こんにちは!
愛知県名古屋市瑞穂区•南区イオンモール新瑞橋1F
プルチーノ歯科•矯正歯科、管理栄養士の鈴木です。
歯周病と全身の疾患についてのお話も、いよいよ終盤です。
その他の疾患・・・、
今日は、慢性腎臓病についてのお話です。
まず、慢性腎臓病とは。
慢性腎臓病は腎機能が慢性的に低下する疾患の総称です。
腎機能の低下の原因となった診断病名があり、状態の悪化に伴い、人工透析や腎臓移植が腎不全に移行します。
なぜ原因の病名とは別に、慢性腎臓病や腎不全という考え方があるかとというと、以下の2つの理由からです。
①腎不全による人工透析が必要な状態になることを防止する
②腎機能の低下が軽度であっても、慢性腎臓病が心筋梗塞や脳卒中などの大きな原因になることが分かってきたから
2015年時点で世界人口の10%が慢性腎臓病に罹患しており、世界で25万人が人工透析を受けています。日本は、人工透析、腎臓移植の必要な状態(腎不全)の罹患率が台湾に続き世界で2番目となっています。
◆慢性腎臓病になりやすい疾患
高血圧、糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、脂質異常症、動脈硬化、高尿酸血症が挙げられます。
・・・・あれ?
ブログを読んでくださっている方お気づきになったかもしれませんね。
以前のブログで歯周病との関連を書かせていただいている 病名が多数含まれています。
糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、動脈硬化・・・
歯周病があると、どの病気も悪化させやすいのでしたよね。
糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、動脈硬化、どれかと診断されたら、歯周病の予防や治療も致しましょう。
そして、どの病気も悪化する原因の一つを取り除き、慢性腎臓病や腎不全に移行するのを防ぎましょう!
また、慢性腎不全が、口腔内に及ぼす影響もあるようです。
◆唾液分泌の低下
健常者よりも末期腎臓疾患の患者のほうが唾液分泌量が少なかったという報告があったそうです。
唾液量が減り口腔乾燥症を発症することにより、虫歯、粘膜炎、口腔感染症に対する抵抗力が低下します。このように、末期腎臓疾患患者は歯肉炎、歯周炎と深い関係があります。
慢性腎臓病に罹患していらっしゃる方は、歯周病にも虫歯にもなりやすくなるのですね。
腎臓病の治療はもちろんですが、同時に口腔ケアも大事なんですね。
歯周病の予防、ケアしていらっしゃいますか?
歯周病をなくすことで多くの病気の予防や悪化を防げそうです。
是非、定期健診に行きましょう!
お待ちいたしております。
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