。 レントゲン撮影を行う際に、被ばくが心配という方もいらっしゃると思います。しかし、歯科医院で行うレントゲン撮影における放射線量はごくわずかであり、身体への影響はほとんどないとされています。レントゲン撮影は、歯の状態を正確に把握し、適切な治療を行う上で非常に重要な検査です。患者様の歯や骨格などの状態を正確に把握し、適切な治療計画を立案するためにも、レントゲン撮影へのご理解とご協力をお願いいたします。 歯科レントゲン撮影の被ばく量について 歯科治療時に撮影されるデンタルX線1枚の放射線の量は0.01ミリシーベルト程度、パノラマX線撮影は約0.03ミリシーベルト程度で、自然放射線1年分に比べて極めて少ない値です。X線写真から得られる情報は歯科治療において不可欠なものです。 出典:社団法人 東京都歯科医師会 放射線、被ばくなどの言葉が並ぶと不安を感じる方も多いと思いますが、実は普段の生活の中でも人間は被ばくをしているのです。一人当たりの年間自然放射線は、世界平均では2.4ミリシーベルト、日本平均は1.5ミリシーベルトと言われています。細かく見てみると大地や大気など、どんな人でも日常的に被ばくしているということがわかりますね。 ・大地からの被ばく量 0.5ミリシーベルト ・大気からの被ばく量 1.2ミリシーベルト ・宇宙からの被ばく量 0.4ミリシーベルト ・食料からの被ばく量 0.3ミリシーベルト このような自然放射線による被ばくがあったとしても身体への影響はほとんどありません。歯科治療におけるレントゲン撮影に至っては、自然放射線よりもさらに少量の放射線量であるため、安心して検査を行っていただければと思います。また、歯科医院ではレントゲン撮影時に、鉛の入った「放射線防護用エプロン」を着用する医院も多いです。もともと微量な放射線量ですが、こういった対策によりほとんど0に近い状態でレントゲン撮影を行うことができるのです。 妊娠中の方への配慮 妊娠中の方は、胎児への影響を心配される方もいらっしゃるかもしれません。歯科レントゲン撮影は、腹部を直接照射するわけではないため、胎児への影響はほとんどないとされています。しかし、念のため、妊娠していることを歯科医師に必ず伝えてください。また、妊娠中は無理をせず、出産後にレントゲン撮影や治療を開始するという場合もあります。 歯科矯正は、治療が完了するまでに年単位の期間がかかります。さらに、治療が完了した後も動いた歯が元に戻らないようにするために「保定期間」という期間を設けており、保定期間ではリテーナーという装置を毎日決められた時間装着する必要があります。このように長期に渡って矯正治療を行う中で、何度かレントゲン撮影をし、その都度歯の動きをチェックしていきます。具体的には以下のような流れで治療を行います。 事前カウンセリング 精密検査 矯正治療スタート 定期検診 矯正治療完了 保定期間 通常、精密検査の際に最初のレントゲン撮影を行います。矯正歯科では、パントモグラフィー、セファログラムの撮影を行い、お口全体の状態と骨格の状態を多方面からしっかりと検査します。その後、治療を開始しますが、必要に応じて再度レントゲン撮影を行っていきます。タイミングとしては、矯正装置の装着が終わった時点、矯正装置の装着を終えてからの定期検診時、リテーナーの装着が終わった時点などに行うことが多いです。 プルチーノ歯科・矯正歯科が、矯正治療におけるレントゲン撮影について解説しました。歯並びや噛み合わせを正しくするためには、複雑で高度な治療を行います。そのため、見えない部分の現状把握をし、適切な治療計画を立案するためには、レントゲン撮影は非常に重要な検査なのです。レントゲン撮影に対し、危険性を心配される方もいらっしゃいますが、歯科治療におけるレントゲン撮影の放射線量は非常に微量であるためご安心ください。プルチーノ歯科・矯正では、精密検査の際にレントゲン撮影を行い、口腔内の状態はもちろんのこと、顎や頭部全体のデータを採取します。しっかりと検査をしたうえで、マウスピース矯正(インビザライン)やワイヤー矯正など、一人一人に合った治療方法をご提案いたします。矯正治療をお考えの方はぜひ一度ご相談にいらしてください。無料矯正相談のご予約は以下のフォームより承っております。
審美歯科と矯正歯科の違いは?治療内容や費用に関してもくわしく解説します 歯並びをきれいにしたいけど、審美歯科と矯正歯科、どちらで治療を行えばいいのだろうか?と疑問を感じる方はいらっしゃいませんか?審美歯科と矯正歯科、それぞれどのような治療目的があるのかを理解することで、その疑問は解決できるでしょう。今回は、名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科が、審美歯科と矯正歯科のさまざまな違いについてお話していきます。 Contents1 2 2.1 セラミック治療3 3.1 ワイヤー矯正3.2 マウスピース矯正3.3 小児矯正4 4.1 審美歯科の費用4.1.1 治療前にかかる費用4.1.2 治療中にかかる費用4.1.3 治療後にかかる費用4.2 矯正歯科の費用4.2.1 治療前にかかる費用4.2.2 治療中にかかる費用4.2.3 治療後にかかる費用4.3 支払い方法5 6 審美歯科と矯正歯科には治療の目的に大きな違いがあります。審美歯科も矯正歯科も、患者様の「歯並びをきれいにしたい」というご希望によって治療を行いますが、審美歯科では、見た目の美しさを向上させるために治療を行います。一方の矯正歯科は、単に歯並びをきれいにするだけではなく、歯並びが悪くなった根本的な原因を追求し、正しい歯並びや噛み合わせを取り戻すことを目的としています。このように、審美歯科と矯正歯科では、歯並びに対する治療において、一見同じ目的で治療を行っていると思いがちですが、根本的に目的が異なるのです。 また、審美歯科は短期間で見た目をきれいにするのに対し、矯正歯科は原因究明から始まり、長期的にじっくりと歯を動かしていくため、治療期間にも大きな差があります。 審美歯科ではセラミック治療を行い歯並びをきれいにしていきます。また、歯並び以外にもホワイトニングなど歯を白く美しくする治療なども行っています。 セラミック治療 セラミック矯正という、自分の歯を削って上からセラミックの被せ物を装着することで歯並びをきれいにする治療法があります。通常、矯正歯科での歯科矯正は年単位で治療を行いますが、セラミック矯正は2ヶ月~3ヶ月で治療が完了するため、短期間できれいな歯並びを手に入れられるというメリットがあります。しかし、セラミック矯正では、健康なご自身の歯を削ることで歯の寿命を縮めてしまうというデメリットがあります。現代の歯科治療において、「なるべく歯を削らない」ということを大切にしている歯科医師は多く、このことからもセラミック矯正はおすすめできないと話す歯科医師は少なくありません。 セラミック治療は、矯正治療以外にも虫歯や歯周病などが原因で歯を削ったり、失ったりしてしまった際に、セラミック素材の詰め物や被せ物で機能を補います。保険診療の場合は、金属やプラスチック素材を使用しますが、セラミック素材の場合、天然歯のように自然な白さを表現できるため、非常に審美性に優れています。セラミック治療でも、素材はさまざまで、それぞれ特徴や費用が異なります。 矯正歯科では、歯並びの悪さの原因を究明し、矯正装置を装着することで力を加えて歯を動かしていきます。矯正方法には種類があり、患者様の希望や歯並びに合った方法で歯科矯正を行います。 ・ワイヤー矯正 ・マウスピース矯正 ・小児矯正 矯正装置を用いて歯並びを正常にすることで、単純に見た目をきれいにするだけでなく、噛み合わせも正常に矯正することが可能です。噛み合わせが正常であるということは、将来的にご自身の歯をより多く残すことにも繋がり、しっかりと噛めるということは、全身の健康にも非常にいい影響を与えます。 ワイヤー矯正 ワイヤー矯正は、ブラケットという器具を装着しそこにワイヤーを通すことで力を加えていきます。複雑な症例でも柔軟に対応できることがメリットですが、見た目が目立つ、痛みや違和感を感じやすい、衛生管理がしづらいなどのデメリットもあります。表側に装置を装着する「表側矯正」と、裏側(舌側)に装置を装着する「裏側矯正」の2種類があり、裏側矯正の場合、装置が目立たないというメリットがありますが、装置をオーダーメイドで製作しなければならなかったり、治療の難易度が高かったりすることから、費用が高額になります。 マウスピース矯正 マウスピース矯正は、透明のマウスピース型矯正装置を装着することで、歯を動かしていく矯正方法です。装置が目立たないという点が大きなメリットで、金具がない分、痛みや違和感も感じにくくなっています。ワイヤー矯正の場合は、装置のすきまに汚れが溜まりやすく、歯磨きを普段以上に念入りに行う必要がありますが、マウスピース矯正の場合は、装置を取り外すことができるので、歯磨きも普段通りで大丈夫です。しかし、マウスピース矯正は大きく歯を動かすことが苦手なため、重度の症例には対応できない場合もあります。その場合は、ワイヤー矯正をおすすめされることもあります。 小児矯正 お子様の歯科矯正の場合、乳歯と永久歯が混在した「混合歯列期」に行う、「Ⅰ期治療」と永久歯が生え揃った状態で治療を開始する「Ⅱ期治療」の2つのステップに分かれます。 Ⅰ期治療の目的は、歯がきれいに並ぶための土台作りや、歯並びの悪さの原因となる間違った飲み込み方や舌の位置を正しく矯正することです。顎が成長途中の6歳~12歳頃までに行うことで効果を発揮し、Ⅱ期治療に移行した際に、抜歯を回避できたり、治療がスムーズに進んだりすることが期待できます。Ⅱ期治療は、大人の矯正治療と同じ方法で治療を行います。正しい歯並びや噛み合わせを取り戻すことを目的としており、上記で紹介した、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で治療を行います。 審美歯科と矯正歯科のくわしい費用相場は以下の通りです。治療する歯の本数にもよりますが、審美歯科のほうが費用負担が少ない場合が多いでしょう。しかし、セラミックの寿命は10年ほどと言われており、将来的に再治療の必要もでてきます。今の時点の費用負担のことだけではなく、将来的なさまざまな負担も考えながら治療の選択をしましょう。 また、審美歯科と矯正歯科での治療は基本的にどちらも自由診療のため、どちらも費用が高額になる場合が多いです。支払い制度は歯科医院によって異なり、あらかじめ治療にかかる費用の総額が決まっている「トータルフィー制」か、処置ごとに費用を支払う「処置別支払い制」のどちらかになります。トータルフィー制の場合は、どの範囲までカバーできるのか事前に確認しておきましょう。 審美歯科の費用 審美歯科で行われる治療の費用相場は以下の通りです。使用する素材別に費用相場は異なります。 治療前にかかる費用 ・カウンセリング費用:0円~5千円 ・精密検査の費用 :1万円~3万円 治療中にかかる費用 ・被せ物の費用 ・コア(土台):1万5千円程度 ・仮歯 :5千円程度 治療後にかかる費用 ・定期検診 :2千円~3千円 矯正歯科の費用 矯正歯科の費用相場は以下の通りです。矯正の種類によって装置料は異なります。 治療前にかかる費用 ・初回カウンセリング料:0円~5千円 ・精密検査、診断料:1万円~6万5千円 治療中にかかる費用 ・矯正治療費(矯正装置料) ・調整料(処置料) :1回につき3千円~1万円 治療後にかかる費用 ・保定装置料:1万~11万円 ・観察料 :1回につき3千円~5千円 ↓↓矯正治療のくわしい費用相場についてはこちらもご覧ください。↓↓ 支払い方法 審美歯科や矯正歯科の治療費の支払いは高額になるため、一括で支払うことが難しいというかたも多くいらっしゃいます。多くの歯科医院が分割払いでの支払いにも対応しているため、無理なく治療を始めることができます。主に以下のような支払い方法があります。 ・現金一括払い ・クレジット分割払い ・デンタルローン ・カードローン ・院内分割払い 歯科医院によって、対応している支払い方法が変わるため、事前に確認しておきましょう。 医療費控除を受けるには、以下の条件を満たしている必要があります。 ・患者様ご本人やそのご家族が、1年間に支払った医療費や通院に利用した公共交通機関の交通費などが10万円または所得合計が200万円までの人は所得額の5%を超える場合 ・機能回復を目的とした治療であること 「機能回復を目的とした治療であること」という条件があることから、原則として審美歯科における美的目的の治療は医療費控除の対象にはなりません。矯正歯科での歯科矯正に対しては、機能回復を目的としている場合は医療費控除の対象となるため、担当の歯科医師へ問い合わせてみましょう。 審美歯科と矯正歯科の違いについてくわしく紹介しました。審美歯科も矯正歯科も、患者様の「歯並びをきれいにしたい。」という希望に対して治療を行いますが、治療の目的が根本的に違うということがお分かりいただけたと思います。矯正歯科での歯科矯正は、健康な歯を削ることなく、正しい歯並びと噛み合わせを取り戻すことが可能です。正常な歯並びや噛み合わせは、見た目のきれいさだけでなく全身の健康にもいい影響を与えます。プルチーノ歯科・矯正歯科では、一人ひとりに合った最適な治療法をご提案いたします。歯科矯正が気になるという方はお気軽に下記フォームより無料矯正相談にお申込みください。