セカンドオピニオンとは現在通院中、または通院予定の歯科医院とは別の医院で治療内容やその他の疑問点についてアドバイスを求めることです。 担当医とは違う別の歯科医の視点から「治療は適正なのか」「費用は妥当なのか」などの意見を聞くことで、より良い判断が可能となります。 一方で、患者さんの立場になると「今の担当医に嫌われない?」「転院は今のところ考えてないけどそれでも大丈夫?」など不安はつきません。 そこで今回は、矯正治療におけるセカンドオピニオンの目的やスムーズに進めるためのやり方・注意点などを解説していきたいと思います。 最良の治療を選ぶ・続けるための安心材料を得ること セカンドオピニオンの一番の目的は、自分にとって最良の治療を選ぶ、または治療を続けるための安心材料を得ることです。 通常の歯科治療よりも費用や時間がかかる矯正治療は、通院する歯科医院や治療内容も慎重に選びたいと誰しも考えます。一方で、歯列矯正は医院によって治療方針や使用する矯正装置、費用などが異なるため、受診した先で必ずしも自分に希望に合う治療を提案してくれるとは限りません。 また、一度は納得したものの、治療を続けていくうちに「自分の思っていたのとは違う」ということも起こりえます。それを直接担当医に相談できれば一番よいのですが、「患者の立場ではなかなかそれは難しい」という方も少なくありません。 そのような場合に、担当医とは違う第3者の意見を聞けるセカンドオピニオンは、納得できる選択・正しい判断に必要な安心材料となるでしょう。 「セカンドオピニオン=転院」ではない 今通っている歯科医院とは別の医院へ行くとなると「転院」という言葉が頭に浮かぶ方もいらしゃると思います。 ただ、セカンドオピニオンはあくまで「ほかの歯科医の意見や考えを聞く」というもので、そこで無理に転院を勧められることはありません。 担当医には言いにくいことや疑問に思うことなども遠慮なく相談してみましょう。 矯正治療におけるセカンドオピニオンには以下のようなメリット・デメリットがあります。 セカンドオピニオンのメリット *セカンドオピニオンのメリット ・納得して治療が受けられる ・治療への理解が深まる ・視野や選択肢が広がる セカンドオピニオンの一番のメリットは、複数の歯科医の意見や考えを聞くことで自分が納得できる治療が受けられる点です。 たとえば、担当医(または最初の歯科医)の話がいまいち腑に落ちない場合でも、別の歯科医が同じ意見であれば「やはりそうか」と納得しやすくなります。 また、他の歯科医から新たな意見や治療方針を提案された場合は選択肢が広がることにくわえ、これまでになかった視点から治療を見つめ直すこともできます。 セカンドオピニオンのデメリット *セカンドオピニオンのデメリット ・治療開始が遅れる ・治療が長引く(治療が先延ばしになる) ・別途費用が発生する 治療開始前や治療途中でセカンドオピニオンを受ける場合、治療開始時期が遅くなったり、治療が長引いたりする可能性があります。 また、歯科医院によってはセカンドオピニオンに別途費用が発生することもあるため、事前によく確認しておきましょう。 矯正治療でセカンドオピニオンを求めるタイミングとしては「治療開始前」「治療中」「治療後」の3つがあります。 それぞれのタイミングでどういう時にセカンドオピニオンが有効になるのか、以下に詳しく解説していきましょう。 矯正治療開始前 *具体例 ・自分が希望する装置は取り扱ってない ・抜歯が必要といわれたが、できれば抜きたくない ・スタッフの対応が悪い ・費用が適正なのか疑問 矯正治療を行う歯科医院では、多くのところで初回に矯正相談(カウンセリング)を実施しています。 おおまかな治療方針や使用する装置、費用などを聞くことができますが、そこで自分の想像とは違っていたり治療内容に疑問に感じたりしすることもめずらしくありません。 したがって、矯正治療開始前は複数の医院でカウンセリングを受け、自分が納得できる歯科医院を選ぶことをおすすめします。 ★矯正治療の無料カウセリングを詳しく知りたい方はこちら →【名古屋で無料カウンセリング】矯正治療の疑問や不安は「カウンセリング」で解決! 矯正治療中 *具体例 ・治療が長引いている/なかなか終わらない ・治療前より噛み合わせ・歯並びが悪くなっている ・こちらの疑問や不安に答えてもらえない 納得してはじめた矯正治療でも続けていくうちに自分の想像とは違っていたり、担当医とうまくコミュニケーションがとれなくなったりすることがあります。そのような状態で通院にストレスを感じたら、セカンドオピニオンを求めるのも方法の1つです。 ただし、その場合は自分の疑問や満足いかない点をまずは担当医に伝えることが重要になります。そのうえで、セカンドオピニオンを受けたいことを申し入れ、必要な資料(レントゲンや模型など)を入手するようにしましょう。 矯正治療終了後 *具体例 ・予定通りの歯並び・噛み合わせになっていない ・上下の歯が噛み合わない ・仕上がりに満足がいかない 担当医に治療終了が伝えられてもなお仕上がりに納得できなかったり、以前にはない不具合を生じたりした場合もセカンドオピニオンは有効です。 その場合も、可能であればこれまでのレントゲンや模型など治療に関する資料を入手しておくと、治療が適切であったかどうかの判断もスムーズに行えます。 もし、これらの資料が手に入らない場合は検査費用が別途かかるため、受診する(セカンドオピニオンを受ける)歯科医院に問い合わせておきましょう。 では実際に、セカンドオピニオンを受ける場合にどのようなやり方で進めたらよいかを以下に解説していきましょう。 セカンドオピニオンを受ける歯科医院を選ぶ まずはホームページなどを参考に、セカンドオピニオンを受ける歯科医院を探します。 選び方のポイントとしては、自分が希望する治療の経験や実績が豊富であることや、ホームページに記載されている料金体系なども参考にしてみてください。 治療中の場合は、担当医からこれまでの資料を入手する 治療中にセカンドオピニオンを受ける場合は、最初の歯並びの状態や治療経過がわかる資料を持参すると診断もスムーズに進みます。 データの入手が困難な場合は別途費用がかかったり、適切なアドバイスができなかったりする可能性もあるため、可能なかぎり準備してもらいましょう。 予約・申し込み セカンドオピニオンを受ける場合は、事前の予約が必要です。 予約の際は、「セカンドオピニオンを受けたい」という旨を受診予定の歯科医院に伝えておくと対応もスムーズです。 治療内容やその他に不満があるからといって、やみくもにセカンドオピニオンを受けるのはおすすめできません。 セカンドオピニオンを求める際は以下の点に注意しましょう。 セカンドオピニオンを受ける前に、自分の考えや意見を整理しておく セカンドオピニオンを受けるうえでは、そこに至った理由や疑問点、不満なことを一度整理しておくことをおすすめします。 その際は、自身が治療のどこに重点を置きたいのか(治療内容・費用・期間など)もよく考えてみましょう。 そのうえで、聞きたいこと・知りたいことなどをリストアップしておくと、セカンドオピニオンがスムーズに進められます。 自分の意見に「YES」と答えてくれる歯科医院を探すのが目的ではない セカンドオピニオンは、自分の希望通りに治療をしてくれる歯科医院を見つけることが目的ではありません。 自分の考えに合わないからといくつも歯科医院を渡り歩くドクターショッピングを続けていては、自分にとって本当に正しい治療が選べなくなってしまいます。 自分の意見を押し付けるのではなく、相手(歯科医)の話にもしっかりと耳を傾けながら客観的に判断することが重要です。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では以上のような内容でセカンドオピニオンを受けつけております。 治療開始前の場合は「無料矯正カウンセリング」にて、また治療中・治療後のセカンドオピニオンについては保険適用内にて検査を行ってまいります。 名古屋で矯正治療のセカンドオピニオンをご希望の方は、ページ下部の「お問合せフォーム」または「お電話」にてお気軽にお問い合わせください。
歯科治療で多くの方が気になる「治療中の痛み」。 矯正治療も例外ではなく、痛みが気になって治療をためらっている方も少なくありません。 確かに、矯正治療も何らかの理由で治療中に痛みをともなうことがありますが、その原因がわかれば痛みを防いだり和らげたりできます。 そこで今回は、矯正治療中に起こる痛みの種類やその原因、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科が行う痛みへの配慮などをご紹介していきましょう。 矯正治療中の痛みといってもその原因は様々で、どのような理由で痛みが生じるかで対処の仕方もかわります。 そこでまずは、矯正治療中に起こりうる痛みの種類とその原因を解説していきましょう。 痛みその①装置をつけた直後の痛み 矯正治療で最初に痛みを感じやすいのは、初めて歯に装置を装着した時です。 これまで何も入っていなかったところに初めて装置が入ると違和感とともに、締めつけ感やそれにともなう痛みを感じやすくなります。 ただ、その感覚の多くは数日ほどで慣れて痛みも感じなくなります。 痛みその②歯が動く時の痛み 次に、矯正治療中に感じる痛みで多いのは歯が動く時の痛みです。装置によって歯に矯正力が加わると、歯の周囲に軽い炎症が起こります。 「炎症」と聞くと体に悪いイメージを抱きがちですが、矯正治療においては正常な体の反応であり、この炎症が起こることで歯が理想とする位置へと動いていきます。 歯が動く痛みを感じやすいのは、新しい装置を入れた後や装置を調整した直後、専用のゴムでより強い矯正力をかけた時などです。 痛み方は歯が浮いたような感じや締めつけられる感じ、痛痒いような感じなど個人差があります。ただし、この痛みもずっと続くわけではなく、通常は1週間程度で痛みはなくなります。 痛みその③ものを噛む時の痛み こちらも「歯が動く時の痛み」と同様に、装置の調整や交換を行った直後にでやすい症状です。 硬い食べ物を噛んだ時に痛みを感じやすいほか、歯ブラシを当てたり上下の歯が当たったりした時に響く感じがすることもあります。 ただ、その症状も1週間程度で落ち着くのがほとんどです。 痛みその④装置が歯ぐきや粘膜に当たる時の痛み 矯正装置が頬や唇、舌などの粘膜に触れる時に痛みや違和感をともなうことがあります。このような痛みや違和感は、とくにワイヤー矯正でよくみられる症状です。 これにくわえて、装置が原因で傷や口内炎ができると酸味や塩味のある食べ物がしみるといった症状をともなうことがあります。 痛みその⑤知覚過敏(歯がしみる) 矯正治療で歯が動くと、一時的に歯と歯ぐきの間にすき間を生じます。 このような状態の時はそのすき間から外部の刺激が神経に伝わりやすく、「冷たいものを飲んだ時に歯がしみる」といった症状がでやすくなります。 このような知覚過敏症状も歯の移動が終ると、少しずつ治まるのがほとんどです。 以上のように、矯正治療中の「痛み」といってもその種類や原因は多岐にわたります。治療中に痛みがあらわれた場合はその原因を特定し、以下の方法で痛みを和らげることができます。 対処法①装置を調整してもらう 装置の締めつけで歯が痛む場合、多くのケースでは1週間程度でその痛みは治まります。 しかし、「痛みで夜も眠れない」など日常生活に支障がでる場合は、その旨を担当医に伝えて装置を調整してもらうことも可能です。 また、ブラケットやワイヤーが粘膜に当たって痛い場合は、医療用のシリコンやワックスで装置をカバーすると痛みを抑えることができます。 対処法②食事を工夫する 装置の交換や調整をした直後に噛む痛みが続く時は、硬い食べ物や前歯で噛みきる食べ物を控えるようにしましょう。 痛みが治まるまでは軟らかくて消化によい食品を選ぶほか、食品をあらかじめ細かく刻んでおくなど調理を工夫するのもおすすめです。 対処法③痛み止め(鎮痛剤)を服用する 歯が動く時の痛みも通常は1週間程度で落ち着きますが、痛みが我慢できない時は鎮痛剤(痛み止め)で和らげるのも方法の1つです。 市販薬を購入する場合は、消炎作用のあるアセトアミノフェンやロキソプロフェンなどを主成分とするものを所定通りに服用しましょう。 対処法④うがい薬や塗り薬を使用する(粘膜の傷や口内炎) 矯正器具が原因で粘膜にキズや口内炎ができた場合は、うがい薬で口内を清潔に保つと治りも早くなります。 うがい薬を購入する場合はアルコール配合のやミント系の香料など傷に染みやすいものは避けるようにしてください。 また、口内炎ができた場合は専用の塗り薬や貼り薬を併用するのもおすすめです。何を購入したらよいかわからない場合は、担当医に相談してみましょう。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では以下の方法で、矯正治療中の痛みを配慮しています。 痛み・違和感の少ない「インビザライン矯正」 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、透明のマウスピースで歯並びを改善する「インビザライン」を採用しています。 インビザラインは「装置が目立たない」という点で近年人気の高い矯正装置ですが、これにくわえて「痛みが少ない」という特徴があります。 その理由の1つは、従来の矯正(ワイヤー矯正)に比べて歯にかける力がゆるやかな点です。 インビザラインは1~2週間ごとにマウスピースを交換しながら歯を動かしますが、1枚のマウスピースで歯が移動する距離はおよそ0.25mm。弱い力を持続的にかけていくのが、インビザラインの特徴といえます。 また、インビザラインではあらかじめコンピュータ上で歯の動きをシミュレーションしてマウスピースを作製します。 これにより歯にムダな動きがなくなることも、痛みが大幅に抑えられるポイントの1つです。 さらに、インビザラインのマウスピースは厚みも0.5mmほどと薄く、装着しても違和感や痛みもほとんどありません。 装置で粘膜を傷つける心配もないほか、お食事の際は外せるので快適にお過ごしいただけます。 むし歯予防・知覚過敏への配慮 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではこのほかに、むし歯や知覚過敏を予防する薬剤を用いた痛みへの配慮を行っています。 具体的には、これらの薬剤を夜間のみマウスピース内に塗布して装着し、痛みを軽減していきます。 痛みのピークはいつ頃ですか? 歯が動く時の痛みについては装置の装着後3~6時間ほどで感じはじめ、2~3日ごろが痛みのピークとなります。 痛みはどれぐらい続きますか? 歯が動く痛みや噛む時の痛みについては装置の交換・調整後から3日ごろから徐々に落ち着き、1週間ほどで痛みはなくなります。 装置による傷や口内炎については、それらが治るまでは食べ物がしみるなどの症状が続きます。 痛みが我慢できない時、受診してもいいですか? 一口に「痛み」といってもその原因は様々で、それを自身で特定するのは難しいこともあります。 また、痛み方も個人差が大きいため、痛みが続く場合は我慢せずに担当医に相談しましょう。 矯正治療中に生じる痛みは以下にあるように多岐にわたり、それぞれの原因によって対処法も異なります。 ・装置をつけた直後の痛み ・歯が動く時の痛み ・ものを噛む時の痛み ・装置が粘膜に当たる痛み(キズや口内炎の痛み) ・知覚過敏(歯がしみる) 何が原因で痛いのかはご自身で判断が難しいこともあるため、痛みが気になる場合は1人で悩まず早めに受診するようにしましょう。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではページ下部の「24時間WEB予約」または「お電話」にて初回無料矯正カウンセリングのおご予約を承っております。 矯正治療の痛みで不安なこと・疑問なことなどございましたら、ぜひ当院にてお気軽にご相談ください。
矯正治療後の「後戻り」 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではどう対応してる?
22.11.15
一般的な歯科治療と比べて費用も時間もかかる矯正治療。 その高いハードルを乗り越えこれから治療をはじめようと思っている方、あるいはすでに治療中の方が必ず知っておきたいのが矯正治療後に生じる「後戻り」です。 せっかく長い時間・高い費用をかけて手にいれたその歯並びも、少しの油断と気のゆるみで元に戻ってしまうおそれがあります。 ここでは矯正治療後の後戻りの原因や予防法、さらに名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科における後戻りの対応・治療についてご紹介していきましょう。 矯正治療後の「後戻り」とは、治療で美しく整った歯並びが様々な原因によって元の歯並びに戻る、あるいは歯並びが乱れてしまうことをいいます。 矯正治療では歯に一定の力をくわえて歯を動かしますが、実は人工的に動かした歯には必ず『元の位置に戻ろうとする力』が働きます。この力は徐々に小さくはなるものの、ゼロになることはありません。 したがって、矯正治療は「歯を動かしたら終わり」ではなく、正しい位置をキープしつづけるために『元に戻ろうとする力』を抑えこむ必要があります。その役割を担うのが「リテーナー」と呼ばれる装置です。 矯正治療では歯を動かした後に一定期間、リテーナーを装着する「保定(ほてい)期間」が設けられています。 リテーナーや保定期間については次項で詳しく解説しますが、まずは「歯を動かしたら後戻りは起こるもの」と理解しておきましょう。 では具体的に、どのようなことが原因で後戻りが起こってしまうのかを以下に詳しく解説していきましょう。 原因①保定期間が短い/リテーナーの装着不足 矯正治療後の後戻りの原因でとくに多いのは、リテーナーを装着する時間や期間が短いといった「保定期間の問題」です。 動かした歯が元に戻ろうとする力は矯正装置を外した直後が最も大きくなります。 少しオーバーな表現になりますが、ゴムを指でピーンと引っ張った後に指を離す状態をイメージするとわかりやすいかもしれません。 そう考えると、リテーナーによる保定期間は「引っ張られたゴムの力が緩むのを待つ期間」ととらえることができます。 リテーナーを装着する時間や期間が短いというのは、ゴムの力が緩む前にリテーナーを外してしまうのと同じで後戻りする確率を高めてしまいます。 原因②「舌癖」や「口呼吸」など歯並びを悪くするクセや習慣 後戻りの原因で保定期間の次に問題となるのが、舌癖や口呼吸など歯並びを悪くするクセや習慣です。 キレイなU字型の歯並びは頬や唇が外から内に向かって押す力と、舌が内から外に向かって押す力のつり合いでその形が維持されます。 この力のバランスが崩れてしまうのも、歯並びが悪くなる大きな要因です。 たとえば、舌を前に押し出すクセの場合は前歯に常に不自然な力が働いて歯が前方に傾いていきます。 したがって、矯正治療後もこのような歯並びを悪くするクセや習慣が残っていると、キレイに並んだ歯並びが少しずつ乱れていきます。 原因③不適切な矯正治療 骨格的(顎の大きさや形)な問題があるのに無理に歯を動かして治したり、抜歯が必要なケースを非抜歯で治したりすると、後戻りしやすくなります。 とくに近年は「歯を抜かずに治療できる」と大々的に宣伝し、無理に歯を動かしたり歯列を広げたりしてトラブルになるケースも後を絶ちません。 したがって、矯正治療で歯科医院を探す際は治療実績が豊富であるか、さらにアフタフォローも万全であるかもチェックしておきましょう。 矯正治療後に後戻りが生じた場合、その歯並びが自然に治ることはありません。 そのまま放置するとさらに症状が悪化してしまうおそれがあるため、歯並びの乱れが気になりだしたら最初に治療を受けた歯科医院を早めに受診しましょう。 後戻りの程度によっては「再治療」が必要 軽度の後戻りでは、リテーナーの再装着で改善できるケースもあります。しかし、治療後の歯並びから大きく崩れてしまった後戻りについては矯正の「再治療」が必要となります。 再治療の費用や治療期間について 多くのケースは最初の治療よりも短い期間・安い費用で治せますが、期間や費用については後戻りの程度や歯科医院の方針によって変わってきます。 したがって、まずはまず最初に治療を受けた歯科医院に問い合わせてみましょう。 はじめに治療を受けた歯科医院とは別の歯科医院で再治療を希望する場合は、治療費や費用は新規料金になる可能性が高くなります。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、世界シェアNo.1のマウスピース矯正「インビザライン」による歯列矯正をご提供しています。 当院にてインビザライン矯正を行った患者様については、治療後に生じた「後戻り」に対して以下のような対応・治療を行なっています。 当院で治療終了後、5年以内は「調整料」のみで対応 当院にてインビザライン矯正による歯並び治療を受けた患者様については規約に則り、5年以内に生じた後戻については「矯正調整料のみ」で対応いたします。装置代はかかりませんのでご安心ください。 ※こちらで対応できるのはインビザラインコンプリヘンシブ(全顎矯正)に限ります。 また、明らかな患者様の不注意(リテーナーの非装着等)による後戻りについては、対応できない場合もございますのでご注意ください。 当院で治療後、5年が過ぎての再治療は「新規料金の半額」 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科にてインビザライン矯正の治療後、5年以上が過ぎて生じた後戻りの再治療(2巡目)については、新規矯正治療料金の半額にて対応しています。 矯正治療で歯を動かすと必ず「後戻り」という現象は起こりますが、治療後の取り組みに注意すれば後戻りを防ぐことは可能です。 これから矯正治療をはじめる方・すでに治療中の方は以下の内容に留意し、治療が終っても油断することなくキレイな歯並びをキープしていきましょう。 対策①リテーナーの装着時間や期間を守る 矯正治療後の後戻りを防ぐうえでは、矯正装置が外れた直後からのリテーナーの装着は必須です。 基本的に、リテーナーを装着する期間(保定期間)は歯を動かすのにかかった期間と同程度かかります。装着時間も治療後1~2年ほどは1日20時間の装着が必要であり、徐々に時間を減らしていくのが一般的です。 最終的には「週1~2日、就寝時のみ」の装着となりますが、こちらは期限なくずっと続けていただきます。 対策②歯並びが悪くなるクセや習慣を改善する 矯正治療では装置で歯を動かすのと同時に、歯並びを悪くするクセや習慣の改善を目的にした「口腔筋機能療法(MFT)」を行っていきます。 この訓練は通院時だけでなく、治療後もご家庭で実践していただきクセや習慣を治していくことが重要です。 また、日常生活においても「頬杖」や「横向き寝・うつぶせ寝」など歯並びに影響を与える習慣に気をつけましょう。 対策③治療後も定期的な通院を継続する(予約を守る) 矯正治療では治療後も定期的に通院していただき、「後戻りが起こっていないか?」など歯並び・噛み合わせの変化をチェックしていきます。 自身では気づけない小さな歯並びの乱れを専門家の目で定期的にチェックしてもらい、早めに対処するのも後戻りを防ぐポイントです。 通院のスパンが長くなると予約日を忘れがちになりますが、治療後も通院は欠かさず継続していきましょう。 矯正治療で歯を動かすと、歯には元の位置に戻ろうとする力が働きます。この力は徐々に小さくなってもゼロになることはないため、治療後も油断することなく「後戻りの予防」を継続して行いましょう。 くわえて、万が一後戻りが起こってしまった場合に、治療を受けた歯科医院でどのように対応してくれるかも治療前に確認しておくことが重要です。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではインビザライン矯正後のアフターフォローも万全ですので、安心して治療を受けていただけます。 当院では初めて治療する方を対象にした無料矯正相談を実施しております。ぜひ下記の「24時間WEB予約」または「お電話」にてお気軽にお申込みください。
「噛み合わせ」は矯正以外でも治せる?噛み合わせの治療法を名古屋プルチーノ歯科が解説
22.11.15
カテゴリ:マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科インビザラインワイヤー矯正矯正歯科インビザラインマウスピース矯正矯正歯科マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科
矯正治療というと各々の歯が一列に並ぶ「歯並び」が注目されがちですが、ただ歯を美しく並べるだけが治療のゴールではありません。 一見するとキレイに並んでいるように見える歯並びでも、上下の歯が正しく噛んでいなければ食事や発音、体調などに様々なトラブルを招いてしまいます。 そこで今回は「噛み合わせ」にスポットを当てて、噛み合わせが悪いと起こりやすいトラブルや原因別の治療法などを解説していきましょう。 後半では、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科の噛み合わせ治療や「噛み合わせのセルフチェック法」についてもご紹介します。 当院では初回の無料矯正カウンセリングも実施しておりますので、噛み合わせでお悩みの方はお気軽にご相談ください。 矯正歯科の領域からみる理想的な噛み合わせの基準は多岐にわたりますが、パッとみてわかる基準に以下のようなものがあります。 ・噛んだ状態で正面から見た時に、上の前歯と下の前歯の中心がそろっている ・上の前歯が下の前歯よりも2~3mm前方にあり、先端が2~3mm覆いかぶさる ・犬歯から奥の歯が、上の歯1本に対し下の歯2本(1歯対2歯)で噛みあう ・左右の奥歯が均等に、しっかり当たって噛める 一方で、歯並びや噛み合わせについては100人がいたら100通りあるといってよく、これらの基準をすべて満たす方もそれほど多くはありません。 したがって、基準を満たさないからといって必ずしも「噛み合わせが悪い」「治療が必要」というわけではないので安心してください。 ただ、次項でご紹介する「トラブル」に該当する症状のある方は早めに対処しておかないと症状が悪化したり、日常生活に支障をきたしたりする可能性があります。 もし、気になる症状があればその原因が「噛み合わせ」によるものかどうか、一度歯科医院で相談してみましょう。 食べ物が噛みにくい 噛み合わせが悪いことで一番問題になるのは、食べ物が「噛み切れない」「すり潰せない」など食事に関するお悩みです。 たとえば、奥歯は噛むのに前歯が噛みあわない「オープンバイト(開咬)」の場合、ピザや麺類などのメニューを外食で選べないとお悩みの方も少なくありません。 また、奥歯で食べ物をうまくすり潰せないケースでは胃や腸での消化吸収にも影響が及びやすく、慢性的な胃腸障害に悩まされることも多くなります。 顔の歪み・たるみ 片側だけ噛み合わせが悪いケースでは、もう一方の噛みやすいほうで食事をする「片噛み」が習慣化する傾向があります。 この状態が長く続くと顔の筋肉のバランスも悪くなるため、左右で歪みがでたり、片側だけ筋肉がたるんだりなど顔貌にも変化が生じてきます。 顎関節症 噛み合わせが悪いと顎の関節やその周囲の筋肉にも負担がかかりやすく、それが原因で顎関節症を引き起こすことがあります。 「口が開けにくい」「口を開けるとパキンと音がする」などの症状がみられたら要注意です。 発音がしづらい 出っ歯や受け口、オープンバイト(開咬)などで上下の歯を噛み合わせた時に大きなすき間があると、発音にも支障をきたしてしまうことがあります。 具体的にはサ行・タ行が発音しにくく、「滑舌が悪い」「舌足らずになる」などが多くみられます。 首や肩のコリ、頭痛などの不快症状 噛み合わせが悪いとそれに関連して周囲の筋肉が常に緊張した状態になり、首や肩のコリを引き起こすことがあります。 さらに筋肉の緊張により血流も悪くなると、慢性的な頭痛に悩まされることも多くなります。 ここでは噛み合わせが悪くなる原因別に、噛み合わせの改善法をご紹介していきます。 原因①生まれつき(遺伝) 顎の形や大きさ、歯の形や本数などの生まれつきの要因で噛み合わせが悪いケースでは、主に矯正治療での改善が必要となります。 具体的な例に以下のような噛み合わせ(不正咬合)が挙げられます。 出っ歯(上顎前突) 受け口(下顎前突・反対咬合) オープンバイト(開咬) ガタガタした歯並び(叢生) 【治療】 上記のような不正咬合は、矯正治療の対象になります。 原因②日頃の何気ないクセや習慣 先の項目で挙げた出っ歯・受け口・オープンバイトなどの不正咬合は、生まれつき(遺伝)の要因以外に日頃の何気ないクセや習慣が原因で生じるものもあります。 こちらも具体例を挙げると、 指しゃぶり 舌癖(舌を前に突き出す・舌の位置が低いなど) 口呼吸(ポカン口) などがあります。 【治療】 上記のようなクセや習慣が原因で噛み合わせが悪くなったケースも矯正治療での改善が必要です。これとあわせて「口腔筋機能訓練(お口周りのトレーニング)」によるクセや習慣の改善も行っていきます。 原因③むし歯・歯周病 むし歯や歯周病も噛み合わせを悪くする大きな要因になります。 具体的には、むし歯で歯の形や大きさが変わったり、歯周病の進行により歯が動いたりすると噛み合わせが悪くなります。 さらに、歯周病については噛み合わせの不具合が歯周病の進行・悪化につながることも多いため注意が必要です。 【治療】 むし歯や歯周病で噛み合わせが悪くなったケースはこれらの疾患の治療を優先し、そのあと詰め物や被せ物、矯正治療などで噛み合わせを改善していきます。 原因④詰め物・被せ物が合っていない 歯科治療で入れた詰め物・被せ物の高さが合わずに、噛み合わせが悪くなることもあります。 【治療】 新しく入れた直後は多少の違和感はありますが、通常は1週間程度でその違和感もなくなります。一方で、1週間以上たっても違和感が残っていたり、噛むと痛いなどの症状があったりする場合は担当医に申し出て調整してもらいましょう。 過去に入れた被せ物やブリッジが原因で噛み合わせに不具合が生じているケースについては、新しく作り直して噛み合わせの改善を図る場合もあります。 詳しい検査で噛み合わせが悪い原因を特定 レントゲンやCTによる画像診断にくわえ、必要に応じてセファログラム(矯正用のレントゲン)や口腔内写真などから噛み合わせが悪い原因を特定していきます。 その原因と患者様のご要望にあわせて、先の治療法の中から最適な方法をご提案してまいります。 透明のマウスピース「インビザライン」による歯列矯正 噛み合わせの改善で矯正治療が必要な場合、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では世界シェアNo.1のマウスピース矯正「インビザライン」をご案内しています。 インビザラインではマウスピース型の装置(アライナー)を1日20時間ほど装着し、1~2週間ごとに新しいものと交換しながら歯並びや噛み合わせを改善する治療法です。 装置は透明でつけていても目立たないほか、痛みや違和感もほとんどありません。 最後に、ご自身でできる噛み合わせのチェック法をご紹介します。 冒頭に挙げた「理想的な噛み合わせ」の項目も参考に、今の噛み合わせの状態をチェックしてみましょう。 チェック①鏡の前で「イー」前歯の中心と位置をチェック 上下の歯を噛み合わせた状態で鏡の前で「イー」としたときに、上の前歯と下の前歯の真ん中と鼻、顎の先が一直線にそろえばOK! このラインがズレている場合は、歯並びやあごに歪みが生じている可能性があります。 チェック②割りばしを噛んで傾きをチェック 割りばしなど真っ直ぐな棒を上下の歯でくわえた状態で、姿勢を真っ直ぐにして正面から鏡を見ます。 割りばしが水平であればOKですが、水平にならない場合は左右の歯の高さにズレが生じている可能性があります。 チェック③奥歯をカチカチ 左右の噛み合わせをチェック カチカチと奥歯で噛んだ時に左右の歯が均等に当たっているかチェックしてみましょう。 歯が均等に当たらない場合は、噛み合わせにズレが生じている可能性があります。 噛み合わせが悪いと、以下のような症状があらわれやすくなります。 ・食べ物が噛みづらい(噛み切れない) ・発音がしづらい(サ行・タ行が発音しにくい) ・顔のたるみや歪みが気になる ・顎関節症状(顎の関節が痛い・口が開けにくい・カクカク音がする) このような症状が気になる方は先にご紹介した「セルフチェック法」を参考に、ご自身の噛み合わせの状態をチェックしてみましょう。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では初回限定の無料カウンセリングを実施しております。 「24時間WEB予約」または「お電話」にてご予約いただけますので、「もしかしたら噛み合わせが原因かも?」と心当たりのある方はぜひ一度当院にご来院ください。
【名古屋でマウスピース矯正】今こそ知りたい「マウスピース矯正」のあれこれを徹底解説!
22.07.01
カテゴリ:マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科インビザラインワイヤー矯正矯正歯科インビザラインマウスピース矯正矯正歯科マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科インビザラインマウスピース矯正矯正歯科
従来のワイヤー矯正と並び、矯正治療の選択肢の1つとしてシェアが広がりつつあるマウスピース矯正。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科でも「歯並びは気になるけどなかなか治療に踏みこめない」という方が、マウスピース矯正をきっかけに来院されるケースも増えています。 一方で「名前は知っているけど、実際のところどんな治療なの?」と疑問や様々な質問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回はマウスピース矯正について、従来の治療との違いやメリット・デメリット、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科での治療について詳しく解説していきます。 まずは、そもそも「マウスピース矯正」はどんな治療なのかを詳しくみていきましょう。 マウスピース矯正とは マウスピース矯正は、マウスピース型の装置を歯に装着して歯並びを整える矯正治療法です。 使用するマウスピースは患者さんお一人おひとりに合ったオーダーメイドタイプで、歯の動きにあわせてそれを複数枚作製していきます。 装着するマウスピースは今の歯並びから少しゴールの歯並びに近い形に作られており、そのわずかなズレが歯に適度な力を与え、徐々に歯を動かしていきます。 こうして段階ごとに新しいマウスピースに交換しながら、理想的な歯並びへと導いていくのがマウスピース矯正のおおまかな流れです。 これまでの治療(ワイヤー矯正)との違い 矯正治療で一般的に使用されるワイヤー矯正は、「ブラケット」という小さな器具を歯の表面に装着し、そこにワイヤーを通す仕組みになっています。 これらの装置は、治療を始める際に歯科医が患者さんの歯に装着し、治療が終わるまで外せないのが特徴です。また、装置は定期的に調整が必要なため、ワイヤー矯正は2~3週間に1回の通院が必要になります。 一方のマウスピース矯正は、あらかじめ患者さんの歯並びに合わせて作製したマウスピースを患者さん自身で装着、または新しいものに交換していただきます。 新しいマウスピースの交換のタイミングは、およそ1~2週間に1回が目安です。通院回数は使用するメーカーによって異なりますが、ワイヤー矯正よりも少ない(1~2か月に1回)のが一般的です。 治療期間と費用 マウスピース矯正は保険適用外(自費診療)ですので、料金や費用は受診する歯科医院によって異なります。 一般的な費用の相場は、部分矯正(前歯中心の矯正)で10~70万円、全体矯正で65~100万円程度となります。治療期間は歯並びの程度によりますが、およそ1~3年ほどです(部分矯正は数カ月で終了するケースもあり)。 マウスピース矯正には以下のようなメリットがあります。 装置をつけていても目立たない マウスピース矯正の最大の利点は、装置(マウスピース)が透明でつけていても目立たない点です。 従来のワイヤー矯正では「治療中の見栄えが悪い」という点で治療をためらう方も少なくありません。しかし、マウスピース矯正であれば治療中であることを周囲に気づかれる心配がないため、接客業や営業職など人と接する機会の多い方にもおすすめです。 自分で取り外しができる 従来のワイヤー矯正は、治療が終わるまで装置を外すことができませんが、マウスピース矯正の場合は装置を患者さん自身で取り外すことができます。 食事の際に外すことができるため、「食べ物が装置に挟まる」といったわずらわしさがありません。さらに歯磨きもこれまで通り行えるほか、装置は外して水洗いができるので衛生的です。 違和感や痛みが少ない マウスピース矯正で使用する装置は厚みが0.5~1.0mm程度なので、装着してもほとんど違和感がありません。また、歯に加わる力も緩やかなため、従来の治療よりも痛みが少ないのも特徴です。 「ホワイトニング」が同時にできる 矯正治療を受ける方の中には「歯並びがキレイになったら、歯の色も白くしたい」とご希望の方も少なくありません。 そのような場合、マウスピース矯正なら治療とホワイトニングを同時に行うことが可能です。矯正治療とホワイトニングを同時並行で進められるため、治療期間が短縮できます。 いいとこづくめのように思えるマウスピース矯正ですが、次のようなデメリットもあります。治療をご希望の際は、以下のデメリットについても十分に理解しておきましょう。 1日20時間以上の装着が必要 マウスピース矯正で使用する装置(マウスピース)は、1日20時間以上の装着が必要です。食事や歯磨きの際に外すことは可能ですが、それ以外の時間は基本的に装着するものと理解しておきましょう。 歯科医の指示を守らないと、効果がでない マウスピース矯正が従来の治療(ワイヤー矯正)と異なるのは、装置の取り外しを患者さん自身で管理する点です。 歯科医師の指示を守らず装着時間を短くしたり、外している期間が長くなったりすると、予定通りに治療が進まないおそれがあります。マウスピース矯正の効果は患者さんの管理に左右されることも覚えておきましょう。 マウスピース装着中は飲食に制限がある マウスピース矯正は、装置をつけたままの飲食は原則禁止です。ほんの少しの飲食でも、マウスピースを装着したままの状態だとむし歯のリスクを高めてしまいます。 また、ノンシュガーでもお茶やコーヒーなどの飲み物は歯の着色の原因となるため、こちらも控えるようにしてください。飲食の際は必ずマウスピースを外し、食後は歯磨きをしてからマウスピースを再度装着しましょう。 治療できる症例が限られる マウスピース矯正はすべての歯並びに適応できる治療法ではありません。 顎の大きさや位置に大きなズレがあるケースや、歯を大きく動かす必要のあるケースなどはマウスピース矯正での改善が難しくなります。 自身の歯並びがマウスピース矯正で改善できるかどうかについては、詳しい検査が必要です。まずは、治療を実施している歯科医院に相談してみましょう。 マウスピース矯正を提供するメーカーは国内外で数十社にわたります。ここでは、日本の歯科医院で広く採用されているマウスピース矯正のメーカーをご紹介しましょう。 インビザライン アメリカのアライン・テクノロジー社が提供するマウスピース矯正です。 インビザラインでは患者さんの歯型やレントゲン写真などの情報を元に、理想的な歯並びになるまでの動きをコンピュータ上でシミュレーションします。このシミュレーションの結果を元に、ゴールの歯並びになるまでの装置をすべて作製するため、通院回数も1~3ヶ月に1回と少ないのが特徴です。 アソアライナー 国内の矯正歯科専門ラボが提供する日本製のマウスピース矯正です。 厚みの違う3種類のマウスピースを使用し、理想的な歯並びへと導いていきます。こちらは歯の動きに応じてその都度歯型を取って装置を作製するため、1ヶ月に1回の通院が必要です。 アクアシステム 国内で最初に使用されたマウスピース矯正の1つです。 他のマウスピース矯正より使用する装置の数が少ないため、費用を安く抑えることができます。2週間から1.5ヶ月ごとにマウスピースの交換を行いますが、その都度歯型を取る必要があります。 最後に、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正についてご紹介しましょう。 世界中で治療実績の高い「インビザライン」を採用 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では先の3つのマウスピース矯正のうち、世界的にシェアの広い「インビザライン」を採用しています。 インビザラインはこれまでに世界100か国以上、1000万人以上の方が治療を受けており、その豊富な実績が世界中で高く評価されています。 インビザラインを実施する歯科医院は年間の症例数に応じてランク分けされますが、当院は「ダイアモンドプロバイダー(年間151~400症例)」の認定医院です。 高精度歯型3Dスキャナー「iTero element(アイテロ エレメント)」を導入 当院では専用のスキャナーで歯型をコンピュータ上に再現する「iTero Element(アイテロ エレメント)」を導入しています。 iTero Element(アイテロ エレメント)は写真を撮る感覚で歯型をスキャンし、歯の形や歯並びの様子をコンピュータ上に再現できます。1回の型取りで治療が進められるほか、従来の歯型取りのような不快感もありません。 また、スキャンしたデータはインターネットを経由してそのままアライン社に送付されるため、マウスピースが完成するまでの時間が短縮されます。 マウスピース矯正は「目立ちにくい装置」として近年人気の高い矯正治療です。装置が目立たない以外に、「装着時の違和感や痛みが少ない」「食事や歯磨きの際に外せる」などのメリットがあります。 一方で、マウスピース矯正は治療できる症例が限られるため、患者さんの歯並びによってはマウスピース矯正が選択できない場合もあります。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、iTero Elementによる事前シミュレーションを用いた無料相談を実施しております。名古屋でマウスピース矯正をご希望の方は、お気軽にお問合せください。 医師・スタッフ一同みなさまのご相談、ご来院をお待ちしております。