歯科矯正の支払いでデンタルローンを利用するメリット・デメリットとは?その他の支払方法についても解説
歯科矯正をはじめとした歯科治療にかかる費用に対して利用できる「デンタルローン」をご存じでしょうか?今回は、名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が、デンタルローンについてくわしく解説します。歯科矯正の支払いにデンタルローンを利用するメリット・デメリットを理解して、無理のない支払い計画をたてましょう。
デンタルローンとは
Contents
デンタルローンとは、歯科治療費に特化したローンのことで、歯科矯正やインプラントなどの自由診療の費用を分割で支払うことができます。歯科治療では、保険内診療と自由診療があり、治療内容によっては高額な費用がかかる場合があります。経済的な負担を考えると、高額な自由診療を行うことを迷われる方もいらっしゃると思いますが、すぐにお金が用意できないからと、治療を先延ばしにしたり、諦めてしまったりせずに、デンタルローンを契約して無理のない支払いをする選択肢もあります。
デンタルローンの仕組み
デンタルローンの仕組みは、まず信販会社が歯科医院に治療費を立て替え、患者様は治療費に分割手数料と金利を合わせた金額を信販会社へ支払っていきます。金融機関のデンタルローンを利用するという選択肢もあり、その場合は指定の銀行口座に借入金が振り込まれるので、ご自身で歯科医院に支払います。利用条件は、信販会社や金融機関によって変わりますが、18歳以上、または20歳以上の方で安定した収入があることです。デンタルローンによっては、年金受給者、学生、無職(専業主婦(夫))の方は利用できない場合や連帯保証人が必要な場合があります。また、未成年の場合は安定した収入があったとしても保護者の同意が必要です。デンタルローンの契約を少しでも考えている方は事前に条件を確認しておくといいでしょう。
デンタルローンの審査
デンタルローンを利用するには審査を通過する必要があります。利用条件である、「成人しており、安定した収入があること」を満たしている場合でも審査が通らない可能性もあります。クレジットカードの利用料や公共料金の支払いなどを延滞していたり、他にも複数のローンを契約していたりする場合は信用がないとみなされ、審査が通らない恐れがあります。
デンタルローンの金利や利用回数
デンタルローンの金利は5%前後であることが多く、カードローンやクレジットカードの分割払いと比べると金利が低く設定されています。デンタルローンの種類によって金利に違いがあり、借入額によっても変わります。また、実際に金利が確定するのは審査が通ってからです。利用回数は、最大120回払いまで分割できるデンタルローンもあり、月々の支払い負担を軽減させることができます。しかし、分割回数を多くすることで、支払いが長期化し、総支払額も多くなるということを頭に入れた上で、自分に合った支払い計画をたてるようにしましょう。
歯科矯正でデンタルローンを利用するメリット・デメリット
デンタルローンのメリットとデメリットを解説していきます。
デンタルローンのメリット
デンタルローンには以下のメリットがあります。
- 金利が低い
- まとまったお金がすぐに用意できなくても治療をスタートできる
- 医療費控除の対象になる場合がある
先述した通り、デンタルローンはクレジットカードの分割払いやカードローンに比べて低金利であることがメリットの1つです。クレジットカードの分割払いやカードローンの金利は15~18%が一般的なのに対して、デンタルローンは5%前後であることが多いです。しかし、金利は借入額や利用回数によって変動するため、事前に支払いシミュレーターなどで、支払い計画を試算するなど、計画的に利用するようにしましょう。
歯科矯正は自由診療のため、治療費が高額になり、まとまったお金が用意できず治療を始めるのを躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか?しかし、歯科矯正は治療期間が長期になるため、スタートが遅れればそれだけ治療完了も遅くなってしまいます。また、お子様の歯科矯正の場合、低年齢のうちにしかできない治療もあり、早めに治療をスタートすることが望ましい場合もあります。そんな時でも、デンタルローンを利用すれば無理なく治療を始めることができます。
また、デンタルローンを利用して治療費を支払った場合でも医療費控除の対象になる場合があります。医療費控除は、1年間で患者様ご自身やご家族の医療費や、通院時に使った公共交通機関の交通費などが総額10万円を超えた場合に所得控除を受けられる制度です。ただし、予防や審美目的で行われた治療は医療費控除の対象外となる場合もあります。くわしくは、担当の歯科医師やデンタルローンの信販会社、金融機関へ確認をしましょう。
デンタルローンのデメリット
デンタルローンには当然デメリットも存在します。デメリットも理解した上で契約をするようにしましょう。
- 審査に通らないと利用できない
- 希望のデンタルローンが利用できない場合もある
- 分割回数が多いと支払い期間が長期化する
先述した通り、デンタルローンを利用するには審査に通る必要があります。万が一審査に落ちてしまうと、別の支払い方法を検討しなければならないことを念頭に置いておきましょう。また、歯科矯正を行う歯科医院が信販会社と提携していない場合、歯科医院の窓口でデンタルローンを申し込むことはできません。その場合、金融機関のデンタルローンを申し込むことになりますが、一般的に信販会社より審査が厳しい傾向があります。
デンタルローンは自分にあった無理のない支払い計画をたてやすい支払い方法になりますが、月々の支払いの負担を軽減するあまりに分割回数を多くすると、支払期間が長期化し、結果的に総支払い額が多くなってしまいます。契約前にしっかりと支払い計画をたてるようにしましょう。
デンタルローンの利用方法
デンタルローンの利用方法は以下の通りです。歯科医院が提携している信販会社で契約するのか、金融機関で契約するのかによって、申し込みの窓口が変わります。
申し込み
歯科医院が提携している信販会社で契約する場合は、歯科医院の窓口で申し込みを行い、金融機関での申し込みの場合は、金融機関の窓口やwebから申し込みを行います。申し込みの際は、デンタルローンの申込書の記入と歯科矯正の見積書を提出します。
審査
審査の結果が届く期間は、信販会社や金融機関によって異なります。翌日わかる場合もありますが、1週間ほど時間がかかることもあります。
治療開始
無事に審査が通ったら治療がスタートします。万が一審査が通らなかった場合、別の支払い方法を検討する必要があります。
歯科矯正の費用をデンタルローン以外で支払う方法
デンタルローン以外にも、以下のような方法で分割払いができます。
・クレジットカード分割払い
・カードローン
・院内分割払い
クレジットカード分割払いやカードローンは、すでにクレジットカードを利用している場合、審査がなく分割払いを行うことができます。しかし、デンタルローンに比べると金利が高いというデメリットもあります。院内分割払いは、歯科医院が行っている取り組みのため、実施していない歯科医院もあります。金利はかかりませんが、治療が完了するまでに支払いを終える必要があるため、1回の支払い額は多くなります。
歯科矯正の支払いやデンタルローンに関するよくある質問
デンタルローンに関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。契約前にぜひご確認ください。
Q:歯科矯正の支払いは分割払いもできますか?
A:歯科矯正の支払いは分割払いも可能です。デンタルローン、クレジットカード分割払い、カードローン、院内分割払いなど複数の方法があります。
Q:デンタルローンの返済回数は決まっていますか?
A:返済回数は決まっていません。デンタルローンの種類によって返済回数の限度は変わりますが、最大120回払いに対応しているデンタルローンもあります。
Q:デンタルローンは学生でも組むことができますか?
A:学生の場合、ローンが組めない場合や連帯保証人が必要な場合があります。また、未成年の場合は、収入が安定していても保護者の同意が必要です。
【まとめ】歯科矯正の支払いは無理なくデンタルローンの利用も検討してみよう
歯科矯正の支払いでデンタルローンを利用するメリット・デメリットをくわしく解説しました。歯科矯正は費用負担が大きい治療のため、デンタルローンを利用することで無理なく治療をスタートすることができます。分割回数によっては、支払い期間が長期化し、結果的に経済的な負担が大きくなってしまうことも考えられるため、メリット・デメリットを理解したうえで、利用を検討しましょう。
プルチーノ歯科・矯正歯科でもデンタルローンをお取り扱いしています。歯科矯正の支払いにデンタルローンを検討している方はお気軽にお問い合わせください。また、当院では矯正無料相談も承っております。費用面をはじめとした、矯正治療に関して気になることがある方は、ぜひ矯正無料相談のご予約をお取りください。