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歯科矯正はどんなやり方があるの?プルチーノ歯科・矯正歯科が矯正の種類や歯が動くしくみについてくわしく解説していきます

24.12.22

カテゴリ:BLOG矯正歯科

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

一般歯科治療成人矯正治療小児育成矯正インビザラインを用いた矯正治療インプラント治療ホワイトニング予防歯科治療セラミック治療などお口のお悩みに幅広くお応えしています。
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歯科矯正はどんなやり方があるの?プルチーノ歯科・矯正歯科が矯正の種類や歯が動くしくみについてくわしく解説していきます

歯科矯正をしてみたいけど、どんな方法が自分には合っているのかわからないという方も多いのではないでしょうか?今回は、矯正治療のやり方や、それぞれの特徴についてくわしく解説していきます。歯が動く仕組みについてもお話しているので、矯正治療に興味がある方はぜひ最後までお読みください。

歯科矯正で歯が動くしくみ

歯科矯正では、歯根膜の伸縮性や一定の厚みを保とうとする働きを利用して歯を動かしています。歯根膜とは、歯根の周囲にある骨と結合している薄い膜で、歯と歯槽骨の間にあるクッションのような組織です。歯に力を加えることで、歯根膜は伸縮し、伸びた歯根膜は厚くなり、縮んだ歯根膜は薄くなります。厚みが増した歯根膜はもとの厚さに戻ろうとして新しい骨を形成し、薄くなった歯根膜はもとの大きさに戻ろうとして骨を溶かす細胞を活性化させるのです。この吸収と再生を繰り返すことで、歯が移動していきます。

 

歯科矯正で行う歯の動かし方

矯正治療では、歯が動くしくみを利用し、歯並びの状態によってさまざまな動かし方をしていきます。

・水平移動
・傾斜移動
・回転
・引っ張り出す
・引っ込める
・歯根を動かす

歯並びや噛み合わせの問題に合わせて歯を動かします。困難な方向へ歯を動かしたい場合などは、アンカースクリューという医療用ネジを歯茎に埋め込み、動かしたい方向に引っ張るなど、補助的な矯正装置を用いて効果的に歯を動かすこともあります。

主な矯正の種類

矯正治療には以下のような種類があります。それぞれ、メリットとデメリットがあるため、歯並びの状態や、患者様のご希望に合わせた方法で治療方法をご提案していきます。また、小児矯正の場合は顎の拡大や口周りの筋肉のトレーニングを目的とした治療法が存在します。

マウスピース矯正

透明のマウスピース型矯正装置を用いた矯正方法です。透明なので装置が目立たず、矯正治療中ということが周囲にわかりにくいということが最大の特徴です。マウスピース型矯正には以下のような特徴があります。

・装置が目立たない
・取り外しができるので食事や歯磨きをいつも通り行える
・痛みや違和感が少ない
・通院回数が少なく済む
・お口の中の健康維持がしやすい
・金属アレルギーのリスクがない

このように従来のワイヤー矯正のデメリットである、装置が目立つなどのさまざまなデメリットをカバーできることから近年人気の矯正方法です。しかし、マウスピース矯正は歯を大きく動かすことが苦手なので、複雑な歯並びの場合適応できないこともあります。その場合は、ワイヤー矯正や、ワイヤー矯正との併用を検討します。マウスピース矯正は取り外しができますが、1日20時間以上の装着が推奨されています。歯科医師の指示通りに装着を行わないと、計画通りに治療が進まないこともあります。装着のし忘れや自己判断で装着をやめてしまうことのないようにしましょう。

表側矯正

ワイヤー矯正の中でも、表側に装置を装着する矯正方法です。非常に歴史がある矯正方法で、どんな歯並びでも柔軟に対応できることが最大のメリットです。装置の取り外しはできないので、装置のつけ忘れの心配もありません。一般的にワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる金具に金属製のワイヤーを通して力を加えることで歯を動かします。そのため、装置が目立つ、金属アレルギーのリスクがあるなどのデメリットがあります。
しかし、見た目が目立たない、白いブラケットやワイヤーを選択することも可能です。また、セラミックや生体親和性の高いチタン合金を使用することで金属アレルギーのリスクを低下させることができます。矯正装置のすきまには食べ物が挟まりやすく、歯磨きもしにくいため、食事や歯磨きに気を遣う必要があります。挟まりやすいものや粘着性のあるものを食べることを避け、矯正用の歯ブラシや歯間ブラシなどの補助清掃用具を活用し、普段以上にしっかりと歯磨きをすることを心がけましょう。

裏側矯正

ワイヤー矯正の一種であり、ブラケットやワイヤーを裏側(舌側)に装着する矯正方法です。裏側に装置が装着されるため、見た目が目立たないというメリットがあります。非常に高度な技術が必要であったり、矯正装置をオーダーメイドで製作する必要があったりするため、比較的費用が高額になることが多く、対応できる歯科医院が限られます。
舌側に装置があるため発語がしにくい、痛みを感じやすいというデメリットもあります。表側矯正と同様に、装置の取り外しはできないため、食事や歯磨きに注意が必要です。舌側は特にご自身では見えにくいため、丁寧に歯磨きを行います。歯磨き指導は歯科医院でも行っておりますので、しっかりと習得し、矯正中に虫歯や歯周病になることを予防しましょう。

ハーフリンガル矯正

矯正装置が目立ちやすい上の歯は裏側矯正を行い、装置が舌に当たりやすい下の歯は表側矯正で行う方法です。装置が比較的目立ちにくく、裏側矯正よりは費用負担が軽減できる、表側矯正と裏側矯正のいいとこどりの矯正方法です。しかし、笑った時など下の歯が目立つ歯並びをしている方の場合は、ハーフリンガルの恩恵を受けにくく、メリットを感じられない場合があります。

 

マウスピース矯正の治療の流れ

マウスピース矯正の治療の流れは以下の通りです。

1.カウンセリング
2.精密検査と型取り
3.3Dシュミレーション(3Dデジタル分析)
4.マウスピースの使用開始
5.歯のクリーニング・アタッチメント装着
6.治療の進行状況を定期的にチェック
7.追加アライナー・再クリンチェック・アライナー交換とチェック
8.保定期間

治療開始前

プルチーノ歯科・矯正歯科では、無料矯正相談を行っております。患者様に寄り添った丁寧なカウンセリングと、歯並びシミュレーションを行い、矯正方法や費用に関しても事前にしっかりとご理解いただきます。

精密検査では、虫歯や歯周病の有無を確認したり、口腔内写真・レントゲン撮影、歯型の採取などを行ったりします。当院では、高精度歯型3Dスキャン「iTero element 5D」を導入し、精密な型取りを行っています。口腔内の状態を3Dデータとして精密に取り込むことができるため、シリコンでは再現できなかった細かな凹凸を再現することが可能です。これにより、患者様の負担を軽減し、安心して治療を受けていただくことが可能となりました。

マウスピース矯正では、治療開始から完了までの歯の移動を、クリンチェックソフトウェア(3Dシミュレーションソフト)を用いてシミュレーションします。完成形を可視化できることで、計画的に精密な治療を行うことができ、患者様のモチベーションアップにも繋がります。

 

治療中

矯正期間中は、1~2ヶ月ごとに定期的にご来院いただいて歯並びの変化を確認します。歯が予定通りに移動をしているかを確認し、必要に応じてマウスピースの微調整を行わせていただきます。1回の診察時間は15~30分程と比較的短い時間で終了することが多いです。全体的な治療期間は、一般的に1~3年程となりますが歯並びの状態によって変わります。矯正治療終盤では、必要に応じてアライナーを追加し、再度クリンチェックを行います。しっかりと歯並びや噛み合わせが整ったと判断された時点で矯正治療完了と判断します。

 

治療完了後

その後、整った歯並びを安定させるための「保定期間」に入ります。矯正完了直後は、歯が元に戻ろうとする力が強いため、リテーナーという装置を装着して歯並びを安定させる必要があります。保定期間は、一般的に矯正治療を行った期間と同等の期間必要だと言われています。歯科医師の指示通りにリテーナーを装着をしないと、最悪の場合歯並びが元に戻ってしまうこともあるため、リテーナーの装着時間はしっかりと守りましょう。

 

ワイヤー矯正の治療の流れ

ワイヤー矯正の治療の流れは以下の通りです。

1.カウンセリング
2.精密検査と型取り
3.前準備
4.矯正装置を装着する
5.歯磨き指導
6.矯正治療スタート
7.治療の進行状況を定期的にチェック
8.保定期間

治療前

マウスピース矯正と同じく、カウンセリングと精密検査を行います。矯正装置を装着する前に、抜歯が必要な場合は抜歯を行ったり、奥歯の歯と歯の間に隙間をあけるために、ゴムリングを挿入したりする場合もあります。また、裏側矯正の場合はオーダーメイドで矯正装置を製作するための歯の型取りを行うことがあります。

 

治療中

前準備が完了したら、ブラケットを専用の接着剤を用いて装着していきます。そして、そこにワイヤーを通していきます。初めて矯正装置を装着する際は、治療時間が2時間半程かかる場合もあるでしょう。歯を動かし始めたばかりの頃は、痛みを感じることが多いと思いますが、数日で収まることがほとんどです。

その後は、1ヶ月に1度のペースで定期的に通院します。歯の動きやお口の中の状態の確認をし、必要に応じて矯正装置の調整や交換を行います。また、矯正装置周辺は非常に汚れが残りやすいため、クリーニングを行い虫歯や歯周病を予防します。1回の診察時間は45分~1時間程要することが多いです。

 

治療完了後

歯並びや噛み合わせが正常になった時点で、矯正治療が完了します。その後は、マウスピース矯正と同様に歯並びを安定させるために保定期間に入ります。リテーナーの装着を指示通り行い、歯並びが元に戻ってしまう「後戻り」を防いでいきましょう。

 

歯科矯正のやり方に関するよくある質問

 

Q:歯科矯正は何からスタートするのでしょうか?

A:矯正装置を装着する前に、まずは精密検査をします。精密検査では、口腔内写真・レントゲン撮影、歯型の採取を行います。虫歯や歯周病があれば、先に治療を行い、口腔内の状態が整ったうえで矯正治療をスタートします。

Q:マウスピース矯正がおすすめな人はどんな人ですか?

A:マウスピース矯正は、取り外しができる透明なマウスピース型矯正装置を使用することから、矯正装置が目立つのが気になる方や、人とコミュニケーションを取る機会が多い方などにおすすめの矯正方法です。また、金属を一切使用していないので、金属アレルギーの方にも安心して治療を受けていただけます。

How to find us
 医院までのアクセス

Our clinic is easily accessed by public transport. Car parking can also be easily found. We are conveniently located in AEON mall Aratamabashi which is just a short walk from Aratamabashi subway station or Yobitsugi Meitetsu station.

プルチーノ歯科・矯正歯科は、イオンモール新瑞橋内にあるので、大型駐車場が完備されております。診療と合わせて、お買い物など、とても便利な立地です。また様々な交通機関を利用しての来院が可能です。

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