先日は歯周病を治すと体の不調も良くなるかも!というお話でした。
さて今回は、歯周病とは何ぞや・・・というお話です。
歯周病は歯周病原細菌によって引き起こされる感染性炎症疾患で、
歯周組織である 歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨、からなる歯周組に起こる疾患です。
(講談社 体の地図帳より引用)
歯周病とは 大別すると
①歯肉炎(歯茎がむず痒い、歯磨きすると血が出るなど)
②歯周炎(歯がぐらぐらする、噛むと痛い、膿・腫れ・口臭などが表われるなど)
で、①歯肉炎 → ②歯周炎 と進んでいきます。
1965年に歯学部学生を中心とした関係者により、
【3週間ブラッシングを含むセルフケアを全く行わない】実験を行った。
結果、口腔清掃を中止してから10~21日の間に全員が歯肉炎を発症した。
その後口腔清掃を開始すると歯肉炎は改善し、元の健康な状態に戻った。
ほとんどの人は歯肉炎になっても口腔清掃をきちんとすればもとの状態に戻るが、感受性が高いと歯周炎に発展する。
(デンタルダイヤモンド社:歯周病と全身疾患から引用)
まとめ
歯肉炎の状態なら、きちんと口腔内を清掃すればたいていの方は治りますが
感受性の高い方は歯周炎に発展してしまうんですね。
次回は、感受性についてのお話です。