表題の回答は4択、
①5分以内 ②30分以内 ③60分以内 ④60分以上
これは、ニコチン依存かどうかの判断をするための質問で、世界共通なんだそうです。
時間が短いほど依存度が高い、ということが判ります。
はい、こんにちは!
愛知県名古屋市瑞穂区・南区イオンモール新瑞橋1F
プルチーノ歯科・矯正歯科 管理栄養士 鈴木です。
先週の金曜日に「たばこ対策指導者養成講習会」に行ってきました。
(↑ 受講証明書もいただきました☆)
昨年度も参加し、前回は歯科口腔保健推進研修も併せて行われ、「働く世代への歯周病予防」の話も含め3講師、3つのお話でしたが、今年は禁煙外来の現場にもお立ちになる京都大学大学院医学研究科特任教授の高橋裕子 氏がみっちりご講演くださいました。
講演内容は「禁煙支援について~加熱式たばこの対策を含めて~」でした。
色々なデータに基づいた話が大変興味深く、新しい情報も盛りだくさんでした。
驚いたり、是非知って欲しいなと思った内容・項目を少し紹介いたします。
~喫煙・受動喫煙について~
①喫煙と、受動喫煙はうつのリスクも高める
②職場の受動喫煙が多いほど労災が多い
・予期せぬ事態に、吸わない人は時間経過とともに不安が減るが、吸う人はタバコを吸うまで落ち着けない
・吸わない人は吸わない1時間で集中力が上がるが、吸う人は集中力が下がる
∴喫煙者は労災が多い
③受動喫煙で3歳児の虫歯が増える
④受動喫煙で子供の能力低下
・6~16歳の子供でタバコを吸わない約4400人が対象
ニコチンが分解されてできる「コチニン」という物質の血中の量を測ったうえで、読解、算数(数学)、論理的思考、短期記憶力をテストした結果、コチニン濃度が高いと読解、算数、論理的思考力の点数が低いことが判明。濃度が極めて低くても関連ははっきりしていた。
∴わずかな受動喫煙も有害、受動喫煙は『完全に』防がねばならない!(減らす、では意味がない)
⑤髪の毛・服についた有害物質の拡散、肺からの有害物質の吐出 40分以上!(三次喫煙)
~軽いタバコや、加熱式タバコの事実、電子タバコの危険~
①軽いタバコの方が、心筋梗塞のリスクが上がる
軽くても満足するため深く吸い込んでしまうなどの理由が考えられる
②加熱式タバコで受動喫煙はなくせない。
煙をにおわせない、見えない技術・・・と、紙巻タバコと同じく呼気から40分以上有害物質は出続ける
③アメリカの会社、フィリップモリスの「iQOS」
イギリスの会社、ブリティッシュアメリカンタバコの「glo」
どちらも本国では売られていない。(iQOSはアメリカで売られていないし、gloもイギリスで売られていない)なぜなら、販売が許可されないようなモノだから。だからと言って、JTのプルームテックがよいわけではなく、本国で許可されていないものを平気で売ってしまう日本の意識が低すぎるということ、残念。
④電子タバコの使用中に爆発事故多発(怖!)
⑤電子タバコの煙には普通のタバコと同様の有害物質が含まれることがある(外国製のものには微量の違法薬物が検出されたものある。また吸いたくなるのは、何か良くない成分が入っていると考えてよい)
この世からタバコがなくなってしまえばよいのですが、どうしたらそういう向きにできるのか。
タバコを吸わない人には
受動喫煙の恐ろしさをよく知ってもらうこと。(タバコなんて、し好品でしょ?という考えではいけない、危機感を持ってなくすべきものであることを知ってもらう)
タバコを吸う人には
吸わないことでどれだけ自分によいことがあるか、を知ってもらうことが大事。
なのだそうです。
講演内容が濃すぎて、文才の無い私には上手くお伝えしきれなくて残念ですが、
今後、院で禁煙を応援するのに役立てたいと思います!
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