「小児歯科」や「小児矯正歯科」で病院検索すると出てくる 口コミや評判のいいおすすめのクリニック
25.04.15
カテゴリ:BLOGマウスピース矯正ワイヤー矯正一般歯科小児矯正矯正歯科
小児歯科をネット検索する時のおすすめキーワード 検索サイトなどで小児歯科や小児矯正歯科を探す時に、どのようなことに気を付けて見ていますか? 実は、ネットの検索はキーワードによって結果が大きく違ってくるのです。 今回は、自分や家族のお口の病気を予防して将来の健康を守るために小児歯科や小児矯正歯科を探す時、どのようなことに気を付ければ、小さな子供でも安心して通える小児歯科や小児矯正歯科をみつけることができるのかを解説します。 ネット検索をする時に、検索ワードを「小児歯科」と入れただけでは、登録されたたくさんのサイトがでてきてしまいどれを選べばいいのかわからなくなってしまいます。目的のサイトを検索する時には、2つ以上のキーワードを入力して検索するのがおすすめです。できれば、気になるワードを具体的に入れる方がよいでしょう。 距離に関する検索ワードでは、「近く」がよく使われています。 子どもさんと定期的に通いやすい病院やクリニックを探す時には、やはり自宅や学校からの距離などが重要です。 どのような交通手段で通院するのかにもよりますが、どの交通手段でも30分以内に到着できるところを探しておくと便利です。 また、いつも使用する交通手段が決まっていたとしても、その手段が使えない場合に備えてできれば他の手段でもいける所を探しておくのをおすすめします。 例えば、いつもは車で来院されている場合でも、車の故障などで車が使えないなど不測の事態が起きてしまうことがあります。そういう時に、公共交通機関での通院が便利な場所や自転車などでも通っていける場所だと非常に便利です。ベビーカーの子どもさんと電車やバスを乗り換えて徒歩移動するのは大変なこともあるので、できれば少ない手段で行ける場所を探しておくといいでしょう。 また、検索サイトによってはスマホのGPS機能を使って地図上で近くの地域のクリニックを検索できる場合もあります。できれば、この時に複数の交通手段を確認しておくと便利です。 さらに、車を使って歯医者に行く場合には駐車場の有無や医院からの距離なども把握しておきましょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科は名古屋市のイオンモール新瑞橋内にあります。駅も近く公共交通機関でのアクセスが便利なのはもちろん、ショッピングモール内のたくさんの台数が置ける駐車場も利用することが可能なので、どのようなアクセス方法でも安心して通うことができるので安心です。 小児歯科とは、成長途中の子供に合わせた治療を行う歯科医院です。 治療と一言で言っても、さまざまな治療方針があります。歯のクリーニングなどの口腔ケアや虫歯の進行を予防するフッ素塗布、生えかけの乳歯の歯磨き指導や歯周病の予防歯科のための定期検診や虫歯治療などの一般歯科と呼ばれる一般的な治療項目のみを行う小児歯科もあれば、小児矯正や小児口腔外科など特別な歯科治療を行う小児歯科もあります。 小児歯科を検索する時によく使われているキーワードに「専門医」があります。 歯科医師の専門医である「歯科専門医」は、日本歯科専門医機構によると「ホワイトニングなどの審美歯科やインプラントなどの口腔外科、小児歯科などそれぞれの専門領域で適切な専門教育を受けたうえで十分な知識と経験を備え、患者さんから信頼される専門医療を提供することができる歯科医師」と定義されています。 歯並びなどをキレイにして歯磨きなどをしやすくする矯正歯科や口腔外科などは、一般歯科の治療よりも深く矯正学や顎などに関する解剖学の知識が必要になります。また、先天性の疾患などで歯科治療が必要な場合には、それに伴う専門的な知識が必要となってくるのです このようなことから、小児歯科で専門的な治療を受けたい場合には「(対象の治療の)専門医」と検索してみることをおすすめします。 プルチーノ歯科・矯正歯科は、子供の矯正歯科治療専門医が在籍しています。また、最新のマウスピース矯正システムである「インビザライン・システム」を導入しており、子供に向けたマウスピース装置を使った矯正治療「インビザライン・ファースト」を受けることもできるので、矯正治療での痛みや負担を軽減することができます。 インビザライン矯正に関する専門的な知識や技術と経験を持っていると認定された在籍し、患者さんの治療を担当しています。また、当院はインビザライン矯正を2024年度に年間401症例以上行った実績を持ち、インビザドクターの中でも約1%しか認定されないブラックダイヤモンドプロバイダーに認定されています。 小児歯科を見つけるときには行くまでの交通手段も大切ですが、歯科医院のある場所や医院内の感染リスク対策の消毒器具やバリアフリー、女医さんが在籍しているかや女性に安心の個室などの設備も重要です。 歯科ではどうしても待ち時間が長くなってしまったりすることもとても多く、小さい子どもさんが退屈せずに待てるようなサポート対応や工夫がある歯科医院だと安心して通うことができます。また、近辺エリアにオムツ交換や保護者が一緒に入る事のできるトイレがあると便利です。 また、ホームページなどで土曜日や日曜祝日などの休診日や診察時間も事前に調べておくと良いでしょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科はショッピングモールの中にあるので買い物のついでによる事ができたり、時間を潰しやすく便利な場合もあります。また、大きなトイレが設置されているので安心です。 また、院内の待合室にはキッズスペースが受付前に設置されており、治療前の待ち時間や次回の予約を取る時やご家族が治療中でも受付スタッフが安全に配慮して丁寧に確認しているので、お子さまたちに優しく安心できる環境で遊ばせながら待たせることができます。 ネットで病院や歯科医院を検索すると、口コミや評価もたくさん表示されます。 しかし、口コミを読む時にも注意が必要です。 口コミや評価は、そのクリニックで治療を受けた患者さんによる「主観」で書かれているものなので、人によっては理解がわかれる場合があります。 また治療の内容に関しても、総合的には同じ治療のように見えても患者さんの症状ごとに内容が全く違いもありますし、患者さんのお口の中などの状態や麻酔の痛みの感じ方や体質でも治療工程や結果は大きく違いやすくなります。 さらに、状況によっては患者さんが希望されている治療が適用外であることも考えられます。 このようなことは、受診時の患者さんへの現状の説明や治療に関するメリット・デメリットに関する説明が分かりやすくなかったり説明不足で患者さんから十分な理解を得られずに治療を進めてしまったり、歯科医師が経験や知識から診断した結果、患者さんの希望された治療を提供することができない場合や十分に説明できず納得されていないなどの理由が考えられます。 どこの歯科医院でも、医療スタッフはどのような患者さんに対しても安心して納得のいく治療を受けていただけるように日々努力していますが、中には納得のいく治療を受けられなかったと思ってしまう患者さんがいらっしゃることもあります。 また、歯科医院内の雰囲気や印象などは患者さんの趣味趣向で大きく変わってきます。 これらのことを理解したうえで、口コミや評価などの情報だけではなく歯科医院の公式ホームページに掲載された情報なども見て、患者さんご自身やご家族がデンタルクリニックのイメージや特徴、歯科医師やスタッフなどの詳細な情報を確認しておくのも重要な事です。また、現在の状況を確認するために、更新日時をチェックしておくといいでしょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、患者さんが安心して治療を始めていただけるように歯科矯正治療に関する無料相談を行っています。 初めての診療の前に矯正専門の歯科医師が患者さんやご家族の悩みや治療に関する疑問や要望をお聞きし、患者さんのお口の中の状況などを検査・確認したうえで治療にかかる金額なども適切な回答をさせていただいています。そのうえで、患者さんやご家族が納得し安心して気持ち良く治療を受けることができるように、治療計画の提供を行います。 矯正治療に関する無料相談は、日曜・祝日も24時間webからアクセスして予約することができますので、是非ご利用ください。
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歯列矯正で抜歯が必要な理由とは?矯正歯科医が教える、後悔しないために知っておくべき矯正歯科で歯を抜くメリットとデメリット
25.03.05
カテゴリ:BLOGマウスピース矯正ワイヤー矯正一般歯科小児矯正矯正歯科インビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正一般歯科矯正歯科
歯列矯正とは 私たちの歯は、乳歯(子どもの歯)が左右上下でわけて5本ずつの20本、永久歯(大人の歯)は親知らずを除外すると左右上下わけて7本ずつの28本が通常生えてきます。つまり、永久歯は乳歯よりも奥歯の本数が4本多いので、よりスペースを必要とするのです。 そのため、顎の大きさ・形の問題や歯の生え変わりのタイミングや大きさの問題で永久歯が正常に生えてくるスペースを確保できず、歯の位置がずれてしまったり向きがずれてしまうことがあります。そうなってしまうと、噛み合わせのずれが生じたり噛む時の顎の運動に影響が出たりしてしまい、口元などの見た目があまりき美しくなくなってしまったり、重度の場合は発音が不明瞭になるなどのさまざまな悪影響が起きてしまうことがあります。また歯が斜めに生えてしまっていたりすると、歯磨きなどもうまくできずに虫歯や歯周病のリスクも高まります。 そういった場合に必要になるのが、歯科矯正治療です。 歯列矯正は、歯科矯正治療の一つです。歯科矯正治療は顎変形症などの治療などの機能的な改善や顎のバランスや歯並びを整える審美的な改善を目的として行われる治療です。その中でも、歯列矯正は歯の位置や向きを整えて、歯やその他の口の周りの機能を正常に整えて健康に生活できるようにするために行われます。 この記事では、歯列矯正をする時に抜歯をすることに関してのメリットとデメリットなどを挙げて、歯科矯正治療に関する情報提供をしていきます。 日本人が歯並びが悪くなってしまう原因で一番多いのは、歯を並べるのに必要なスペースに対して、顎が小さくて口の中に歯を並べるスペースが足りないケースが多くあります。 そのため、日本人の不正咬合(ふせいこうごう)は上の前歯や上顎が前に突き出ている「出っ歯(上顎前突)」や下顎が上顎より前に突き出ている「受け口(下顎前突)」が多いです。 歯列矯正をして歯を動かそうにもどうしてもこのままの余剰スペースでは足りず、新たにスペースを確保する必要がある場合は、歯を抜き本数を減らしてスペースを作ることがあります。 抜歯をするかどうかという点については、矯正の専門知識を持った歯科医師が口腔内の状態や症状を確認して、「どうしても抜歯が必要である適用症例」だと診断・判断をした場合に行われます。 同じような状況に見えたとしても、患者さんの年齢や状態などももちろん考慮したうえで歯科医師が総合的に判断して、患者さんと相談しカウンセリングや治療に関する説明をしっかりとした上で治療計画を立てます。 また、事前に歯科医師に抜歯をするメリットとデメリットをしっかりと説明してもらい、患者さんがしっかりと理解したうえで抜歯をすることは、後悔せずに治療をスムーズに進めていくためにも非常に重要な事です。 さらに、実際に矯正治療に関して歯科クリニックで相談する場合には、抜歯をした場合としなかった場合の矯正治療への影響も比較して考えましょう。 歯列矯正で抜歯をする場合、主に第一小臼歯(一般的には犬歯と呼ばれている歯)あたりを抜歯します。第一小臼歯は1番手前の臼歯で、歯並びが崩れやすい歯です。正常な位置に生えることができずに外側に飛び出してしまっていると、「八重歯」と呼ばれます。日本ではチャームポイントとも考えられていますが、欧米では「牙のように見えるという理由から吸血鬼を連想する」ため、あまり好まれていません。 第一小臼歯は、抜歯したとしても他の歯に比べると噛み合わせにあまり悪い影響がないのも理由の一つです。 ・歯を並べるスペースができる 矯正治療は上下それぞれに装置をつけます。矯正したい歯が片方だけの場合は歯科医師の判断で片側のほうだけ歯を抜くこともありますが、基本的に歯は両側で対になっているので両方を抜歯する事が多いです。 両方の歯(左右どちらも1本ずつ)を抜いた場合、14〜16mm程度のスペースを作ることができるので、だいたいのケースで歯を整列させるのに十分なスペースを確保することができます。 ・自然な状態で歯を並べることができる 歯並びや顎が通常より大きい場合や小さすぎる場合には、外見から見ても目立ちやすい特徴がでてしまいます。 歯が前に出ている「出っ歯」の状態だと、上の歯が唇を外に押し出すような状態になってしまい、口を閉じる状態を維持するのが難しいこともあります。 歯を抜かずに歯列矯正をするならば、今ある少ないスペースだけで歯を並べていくので、歯並びがきつくなってしまい歯が前に突き出すような状態になってしまうことも少なくありません。 抜歯によって十分なスペースを確保したうえで治療をした場合には、全体的に無理なく自然できれいな歯並びや顔のラインに整えることができます。 ・治療がスムーズに進みやすくなる 歯列矯正は歯を少しずつ動かしていくので、歯を削り治療をするような一般歯科などのクリニックでの治療に比べると治療期間が長くなる事が多い治療です。その分治療にかかる費用も高額になる事も多くなります。 治療期間を短くするには歯をスムーズに正しい位置に動かすことが重要ですが、急激に歯に力をかけて無理やり歯を動かそうとすると、どうしても歯やその周りの組織に影響が及んでしまいます。そのため、実際に治療が進むと歯や顎に痛みが出てしまったり、患者さんによっては頭痛や肩こりの原因になってしまう場合があります。 効率的に歯を移動させたり向きを整えるためには、抜歯をしてすでに歯を動かして並べるスペースを作ってあることはとても有効であるといえます。 ・治療の後に後戻りする可能性を低くできる 歯科矯正治療が完了した後に、「後戻り」という現象が発生してしまうことがあります。 私たちの体には自然治癒能力のように、何か通常と異なる現象が起きた時には元に戻ろうとする力が大きく働きます。矯正歯科治療は体からすると、外部からの働きかけによって、「体に異常が起きている」状態です。そのため、急激に大きな変化を加えてしまうと、元に戻ろうとする強い力がかかってしまい痛みを伴う場合もあります。 歯科矯正治療では、その力が掛かりにくくするために「ゆっくりと歯を動かしていく」ことと、「無理やり歯を動かさない」ことが重要です。 抜歯をした後で歯列矯正を行った場合は、すでにある隙間に無理なく歯を並べていくことができるので、後戻りのリスクを低くすることが可能です。 ・抜歯をした後に痛みが出ることがある 体が傷を治そうとするときには、「そこに傷や異常があるよ」という信号として痛みが出ることがあります。これは体に備わった重要な反応で、同じ刺激でも人によって痛みが強い人と弱い人がいます。 抜歯をすると、どうしてもその周りの組織(歯茎や歯槽骨など)に負荷が掛かってしまいます。それが原因で、歯を抜いた後に痛みや患部の腫れが出てしまう例もあります。そのため抜歯をした後には、鎮痛剤や化膿止めを服用したり消毒のために通院をすることで抜歯の後(抜歯窩)治癒を促して、痛みを早く抑えるための処置を行います。 ・抜歯をすることに対する心因的ストレス 抜歯をする際には歯を抜く部分に局所麻酔をしたり抜歯用のペンチのような歯科医院の専門的な器具で歯を抜くので、患者さんによっては不安や不快感を感じたり恐怖感を持ってしまう人もいます。 歯科治療自体が怖かったり苦手意識があったり抵抗のある人には、歯を抜くことが負担になってしまい大きなストレスの原因になってしまうことがあります。 ・抜いた歯は元に戻すことができない 抜歯をした歯は、インプラントや歯牙移植などの特別な口腔外科治療を行わない限りは元に戻すことはできません。また、矯正治療で抜歯をするのはたいていの場合で永久歯なので、これ以上新たに歯が生えてくることもありません。 そのため、「どの歯を抜くのか」「歯を抜く必要があるのか」などの気になる疑問もしっかりと担当する歯科医に診療時に聞いて答えを聞いたり注意点を聞いたうえで、患者さんが治療に関する希望を伝えて納得して抜歯治療を受けることが非常に大切です。 抜歯後に歯列矯正を開始するタイミングや治療の流れは、抜歯窩(抜歯後の傷口)の状況などをみて歯科医師が決めます。スムーズに矯正治療を始めるためには、患者さんが抜歯後の服用や消毒のためのクリニックへの来院など、歯科医師からの指示にしっかりと従うことが重要です。 この記事では、矯正歯科治療をする前に抜歯をすることのメリットとデメリットについて解説しました。 どのような場合に抜歯が必要で必要でないかは、矯正歯科の専門的な知識や技術を持った歯科医師が適切に判断し治療を行うことで、治療に関する後悔やトラブルを減らすことができて結果に満足できる矯正治療を効果的に進めることができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、院長をはじめとした矯正歯科に関する豊富な専門的知識を持った歯科医師が治療に携わるので、患者さんにとってよりよい歯科矯正治療を提供することができます。 また、金属の装置を使用せずに患者さんの歯型から作ったマウスピースで治療ができる最新のマウスピース矯正治療であるインビザライン・システムを導入しているため、一度の来院で患者さんの口の中の情報をもとにコンピューターで矯正治療後の仕上がりなどをシミュレーションして、多くの治療の選択肢からあなたに最適な治療方法を選ぶことができます。 このコラムを監修している院長をはじめとしたインビザライン・システムに関する豊富な知識や技術を持った経験豊かなインビザドクターも在籍しているので、安心です。 初診前の矯正治療の内容や悩み・料金に関する無料相談を24時間webサイトからアクセスして予約をすることができるので、ぜひ気軽にご利用になってください。
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あなたの安心できる歯科医院のイメージは? 歯科医院を選ぶときに、あなたはどんな基準で選んでいますか? 祝日や土日に診療をしているかや、アクセスのしやすさも重要なポイントですが、それ以外にはどんなポイントがあるでしょうか。 病院にいくと緊張してしまったり、不安になってしまう人は多いのではないでしょうか。 また歯の治療をする時には色々な器具を口の中に入れて作業をするので、患者さんは何をされているのか目視できないぶん不安を感じることがあります。そのため、他の病院で治療を受けるよりも不安や恐怖を感じてしまう人がいます。 そんな時は、自分自身が安心できる要素が一つでも多い歯科医院を選ぶ人が多いと思います。 今回は、どんな歯科医院が安心して通うことができる歯科医院かを考えていきましょう。 Contents1 2 3 3.1 矯正歯科治療の特徴4 4.1 1.患者さんの気持ちに寄り添った対応のできる歯科医師やスタッフがいる矯正歯科4.2 2.治療法や治療費などについて、専門的な知識と技術を持った歯科医師が適切にアドバイスしてくれる矯正歯科5 医師よりも患者さんと関わる時間が長くなることが多い看護師や歯科衛生士は、9割以上を女性が占めています。その理由としては、やはり女性に対して安心するイメージが大きいからではないでしょうか。 最近では、歯科医師にも女医が増えてきています。女医さんがいる歯科医院は、男性医師が診療を行っている歯科医院よりも安心感を持つ患者さんは多いかもしれません。 2022年12月の時点で、日本全国の歯科医師のうち女性医師の占める割合は25%(厚生労働省統計)となっています。 一般歯科に比べ、矯正歯科と小児歯科は女性医師が多いと言われています。 患者さんが緊張していると口を開けてもらっていても筋肉が硬直してしまい、うまく頬を引っ張ることができなかったり治療中に急に動いてしまうようなこともあるので、安全に効率よく治療をすることが難しくなる場合もあります。 特に子どもの患者さんの場合は急に動いてしまうと危ないので、安心して治療を受けることができるのは大きな要因だと思います。 また、矯正歯科も子どもの頃から矯正歯科治療を始める患者さんも多くいらっしゃるので、女医さんがいると安心することが多いのかもしれません。 歯科矯正治療の主な目的は歯並びや顎の位置などを正常な位置や向きに整えることで、噛み合わせなどの口や顎の機能を改善したり、見た目をきれいにすることです。 むし歯や歯周病の治療や口腔外科などの治療とは違うことがいくつかあり、それによって患者さんが他の歯科治療よりも緊張したり不安を感じることもあると思います。 矯正歯科治療の特徴 ①治療期間が長い 歯科矯正治療は顎や歯をゆっくり動かしていくため、他の歯科治療にくらべると治療期間が長くなることが多いです。治療目的によっては、顎の成長のスピードや成長をする時期に合わせて症状が現れる前に予防を目的に治療を進めることもあります。そのため子どもの頃から治療を始めて数年かかる場合もあります。 また、最近では大人になってから矯正を始める患者さんも多くなっていますが、顎の成長が完了してから矯正を始める場合は治療期間が長くなることが多いです。 ②特殊な器具や装置を使うことが多い 矯正歯科治療は、他の歯科治療とは治療内容が違うことが多くあります。 そのため、他の歯科治療では使わない矯正歯科治療独自の器具や装置を使うことがよくあります。 例えば、歯科矯正治療法のなかでもよく使われるワイヤー矯正治療法では、歯の表面にブランケットという装置を接着してワイヤーとゴムをかけてゴムの引っ張る力で歯を動かす方法です。 この治療法の場合は、ブラケット、ワイヤー、ゴムを口の中に装着することになるのですが、どの装置も他の歯科治療で使うことはほぼありません。また、それらの装置を装着する器具も他の歯科治療では使われることがない物がほとんどです。 ③治療に専門的な技術と知識が必要 矯正歯科治療は、口の中ではなく顎関節など様々な部位との関係が重要です。 最近では歯のかみ合わせなどの咬合異常や上手く口を閉じることが難しいなどの開口障害が頭痛などの原因になることが分かってきました。 このことから、口の中の状態を整えることは体全体の健康のためにとっても、非常に重要な意味を持っていると言えます。 そのため、歯科矯正治療を行う歯科医師には、歯科矯正に関する適切な技術や専門的な知識だけではなく、体全体に関する知識も求められることになります。 ④保険外治療が多いので、治療費が高額になることが多い 歯科矯正治療は、①から③にあげたように、他の歯科矯正治療よりも期間が長くかかります。 その上、歯科矯正治療は他の歯科治療とは異なる特殊な装置や器具を使い、それを使いこなす技術と専門知識を持った歯科医師とスタッフが治療にあたるため、治療費が高額になります。 また歯科矯正治療では、『「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対しての矯正歯科治療』など、限定された場合にしか医療保険が適用できません。 たとえば、「見た目をきれいにしたい」などの目的で歯科矯正治療を受ける場合には、医療保険が適用されないのです。 では、患者さんはどんな矯正歯科なら安心して歯科矯正治療を受けることができるのでしょうか。 1.患者さんの気持ちに寄り添った対応のできる歯科医師やスタッフがいる矯正歯科 歯科治療は矯正歯科治療に限らず、患者さんにはどんな治療を今しているのか、次にどんな治療をするのかという事が、分かりづらいことがよくあります。 そんな時に、状態に合わせて気遣いの言葉をかけてくれたり、いたわりの言葉をかけてくれる歯科医師やスタッフは、患者さんにとってはとても安心できる存在になります。 そういった意味では、女医さんのいる矯正歯科で歯科矯正治療を受けることで安心感を持てる事は、とても重要なことだと思います。 2.治療法や治療費などについて、専門的な知識と技術を持った歯科医師が適切にアドバイスしてくれる矯正歯科 矯正歯科治療は、専門的な知識と技術を持った歯科医師が患者さんの状態を的確に判断し、患者さんの困りごとや希望などを聞いて熟考したうえで、適切な治療法を提案することがとても重要です。 患者さんが歯科矯正治療を受ける時に持つ不安や悩みとして、矯正歯科治療を受けている間にブラケットなどの装置をつけている見た目が気になったり、治療中に痛みが出るのではないかなどの悩みを持たれる方もいらっしゃいます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、新しいマウスピース矯正治療法の「インビザライン矯正」を受ける事ができます。 インビザライン矯正は、最新の3Dシステムを使って口の中の状況を分析し、患者さんそれぞれの目的の歯並びにするために最適のマウスピースを作成し、マウスピースを交換していきます。 ワイヤー矯正治療法に比べると歯に一度に加える力も少ないので治療に伴う痛みも少なく、マウスピースは目立ちにくく取り外すこともできるので安心して治療を受けることができます。 また、患者さんの口からスキャンした情報をもとにコンピューター上で理想の歯並びを確認しながら治療を進める事ができるので、とても効率的かつ計画的に治療を行うことができます。このことから、治療にかかる期間や費用に関しても、相談しながら進めることができるのです。 今回は、歯科医院で安心して治療を受けるためのポイントを説明しました。 不安になる要素は人それぞれだと思いますが、今回のポイントをもとに自分に合った歯科医院で矯正歯科治療を受けてください。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、24時間webで予約を受け付けています。矯正に関する相談も行っていますので、お口のことで気になる事や困ったことがあればご予約してください。
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歯医者さんと矯正歯科の違い 歯医者さんと聞くと、むし歯の治療をする病院をイメージする人が多いと思います。では、歯科矯正治療を受けたい時にはどのようにして歯医者さんを選べばいいのでしょうか? また、歯科医院や歯科医師はなぜ「歯医者さん」と呼ばれるのでしょうか? その疑問にもお答えします。 「これから歯医者さんに行くよ」と聞くと、「今から歯科医院に行くんだな」と分かると思います。むしろ、「今から歯科医院に行くよ」の方があまり聞いたことがないような気がします。 歯医者さんとは、歯科医院や歯科医師の事を親しみの込めた呼び方です。 歯科医院や歯科医師はもちろん正しい名称ですが、なんとなくお堅くてすこし真面目な印象ですね。 内科などの医師の事を「医者」と呼ぶのと同じように、歯医者は『歯の医者』という意味で使われています。 しかし実は、医師と医者というのは同じように使われてますが、実は厳密にいうと違います。 医師は医師国家試験に合格し医師免許を持っている人のことをいいます。 歯科医師は、歯科医師国家試験に合格して歯科医師免許を持っている人のことです。 また、医者とは、病気やケガを治療をする人のことをいいます。 日本では医師免許や歯科医師免許を持っていないと病気の診断や治療はできないので、医師と医者はほぼ同じ意味です。 たとえば、漫画の中に登場してくる「ブラックジャック」は医師免許を持っていないので医師ではなくて医者ですし、「おもちゃのお医者さん」は免許をもっていないので「おもちゃの医師」とは違います。 また、歯科は昔はむし歯治療で通う患者さんがほとんどだったので、歯を削ったり抜いたりするような治療のイメージが強かったと思います。そのため、少し怖いイメージもあったのかもしれません。 それを和らげるために、少し優しく聞こえる「歯医者さん」という言葉が多く使われているのかもしれませんね。 しかし今は、むし歯治療以外の目的で歯科医院に通う患者さんが増えています。 矯正歯科は、矯正歯科治療を専門的に行っている歯科医院です。 矯正歯科治療とは、 ・口の周りの外観(見た目)が気になるので、歯並びなどをきれいにしたい ・咬み合わせを良くしたい ・顎が痛くなりやすい(顎関節症)ので、症状を改善したい などの理由で、歯の位置や向きを移動したり上下の顎骨の位置などを調整してお口の中の状態を改善していくための歯科治療です。 矯正歯科治療は、主にワイヤー矯正治療法とマウスピース矯正治療法が使われています。 ワイヤー矯正治療法は、歯にブラケットという器具を装着して、ブラケットのフックにワイヤーとゴムをかけて繋げることで、ゴムのけん引力を使って歯を動かしていく治療法です。 1か月に1度くらいのペースで歯科医院に通い、ワイヤーとゴムをかけなおしたりメンテナンスをします。 ワイヤー矯正治療の場合は自分で器具を外したりすることはできません。そのため、歯ブラシなどでの歯の清掃がうまくできず、むし歯や歯周病になってしまうリスクが高くなってしまいます。器具が口の中の粘膜や舌に当たって傷になったり、ゴムの引っ張る力が強いと痛みがでることもあります。 また表側に矯正器具をつけている場合には、外から口元を見た時に目立ってしまうこともあります。 マウスピース矯正治療法は、透明なマウスピースを1日のうちの決められた時間に装着し、歯を動かしていく治療法です。 シリコンを口の中に入れた歯型を基に作った模型を使い、患者さんそれぞれのお口の中にあわせたマウスピースをつくります。 定期的に歯科医院で歯のクリーニングなどのメンテナンスを受けながら、歯科医師の指示通りにマウスピースを交換していくことで、少しずつ歯の位置や向きを整えていきます。 マウスピースは自分で取り外しをすることができるので、食事や激しい運動をする時には取り外すことができます。また、歯ブラシなどお口のケアをする時にも外すことができますし、マウスピース本体も洗うことができるので清潔に保つことができます。 そして、マウスピース矯正治療法はワイヤー矯正治療法ほど強い力で引っ張るわけではないので、痛みも少ないのが特徴です。 マウスピース矯正治療法のなかでも、今注目されているのがインビザライン矯正です。インビザライン矯正は、患者さんのお口の中を3Dスキャナーで取り込み、そのデータを基にお口の中の細部まで3Dデータ化することができます。シリコンをお口の中に入れて型取りなどをしなくても、より精密な歯型を取り込むことができます。 また、現在のお口の中の状態からどのようにして理想の状態に近づけていけばよいのかをPCを使ってシミュレーションしながら医師と相談して決めていくことができるので、完成図も確認出来て安心です。 定期的に歯科医院でメンテナンスをうけながら、歯科医師の指示に従い10日から2週間ごとに新しいマウスピースに交換していきます。マウスピースを装着するのは1日22時間以上と決められているので、食事や歯磨きの時などは外すこともできます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、お口の中をカメラで撮影して矯正治療後の歯並びのシミュレーションを見ながら無料矯正相談を受けることができます。 インビザライン矯正の認定を取得したインビザドクターの無料相談をぜひ受けてみてください。 では、歯科と矯正歯科はどうちがうのでしょうか。 歯科には「科目」と呼ばれるものがあって、それによってどのような治療を専門にしているのかが分かるように分けられています。 矯正歯科や口腔外科、小児歯科などがそれに当てはまります。 歯科というと、歯を削ったり被せものをつけるむし歯治療や歯周病予防の為の歯石除去や歯ブラシ指導などを想像するのではないでしょうか。 むし歯や歯周病の治療は「一般歯科」とよばれています。一般とは、「一番広く知られている」という意味です。むし歯の治療や歯周病治療は老若男女関係なく、多くの人が受ける事がある治療なので、このように呼ばれているようです。 もちろん、むし歯治療や歯周病治療にも多くの治療法があり、患者さんによって受ける治療は違いますが、一般歯科治療は多くの歯科医院で行われています。 矯正歯科治療は、お口の中の環境を大きく変えるため、多くの知識と専門的な技術と設備が必要です。また、一般歯科治療にくらべると、費用も高くて治療時間も長くかかります。 そのため、矯正歯科治療を受けるときには矯正歯科治療の専門的な知識と積み重ねられた経験と技術が大事なのです。そのような知識や技術を持っている歯科医師の事を専門医とよびます。 さらにインビザライン矯正の治療には、インビザライン矯正に関する専門的な知識も重要です。矯正歯科治療に関する深い知識と、多くの経験により卓越した技術を持ち、なおかつインビザライン矯正の経験が一定以上あると認められた歯科医師は、インビザドクターに認定されています。 プルチーノ歯科・矯正歯科には、インビザドクターに認定された歯科医師もいますので、安心してインビザライン矯正を受けることができます。 歯医者と歯科医にはあまりはっきりした違いはありませんが、多くの人が親しみを込めて歯医者と呼んでいると思います。これからも親しみを持って安心して歯科医院に通えるように、あなたの受けたい治療をしてくれる自分にあった歯科医院をみつけてください。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、24時間webから予約をとることができます。むし歯治療や歯周病治療のことでも、インビザラインなどの矯正歯科のことでも治療相談を受け付けています。
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顎変形症とは 顎変形症(がくへんけいしょう)とは、上下の顎骨の形や大きさ、位置などのバランスの異常によって起きる、顔の変形や咬み合わせの問題(不正咬合)などの症状が起きている状態の総称です。 ①下顎前突症(かがくぜんとつしょう) 顔を横から見た時に、下顎が上顎よりも前に突き出している状態で、三日月の様にも見えます。 日本人の顎変形症の中では一番多く、「受け口」や「しゃくれ」と呼ばれることもあります。 歯の咬み合わせは通常は上の歯が下の歯に少しかぶさるようになっていますが、下顎前突症の場合には下の歯が上の歯にかぶさるようになることがよくあります。(反対咬合) ②上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう) 顔を前から見た時に、下顎の位置よりも上顎が前へ突き出して見える状態です。これも日本人に多くある症状で、「出っ歯」などと呼ばれる状態です。 上顎前突症の場合には、上の歯が下の歯にかぶさり過ぎてしまう状態(過蓋咬合)になる事があります。 また、口を開けて笑った時に上顎の歯茎(ピンク色の歯肉)が目立つ(ガミースマイル)ことがあります。逆に口を閉じていても自然に口が開いてしまう(開口)ことがあります。 ③小下顎症(しょうかがくしょう) 下顎の骨があまり発達せずに小さく、横から見ると下顎が引っ込んだように見えます。顎が小さいので歯が並ぶスペースがあまり無いことが多く、歯並びが悪くなる事がよくあります。 ④開口症 奥歯は問題なく咬めているのに、上下の歯と歯槽骨が前に飛び出している状態。口もとが突き出たようになり、口を閉じるのが難しくなります。無意識に口が開いてしまうのも特徴です。 顎変形症によって現れる症状 顎変形症では咬合不全が起きやすくなりますが、自覚症状が出にくい場合があります。それは、わたしたちの体にはうまく機能していない器官を他の器官で補おうとするからです。 この場合は顎の機能を口の中の機能が補おうとして、無理やり咬み合わせがあった状態にしようとします。しかし無理に咬み合わせていたとしても、それに伴う症状は出てきてしまいます。 ・上手く食べ物を咬んだり飲み込むことができない(摂食嚥下障害) 口から食べ物を取り入れると、歯で咬んだり舌ですりつぶし唾液と混ぜることで食塊を形成します。 顎変形症になると、咬み合わせが上手く合っていないので食べ物を咬んで小さくするのが難しくなり、舌も動かしにくくなるため食塊を形成するのが難しくなります。 食塊が上手く形成されていない状態で飲み込もうとすると、喉や食道に大きな負担をかけます。また、食物を分解して吸収するのも難しくなってしまい、胃などの内臓にも大きなストレスをかけます。 また、麺類などを噛み切るのが難しくなります。 ・言葉の発音がしにくい(構音障害) 口を上手く閉じるのが難しい場合、音によっては発音が難しい場合があります。 また、舌の動かし方にも影響が出てくるので発音しにくいことがあります。 ・気付くと口が開いているので、口の中が乾燥しやすい(ドライマウス) 咬み合わせが上手く合っていないと、自然と顎が開いてしまうことがあります。 そのせいで口の中が乾燥してしまい、細菌などが喉に入りやすい状態になってしまいます。また、むし歯や歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるため、むし歯や歯周病のリスクも高くなります。 ・顎関節に痛みが出る(顎関節症) 咬み合わせが上手く合っていない状態で物を噛んでいると、無意識に顎に負担をかけてしまいます。 その状態が続くと、口を開けたり噛みしめるときに顎に痛みが出てしまったり、上手く動かなくなってしまうことがあります。 ・無呼吸症候群やいびきの原因になる 睡眠中は筋肉が緩みやすくなるので、噛み合わせなどに問題があると口が開きやすくなります。 また喉に舌が落ちやすくなり(舌根沈下)、それらが原因で無呼吸症候群が起きてしまったりいびきの原因になることが考えられます。 これらの症状があると、睡眠の質が低下してしまい日中の活動にも支障がでることがあります。 ・衝撃を受けると顎が骨折しやすい 人は外からの衝撃を顔に受けそうになった時、無意識に歯を食いしばり顎を固定します。しかし、咬み合わせが上手くいっていない場合はうまく食いしばることができず、顎に衝撃が伝わってしまいます。このことから、顎変形症が無い場合に比べると顎の骨折の可能性が高くなるといえます。 顎変形症になる原因 顎変形症は上下の顎骨の大きさバランスが整わないことでおこりますが、多くの場合で原因は不明です。 影響を与える事としては、遺伝や口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)などによる先天性の要因と、舌の癖や指しゃぶり、事故によるケガなどの後天性の要因が考えられます。 先天性の要因の場合は小さなころから異常が明らかになる場合もありますが、顎骨は20歳くらいまで成長を続けるため年齢を重ねてから異常が分かることもあります。 また、近親者に顎変形症の病歴がある場合には、事前に予測することもできます。 顎変形症の予防策としては、指しゃぶり、頬杖などの癖をやめることも重要です。 顎変形症の診断 顔は多くの部位から作られているので、関係する診療科(矯正歯科、口腔外科、形成外科など)がそれぞれの分野で検査した結果を持ち寄った総合的な結果から、顎変形症に関する正確な診断が下されます。 検査内容としては、口腔内(口の中)の診察、噛み合わせの検査、頭部レントゲン撮影、CT撮影などがあります。外見や骨格からの評価と、機能的な評価を総合し診断し、治療計画がつくられます。 顎変形症の治療 治療に関しても、外見の治療と機能的な治療の両面から行われます。顎の位置を正常に戻すことで顎変形症の症状が改善することもありますが、噛み合わせの修正や舌の動かし方などの機能訓練が必要な場合もあります。この場合は、言語聴覚士のリハビリなど多職種との連携も必要になる事が考えられます。 顎変形症の主な治療法としては、外科手術と歯科矯正治療が行われます。 1.外科手術 顎の形成が必要な場合には、「骨切術」という手術がよく行われます。 この手術は、手術痕を目立たなくするために、多くの場合口の中から行います。 顎の骨を小さくする場合、余分な顎骨を切り取って前後の部分を合わせてプレートで固定します。プレートは時間がたてば自然に吸収される素材のものか、チタンプレートが使われます。チタンプレートの場合、必要に応じて後に除去手術を行います。 2.歯科矯正治療 軽度の顎変形症の場合は、顎の大きさや形を変えずに顎や歯の位置を歯科矯正治療で動かすのみの場合もあります。 また、外科手術をする場合でも手術を行う前や後に歯科矯正治療で歯ならびを整えておくことで、顎変形症の再発の予防につながります。 歯科矯正治療は、歯並びを整え見た目をきれいにする(審美的)目的の場合には、公的医療保険外の場合があります。 しかし顎変形症の外科手術を行う場合、手術の前後に歯科矯正治療をした場合には「顎変形症の治療のための歯科矯正治療」であると認められるため、公的医療保険が適用されます。 顎変形症の影響は、顎だけではなく口の中の機能にも影響があります。顎変形症の疑いや気になる症状がある場合には、歯科医院などで相談してみてください。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、24時間webで診療予約をおこなっています。 歯科矯正治療の専門医が、あなたにあった治療法についてくわしく説明いたします。顎の症状や歯科矯正のこともお気軽にご相談ください。
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