プルチーノ歯科・矯正歯科には「自分の歯並びをキレイにしたい!」という患者様がたくさんご来院されています。
では実際に”きれいな歯並び”とは、具体的にのような歯並びを意味するのでしょうか。
今回は歯列矯正における『きれいな歯並びの基準』についてお話ししてきましょう。
きれいな歯並びの基準①中心がそろっていて、左右対称
ぱっと目にした時に「この人の歯並び、きれいだな」と感じるのは、まず上下の前歯の中心がそろっていおり、さらにその中心に向かって左右の歯が対称に並んでいる歯並びです。
矯正歯科の分野ではこの中心を「正中」と呼んでいますが、正中がずれていると見た目の問題だけでなく、奥歯の歯並びや噛み合わせにも”ズレ”が生じている可能性があります。
また仮に正中がピッタリあっていても、左右の歯の大きさや並び方がバラバラだと、全体的に歯並びが悪く見えてしまう傾向があります。
きれいな歯並びの基準②歯の重なりが少ない
次に多くの方が歯並びで気になるといえば、歯並びの重なりや凸凹でしょう。
歯並びの重なりや凸凹を歯科矯正の分野では「叢生(そうせい)」といい、不正咬合の1つに挙げられます。
ただ歯の重なりや凸凹の程度は人それぞれで、それは個性の1つでもありますから、必ずしも一列にピッタリと並んでいる必要はありません。
一方で重なりや凸凹が強い部位では、段差や細かいすき間に汚れ(プラーク)がたまりやすく、また歯ブラシも当てにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
したがって叢生に関しては歯列矯正で重なりや凸凹を解消しておくほうが、見た目だけでなくお口の健康にとってもメリットは大きいといえるでしょう。
きれいな歯並びの基準③上の歯がわずかに前に出ている
前歯の位置関係では、上の前歯が下の前歯よりもわずかに前方にあり、さらに少し覆いかぶさる(いずれも2~3mm程度)のが、きれいな歯並びの基準といわれています。
歯並びの見た目については、この上下の前歯の位置関係で悩まれる方も少なくありません。
具体例としては、上の前歯が前方に飛び出す「出っ歯(上顎前突)」、その反対に下の前歯が上の前歯より前方にある「受け口(下顎前突・反対咬合)」などがあります。
またその他に、奥歯が噛んだ時に前歯が噛み合わない「開咬」、噛み合わせた時に下の前歯が上の前歯で隠れてしまう「過蓋咬合」などがあり、いずれも不正咬合として治療の対象となります。
以上がきれいな歯並びの主な基準となりますが、歯列矯正は単に見た目がきれいになるだけでなく、同時に噛み合わせを正しく整えることが大切です。
歯並びにお悩みの方は、お気軽にプルチーノ歯科・矯正歯科までご相談ください。