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歯科矯正治療は費用が高い? 最近では、審美的な目的で女性だけではなく男性でも歯科矯正治療を受けることが一般的になっています。 しかし歯科矯正治療は以前よりはマウスピースのように手軽な治療法ができたものの、口腔外科での抜歯をしたり、一般歯科でむし歯を治したりするような他の歯科治療に比べると治療費が高くなってしまいます。それはなぜでしょうか?リーズナブルに治療を受けることは難しいのでしょうか? この記事では、矯正歯科治療とは何かを説明しながら、どうして費用がかかりやすい理由や費用を抑える事の出来る制度をご紹介します。また、価格に見合うかそれ以上の結果を出すために、どのような歯科を選んで治療をうけることが重要なのかをご説明します。 歯科矯正治療は、噛み合わせなどの機能的問題や見た目などの審美的問題を改善するために行われる治療です。 私たちの体は多くの骨や組織で作られていますが、そのバランスが少しでもくずれてしまうと、様々な場所で問題が起こります。 口の機能は「飲む」「食べる」「呼吸をする」などの重要な役割を持っていますが、顎骨や歯などの多くの器官が関係しています。それらのバランスが崩れてしまっている状態だと、噛み合わせが悪くなってしまったり、口を閉じるのが難しいなどの問題が起きたり(不正咬合)顎の痛みや動きに支障が出る障害(顎関節症)等が起きてしまうことがあります。これらの問題を機能的問題といいます。また、口は顔の外見のバランスにも大きく影響しているので歯並びや顎の大きさなどが気になることもあり、審美的問題といいます。 治療の目的や患者さんの状態によっても違いはありますが、多くの場合は顎の位置を動かしたり全体または部分的に歯の位置や向きなどを修正するためには治療時間が長くかかります。 また、骨格などの成長途中の子供よりも大人の方が、治療時間が長くなりやすいということもあります。 口やその周りの機能は多くの器官が関係して構成されているので、歯科矯正治療と一言で言っても治療目的などによって様々なタイプの治療法が行われます。 治療は他の歯科治療とは違う内容のある事が多く、使われる装置や器具なども違います。また、治療期間が他の歯科治療に比べると長く、歯科治療の中では治療費が高額に設定されていることが多いです。 ここでは、日本の制度を利用して費用を抑えることができる可能性のある矯正歯科治療をご紹介します。 医療保険が適用される歯科矯正治療 私たちが日本で医療行為を受けるときには、多くの場合で加入している医療保険が適用されて治療費の負担を抑えることができます。 しかし、歯科矯正治療では多くの場合で医療保険の適用対象外となってしまいます。 歯科矯正治療では、以下の3つの条件が整っている場合に医療保険の適用となります。 ①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対しての歯科矯正治療 口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)やダウン症、筋ジストロフィーなどの疾患は、口に関係する機能障害が起きてしまうことが多くあります。そのため、厚生労働大臣が定めている疾患が原因と考えられる機能障害を改善するための歯科矯正治療であると認定された場合、医療保険の適用になります。 2024年度には、66疾患が指定されています。 ②前歯か小臼歯(臼歯のうち前から2本目まで)の永久歯が正常に生えてきていないことで咬合異常が起きていて、特別な外科手術を必要とする状態の場合に行われる矯正歯科治療 歯の数は人によって多い場合(過剰歯)や少ない場合(欠損歯)がありますが、永久歯は親知らずを除くと上下左右に7本ずつの合計で28本が生えるのが定数とされています。 歯の数が少なかったりうまくかみ合わない場合は、咬合異常が起こりやすくなります。 前歯(正面から左右に3本目までの歯)や小臼歯(正面から4本目・5本目に位置する臼歯)の3本以上の永久歯が埋もれたまま自然に生えてくることが難しく、歯茎を開いて引っ張り出す手術(埋伏歯開窓術)が必要でその治療のために行われる歯列矯正などの歯科矯正治療は医療保険の適用になります。 また、親知らずを除く28本のうち6本以上がもともと無い(歯の基になる歯胚(しはい)が形成されていない)場合にも、医療保険の適用となる場合があります。 ③顎変形症に関係する特別な手術をする場合の手術前または手術後に行われる矯正歯科治療 顎変形症とは、顎の位置や大きさが著しく他の部位とのバランスが悪い状態です。顎変形症はいくつかの種類がありますが、顎の位置や大きさを修正するための外科手術と歯並びを整える矯正歯科治療を合わせて治療をすることがあります。外科手術を行う前後に歯列を整えるなどの矯正歯科治療をする場合にのみ、医療保険が適用されます。 このように、医療保険が適用される歯科矯正治療があります。しかし、いずれの場合にも専門医による多くの検査や状態を精密検査をした上で診断が下され、「歯科矯正治療が必要な治療である症例」だと認められた場合にのみ、医療保険が適用されることになります。 医療費控除の対象となる歯科矯正治療 医療費控除とは、医療費や通院にかかった費用などを所得税を算出する時の控除額(対象額から引かれる金額)の対象にする制度です。 これは、生計を一つにしている家族が1年間(1月1日から12月31日まで)に病院で支払った治療費の他に通院に使ったタクシーや公共交通の運賃料金、薬局で治療のために購入した薬品代などの料金も対象となります。 しかし、歯科矯正治療の場合は全てが医療費控除の対象になるわけではありません。医療費控除は、治療を希望した理由ではなく、医師によって疾病やケガなどにより治療が必要であると診断されて行われた治療が対象となります。したがって、歯のホワイトニング治療や審美的問題を改善するための歯科矯正治療には適用されません。 矯正歯科治療では、顎の痛みなどの自覚症状がない場合でも、歯科医師の診察で「歯科矯正治療での治療の必要がある」と診断された場合には、医療費控除が対象と場合もあります。 また、子どもが歯科矯正治療を受ける場合には「現在の状態が続くと将来的に歯や全身の成長に影響をおよぼす可能性があり、歯科矯正治療をする必要がある」と診断された場合には歯並びを整える矯正歯科治療でも医療費控除の対象になる可能性があります。 以上のことから、歯科矯正を検討する場合には、歯科クリニックで矯正歯科治療の必要性についてや実際にご自身が治療を受けた場合、医療保険や医療費控除に該当するのかなどをチェック点として相談してみることをおすすめします。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、治療を始める前に3Dスキャナーを使ったシミュレーションを利用した初診料がかからない無料カウンセリングを行ってサポートしています。興味のある方は、24時間オンラインで予約ができますのでアクセスしてみてください。 ここまでは、矯正歯科治療にかかる費用を抑えることができるケースについて紹介しました。 しかし、人によってはこのどのケースにも当てはまらないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、歯科矯正治療は見た目をきれいにするという目的においても、非常に重要な治療の一つです。例えば、自分が気になっている部分(口元のでっぱりや受け口、八重歯や出っ歯など)のコンプレックスを改善することで人からの印象が変わったり自分に自信や安心感を持つことができ、笑顔が増えたりすることで精神健康上とても大切なことです。 医療保険が適用される治療には、日本では保険適用していない海外メーカーの医療品などは使用できない可能性もあります。 医療保険を利用しない治療ならば、医療保険適用の場合とは異なり、治療方法が限られることもなく患者さんごとのニーズにしっかりと寄り添ったサービスや治療を行うことができる可能性が広がるというメリットも魅力的です。 また歯科矯正治療では、多くの矯正歯科治療方法(ワイヤー矯正、裏側矯正、マウスピース矯正(インビザライン矯正、キレイラインなど)に関する豊富な知識や技術・実績を持っている歯科医師が多くの治療法から適切な治療法を選び計画をたてて治療を担当する事によって、矯正器具の装着が終わったあとの歯の後戻りなどのリスクを防いだり、より良い治療効果を期待することができます。さらに治療の間に定期的に来院することになる歯科医院は、院内に設備や環境が整った治療室があったり専門的な知識を持ったスタッフとコミュニケーションがとれることで、低価格で治療をうけることよりも価値のある治療を提供することができます。 このような事から、治療目的を理解して信頼することのできる矯正歯科医院を探すうえでは、費用を安くすることよりも「治療の質」を重視した方が、患者さん自身が不安を持たず納得して満足した治療結果を得ることができる可能性が大きくなると言えるでしょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、専門的な知識と技術や経験を持ったドクターやスタッフが患者さんのお口に関する悩みや希望などをしっかりと丁寧に聞いて確認し、診療を始める前にワイヤー矯正や見た目には目立たないことで女性に人気のマウスピース矯正(インビザライン矯正)など幅広い治療法から治療プランを立てていきます。また治療費の払い方に関しても、月々の支払いができるデンタルローンやクレジットカード支払いなどを導入していて、複数の支払い方法に対応しています。 治療に関する相談は、忙しい方でも思い立った時に24時間web公式サイトから来院予約を受付けていますので、ぜひご利用ください。 このページを参考にして、より良い矯正歯科治療を受けるための参考にしてください。