歯科矯正をしている友人などと会話をしているとき、口内にゴムがかかっていることがあります。 これから歯科矯正をスタートしようと考えている方、「私もあのゴムをつけるのかな?」「あのゴムってなんだろう?}と思っている方も多いのではないでしょうか? 今回はその気になるゴムかけについてプルチーノ歯科・矯正歯科が解説していきます。ぜひ参考にしてください。 Contents1 2 2.1 噛み合わせの調整2.2 噛み合わせの症状の改善2.3 噛み合わせのバランスを改善2.4 長期的に噛み合わせを保つ3 3.1 上下の歯をつなげる3.2 歯の移動を制御する4 5 5.1 食事の時5.2 痛みが出た時5.3 定期的に交換する5.4 ゴムかけの副作用6 6.1 イオンモール内にある通いやすい立地6.2 インビザラインに対応6.3 人生において最良の医院へ ではそもそもゴムかけとは何でしょうか?簡単にいうと「ゴムの力を利用して歯を移動させる治療方法」のひとつです。 矯正装置にゴムをかけて口を開いたり閉じたりする時にゴムの弾力性を活用して力を加えます。 使用するゴムは医療用の小さいゴムで「鄂間ゴム」や「エラスティックゴム」などと呼びます。 ゴムの種類も弾力性や太さなどさまざま存在しており、患者さんの状態によって使い分けて歯並びをキレイにして、患者さんの歯をしっかり噛み合わせられる状態にするのが目的です。 ではゴムかけの効果とはどのような効果があるのでしょうか? 効果は以下の4点です。 噛み合わせの調整 噛み合わせの改善 噛み合わせのバランスを改善 長期的に咬み合わせを保つ 噛み合わせの調整 1つ目は噛み合わせの調整です。 矯正装置を利用してある程度の改善が終了後、まだ残っている歯と歯の隙間など調整して噛み合わせを正しいものにしていきます。 出っ歯や受け口の改善にもつながるのもポイントです。 噛み合わせの症状の改善 2つ目は噛み合わせの症状の改善です。 噛み合わせの悪いと体にもさまざまな影響が発生します。 例えば、悪い噛み合わせから頭痛や歯ぎしり、噛む力の低下などです。ゴムかけによってその症状の改善につなげます。 噛み合わせのバランスを改善 3つ目は噛み合わせのバランスを改善することです。 噛み合わせのバランスが悪いと、顎や顔の筋肉への負担がかかり、筋肉の緊張のみならず、顎関節症なども問題も生じてしまします。 ゴムかけによってバランスを調節してこのような問題を改善していきます。 長期的に噛み合わせを保つ 4つ目は長期的に噛み合わせを保つことです。 歯科矯正治療が終わったあとにも噛み合わせを保つためにゴムかけを使用することがあります。 治療効果を長く保っていくためにもゴムかけは重要な役目を果たしてくれるのです。 ではゴムかけには種類があるのでしょうか?ゴムかけには大きく2種類あります。 上下の歯をつなげる 1つ目は上下の歯を繋げるゴムです。 上顎と下顎を繋げて歯の位置や噛み合わせの改善に繋げます。 前歯の隙間の改善にはこのタイプのゴムを利用します。 歯の移動を制御する 2つ目は歯の移動を制御するゴムです。 個々の歯にかけて移動制御し微調整するために使用します。 ではゴムかけに必要な期間はどれくらいなのでしょうか?ゴムかけの期間は患者さんの状況状態や治療の計画によっても変化しますが、数ヶ月おこなわれるのが一般的です。 期間自体は歯の移動や噛み合わせ改善によって必要な時間を考慮して決まります。 また、ゴムかけをはじめた数日間は違和感や痛みを感じることがありますが徐々に慣れていきますので安心して大丈夫です。 つぎにゴムかけをするうえでの注意点を紹介します。 キチンと注意点を守ってゴムかけをおこなわないと正常な効果が得られない場合がありますので注意しておきましょう。 食事の時 1つ目は食事の時の注意点です。食事の時はゴムを外してから食事をしましょう。 ゴムかけをつけたまま食事をすると食べ物がゴムにひっかかりゴム外れてしまいます。 もちろん食事後はゴムかけを装着する前にキチンと歯磨きも忘れないようにしましょう。 他には、固い物や粘りのある食べ物はできれば避けましょう。 理由として固いものや粘り気のあるものは、ゴムかけをしている歯にいらない負担をかけてしまう可能性が高まるからです。 痛みが出た時 2つ目は痛みが出た時の注意点です。 ゴムかけ開始後の痛みや違和感はしばらく様子をみていると徐々になれていき数日か〜数週間で気にならないようになります。 しかし、痛みが強い場合や晴れている場合は氷や冷凍パックを利用してゴムかけをしている部分に数分間あててください。そうすると痛みや晴れは軽減できます。ただ、痛みが酷い場合は必ず医師に相談するようにしましょう。状態に合わせた対処をしてもらい痛みを軽減してもらいましょう。 定期的に交換する 3つ目は定期的に交換することです。 ゴムかけに使用するゴムは劣化や伸び縮みによって効果が低下します。 そのため定期的な交換が必要です。 もし劣化した状態のゴムを利用していると正常な力が歯に加わらないため適切な効果が得られない場合があります。 ゴムかけの副作用 4つ目はゴムかけの副作用の注意点です。 ゴムかけの副作用で歯肉の炎症や腫れが起きることがあります。 理由としてはゴムかけによって歯肉が圧迫されることで一時的に炎症や腫れがおきます。 炎症に刺激を与えすぎないように注意しましょう。 また、一時的に噛み合わせに変化がでますが、変化が過度に起こり過ぎている場合などは担当の歯科医に相談するようにしましょう。 今回はゴムかけについて解説しました。 ゴムかけは矯正歯科治療をおこなう中での微調整をおこなうために重要な役割をはたしてくれます。 ゴムかけにおいての不明点が解消したら歯科矯正治療にもチャレンジしやすくなるのではないでしょうか? ぜひ歯科矯正に向けての参考にしてください。 最後にプルチーノ歯科・矯正歯科のご紹介です。 イオンモール内にある通いやすい立地 プルチーノ歯科・矯正歯科の特徴はイオンモール新瑞橋内にあることです。 そのため、駐車場も大きくお車でご来店の際も安心して駐車でき、雨の日にも濡れないで受付に行くことが非常にうれしいところです。 イオンモール内にあるため診察前や診察後にお買い物やお茶などでリラックスしたい時間を過ごすことや、ご友人との待ち合わせ前にスムーズに診察をすることもできるので日常生活に取り入れやすい立地といえます。 もちろん公共交通機関での来院しやすく、最寄り駅(地下鉄「新瑞橋駅」名鉄「呼続駅」)より徒歩5分です。 インビザラインに対応 プルチーノ歯科・矯正歯科はマウスピース矯正の「インビザライン」にも対応しています。 インビザラインは1997年にアメリカでカ開発されたマウスピースを一定の間隔で装着して段階的に歯を動かしていく矯正方法です。 2020年10月時点ではインビザラインの矯正治療を受けた方が900万人を超えており、現在では矯正治療のスタンダードになりつつある矯正方法といえます。 インビザラインは歯科矯正治療の実績に応じて認定制度を設けているのですが、プルチーノ歯科・矯正歯科は「ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されています。 ダイヤモンド・プロバイダーとは年間症例数が150〜400症例未満に与えられており、多くの症例実績がある証明です。 そのためプルチーノ歯科・矯正歯科では安心してインビザラインでの矯正治療をおこなっていただけます。 プルチーノ歯科・矯正歯科は子供のインビザラインにも対応しています。 お子様のインビザラインをお考えの方はお気軽に相談してください。 人生において最良の医院へ プルチーノ歯科・矯正歯科は「人生のターニングポイントとなる歯科へ」ということをテーマとして掲げています。 ターニングポイントというのは「人生において最良の医院」と出会うということです。 そんな医院として皆様から選択されるように、治療技術はもちろんですが、丁寧な検査、接客対応にいたるまで、他の歯医者とは違うと感じていただけるよう日々努力しています。 医療設備や空間にこだわり、患者さんが心地よく、安心して治療がうけられるように広めの受付・待合スペースや、プライバシーに配慮した診察スペース、オペやホワイトニング用の個室も完備しています。 ぜひ一度プルチーノ歯科・矯正歯科に足を運んでみてください。
矯正中は、飲み物や食べ物による着色が起こりやすいことから、ホワイトニングを並行して行っていきたいという方も多いのではないでしょうか。一般的な矯正治療は、歯を動かすのに2~3年の期間を要するため、まったくホワイトニングできないとなると、かなりストレスがたまってしまうことかと思います。そこで今回は最もポピュラーなワイヤー矯正である「表側矯正」中のホワイトニングの可否や注意点などを名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく解説します。 【1】 ホワイトニング種類別の可否 ワイヤーでの表側矯正中にホワイトニングできるかどうかは、施術法の種類によって少し変わります。ここではオフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・セルフホワイトニングの3つを取り上げて、施術の可否をご説明します。 (1) オフィスホワイトニングの場合は? 表側矯正では、歯列の表側にブラケットが設置されていることから、歯面の大半はホワイトニング剤を作用させることができません。そのままの状態でオフィスホワイトニングをすれば、間違いなく色ムラが出てきます。表側矯正中は、そうした色ムラが気にならないかと思いますが、治療後に装置を外したら、見た目の悪さにがっかりしてしまうものです。そのため、表側矯正中のオフィスホワイトニングに対応している歯科医院は皆無に等しいです。何か特別な理由がない限りは、表側矯正中にオフィスホワイトニングしない方が良いといえます。 (2) ホームホワイトニングの場合は? ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングほど強い薬剤を使わないことから、表側矯正中でも施術できそうに感じるかもしれませんね。けれども、ホームホワイトニングというのはそもそも「マウストレー」という患者さんの歯列にぴったり合ったマウスピースを使う必要があることを忘れてはいけません。 表側矯正の装置が着いた状態ではマウストレーを作ることができませんし、装着することも不可能です。また、オフィスホワイトニングと同様、色ムラが生じることとなるため、表側矯正中のホームホワイトニングに対応している歯科医院もほとんど存在していないことでしょう。 (3)セルフホワイトニングの場合は? セルフホワイトニングは、ホワイトニングサロンなどで施術を行う方法です。文字通り利用者自身が施術することから、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで使用するような「漂白剤」は使用できません。多くのケースでは、歯の表面に付着した汚れを効率よく通せる薬剤を使って、ホワイトニングのような効果を引き出します。 ですから、セルフホワイトニングの種類や使用する薬剤によっても変わりますが、表側矯正中でも施術できる場合があります。ただ、多くのホワイトニングサロンでは、少なくとも歯を動かす治療が終わり、歯列の裏側にリテーナーを装着した段階での施術を勧めることかと思います。その点はホワイトニングサロンおよび矯正歯科と相談した上で決めるのが望ましいです。 【2】 ホワイトニングのタイミングは? ここまでは表側矯正中のオフィスホワイトニングやホームホワイトニングは難しいというお話をさせていただきました。ただし、矯正装置の種類や時期によっては、治療中であってもホワイトニングできる場合があります。また、矯正治療前と矯正治療後でも、ホワイトニングの可否が変わってくるといえます。 (1) 矯正治療前 歯列矯正とホワイトニングの両方を検討されている方は、矯正治療前に施術しておくと良いですよ。矯正治療前はまだ装置が着けられていませんし、歯や歯茎の状態も安定しているため、ホワイトニングをするタイミングとしてはベターといえるでしょう。ベストではないのは、矯正治療を経ることによって歯並びが変わるからです。具体的には、矯正前に見えていた部分が隠れたり、見えていなかった部分が露出したりするため、色ムラが生じるリスクを伴います。これは意外に盲点となりやすいためご注意ください。 (2) 矯正治療中 上の章でも述べたように、表側矯正中にホワイトニングすることは原則としてNGです。色ムラが生じる可能性はほぼ100%であり、ホームホワイトニングに関してはマウストレーを作ることさえ困難です。そこで気になるのがブラケットやワイヤーを歯列の裏側に設置する裏側矯正におけるホワイトニングの可否ですね。 皆さんも想像されているように、裏側矯正なら治療期間中であってもホワイトニングすることができます。裏側矯正なら歯列の表側には何ら影響はないので、治療を始める前と同じようにオフィスホワイトニングすることが可能です。ただし、上の装置だけ裏側で、下の装置は表側に着けるハーフリンガルには注意が必要です。ハーフリンガルの場合は、当然ですが上だけしかオフィスホワイトニングできません。 矯正治療中でもホワイトニングできるのは、裏側矯正だけではありません。透明な樹脂製のマウスピースを使うインビザラインなどは、矯正治療中でも問題なくホワイトニングできます。しかもインビザラインはマウスピース(アライナー)の構造上、それをそのままホームホワイトニングのマウストレーとして使うこともできるのです。オフィスホワイトニングの際には、マウスピースを外せば良いので、矯正前と何ら変わりはありません。 (3) 矯正治療後(おすすめ) 矯正治療後であれば、ホワイトニングする上で配慮しなければならない点はありません。ブラケットやワイヤーなどはすべて取り除かれており、歯並びもそれ以降、大きく変化することもないからです。そういう意味でホワイトニングを行うタイミングは、矯正治療後がベストといえるでしょう。 【3】 ホワイトニングを行う際の注意点 矯正前や矯正中、矯正後にホワイトニングを行う際には、次に挙げる点にご注意ください。 注意点1:知覚過敏の症状が出やすい 矯正前は別として、矯正中や矯正後は歯がキーンとしみる知覚過敏の症状が現れやすいです。これは今まで歯茎に隠れていた部分が露出することが原因です。フッ素入り歯磨きを使って毎日しっかりケアしていると、そうした症状も出にくくなります。 注意点2:アタッチメントも色ムラの原因に マウスピース型矯正装置なら、治療期間中でもオフィスホワイトニング・ホームホワイトニングともに施術可能ですが、アタッチメントと呼ばれるパーツが設置されている場合は色ムラの原因となります。アタッチメントはとても小さな突起状のプラスチックではあるものの、そのままホワイトニングするのはおすすめできません。 注意点3:歯並びが変わることを想定する 繰り返しになりますが、矯正前と矯正中にホワイトニングする場合は、矯正の過程で歯並びが変化することを考慮しなければなりません。もともとの歯並びの状態によっては、ホワイトニングに大きな影響が及ばないこともありますので、そこは事前に確認しておきましょう。 【4】 プルチーノ歯科・名古屋院のご紹介 今回は、ワイヤーでの表側矯正中でもホワイトニングできるのかどうかについて、名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。表側矯正中は、基本的にホワイトニングすることはできません。どうしても歯を白くしたいという場合は、矯正前か矯正後にホワイトニングすることをおすすめします。最後に当院のホワイトニングの特徴とマウスピース矯正について、かんたんにご紹介します。 (1) 痛みが出にくいポリリン酸ホワイトニング 当院が採用しているのは、知覚過敏が起こりにくい「スーパーポリリン酸ホワイトニング」です。オフィスホワイトニングであってもキーンとしみる症状が現れにくいです。歯を快適に白くすることができます。 (2) 食事制限もありません スーパーポリリン酸ホワイトニングには、食事制限もありません。施術後すぐにコーヒーや紅茶を口にしたとしても、着色が促されにくいです。歯への負担もほとんどかからないことから、1日に複数回施術しても問題ありません。 (3) 矯正中にホワイトニングできるインビザラインに対応 名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正中でもスムーズにホワイトニングできるインビザラインに対応しております。上でも述べたように、インビザラインなら矯正装置をそのままホームホワイトニングのマウストレーとして活用できます。
鏡で正面から自分の顔を見た時、顔が左右のどちらかに歪んで見える…… このようなお悩みの原因は、もしかしたら「交叉咬合(こうさこうごう)」という歯並びが原因かもしれません。 歯並びが原因の顔の歪みは、マッサージや整体に行っても改善できないので注意しましょう。交叉咬合は顔の歪みだけでなく、顎関節症や首・肩のコリなどを引き起こすおそれもあるため、可能なかぎり歯列矯正で治すことをおすすめします。 ここでは交叉咬合とはどんな歯並びか、そのデメリットや治療法、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科での取り組みなどをご紹介していきます。 *交叉咬合(クロスバイト)のセルフチェック ✅上下の前歯の中心が合っていない ✅噛み合わせが上下逆になっている (上の歯が下の歯よりも外側にある) 交叉咬合(こうさこうごう)は、上下の歯を噛み合わせた時に数本の歯だけ上下が反対に噛み合っている状態で、「クロスバイト」「すれ違い咬合」とも呼ばれています。 上下の歯は通常、全歯にわたり上の歯が下の歯に覆いかぶさるように噛み合う、つまり上の歯がわずかに外側に出るのが正常な噛み合わせです。 これが交叉咬合では、上の歯よりも下の歯のほうが外側にずれた状態で噛み合います。このズレ(交叉)は奥歯や前歯などで限定的(2~3本レベル)なこともあれば、片側全体が交叉していたりと症状も様々です。 また、パッと見た感じだと歯がキレイに並んでいるように見えるのに、上下を噛み合わせるとズレているというケースもあります。 交叉咬合はそのままにしておくと次のようなリスクをともないやすいため、できることなら早めに改善しておくほうがよいでしょう。 顎の発達や成長に影響しやすい(子ども) 成長過程の子どもが交叉咬合である場合、互い違いになった上下の歯が顎の発育を妨げることがあります。これにより顎の位置がずれたり、顔が歪んでしまったりするリスクが高くなります。 顔が歪む(顔面の左右非対称) 奥歯が交叉咬合の場合、顎をずらして食べ物を噛む傾向があります。そのため、左右いずれかの顎に大きな負担がかかったり、顔が歪んだり(左右非対称)しやすくなります。 顎関節症のリスクが高い 交叉咬合になっている奥歯は、通常よりも食べ物をすり潰す力(咀しゃく能力)が低下します。そのため、食事の際に顎を左右に必要以上に動かす習慣がつきやすく、これにより顎関節の負担も大きくなります。 消化器官に負担がかかる 奥歯が交叉咬合の場合、互い違いになった奥歯ではうまく食べ物が噛めません。咀しゃく能力が低下する分、次に食べ物が送られる胃や腸の負担が大きくなります。 肩こり・腰痛など全身にも影響が 噛む力が左右非対称になると、それにともなって周囲の筋肉のバランスも悪くなるため、首や肩のコリ、腰痛などを引き起こしやすくなります。 奥歯の交叉咬合は見た目があまり気にならないため放置されがちですが、咬合力や咀しゃく力のアンバランスにより体に様々な不調をきたすおそれがあるため注意が必要です。 交叉咬合は以下のような要因によって引き起こしやすい傾向があります。 普段の何気ないクセや習慣 「片側ばかりで食べ物を噛む」「いつも横向きで寝る」などの習慣は片側にだけ大きな力が加わり、顎の歪みにより交叉咬合を引き起こすおそれがあります。同様の理由で、日常で「頬杖をつくクセ」のある方も注意が必要です。 生まれつきによるもの(遺伝) 上下の顎の位置や大きさは遺伝による影響を受けやすく、上下の顎のズレにより交叉咬合を引き起こすことがあります。 永久歯の生える位置がずれている 永久歯の生える位置がずれた結果、歯並びの一部に交叉咬合を生じることがあります。 歯科治療で入れた被せ物や入れ歯 複数本に及ぶブリッジや入れ歯など、比較的大がかりな補綴物で適切な治療がなされない場合に、その部分だけ交叉咬合になってしまうケースもあります。 歯並びや歯の位置の異常による交叉咬合は、以下にご紹介する矯正治療での改善が可能です。 一方で、上下の顎の位置のズレによる交叉咬合は矯正治療のみでの改善が難しく、場合によっては外科的治療(手術)が必要になります。 ワイヤー矯正 歯の表面に「ブラケット」という小さな装置を貼りつけ、そこにワイヤーを通して歯並びを治します。どんな歯並びの改善にも対応できる一方、「装置が目立つ」「違和感が強い」などのデメリットがあります。 マウスピース矯正 プラスチック製のマウスピースを着脱しながら、歯並びを改善していきます。マウスピースは薄くて透明なのでつけていても目立たず、違和感も少ないのが特長です。 一方で、対応できる症例が限られるため、歯並びの状態によってはマウスピース矯正での治療が難しい場合もあります。 ★マウスピース矯正についてもっと知りたい方はこちら →【名古屋でマウスピース矯正】今こそ知りたい「マウスピース矯正」のあれこれを徹底解説! 外科的治療(手術) 上下の顎の位置がずれている交叉咬合については、顎の骨を切ったり削ったりして骨格を整える外科的治療(手術)が必要になります。 このような外科処置をともなう交叉咬合は、その後の矯正治療を含め費用に保険が適用できます。 交叉咬合は「部分矯正」で治せる? 上記にご紹介したワイヤー矯正やマウスピース矯正には、歯並び全体を治す「全体矯正」と、前歯を中心に気になる歯並びだけを治す「部分矯正」の2つがあります。 部分矯正は全体矯正と比べて費用も安く、治療期間も短縮できるのがメリットです。 前歯の数本だけが交叉しているケースでは部分矯正で治せる可能性もありますが、交叉咬合の多くは全体的な矯正が必要になります。 マウスピース矯正「インビザライン」による歯列矯正 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、数あるマウスピース矯正の中で治療実績の豊富な「インビザライン」を採用しています。 インビザライン矯正では患者様の歯型データからゴールまでの歯の動きをシミュレーションし、その結果を元に複数枚のマウスピースを作製。 そのマウスピースを毎日20時間以上装着していただき、1~2週間ごとに新しいものと交換していきます。 マウスピースは装着してもほとんど目立たず、違和感もありません。さらに、食事や歯磨きの際には取り外せるので、治療による日常のストレスも軽減されます。ワイヤー矯正より痛みが少ないのもメリットです。 「ダイアモンドプロバイダー認定医」が治療を担当します インビザライン矯正では、年間の症例数に応じて歯科医をランク付けするプロバイダー制度を設けています。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科には年間症例が151以上のドクターに与えられる「ダイアモンドプロバイダー」の認定を受けた歯科医が在籍。 豊富な知識と経験を有したドクターがお一人おひとりの歯並びに最適な治療をご提供してまいります。 交叉咬合は歯並びの一部が上下逆(下の歯が上の歯よりも外側にある)になっている歯並びです。 奥歯が交叉咬合になっているケースでは「片側噛み」や「顔の歪み」の原因になりやすいため、早めに矯正治療で歯並びを改善しておくほうがベターでしょう。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では矯正治療が初めての方を対象にした無料相談を実施しています。 ご予約は「24時間WEB予約」または「お電話」にて承っておりますので、交叉咬合のお悩みや診療・治療に関する疑問など、何でもお気軽にご相談ください。
【名古屋市で大人の歯列矯正】後悔しないために知っておきたい大人矯正のメリットとリスクを矯正歯科が解説
23.01.29
矯正治療は基本的に年齢の制限はなく、何歳からでも治療をはじめられます。 実際、ここ最近は「マウスピース矯正」など昔にはなかった矯正装置が誕生したのをきっかけに、30代、40代から治療をはじめる方も増えてきています。 ただ、そうは言っても普通の歯科治療より費用や時間がかかる矯正治療には、色々と不安や疑問がつきまとうもの。 とくに、大人の矯正は自分の意思ではじめるからこそ「後悔したくない」という気持ちも大きくなります。 そこで今回は、大人矯正にまつわる疑問や不安にお答えしながら、そのメリットや注意点などを解説していきたいと思います。 大人から矯正治療をはじめると、次のようなメリットがあります。 長年のコンプレックスが解消 大人矯正の一番のメリットは、長く抱き続けてきた口元のコンプレックスが解消されることです。 歯並びによる見た目の悩みは子どもよりも実は大人のほうが深刻で、口元を見られるのが恥ずかしくて「人とうまく話せない」「笑うのが苦手」と感じる方も少なくありません。 このような後ろ向きな気持ちを大人矯正はポジティブに変えていきます。 むし歯・歯周病・口臭のリスクが下がる 歯列矯正で歯並びがキレイになると歯ブラシが当てやすくなり、むし歯や歯周病、さらに口臭のリスクも軽減できます。 悪い噛み合わせによるトラブルが回避できる 矯正治療は歯並びだけでなく、上下の噛み合わせも正常にしていきます。 悪い噛み合わせは顔の歪みや発音、顎関節症、首や肩のコリなどの原因になることも多く、大人のほうがその影響を受けやすいものです。治療によって噛み合わせがよくなると、これらのトラブルを回避できます。 ★「噛み合わせ」についてより詳しく知りたい方はコチラ →「噛み合わせ」は矯正以外でも治せる?噛み合わせの治療法を名古屋プルチーノ歯科が解説 子どもよりも治療がスムーズに進む 大人矯正は自身の強い意思や希望によって治療がはじめられるため、患者さんが治療に協力的でスムーズに進みやすいという利点があります。 また、子どものような成長による影響も受けないためスケジュールが立てやすく、当初の計画通りに進められるのもメリットです。 ★まだまだある!大人矯正のメリット →大人になってから歯列矯正をはじめるメリット ここでは大人矯正にまつわる様々な疑問や不安にお答えしていきましょう。 どんなタイミングではじめたらいい? 大人矯正は「いつはじめるか?」ではなく「いつまでに完了したいか?」というのが重要なポイントです。 たとえば、成人式や就職、結婚式などのイベントや節目に間に合わせたい場合は、そこから逆算して開始時期を決めていく必要があります。 「もっと早くはじめておけばよかった」と後悔しないように、しっかり計画を立てておきましょう。 40代、50代でも遅くない? お口の健康状態(むし歯・歯周病)に大きな問題がなければ、40代・50代でも矯正治療ははじめられます。 むしろこの年代は経済的にも時間的にも余裕が生まれてくる時期なので、治療のスタート時期として申し分ないでしょう。 中高年のうちに歯並びや噛み合わせを整えておくと、60代以降のQOL(生活の質)も高くなります。 治療中の見た目が気になる・恥ずかしい 「治療中の見た目」は主にワイヤー矯正によくあるお悩みで、口元から装置が見えてしまうのを「いい年をして恥ずかしい」と思う方も少なくないようです。 ただ、近年は矯正装置もバラエティに富み、装着しても目立ちにくい装置や治療法も充実しています。 とくに、近年人気の高いマウスピース矯正は装置が透明なので、つけていても周囲の人の目に触れることがほとんどありません。 治療期間が長いから続けられるか心配 長い期間ずっと装置をつけることにストレスはないのか、本当に続けられのか心配な方もいらっしゃるでしょう。ただ、期間の長さが気になるのは最初の数カ月ほどです。 個人差はありますが、治療をはじめてから3~4ヶ月ほどたつと前歯がある程度キレイに並んでくるので、それをみるだけで治療のモチベーションはあがります。 半年も経つと「治療をやってよかった」と実感できるでしょう。 この年齢で高額な費用をかけるのはもったいない気が… 矯正治療で最大のハードルとなるのが、治療費です。費用相場は60万円~130万円(全体矯正)と高額なので、「この年でそんなにお金をかけるのはもったいない」と思われる方もいらっしゃるようです。 ただ、「何でもよく噛める」「肩こり・腰痛が解消する」など健康面での恩恵も大きい大人の矯正は、むしろ子供よりも費用対効果は高いといえるでしょう。 ★大人矯正の「費用」を詳しく知りたい方はこちら ⇒名古屋の矯正歯科医院が徹底解説!大人の歯列矯正の費用の相場ってどれぐらい? 以上のように様々なメリットのある大人の矯正治療ですが、一方でデメリットやリスクもあります。 大人の矯正治療で後悔しないためには、マイナス面もしっかり理解したうえで治療を選択していくことが大切です。 抜歯の可能性がある 大人の矯正治療は顎の大きさが変えられないため、歯を並べるスペースを作るために抜歯をするケースが多くなります。 治療中の痛み 装置を入れた直後や歯が動く時などに痛みがでやすくなります。 ただ、痛みのピークは装置の交換・調整から2~3日ごろがピークで、その後は徐々に落ちついていきます。 ★「矯正治療中の痛み」についてさらに知りたい方はこちら ⇒名古屋プルチーノ歯科ではどう対処する?矯正中の痛みの原因と対策 歯ぐきが下がる(歯肉退縮) 大人の歯列矯正で気をつけたいリスクに、歯ぐきが通常のラインよりも下がってしまう「歯肉退縮」があります。 歯肉退縮が起こると歯が長く見えたり、冷たいものがしみる症状(知覚過敏)がでたりするため注意が必要です。 むし歯・歯周病になりやすい お口の中に装置が入ると、装置と歯のすき間に食べものが挟まりやすくなったり、歯ブラシが当てにくくなったりすることも多くなります。 その状態を放置すると新たなむし歯や歯周病を発生させてしまうため、まずは正しい磨き方やコツなどを歯科医院でアドバイスしてもらいましょう。 あわせて、歯科医院での定期的なクリーニングも欠かさず行うようにしてください。 ここでは、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科の「大人矯正」のおすすめポイントをご紹介します。 「歯並びがどう変わるのか」が治療前にわかる(事前シミュレーション) 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では患者様の歯型データを立体画像に再現し、その画像を元に事前シミュレーションを行っていきます。 シミュレーションでは治療によって歯がどう動き、最終的にどのような歯並びになるかを3D画像で細かくチェック。その様子は患者様にもご覧いただけます。 治療をはじめる前に自身の歯並びの変化を確認できるため、安心して治療を進めることができます。 「インビザライン」だから目立たない・痛くない 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科の大人矯正では、マウスピース矯正で世界シェアNo.1の「インビザライン」をご提供しております。 透明のマウスピースの着脱で歯を動かすので、装置をつけていても目立たず、治療をしていることに気づかれる心配もありません。 また、インビザラインは一般的なワイヤー矯正よりも治療中の痛みが少ないのも特長の1つです。 大人の矯正治療はリスクやデメリットもありますが、将来的な健康面などトータルで考えるとメリットのほうが大きいでしょう。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では初めての方を対象にした無料矯正相談(カウンセリング)を実施しています。 ご予約は「24時間WEB予約」または「お電話」にて受けつけております。 話を聞くだけでもOKなので、大人矯正でわからないこと・不安に思うことなど何でもお気軽にご相談ください。