矯正歯科医が教えるおすすめできる歯科の選び方「ブログを読んで矯正歯科を選び方のポイントとは?」
25.03.05
カテゴリ:インビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正小児矯正矯正歯科
おすすめの矯正歯科とは? 歯科矯正治療を受けたいと思った時に、どのようにして自分に適切な治療をしてくれる歯科医院を探せば良いのでしょうか? 今回は矯正歯科治療を受ける歯科医院のおすすめの選び方についてご紹介します。 みなさんは受けたい治療があって通院する病院を探すときに、どのように探すでしょうか。 道路沿いにある看板を見てみたり、ネットで距離の近い医院を探す方も多いと思います。 「歯科医院なんて、どこも変わらないでしょ」と思っている人は、もしかしたら自分に合った歯科医院を選び損ねているのかもしれません。 では、同じような条件の歯科医院が複数あった時には、その中からどのクリニックを選べば良いのかわからないこともあると思います。そんな時は、この記事を参考に選んでみてください。 ①歯科医院の通いやすさ 矯正歯科治療は、顎骨などの骨格や筋肉のバランスを整えたり歯の位置や向きを正常に並ぶように整えることによって、不正咬合や顎関節症の治療を行ったり(機能的改善)、見た目のバランスをきれいに整えること(審美的改善)を目的としています。 矯正歯科治療は口の中の1か所を診るのではなく全体的に治療をしていくので、どうしても他の歯科医院の治療よりも治療期間が長くなってしまいます。 また、治療期間はただ時間を置くだけではなく、定期的に歯科医院に通って口腔ケアなどのメンテナンスをしたり、装置の調整や治療経過の観察をしながら治療を進めていきます。 クリニックへの来院頻度などは治療法や歯科医院によっても異なることがありますが、次の予約までの間に何か異変やトラブルが起きた時などにも緊急的に来院することも考えられます。 そういうことを考慮すると、やはり患者さんが職場や学校、自宅などそれぞれのライフスタイルに合わせて、来院しやすい歯科医院を選ぶことはとても重要です。 また、距離に関してももちろん重要ですが、普段は自家用車などを利用していたとしても、万が一のため徒歩や交通公共機関でも通いやすい歯科医院を探しておくことも大事です。 また、祝日や土日などの診療曜日と時間に関しても合わせて事前に確認しておくことが重要です。 ②施術している治療内容(治療科目)の種類 歯科医院の看板を見てみると、多くの治療内容が書かれていることがあります。これは「標榜(ひょうぼう)といい、法律で決まっている治療内容に関してのみ看板に表示できるようになっています。なぜかというと、同じ治療内容だとしても書き方が違うと他の治療法のような、誤解を招く場合があるからです。 そうならないように、歯科治療の内容は同じ表記で書くように定められているのです。 標榜で定められている治療内容(標榜科目)は、「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「口腔外科」の4つのみです。 最近よく書いてある「一般歯科」という科目は、むし歯治療や歯石除去などの歯周病治療などの通常の歯科治療のことをいいます。 たくさんの標榜科目が書いてあることもよくありますが、歯科医院によっては「矯正歯科」や「口腔外科」のみ行っているクリニックもあります。そういった場合には、「矯正歯科治療はここで治療するけれども、抜歯が必要だったり虫歯になった場合には他の歯科医院にいかなければいけない」といったことも考えられます。また、「小児歯科」の場合は大人の治療は行っていないこともあります。 難しい症例などの場合には専門的な治療をしてくれる歯科医院の方がよいという場合もありますが、自分がどういった治療を受ける可能性があるかをしっかりと考えることも大切です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、「矯正歯科」「歯科」を標榜科目として掲載しており、どちらの治療に関しても専門的な治療を受けることができます。 24時間webから治療予約をすることができますので、ぜひご利用ください。 ③治療を担当する歯科医師の専門性 標榜科目で解説したように、歯科医院には専門的な治療を行う科目というものがあります。 しかし、現在の日本では歯科医師国家試験に合格して臨床研修を終了して資格を取得した歯医者であれば、専門的な知識や技術を持っていない場合でも、どの科目も標榜することができます。 専門的な治療を受けたい場合には、歯科医院の標榜科目だけでなく、治療を担当する常勤の歯科医師の経歴などを確認して専門的な学会での研究などの豊富な経験や臨床経験などがあるかを確認しておきましょう。 最近では、ネットで気になる歯科医院のホームページでブログやコラムを確認する人も多いと思います。多くの歯科医院がそれぞれの特色の情報などを記事にして載せていますが、それらを見る時にどのような内容に注意して読めばいいのでしょうか。 ①行っている治療に関しての選択肢の種類 矯正歯科治療は、患者さんそれぞれのお口の中の状態を先生が確認し、治療などに関しての患者さんの希望を聞きながら、歯科医師が治療方法を選び治療方針や計画をたてます。 しかし、歯科医院によっては設備などの問題で対応可能な症例や選べる治療方法の選択肢自体が少なくなってしまう場合もあります。 矯正歯科治療はそれ以外の歯科治療と比べると、長期間の治療期間が必要で治療費も高額になる場合が多くあります。そういうことを考慮すると、患者さん自身が納得できる治療法を選択できることは治療の失敗を避けるためにも非常に重要な事です。 ②治療内容に関する詳しい説明 最近の矯正歯科治療で歯並びをなおすために行われる治療方法としてスタンダードなのが、「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」です。 これらの歯列矯正法にはそれぞれのメリットとデメリットがあり、それを患者さん自身がしっかりと理解して治療を受けることで、様々な理由での治療中のストレスを軽減したり治療の完成度を高いものにする事につながります。 しかし、患者さんが希望した治療方法を必ず受けることができるわけではなく、最終的にどの治療法を選択するのかは口腔内写真やレントゲンの撮影等の検査をしたうえで歯科医師が判断します。 ワイヤー矯正治療法 メリット ワイヤーやゴムなどの力を利用して強い力を歯にかけることが可能。 そのため、広範囲の歯の移動や歯の向きを変えるのに適している。 デメリット ブラケットやワイヤーなど金属の素材でできた装置を使うため、舌や口の中の粘膜が傷つき、痛くなってしまうことがある。 強い力がかかるため、口の中や顎に痛みが出ることがある。 口を開けた時に装置が目立ちやすい。 自分で装置を取り外すことができないので、食事の時に食べかすなどが引っかかって残りやすく、装置が邪魔になって歯磨きで取り除くのが難しい。 マウスピース矯正治療法 メリット 歯型から作るマウスピースは柔らかい素材でできているので、舌や口の中の粘膜を傷つけることが少ない。 強い力がかからないので、口の中や顎に痛みが出ることが少ない。 口を開けた時に装置が目立ちにくい。 自分で装置を取り外すことができるので、食事や歯磨きの時に外すことができる。そのため、食事の時には食べかすが残りにくく、歯磨きできれいに取り除くことができる。 デメリット ワイヤーに比べると歯にかける力が弱い。そのため、少し狭い範囲や部分的な矯正治療に向いている。 歯科医師の指示した装着時間などを守らないと、治療がうまく進まず治療時間や治療費が追加されることがある。 上記のように、治療方法によってメリットやデメリットは大きく異なります。ネガティブな情報に関してもきちんと情報を提供している歯科医院を選ぶのは、しっかりとした信頼関係を作るためにも重要な事の1つです。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正治療法「インビザライン・システム」を導入しています。マウスピースの利点を更に強化し、3Dスキャナーでお口の中を撮影し、その情報を取り込んだコンピューターで正確にシミュレーションすることで、治療方法や治療の経過に関しても詳しく説明することができます。 ③治療費などの情報 歯科治療の中には、国民健康保険などの医療保険の対象になり、治療費全額から決まった割合(多くの人は1割~3割)を支払って受けられる「保険治療」と患者さん自身が治療費全額を負担する「保険外治療」があります。 これらは治療方法や治療に使用する装置や詰め物(冠)の素材、または治療をする原因(病名)などによって、どちらに該当するのかは変わります。 矯正歯科治療やホワイトニング治療などでは特定の疾患が原因であると診断された場合を除くと、多くの場合で保険治療は受けることが難しいとされています。 保険外治療の場合は治療費が高額になることが多いので、治療を開始する前に治療に必要なおおよその料金や期間はしっかりと確認しておきましょう。 ④無料治療相談や受診予約の方法に関する情報 歯科矯正治療は、治療期間も長く治療費も高額になる事が多い治療です。治療を実際に始める場合には、「患者さん自身にあった治療法はどのようなものなのか、どのような流れで治療が進んで、どの程度の期間や費用が必要なのか」や可能な支払い方法をしっかりと確認しておくことが重要であると、説明してきました。 そのためには、治療を始める前に実際に歯科医院に来院して歯科衛生士などのスタッフと話したり院内の雰囲気をみてみたり、治療に関する相談などのカウンセリングを受けておくことも重要です。 実際に治療が始まった後からトラブルが発生して「こんなはずじゃなかった!」と後悔したり悩んでしまわないために、しっかりと説明を聞いて疑問点などを解決してから安心してコミュニケーションをとりながら歯科矯正治療を始めましょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正歯科治療を始める前に無料矯正カウンセリングを実施しています。実際に患者さんのお口の中の状況や問題点を確認し、悩みなどを聞かせていただき、検査の結果などを基に院長をはじめとした専門的な知識や技術を持った矯正専門医がカウンセリングを行い治療方法を提示します。 また、インビザライン・システムの年間401件以上の症例実績を持った歯科医師が認定されるブラックダイヤモンド・プロバイダーの称号を取得しています。初診前に治療内容や金額に関する相談もしっかりとお話ししたうえで、患者さんに安心して治療を受けていただくための治療を提案することを目的としたカウンセリングです。24時間webから予約をすることができますので、是非アクセスしてご利用ください。
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矯正歯科治療とは 矯正歯科治療とは、口腔内(口の中)や口の周りの機能や見た目を整えることで、不正咬合や顎関節症などの治療や出っ歯などの見た目(審美的)の改善を図るための治療です。 治療は小児から大人までどの年代でも受ける事ができますが、年代によって受ける事のできる治療方法は変わってきます。 また、小児の方が大人よりも体が成長途中で骨などの組織も柔らかいため、治療期間が短い場合が多いです。 この記事では、矯正歯科治療の内容や治療に使用する矯正装置の仕組みやそれぞれの装置の役割について解説します。矯正治療を検討される際は、ぜひ参考にしてみてください。 矯正歯科治療には、①機能的改善②審美的改善という、大きく分けて二つの目的があります。 私たちが食物を摂取する時の大事な入り口となる口腔は、様々な種類の筋肉と顎骨をはじめとした骨格が連動して動くことによって、機能しています。また、口腔内に食物を取り入れて効率的に咀嚼(そしゃく)をして嚥下(えんげ)をするために、歯の噛み合わせや舌や喉の動きなどが重要な役割を果たしています。 しかし、この働きのバランスが崩れてしまうと、様々な問題が起きてしまいます。 その結果、顎関節症・顎変形症・咬合不全(反対咬合など)や開咬不全などの機能障害が起こってしまいます。これらの症例が原因で機能障害が起きてしまうと、顎の痛みや頭痛・肩こりなどの症状が出てしまったり、食物を効率よく摂取できず栄養として体に取り込めなくなってしまい、さまざまな体調不良などを引き起こしてしまう可能性もあります。 また、これらの機能のバランスが悪くなってしまうと、外見(審美的)にも目立つ変化が起こってしまいます。上下の顎骨の大きさや位置などが通常の位置と違いバランスが崩れてしまうと、歯がきれいに並ぶスペースが確保できずに歯並びが悪くなってしまったり、前歯が前方に飛び出してしまうと出っ歯や受け口と呼ばれる状態になる症例が多くあります。 矯正歯科治療は、これらの問題を改善するために顎骨や口周りの筋肉のバランスを調整したり、歯並びを整える事を目的とした歯科治療です。 顎変形症は、家族間で同じような状態が見られる(出っ歯や受け口、しゃくれなど)場合や先天性の疾患が原因で成長途中で顎骨の成長の異常が想定される場合などには、一般的にも小児期から矯正治療を行うことがよくあります。また、成長途中の小児の歯槽骨や筋肉などはまだ柔らかいので動かしやすく、成長とともに矯正した状態で固定されて安定しやすいという利点もあります。 顎の治療に関しては、「動かす」ことで行う矯正治療と、「削る」「補足する」などを目的とした外科手術が行われています。 ここでは、額骨や舌・口腔周囲筋(口の周りの筋肉)の矯正治療について紹介します。 ・プレート矯正(床矯正治療)とは 人間の歯は、通常では乳歯では20本、永久性では親しらずを除くと28本が生えてきます。ここでもわかるように、乳歯は永久歯よりも8本少なく、永久歯がきれいな歯列で並ぶためには、上下左右の乳歯の一番奥の歯よりもさらに奥に2本追加されるだけのスペースが必要になります。 成長に伴い顎は成長しますが、それでもスペースの確保が難しいと想定される場合には歯を並べるスペースを拡大するための治療が行われます。 プレート矯正は、上顎の口蓋(歯の内側の喉につながるスペース)にプラスチック製のプレート(床(しょう))を装着します。プレートには、金属製のワイヤーやバネが入っていて外側に向かって力をかけていきます。かける力の強さはネジを巻いて調節し、一定の力をかけて顎骨をゆっくりと少しずつ押し広げていきます。1ヶ月に一度くらいのペースで歯科医院に通院してネジなどの装置の調整やメンテナンスを行うのを繰り返し、患者さんが自分で1日の決められた時間(14時間くらい)の間、装置を装着することで治療を行います。 ・小児用マウスピース矯正装置「プレオルソ」 人間の体は骨格の周りに筋肉や神経などの組織が張り巡らされていて、体を動かすためには非常に重要な役割を持っています。骨や筋肉のバランスが取れているからこそ、体のそれぞれの機能は正常に動くことができます。 そのため、歯科矯正治療では歯や顎骨の状態を整えるだけではなく、口の周りの筋肉である「口腔周囲筋(こうくうしゅういきん)」や口の中で重要な役割をはたしている「舌(ぜつ)」の働きも整える必要があります。 口腔周囲筋は口の周りにある筋肉の総称です。この筋肉が伸びすぎたり縮みすぎてしまうと口を閉じたままの状態を維持するのが難しくなって無意識に口が開いた状態になってしまったり、顎を動かすのが難しくなってしまったり、食物を上手に咀嚼・嚥下することができなくなってしまいます。 また、舌筋(ぜっきん)は舌を動かすための筋肉の総称です。舌は複数の筋肉が連動することで前後や左右上下に動いていますが、筋肉が弱くなってしまうとうまく動かすことができなくなってしまい摂食嚥下や発音に影響が出てしまいます。 プレオルソは、口腔周囲筋や舌の筋肉のトレーニングをして、機能的に動かされるようにするための小児用マウスピース矯正装置です。マウスピースの矯正力を使って歯並びを整えるのと同時に、口腔周囲筋や舌筋のトレーニングをしたり、舌の動きの癖を修正することができるのが特徴です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、小児のプレオルソ歯科矯正治療を行っています。24時間webから初診前のお子さまのお口の悩みや矯正治療に関する費用などの相談や説明を矯正に関する高い技術力を持った矯正専門歯科医が行う無料カウンセリングの予約を受け付けていますので、ぜひアクセスしてください。 全ての歯がきれいに並ぶためには、歯を並べるスペースがとても重要です。スペースを確保する為には前述したように顎などの大きさも関係していますが、歯の生え変わりのタイミングや歯自体の大きさも関係しています。 そういう場合は、スペースを作りたいという理由で抜歯をしてから歯列矯正を開始する場合もあります。 歯列矯正の種類 歯列矯正は、歯の向きや位置を変えることで歯並びを整えていきます。 歯列矯正の主流の治療法として、「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」があります。ここでは、それぞれの治療の流れや仕組みについて説明していきます。 ・ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯の表側の表面に接着したブラケットという装置に、メタル製の太いワイヤーやゴムを通して元に戻ろうとする力を利用して歯を動かしていきます。 比較的歯や歯の周りを支える組織(歯根膜など)に強い力をかけて治療をすることができるので、抜歯によって開いた広い隙間の移動をしたり広範囲の矯正治療にも対応できるのがメリットです。さらに、アンカースクリューなどを歯茎に装着してゴムの伸び縮みする力を利用し、歯に強い力をかけていきます。 また、見た目には目立ちにくい歯の裏側に装置を装着する舌側矯正もあります。 しかし、強い力を加えるのでその影響で歯や顎に痛みを感じることもあります。 ワイヤーなどの装置は月に1回くらい歯科クリニックに来院してメンテナンスや矯正装置の調整をしながら治療を進めていくので、患者さんは自分で装置を取り外すことはできません。 そのため、食事の時に細い食べかすが装置に残りやすく、さらに装置が邪魔で歯磨きで歯垢や食べかすをきれいに取り除くことが難しくなってしまいます。それが原因で、歯周病や虫歯になってしてしまう可能性が高くなることがデメリットといえます。 ・マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法は、患者さんの歯型を採取してマウスピースを作ると、マウスピースの形状維持をするためにかかる力を利用して歯を動かしていきます。 マウスピースの矯正力はあまり強くないのであまり広範囲の矯正治療には向いていませんが、部分的な矯正治療には有効です。また、歯にかかる力が弱く口の組織が引っ張られる力も弱いので、顎や歯に痛みがでにくいことがメリットです。技術の進歩で多くの症例に対応できるようになってきています。 マウスピース矯正は、定期的に歯科医院で経過観察と口腔ケアなどの診察やメンテナンスをしながら、患者さんが矯正専門歯科医の指示に従って自分でマウスピースを管理したり装着することで治療を行います。 マウスピースは歯科医師の指示に従って交換していき、歯の向いている方向や位置を動かして理想の歯列に近づけていきます。 また、患者さんが自分でマウスピースを着脱することができるので、食事や歯磨きの時には外すことができ、食べかすの除去がしやすく水洗いもできるので歯周病や虫歯になるリスクを低く抑えることができます。また、マウスピースは透明に近い色の薄い素材でできているので、ワイヤー矯正治療とは異なり外側から目立たないのも特徴です。また、ホワイトニング治療などにも引き続き使える場合もあります。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正システム「インビザライン・システム」を導入しています。 3Dスキャナーで患者さんの口腔内のデータを取り込み、その情報を基に作られた自分の歯並びに詳細まで適応したマウスピースを利用してコンピューターで成果を確認しながら治療をすることができるので、効率的に治療を行うことができます。 院長をはじめとしたインビザライン・システムに関する専門的な知識や技術と豊富な経験を持っていると認定されたインビザドクターが治療を担当するので、安心して治療を進めることができて、さらに治療の完成度を高めることができます。 24時間ホームページから初診前の矯正無料相談をweb予約することができますので、是非気軽にアクセスしてご利用ください。
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ワイヤー矯正は、歯並びを整えるための一般的な矯正治療の一つです。しかし、矯正装置が目立つことや、痛み、費用など気になる点も多いかもしれません。 今回のブログの記事では、ワイヤー矯正のメリット・デメリットを詳しく解説し、装置の種類や選び方についてもご紹介します。さらに、目立ちにくいマウスピース矯正についても触れていますので、矯正治療を検討されている方は、ぜひ参考にしていただけましたら幸いです。 Contents1 1.1 ワイヤー矯正の仕組み1.2 POINT2 2.1 ●幅広い症例に対応可能2.2 ●治療の効果が的確2.3 ●費用が比較的安価2.4 ●自己管理の負担が少ない3 3.1 ●見た目が目立つのが気になる3.2 ●痛みや違和感がある3.3 ●口腔ケアが難しく虫歯になりやすい3.4 ●食事の制限がある、装置に食べ物が挟まりやすい3.5 ●治療期間が長い4 4.1 矯正装置の色について4.2 矯正装置の材質について4.3 矯正装置の値段について5 5.1 プルチーノ歯科・矯正歯科の無料相談 ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていく治療方法です。長年にわたり実績のある治療法で、幅広い症例に対応できます。 ワイヤー矯正の仕組み ワイヤー矯正の仕組みは、歯に取り付けた小さなブラケットにワイヤーを通し、適切な力を加えることで歯を理想の位置へ移動させるというものです。この方法により、歯並びの矯正が可能となります。 POINT ●ブラケットを歯の表面に装着し、ワイヤーを通す ●ワイヤーの力を調整しながら歯を動かす ●定期的に調整を行い、少しずつ歯並びを整える ●歯列全体のバランスを考慮し、適切な位置へと導く ●時間をかけて少しずつ歯を動かすことで、骨や歯肉にも負担が少ない治療を行う ブラケットは、歯の表面に装着する小さな金属またはセラミック製の装置で、ここにワイヤーを通して歯を引っ張る力をかけます。 ワイヤーは定期的に調整され、歯に持続的な圧力を加えることで、ゆっくりと正しい位置に移動していきます。 治療は数ヶ月から数年にわたり進められ、歯の状態や治療計画によって期間が異なるのが特徴です。矯正中は、定期的に通院しながら歯の動きを確認し、適切な調整を行います。 ワイヤー矯正には、以下のようなメリットがあります。 ●幅広い症例に対応可能 ワイヤー矯正は、軽度の歯並びの乱れから重度の不正咬合まで対応できる矯正治療です。 特に、歯が大きく重なっている場合や、上下の咬み合わせに問題があるケースでは、高い矯正効果が期待できます。また、歯の傾きや咬み合わせを細かく調整することが可能で、的確な治療を実現しやすいのが特徴です。 ●治療の効果が的確 長年の実績があり、多くの矯正歯科医院で採用されている方法です。ワイヤー矯正では、歯に直接力を加えることができるため、歯の移動を細かくコントロールしやすく、予測通りの治療結果が期待できます。 また、固定式装置のため自己管理能力に関係なく、歯科医師の管理のもとで進行するため、計画通りの治療が可能です。 ●費用が比較的安価 ワイヤー矯正は、マウスピース矯正と比較すると治療費が抑えられることが多い治療法です。 特に、目立ちにくいセラミックブラケットやホワイトワイヤーを選択せず、金属製のワイヤーを使用する場合は、経済的な矯正方法といえるでしょう。 ●自己管理の負担が少ない マウスピース矯正の場合、毎日装着時間を守る必要がありますが、ワイヤー矯正では装置が固定されているため、患者さまが装着を忘れる心配がありません。 そのため、自己管理が苦手な方やお子さまにとっても、治療を進めやすい方法です。 ワイヤー矯正にはデメリットもあります。治療を検討する際には、以下の点も考慮する必要があります。 ●見た目が目立つのが気になる 金属製のワイヤーやブラケットが目立つため、見た目を気にする方には向かない場合があります。特に、ビジネスシーンや接客業などで人前に立つ機会が多い方にとっては、矯正装置が目立つことが気になるかもしれません。 ただし、最近では透明なブラケットやホワイトワイヤーを使用することで目立ちにくくすることも可能ですが、追加料金が発生します。 ●痛みや違和感がある ワイヤー矯正では、歯が動く際に強い痛みを感じることが多いのが特徴です。特に、ワイヤーの調整を行った直後は、歯に強い圧力がかかるため、数日間は食事がしにくくなることも。また、ブラケットやワイヤーが口内の粘膜に当たり、口内炎ができることもあります。 ●口腔ケアが難しく虫歯になりやすい 矯正装置が歯に固定されているため、通常よりも歯磨きが難しくなります。ブラケットやワイヤーの周囲に食べ物のカスが溜まりやすく、歯垢が蓄積しやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高まるので気を付けましょう。フロスや歯間ブラシを使用し、丁寧な口腔ケアを心がけることが重要です。 ●食事の制限がある、装置に食べ物が挟まりやすい 矯正装置が破損する可能性があるため、硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける必要があります。特に、キャラメルやガムなどはワイヤーに絡まりやすく、ナッツ類やフランスパンのような硬い食品はブラケットが外れる原因になることもあります。食事をする際には、装置に負担をかけないように注意が必要です。また、食後は装置に食べ物がひっかかっていないか手鏡などでチェックしましょう。 ●治療期間が長い ワイヤー矯正は通常2~3年の治療期間が必要であり、治療が長期間に及ぶことがデメリットとなる場合があります。マウスピース矯正と比べると治療期間が長くなることが多い傾向がありますが、難症例に対応していることがその理由であることも。ともかく、途中で治療を中断すると後戻りのリスクが高まりますので最後までやり遂げましょう。 矯正装置の色について ワイヤー矯正では、装置の色を選ぶことが可能です。一般的な金属製のワイヤーはシルバーですが、目立ちにくいホワイトワイヤーも選択できます。また、ブラケット部分も透明なセラミック製のものや白色のものがあり、審美性を高めることができます。特に、目立ちにくい矯正を希望する方には、白色や透明のブラケットが適しています。 ただし、セラミックブラケットやホワイトワイヤーは通常の金属製よりも費用が高くなる点に注意が必要です。 矯正装置の材質について ワイヤー矯正に使用されるブラケットやワイヤーの材質にはいくつかの種類があります。 ●メタルブラケット:最も一般的な材質で、耐久性が高く、費用も比較的安価です。強度があるため、幅広い症例に対応可能です。 ●セラミックブラケット:審美性を重視した材質で、歯の色に近いため目立ちにくいですが、メタルブラケットに比べると強度がやや劣ることがあります。 ●サファイアブラケット:透明度が高く、より自然な見た目を実現できますが、費用は比較的高めになります。 ●ホワイトワイヤー:金属ワイヤーに白色のコーティングを施したもので、目立ちにくい仕様になっています。ただし、使用しているうちにコーティングが剥がれることがあります。 矯正装置の値段について ワイヤー矯正の費用は、装置の種類やクリニックによって異なります。一般的な費用の目安は以下の通りです。 ●メタルブラケット矯正:60万~100万円程度 ●セラミックブラケット矯正:70万~120万円程度 ●舌側矯正(歯の裏側に装置を着ける):100万~150万円程度 ●ハーフリンガル矯正(上のみ裏側、下は表側に装置を着ける):90万~140万円程度 費用は治療の難易度や使用する装置の種類によって変動するため、事前に矯正歯科で相談することが重要です。また、分割払いが可能なクリニックも多いため、支払い方法についても確認しておくと安心です。 ワイヤー矯正は、幅広い症状に対応する方法ですが、見た目や痛みの面でデメリットもあります。 一方、マウスピース矯正は目立ちにくく、取外しが可能なため日常生活への影響を抑えながら治療を進めることができます。どちらが自分に合っているか、歯並びの症状やライフスタイルを考慮して、矯正歯科で相談することが大切です。 プルチーノ歯科・矯正歯科の無料相談 「プルチーノ歯科・矯正歯科」では、矯正治療の無料相談を受け付けています。矯正治療の専門クリニックとして、マウスピース矯正「インビザライン矯正認定」が、患者さまお一人おひとりに合った治療についてご説明しています。 治療後の歯並びがどうなるかシミュレーション画像で確認することも可能です。矯正治療を検討されている方は、ぜひ当院の無料相談をご利用ください。 目立たないマウスピース矯正「インビザライン」について詳しくはこちら> 当クリニックの「成人矯正」について詳しくはこちら> 当クリニックの「小児育成矯正」について詳しくはこちら> 無料相談のご予約はこちらから LINE診断も行っています ※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
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歯列矯正とは 私たちの歯は、乳歯(子どもの歯)が左右上下でわけて5本ずつの20本、永久歯(大人の歯)は親知らずを除外すると左右上下わけて7本ずつの28本が通常生えてきます。つまり、永久歯は乳歯よりも奥歯の本数が4本多いので、よりスペースを必要とするのです。 そのため、顎の大きさ・形の問題や歯の生え変わりのタイミングや大きさの問題で永久歯が正常に生えてくるスペースを確保できず、歯の位置がずれてしまったり向きがずれてしまうことがあります。そうなってしまうと、噛み合わせのずれが生じたり噛む時の顎の運動に影響が出たりしてしまい、口元などの見た目があまりき美しくなくなってしまったり、重度の場合は発音が不明瞭になるなどのさまざまな悪影響が起きてしまうことがあります。また歯が斜めに生えてしまっていたりすると、歯磨きなどもうまくできずに虫歯や歯周病のリスクも高まります。 そういった場合に必要になるのが、歯科矯正治療です。 歯列矯正は、歯科矯正治療の一つです。歯科矯正治療は顎変形症などの治療などの機能的な改善や顎のバランスや歯並びを整える審美的な改善を目的として行われる治療です。その中でも、歯列矯正は歯の位置や向きを整えて、歯やその他の口の周りの機能を正常に整えて健康に生活できるようにするために行われます。 この記事では、歯列矯正をする時に抜歯をすることに関してのメリットとデメリットなどを挙げて、歯科矯正治療に関する情報提供をしていきます。 日本人が歯並びが悪くなってしまう原因で一番多いのは、歯を並べるのに必要なスペースに対して、顎が小さくて口の中に歯を並べるスペースが足りないケースが多くあります。 そのため、日本人の不正咬合(ふせいこうごう)は上の前歯や上顎が前に突き出ている「出っ歯(上顎前突)」や下顎が上顎より前に突き出ている「受け口(下顎前突)」が多いです。 歯列矯正をして歯を動かそうにもどうしてもこのままの余剰スペースでは足りず、新たにスペースを確保する必要がある場合は、歯を抜き本数を減らしてスペースを作ることがあります。 抜歯をするかどうかという点については、矯正の専門知識を持った歯科医師が口腔内の状態や症状を確認して、「どうしても抜歯が必要である適用症例」だと診断・判断をした場合に行われます。 同じような状況に見えたとしても、患者さんの年齢や状態などももちろん考慮したうえで歯科医師が総合的に判断して、患者さんと相談しカウンセリングや治療に関する説明をしっかりとした上で治療計画を立てます。 また、事前に歯科医師に抜歯をするメリットとデメリットをしっかりと説明してもらい、患者さんがしっかりと理解したうえで抜歯をすることは、後悔せずに治療をスムーズに進めていくためにも非常に重要な事です。 さらに、実際に矯正治療に関して歯科クリニックで相談する場合には、抜歯をした場合としなかった場合の矯正治療への影響も比較して考えましょう。 歯列矯正で抜歯をする場合、主に第一小臼歯(一般的には犬歯と呼ばれている歯)あたりを抜歯します。第一小臼歯は1番手前の臼歯で、歯並びが崩れやすい歯です。正常な位置に生えることができずに外側に飛び出してしまっていると、「八重歯」と呼ばれます。日本ではチャームポイントとも考えられていますが、欧米では「牙のように見えるという理由から吸血鬼を連想する」ため、あまり好まれていません。 第一小臼歯は、抜歯したとしても他の歯に比べると噛み合わせにあまり悪い影響がないのも理由の一つです。 ・歯を並べるスペースができる 矯正治療は上下それぞれに装置をつけます。矯正したい歯が片方だけの場合は歯科医師の判断で片側のほうだけ歯を抜くこともありますが、基本的に歯は両側で対になっているので両方を抜歯する事が多いです。 両方の歯(左右どちらも1本ずつ)を抜いた場合、14〜16mm程度のスペースを作ることができるので、だいたいのケースで歯を整列させるのに十分なスペースを確保することができます。 ・自然な状態で歯を並べることができる 歯並びや顎が通常より大きい場合や小さすぎる場合には、外見から見ても目立ちやすい特徴がでてしまいます。 歯が前に出ている「出っ歯」の状態だと、上の歯が唇を外に押し出すような状態になってしまい、口を閉じる状態を維持するのが難しいこともあります。 歯を抜かずに歯列矯正をするならば、今ある少ないスペースだけで歯を並べていくので、歯並びがきつくなってしまい歯が前に突き出すような状態になってしまうことも少なくありません。 抜歯によって十分なスペースを確保したうえで治療をした場合には、全体的に無理なく自然できれいな歯並びや顔のラインに整えることができます。 ・治療がスムーズに進みやすくなる 歯列矯正は歯を少しずつ動かしていくので、歯を削り治療をするような一般歯科などのクリニックでの治療に比べると治療期間が長くなる事が多い治療です。その分治療にかかる費用も高額になる事も多くなります。 治療期間を短くするには歯をスムーズに正しい位置に動かすことが重要ですが、急激に歯に力をかけて無理やり歯を動かそうとすると、どうしても歯やその周りの組織に影響が及んでしまいます。そのため、実際に治療が進むと歯や顎に痛みが出てしまったり、患者さんによっては頭痛や肩こりの原因になってしまう場合があります。 効率的に歯を移動させたり向きを整えるためには、抜歯をしてすでに歯を動かして並べるスペースを作ってあることはとても有効であるといえます。 ・治療の後に後戻りする可能性を低くできる 歯科矯正治療が完了した後に、「後戻り」という現象が発生してしまうことがあります。 私たちの体には自然治癒能力のように、何か通常と異なる現象が起きた時には元に戻ろうとする力が大きく働きます。矯正歯科治療は体からすると、外部からの働きかけによって、「体に異常が起きている」状態です。そのため、急激に大きな変化を加えてしまうと、元に戻ろうとする強い力がかかってしまい痛みを伴う場合もあります。 歯科矯正治療では、その力が掛かりにくくするために「ゆっくりと歯を動かしていく」ことと、「無理やり歯を動かさない」ことが重要です。 抜歯をした後で歯列矯正を行った場合は、すでにある隙間に無理なく歯を並べていくことができるので、後戻りのリスクを低くすることが可能です。 ・抜歯をした後に痛みが出ることがある 体が傷を治そうとするときには、「そこに傷や異常があるよ」という信号として痛みが出ることがあります。これは体に備わった重要な反応で、同じ刺激でも人によって痛みが強い人と弱い人がいます。 抜歯をすると、どうしてもその周りの組織(歯茎や歯槽骨など)に負荷が掛かってしまいます。それが原因で、歯を抜いた後に痛みや患部の腫れが出てしまう例もあります。そのため抜歯をした後には、鎮痛剤や化膿止めを服用したり消毒のために通院をすることで抜歯の後(抜歯窩)治癒を促して、痛みを早く抑えるための処置を行います。 ・抜歯をすることに対する心因的ストレス 抜歯をする際には歯を抜く部分に局所麻酔をしたり抜歯用のペンチのような歯科医院の専門的な器具で歯を抜くので、患者さんによっては不安や不快感を感じたり恐怖感を持ってしまう人もいます。 歯科治療自体が怖かったり苦手意識があったり抵抗のある人には、歯を抜くことが負担になってしまい大きなストレスの原因になってしまうことがあります。 ・抜いた歯は元に戻すことができない 抜歯をした歯は、インプラントや歯牙移植などの特別な口腔外科治療を行わない限りは元に戻すことはできません。また、矯正治療で抜歯をするのはたいていの場合で永久歯なので、これ以上新たに歯が生えてくることもありません。 そのため、「どの歯を抜くのか」「歯を抜く必要があるのか」などの気になる疑問もしっかりと担当する歯科医に診療時に聞いて答えを聞いたり注意点を聞いたうえで、患者さんが治療に関する希望を伝えて納得して抜歯治療を受けることが非常に大切です。 抜歯後に歯列矯正を開始するタイミングや治療の流れは、抜歯窩(抜歯後の傷口)の状況などをみて歯科医師が決めます。スムーズに矯正治療を始めるためには、患者さんが抜歯後の服用や消毒のためのクリニックへの来院など、歯科医師からの指示にしっかりと従うことが重要です。 この記事では、矯正歯科治療をする前に抜歯をすることのメリットとデメリットについて解説しました。 どのような場合に抜歯が必要で必要でないかは、矯正歯科の専門的な知識や技術を持った歯科医師が適切に判断し治療を行うことで、治療に関する後悔やトラブルを減らすことができて結果に満足できる矯正治療を効果的に進めることができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、院長をはじめとした矯正歯科に関する豊富な専門的知識を持った歯科医師が治療に携わるので、患者さんにとってよりよい歯科矯正治療を提供することができます。 また、金属の装置を使用せずに患者さんの歯型から作ったマウスピースで治療ができる最新のマウスピース矯正治療であるインビザライン・システムを導入しているため、一度の来院で患者さんの口の中の情報をもとにコンピューターで矯正治療後の仕上がりなどをシミュレーションして、多くの治療の選択肢からあなたに最適な治療方法を選ぶことができます。 このコラムを監修している院長をはじめとしたインビザライン・システムに関する豊富な知識や技術を持った経験豊かなインビザドクターも在籍しているので、安心です。 初診前の矯正治療の内容や悩み・料金に関する無料相談を24時間webサイトからアクセスして予約をすることができるので、ぜひ気軽にご利用になってください。
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矯正歯科治療とは 矯正歯科治療とは、顎骨の位置や歯の位置などを正常な状態に整えて、開口(口を閉じるのが難しい状態)や咬合不良、顎変形症などの治療(機能的問題の改善)や見た目を全体的なバランスを良くする(審美的問題の改善)のために行われる治療です。 治療の方法としては、顎骨などの骨格や筋肉の状態を整える治療と、歯の位置を動かす(歯列矯正)などといった口腔内(口の中)の環境を整えるための治療に大きく分かれます。一般的には、主に歯列矯正のことを矯正歯科治療と認識している人が多いと思います。 この記事では、矯正治療で歯を動かすメカニズムと装置の役割や治療法ごとのデメリットについてご紹介します。 通常の場合では、人間の永久歯(大人の歯)は親しらずを除くと左右上下合わせて28本生えています。 歯がきれいに並ぶためには歯の大きさと口の中の歯が並ぶスペースの両方がバランスよく整っている必要があります。 しかし日本人は多くの人が比較的顎が小さいため、歯の並ぶスペースが確保できていないことがよくあります。その場合、歯が正常な位置や向きに生えてくることができずに歯並びがくずれてしまいます。 矯正歯科治療の歯列矯正では、歯の位置や向きを正常な状態に動かしたりどうしてもスペースを確保できない場合には、抜歯をして歯がきれいに並ぶためのスペースを作ります。 私たちの体には「自己回復力反応」という機能があります。これは、外から抑えられるなどのストレスを感じると、自然と元の状態に戻そうという力がかかる反応のことです。 歯は、衝撃を和らげるための歯根膜という組織に支えられています。 歯根膜は、力が加えられることで伸縮します。この性質を利用して、歯を動かしたい方向に引っ張ることで歯根膜が刺激されて伸縮し徐々に歯が動いていきます。 そして、歯根膜には一定の厚みをキープして歯を安定して支えようとする自己回復力があるため、動かされた位置で元の状態に戻ろうとします。その結果、歯根膜周辺の歯槽骨などの組織もその状態に定着して、歯の移動が完了するという仕組みです。 歯科矯正治療は、このような体のメカニズムを利用して治療を進めていきます。 自己回復力反応によって、少しの期間だけ歯に力を加えたとしても、歯は元の位置に戻ってしまいます。 歯科矯正では、時間をかけて少しずつ適切な力を加えていくことで無理なく歯を動かしていきます。歯を移動した位置で無理なく定着させるために、結果的に治療時間が長くなってしまいますが、後戻りを防いで治療を完了させるためには重要な事なのです。 歯列矯正治療には、よく使われる治療法として「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」があります。 ここでは、それぞれの治療法で使う装置やデメリットを説明します。 ワイヤー矯正治療法の装置の役割とデメリット 装置の役割 ワイヤー矯正治療は、歯に接着したブラケットという装置に歯と歯を繋げるようにワイヤーやゴムなどの装置を装着します。ワイヤーは形状記憶合金でできているため元の形に戻ろうとする力が働き、それに伴って歯に力がかかり動くという仕組みです。 同じような目的で力を加えるためにパワーチェーンやゴムを装着する場合もあります。 また、歯の表側ではなく裏側につける裏側矯正(舌側矯正)もあります。 パワーチェーンはワイヤーに更に力を加えて、抜歯して広くスペースが開いて歯を大きく動かす場合に使います。装着してすぐには強い力で歯を引っ張ることができますが、1週間ほどで劣化し始めるのでかかる力も弱くなってきます。その両方の力を使って効率よく歯を動かしていくために、3週間くらい期間を開けて新しいパワーチェーンに交換していきます。 ワイヤー矯正治療のデメリット ワイヤー矯正治療はワイヤーやゴムなど複数の装置の力をかけるので、歯には強い力がかかります。それによって、前歯から奥歯までに使えたり、広い範囲を移動したり向きを変えることができるため、多くの症例に用いられます。 しかし、歯に強い力がかかるという事は、歯にかける負担も大きくなってしまいます。そのため、歯を動かすときには口の中や顎に痛みを感じたり、人によっては頭痛や肩こりが起こってしまいます。 また、ブラケットやワイヤーは定期的に歯科医院に来院して、診療と同時に装置のメンテナンスやワイヤーなどの調整や付けなおしを行います。そのため、装置が舌や口の中の粘膜に当たってしまい傷になったとしても、自分で装置を外すことはできません。 さらに装置の隙間に食べかすが詰まりやすかったり、歯磨きをする際にも磨きにくい箇所があるため、口の中を清潔に保つのが難しくなってしまいます。このことが原因で、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうことがあります。 マウスピース矯正治療法の装置の役割とデメリット 装置の役割 マウスピース矯正治療は、患者さんの歯型を基に作成したマウスピースを利用して、歯を動かしていく歯列矯正治療です。患者さんが自分で医師に指示された時間や用法でマウスピースを装着し、治療を進めていきます。弱い力で少しずつ力を加えて歯を動かしていくため、前歯だけのような部分的な歯列矯正治療に向いています。 使用する装置はマウスピースだけで、数週間ごとに新しいマウスピースに交換して理想の歯並びに近づけていきます。 ワイヤー矯正治療法よりも歯にかける力も小さいため、歯や顎などへの負担も抑えることができます。素材も柔らかい物が多く、口の中の組織を傷つける心配もないので安心して装着することができます。 またマウスピースは食事や歯磨きの時には簡単に取り外すこともできるので、口腔内を清潔に保つことでむし歯や歯周病になってしまうリスクも少なくなります。 マウスピースは透明に近い色の素材でできているため、装着している間も目立ちにくく気になりにくいので、患者さんのストレスが少ないこともメリットとして上げられます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正システムの「インビザライン・システム」を導入しています。 3Dスキャナーで患者さんの口腔内のデータを収集し、コンピューターで理想の歯並びをシミュレーションすることができます。患者さんと歯科医師がそれを確認しながら治療方針について話し合い、インビザライン・システムに関する専門的な知識と適切な技術と経験を持っていると認定されたインビザドクターが患者さんそれぞれに最適な治療計画をたてていきます。 治療に使うマウスピースは3Dスキャナーで取得した精密なデータをもとに作成することで効果的に歯を動かすことができて、治療の完成度を高めることができます。 マウスピース矯正治療のデメリット マウスピース矯正は、定期的に歯科クリニックに来院してメンテナンスを受けながら、自宅で患者さんが歯科医師の指示したタイミングで新しいマウスピースに交換していきます。 もしも患者さんが歯科医師の指示通りのタイミングでマウスピースを次のものに交換していかなかった場合には、治療の流れが悪くなってうまく進まない可能性もあります。 また、マウスピースを装着する時間が短かったり、マウスピースを装着する間隔が長く空いてしまったりした場合も、治療が進まない原因になってしまいます。 以上の事から、マウスピース矯正治療でより完成度の高い治療成果を上げるためには、患者さんが歯科医師の指示に適切に従って治療を進めていくことが重要といえます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正歯科治療や費用に関する無料カウンセリングを行っています。歯科矯正治療に関連する質問や悩みなどをぜひご相談ください。24時間webからアクセスして予約をすることができますので、是非ご利用ください。
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