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マウスピース矯正の費用はどのくらい?プルチーノ歯科・矯正歯科が費用相場・支払い方法などくわしく解説します!

24.12.18

カテゴリ:BLOG

マウスピース矯正の費用はどのくらい?プルチーノ歯科・矯正歯科が費用相場・支払い方法などくわしく解説します!

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を用いる矯正方法です。透明で目立たず、気軽に取り外しができることから非常に人気があります。今回は、プルチーノ歯科・矯正歯科が、費用相場や治療費の支払い方法などについてくわしく深掘りし、解説していきます。マウスピース型矯正が気になっているという方はぜひ最後までご覧ください。

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正には以下のような特徴があります。

・透明な矯正装置のため目立たない
・取り外しができる
・シミュレーションによって完成形を見ることができる
・衛生管理がしやすい
・金属アレルギーの心配がない
・ワイヤー矯正に比べ、通院回数が少なく、1回の診察時間も短い
・痛みが少ない
・対応できない症例もある
・装着時間を守らないと治療期間が延びることがある

目立たず、どこでも気軽に外すことができるため、仕事上密に人とコミュニケーションを取る方や、より見た目を重視する若年層にもおすすめの矯正方法です。定期的に新しいマウスピースに付け替えて歯を動かしていくため、通院回数は1~2ヶ月に1度のペースで、1回の診察時間も15~30分ほどと、短く済むため、忙しい方にもうれしいですね。

注意していただきたい点が、複雑な歯並びや重度の歯並びの場合、対応できないこともあるということです。また、1日の装着時間を守らないと、当初の計画より治療が長引いてしまう恐れがあります。歯科医師の指示通りに毎日装着することを徹底しましょう。

 

マウスピース矯正とその他の矯正方法の費用相場を比較

 

マウスピース矯正とその他の矯正方法の費用相場を比較してみましょう。

 

  全体 部分
マウスピース矯正 55万〜100万円 10万~40万円
表側矯正 60万〜100万円 30万~60万円
裏側矯正 100万〜180万円 40万~70万円
ハーフリンガル 65万~135万円 35万~65万円

 

※お口の状態などで変動します。

 

高度な技術が求められる裏側矯正はその分費用も高額になる傾向にあります。マウスピース矯正は、裏側矯正と同様に、装置が目立たないという特徴がありますが、費用に関して比較的負担が少ない治療法と言えます。部分矯正は、費用負担が少なく済みますが、部分的に歯を動かすことから、噛み合わせの改善はできません。そのため、対応できる症例が限られます。安さばかり重視せず、ご自身の歯並びの状態に合わせた治療法を選ぶことが大切です。

 

マウスピース矯正の費用内訳

先ほど紹介した費用相場は、「矯正装置料」という装置そのものの費用になります。矯正治療では、その他にもさまざまな費用がかかるため、ひとつひとつ解説していきます。

 

カウンセリング料

費用相場:無料~5,000円程度
矯正治療を始める前に行われます。カウンセリングでは、矯正治療に関するくわしい説明や、費用などの話もくわしくお伝えします。プルチーノ歯科・矯正歯科では、無料矯正相談を行っております。気になることや不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

診察・診断料

費用相場:10,000~65,000円程度
精密検査を行いそれをもとに診断をし、治療計画をご提案いたします。精密検査では、まず虫歯や歯周病がないかチェックし、問題なければ、レントゲン撮影・口腔内撮影・3Dスキャナーによる歯の型取りを行います。
さらに、治療開始から完了までの歯の移動を、クリンチェックソフトウェア(3Dシミュレーションソフト)を用いてシミュレーションします。最終的に患者様の歯並びがどのようになるのか、映像を見ながら患者様にご説明させていただきます。

矯正装置料

矯正装置そのものの費用のことを指します。先述した通り、装置によって金額は変わります。マウスピース矯正の場合は、全体矯正が55万円〜100万円程、部分矯正の場合は、10万円~40万円程が相場です。

装置調整料

費用相場:1回につき3,000~10,000円程度
矯正治療がスタートしたら、1~2ヶ月毎に定期検診を受け、経過観察をします。その際に、装置調整料として上記の費用がかかります。

保定装置料

費用相場:1万~6万円程度
保定装置とは、矯正治療完了後の歯並びを安定させるために用いる装置を指します。保定装置料は、保定装置の製作費用になります。矯正前の歯並びに戻ろうとする歯の動きを「後戻り」と呼びますが、後戻りを防ぐためには、一般的に矯正期間と同等の期間は保定装置を装着し続けることが望ましいとされています。

保定観察料

費用相場:1回につき3,000~5,000円程度
保定期間の間も、定期的に歯科医院を受診し、経過観察を行います。後戻りが起きていないか、保定装置に不具合はないかなど、定期的にチェックすることで、問題が起きた場合も早期発見することができるのです。矯正完了直後は、1ヶ月に1度ほどのペースで通院します。

 

矯正費用の支払い方法と料金形態

矯正治療は、基本的に自費診療となるため、歯科治療の中でも費用負担が大きい治療と言えます。無理のない範囲で支払いができるように、分割払いも選べるようになっています。また、歯科医院によって、料金体系が異なります。カウンセリングの時点で、どんな支払い方法が選べるのか、料金体系はどうなっているかを確認し、ご自分に合った方法を選びましょう。

 

支払い方法

矯正治療費の支払いで、現金一括払いでは経済的な負担が大きいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。現金一括払い以外にも、さまざまな支払い方法があるため、ご自身の無理のない範囲でできる支払い方法を選択しましょう。具体的には以下のような支払い方法があります。

・一括払い(現金またはクレジットカード)
・院内分割払い
・クレジットカードの分割払い
・デンタルローン
・カードローン

院内分割払いは歯科医院独自の制度のため、行っていない歯科医院もあります。治療完了までに支払いを終える必要があるため1回の支払額は比較的高めです。クレジットカードの分割払いは、分割回数をよく検討せずに分割回数を多くしてしまうと、分割手数料を含めたトータルの支払額が多くなってしまうこともあるので注意が必要です。また、ローンを組んで、矯正治療を行うこともできます。デンタルローンは歯科治療に特化したローンで、歯科医院内で申し込むことが可能です。デンタルローンもカードローンも、審査が必要なため、万が一審査に通らなかった場合、別の方法を検討しなければなりません。

料金形態

矯正歯科では、主に2種類の料金体系があります。

・トータルフィー制
・都度払い制

トータルフィー制とは、事前に矯正治療にかかる費用の総額を提示され、まとめて金額を支払う制度のことです。歯科医院によってどこまで含まれるのかが違うため、事前に確認しておくことが重要です。都度払い制は、処置ごとにかかった費用をその都度支払う制度のことです。まとまった金額を用意しなくてもよい点はメリットですが、治療が長引いた際は追加で費用がかかる場合もあります。

 

マウスピース矯正の費用負担を軽減させるためのポイント

マウスピース矯正の費用負担を軽減させるためには、治療を長引かせないことと、医療費控除を申請することがポイントです。治療が計画通りに進まず、長引いてしまう原因としては、矯正装置を決められた時間に装着していないということが原因となります。1日20時間以上の装着時間はしっかりと守りましょう。

医療費控除とは

その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照))の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。

出典:国税庁

医療費控除を利用する際に注意していただきたいのが、必ず自分で申請しなければいけないという点です。申請しなければ、条件を満たしていても還付金はありませんので、ご注意ください。

 

矯正治療後に歯並びが戻るのはなぜ?後戻りの原因や予防法をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説

24.12.17

カテゴリ:BLOG

矯正治療後に歯並びが戻るのはなぜ?後戻りの原因や予防法をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説

 

みなさんは矯正治療後に歯並びが戻ってしまう恐れがあるということをご存じでしょうか?せっかく時間や費用をかけて手に入れた歯並びは何としてでも守っていきたいですよね。今回は、矯正治療後に歯並びが戻ってしまう、「後戻り」という現象についてくわしく解説していきます。原因や予防法についてもお話していますので、ぜひ最後までご覧ください。

矯正治療後に歯並びが戻るのはなぜ?

矯正治療は、歯を動かした後しばらく元に戻る力が働きます。特に、矯正治療を終えた直後は歯を支えている骨が完全に固定されておらず、歯並びがきれいに整っていても元の歯並びに戻ろうとする力によって歯が移動しやすくなっているのです。

 

矯正治療後に歯並びが戻ってしまう現象「後戻り」とは?

矯正治療後に歯並びが元に戻ってしまう現象を「後戻り」と呼びます。歯並びや噛み合わせが正常に戻った時点で、矯正装置の装着は終わりますが、「保定期間」という次のステップに進む必要があります。保定期間とは、矯正治療後の歯並びを安定させて後戻りを防ぐための期間です。「リテーナー」という装置を決められた期間装着することで、正常な歯並びを定着させます。矯正治療完了直後は非常に後戻りしやすいため、場合によっては1日リテーナーの装着をしなかっただけで、歯が動いてしまう場合もあります。そのため、初期段階は1日20時間以上はリテーナーの装着が必要だと思っていてください。リテーナーの1日の装着時間は、最終的には就寝時だけでOKとなる場合もあります。必ず歯科医師の指示通りにリテーナーの装着を行いましょう。

リテーナーには大きく分けて以下のような種類があります。

・マウスピース型
・プレート型
・ワイヤー型

マウスピース型やプレート型は、取り外し式のため、食事や歯磨きの時は取り外すことができます。ワイヤー型は固定式のため、装着のし忘れを防ぐことができます。それぞれメリット、デメリットがあるので、患者様のお口の状態や生活習慣に合った方法をご提案します。

 

後戻りの原因

後戻りしてしまう原因はいくつかありますが、そのなかでも1番多いとされるのが、リテーナーの装着不足です。先述した通り、1日の装着時間が十分でなかったり、何日もリテーナーの装着を怠ってしまうと、後戻りの原因となります。

リテーナーの装着不足

先述した通り、後戻りの原因で最も多いのはリテーナーの装着不足です。歯並びを安定させるためには、矯正期間と同じくらいの期間、リテーナーを装着する必要があります。一般的には1~3年程の装着が推奨されていますが、個人差があるためそれよりも長くなる場合も考えられます。また、1日の装着時間も決められており、初期は1日約20時間装着することが推奨されています。まだ歯並びが安定していない初期段階は、食事と歯磨きをする時間以外は、リテーナーを装着しましょう。装着期間や1日の装着時間は、歯並びの状態やお口の中の状態によって個人差があるため、自己判断でリテーナーの装着をやめてしまうのは厳禁です。必ず、歯科医師の指示通りに装着を続けましょう。

部分矯正をしていた

本来ならば抜歯をしてスペースを作った上で矯正治療を行う必要があったにもかかわらず、非抜歯で矯正治療を行ったり、無理に部分矯正を行ったりした場合、後戻りを引き起こすリスクがあります。

悪癖の影響

歯並びを悪くさせる悪癖が原因で後戻りが起こる場合もあります。以下のような癖があるという方は注意が必要です。

・舌で歯を押す
・唇を噛む、巻き込む
・口呼吸をする
・爪を噛む、指しゃぶり
・姿勢が悪い
・頬杖をつく

これらの悪癖は歯並びを悪くすることに繋がります。せっかく矯正治療によって歯並びがよくなっても、悪癖が治っていなければ後戻りのリスクが高まってしまうので、癖を治すように心がけ、歯並びが悪くなる原因を根本的に改善しましょう。

歯槽骨の減少

歯を支える骨である歯槽骨が減少することで、歯の位置が変わりやすくなってしまい、後戻りが起こりやすくなります。歯槽骨の減少は加齢や歯周病が原因です。特に歯周病は、歯周病菌によって歯茎に炎症が生じ、進行すると歯周病菌が毒素を出し、その毒素によって歯槽骨を溶かして吸収してしまう恐ろしい疾患です。重度になると歯が動揺し、抜けてしまうこともあります。これらのリスクを防ぐために、毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスで、きれいな歯並びや歯の健康を守っていきましょう。

 

後戻りを防ぐ方法

せっかく長い期間をかけてきれいにした歯並びは何としても守っていきたいですよね。以下の後戻りを防ぐ方法を守り、長期的にきれいな歯並びを維持していきましょう。

決められた期間リテーナーを装着する

後戻りを防ぐために最も大切なことは決められた期間にリテーナーを装着することです。

虫歯や歯周病などの疾患に注意する

虫歯や歯周病を予防することで、後戻りのリスクを下げることができます。虫歯や歯周病によって、歯茎の炎症や歯槽骨の減少、最悪の場合歯を失ってしまうと、お口の中の状態が大きく変化してしまい、後戻りを引き起こす場合があります。毎日の正しい歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスを行うことで、しっかりと虫歯や歯周病を予防していきましょう。

歯並びが悪くなる癖を治す

舌の癖や口呼吸など歯並びが悪くなる癖を持っている方は、意識的に治すようにしましょう。先述した歯並びが悪くなる癖を改善することで、後戻りの予防以外にも、お口の中の健康維持や全身の健康維持にも繋がります。

定期的に歯科医院を受診する

歯科矯正が終了した後も定期的に歯科医院を受診しましょう。矯正治療完了直後は、1ヶ月に1回のペースで受診し、後戻りが起きていないかどうか経過観察をします。その他に、虫歯や歯周病のチェックやクリーニングを行いお口の中全体のメンテナンスを行います

 

再矯正が必要な場合はどんな時?

歯並びが後戻りしてしまった場合、再矯正が必要になる場合があります。具体的には以下のような状態である場合に、再矯正が必要と判断されます。

・出っ歯や歯の重なり合いなど、見た目に変化が起きてしまった
・リテーナーが装着できなくなった
・しっかりと噛めないなど機能的な問題が出ている

再矯正を行う際には、後戻りが起こった原因をはっきりとさせ、適切な方法で矯正治療を行います。

 

後戻りについてのよくある質問

 

Q:後戻りはどのくらいの確率で起こりますか?
A:歯科医師の指示通りにリテーナーの装着を行わなかった場合は、ほぼ100%後戻りしてしまうと思っていただいたほうが良いでしょう。それほど、保定期間にリテーナーを使用することが歯並びを安定させるために重要なのです。

Q:矯正治療後いつまでリテーナーの装着を行う必要がありますか?
A:個人差はありますが、矯正期間と同じ期間は保定期間が必要となります。2~4年程が一般的です。

Q:リテーナーを2週間程つけ忘れてしまったらどうなりますか?
A:高確率で歯が動いてしまいます。2週間と長期的に装着をしていなかった場合、リテーナーが装着できず作り直しになってしまうこともあります。

 

まとめ

今回は、矯正治療後に歯が動いてしまうのはなぜ?という疑問についてお答えすると共に、後戻りの原因や予防法について紹介しました。後戻りの原因はさまざまですが、最も多い原因はリテーナーの装着不足と言われています。歯が元に戻ろうとする力を制御し、矯正後の歯並びを保つために、リテーナーの装着は非常に重要です。万が一、後戻りが起きてしまった場合は、再矯正が必要になることもあります。変化にいち早く対応するためにも、矯正治療後も定期検診の受診を忘れないようにしましょう。

名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザラインをはじめとした矯正治療に対応いたします。後戻りが起きてしまい、再矯正をご検討されている方のご相談も承っておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。

 

矯正歯科で矯正をする時の費用の料金相場はいくら?歯列矯正の見積もりや支払い方法を解説をまとめ

24.12.16

カテゴリ:BLOG

歯科矯正治療を始める前に見積もりを確認しよう

歯科矯正治療は、一般歯科で抜歯をするなどの他の歯科治療に比べると治療時間が長時間になったり、高額な治療費を支払う事が多いです。

そのため、治療を始める前に治療の相談に行き、しっかりとした治療プランと見積もりで治療に関する代金を確認してから治療を始めることが重要です。

ここでは、見積もりの際に気を付けるべき重要な点をご紹介します。

歯科矯正治療の特徴

矯正歯科治療とは

歯科矯正治療は、顎の位置や大きさを調整したり歯の向きや位置を動かすことで、噛み合わせなどの問題によって起こる咬合不全や顎関節症などの改善や口の周りや歯並びなどの審美的な改善を目的として行う治療です。

咬合不全とは、上下の歯の咬み合わせがうまくいかないことによって生じる問題のことです。咬合不全が起きた状態が続くと、食事をうまく体に取り込むことが難しくなってしまったり、頭痛や肩こりなどの全身症状の原因になってしまうこともあります。
顎関節症とは、顎の位置や大きさなどの影響や歯の咬み合わせの問題で、顎の関節がうまく機能しなくなる状態です。顎関節症になると、大きく口を開けたり口を閉じ続けるのが難しくなってしまいます。また、関節に過剰な負担がかかってしまうことで顎関節に痛みが出てしまったり、頭痛や肩こりなどを含めた全身症状になってしまうことがあります。
また、顎の位置や歯並びなどのバランスがくずれていることで、輪郭や歯の見た目があまりバランスが取れていないように見えてしまう場合があります。そのことが原因で心理的なストレスがかかっている状態はあまりいい状態では無いと言えます。

このような問題を改善するために、歯科矯正治療は行われます。
また、先天性な骨格や組織の形成異常や遺伝的に歯並びなどが不正列になる可能性があって将来的に咬合不全などの機能的な問題や審美的な問題が起きることが想定される場合には、子どもの頃から予防の為の治療をはじめることもあります。

矯正歯科治療の治療法

矯正歯科治療には目的や患者さんの年齢などの条件によって、対応できる治療法はさまざまです。
治療期間なども人によって違いますし、治療の段階によって治療方法を変更していく場合もあります。
また、軽度な症例や1本だけ動かしたい場合の様に部分的な矯正治療では、限られた範囲にのみ矯正器具を装着して治療をすることもできます。

ここでは、歯の向きや位置を動かすために行われる矯正歯科治療の方法や治療の流れについて説明します。

  • ワイヤー矯正治療法

ワイヤー矯正治療法は、歯にブラケットという装置を接着し、ブラケットのひっかける部分(アンカー)にワイヤーやゴムを取り付けることによって、ワイヤーやゴムの牽引力で歯を動かしていきます。歯に強い力を加えて動かすので、歯を動かしたり向きを移動することのできる範囲は広く、主要な治療法です。
ワイヤー矯正治療法では、歯に装着した装置は患者さん自身では取り外しなどができません。そのため、食事の時に食べ物が引っかかってしまいやすく、歯ブラシなどのケアもするのも難しいため、食物残渣(しょくもつざんさ)が残りやすい状態になってしまいます。食物残渣が残った状態が続くと、歯周病菌などが増えてしまい虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまうので、注意が必要です。
また、ワイヤーやゴムの引っ張る力がかかりすぎていると痛みが出てしまったり、歯に装着した装置が口の中の粘膜や舌を傷つけてしまってしまうこともあるので期間中は注意が必要です。

 

  • 裏側ワイヤー矯正治療法

通常のワイヤー矯正治療法では、ブラケットなどの装置を表側につけますが、その反対の内側につける方法もあります。これは、「舌側(リンガル)矯正」と呼ばれています。
舌側矯正は、表にないぶん目立ちにくいので、見た目が気になる患者さんにはメリットが大きいワイヤー矯正治療法です。
しかし、表側のワイヤー矯正に比べると治療に必要な技術が高く、歯ブラシなどもさらに難しくなります。

 

  • マウスピース矯正治療法

マウスピース矯正治療法は、患者さんの歯型を採取しそれをもとにマウスピースを作成します。ワイヤー矯正治療法の様に歯に装置を装着するのではなく、治療段階に合わせてマウスピースを交換していくことで、歯を動かしていく治療法です。

マウスピースは患者さんが自分で取り外しができるので、食事や歯ブラシをする時には取り外すことができます。そのため、ワイヤー矯正治療法よりも虫歯や歯周病のリスクは低くなります。
また、マウスピースの多くは柔らかい素材で作られているので、口の粘膜や舌に当たっても傷になることも少ないので、患者さんの負担を軽減して安心して使うことができます。

プルチーノ歯科・矯正歯科で採用しているマウスピース矯正「インビザラインシステム」は、患者さんの口の中の情報を3Dスキャナーを使用してコンピューターに取り込み、その情報をもとに治療計画を立てていきます。最初から治療の完成図を確認しながら治療を進めていくことができるので、安心して治療を受けることができます。
また、マウスピース矯正の利点である、マウスピースの取り外しも患者さん自身ですることができます。歯科医師の指示に従い1日のうち20時間装着することで治療をしますが、透明なマウスピースを使用するので日常生活でも目立ちにくく、自分のタイミングで着脱できるのでストレスも少なく進めていくことができます。
インビザライン矯正は、歯科矯正治療に関する専門的な知識に加えてインビザラインシステムに関する知識を持った歯科医師が治療を行うことが、より良い治療結果を出すためには非常に重要になります。
プルチーノ歯科・矯正歯科にはインビザラインシステムに関する専門的な知識と技術を持った歯科医師に与えられるインビザドクターの称号を持った歯科医師が治療を行います。

このように、歯科矯正治療と一言で言っても、様々な治療法があるのです。
矯正歯科治療では、どのような治療法を選択するかによっても費用は大きく変わってきます。
矯正歯科に関する専門的な知識と技術を持った歯科医師が患者さんの状態と目的に合わせて適切な治療計画を立てていくのが重要ですが、治療を開始する前に患者さん自身の要望などをしっかりと歯科医師に伝えることも納得のできる治療結果を得るためには非常に重要です。

歯科矯正治療の費用の相場とは

 

歯科矯正治療は、他の歯科治療よりも治療期間が何ヶ月、何年と長時間になったり、特殊な装置や器具を使う場合が多いことから高額になりやすいという特徴があります。
また、成長段階の子どもの方が20歳を過ぎた後の成人よりも歯の動きが早いため効果が早く出やすく、治療が短期間で終わるケースが多いです。
そのため、費用の総額目安も少し安くなることも多いです。

 

 

ご覧のように、矯正歯科治療にはある程度の料金の相場はが決まっています。しかし、同じような治療に見えたとしても、歯科医師が患者さんに合わせた治療計画を立てていく上で金額は変動していくことがあります。トータルフィーとして金額が総額で提示される場合もありますので、事前に確認しておくことも重要です。

 

医療保険や医療費控除の対象になる歯科矯正治療

医療保険が適用される矯正歯科治療

私たちが日本で医療行為を受けるときには、多くの場合で加入している医療保険が適用されて治療費の負担を抑えることができます。
しかし、歯科矯正治療では一部の特別な治療を除いた多くの場合で医療保険の適用対象外(自由診療)となってしまいます。

歯科矯正治療では、診断のためにいくつかの精密検査(レントゲン撮影等)をしたうえで以下の3つの条件が整っていると診断された症例の場合に医療保険の適用になると提示されています。

①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対しての歯科矯正治療

②前歯か小臼歯(臼歯のうち前から2本目まで)の永久歯が正常に生えてきていないことで 咬合異常が起きていて、特別な外科手術を必要とする状態の場合に行われる矯正歯科治療

③顎変形症に関係する特別な手術をする場合の手術前または手術後に行われる矯正歯科治療

医療費控除の対象になる歯科矯正治療

日本では1年間(1月1日から12月31日)の間に患者さんとご家族(生計を一つにしている配偶者や親族)が支払った医療費が一定額を超えた場合に、超過した医療費の額によって定められた金額の所得控除を受けることができ、確定申告をすることによって還付金が受け取れます。医療費控除の対象になるのは病院で支払った治療費だけではなく、通院に利用した公共交通機関の運賃や風邪薬などを薬局で購入した料金も対象となります。

しかし歯科矯正治療が医療費控除の対象になるのは、「歯科矯正治療が疾病やケガなどを治療するために必要である処置」と認められる場合のみです。
歯並びをキレイにするために歯科矯正治療を受ける場合もありますが、この場合は「審美的な目的で行う歯科矯正治療」と判断され、医療費控除制度の対象にならないことがあります。
例えば、セラミック冠やホワイトニングなどの審美治療も対象にはなりません。

矯正歯科治療を始める前にチェックすべき重要なポイント

  • 治療計画の内容

歯科矯正治療にはいくつもの治療法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。専門的な知識を持った矯正専門医に治療を依頼するのは非常に重要な事です。
どのような治療法を選ぶのかは専門的な知識を持った歯科医師に相談して、患者さんに最適な治療法を選びましょう。また、複数の治療法に関する案内や来院する頻度の説明、治療の途中で起きる可能性のあるトラブルに関して事前に詳しく案内してくれるかなども、チェックしておくポイントです。

  • 見積もりの内容

歯科矯正治療には患者さんそれぞれの治療内容で必要とする装置などが異なることも多く、どの治療法を選んだとしてもメンテナンスが必要になります。

歯科医院によっては初診・再診の料金や初回の検査や相談料、装置の調整などのメンテナンスの値段や後戻り(動かした歯が元の位置に戻ってしまうこと)を防ぐための保定期間(リテーナー)にかかる料金、治療が終了した以降の経過観察やアフターフォローに関する費用の料金が追加で請求される場合なども考えられます。以上の事を意識して、見積もりの項目ごとにどんな内容が含まれているかをしっかりと確認して、分からないことは質問して納得できる回答を聞いてから契約しましょう。また、料金が税別に表記されているかなども確認した方がいいでしょう。

  • 支払い方法

歯科矯正治療は費用が高額になる場合もあるので、支払い方法も確認しておくことは重要です。多くのクリニックでは1回払い以外にも月々の分割払いや治療時の都度払いが可能ですが、支払い方法が現金のみの場合もあります。

歯科治療専門のデンタルローンと呼ばれる支払いシステムやクレジットカード決済など支払い方法や一括・分割回数や金利を複数の種類から選択できるかは確認しておくことをおすすめします。

歯科矯正治療は、1度の来院で完了するわけではなく治療時間も長くなりやすく、痛みが強かったり高額な治療費を支払ったりすることで患者さんの負担が大きい治療になる場合があります。不安を取り除いて安心して治療を受けて完了するためには、この記事のような情報を参考にしてしっかりと準備をしておく必要があります。

プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科矯正治療などの治療に関する無料相談がございます。24時間webから予約もできますので、診療時間を気にせずにアクセスしてぜひご利用ください。

矯正の費用は歯科によって違う?おすすめの矯正歯科クリニックのみつけかた

24.12.15

カテゴリ:BLOG

歯科矯正治療は費用が高い?

最近では、審美的な目的で女性だけではなく男性でも歯科矯正治療を受けることが一般的になっています。

しかし歯科矯正治療は以前よりはマウスピースのように手軽な治療法ができたものの、口腔外科での抜歯をしたり、一般歯科でむし歯を治したりするような他の歯科治療に比べると治療費が高くなってしまいます。それはなぜでしょうか?リーズナブルに治療を受けることは難しいのでしょうか?

この記事では、矯正歯科治療とは何かを説明しながら、どうして費用がかかりやすい理由や費用を抑える事の出来る制度をご紹介します。また、価格に見合うかそれ以上の結果を出すために、どのような歯科を選んで治療をうけることが重要なのかをご説明します。

歯科矯正治療はどんな治療をするのか

歯科矯正治療は、噛み合わせなどの機能的問題や見た目などの審美的問題を改善するために行われる治療です。

私たちの体は多くの骨や組織で作られていますが、そのバランスが少しでもくずれてしまうと、様々な場所で問題が起こります。
口の機能は「飲む」「食べる」「呼吸をする」などの重要な役割を持っていますが、顎骨や歯などの多くの器官が関係しています。それらのバランスが崩れてしまっている状態だと、噛み合わせが悪くなってしまったり、口を閉じるのが難しいなどの問題が起きたり(不正咬合)顎の痛みや動きに支障が出る障害(顎関節症)等が起きてしまうことがあります。これらの問題を機能的問題といいます。また、口は顔の外見のバランスにも大きく影響しているので歯並びや顎の大きさなどが気になることもあり、審美的問題といいます。

治療の目的や患者さんの状態によっても違いはありますが、多くの場合は顎の位置を動かしたり全体または部分的に歯の位置や向きなどを修正するためには治療時間が長くかかります。
また、骨格などの成長途中の子供よりも大人の方が、治療時間が長くなりやすいということもあります。

 

 

費用を抑えられる矯正治療とは

口やその周りの機能は多くの器官が関係して構成されているので、歯科矯正治療と一言で言っても治療目的などによって様々なタイプの治療法が行われます。
治療は他の歯科治療とは違う内容のある事が多く、使われる装置や器具なども違います。また、治療期間が他の歯科治療に比べると長く、歯科治療の中では治療費が高額に設定されていることが多いです。
ここでは、日本の制度を利用して費用を抑えることができる可能性のある矯正歯科治療をご紹介します。

医療保険が適用される歯科矯正治療

私たちが日本で医療行為を受けるときには、多くの場合で加入している医療保険が適用されて治療費の負担を抑えることができます。
しかし、歯科矯正治療では多くの場合で医療保険の適用対象外となってしまいます。
歯科矯正治療では、以下の3つの条件が整っている場合に医療保険の適用となります。

①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対しての歯科矯正治療

口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)やダウン症、筋ジストロフィーなどの疾患は、口に関係する機能障害が起きてしまうことが多くあります。そのため、厚生労働大臣が定めている疾患が原因と考えられる機能障害を改善するための歯科矯正治療であると認定された場合、医療保険の適用になります。
2024年度には、66疾患が指定されています。

②前歯か小臼歯(臼歯のうち前から2本目まで)の永久歯が正常に生えてきていないことで咬合異常が起きていて、特別な外科手術を必要とする状態の場合に行われる矯正歯科治療

歯の数は人によって多い場合(過剰歯)や少ない場合(欠損歯)がありますが、永久歯は親知らずを除くと上下左右に7本ずつの合計で28本が生えるのが定数とされています。
歯の数が少なかったりうまくかみ合わない場合は、咬合異常が起こりやすくなります。
前歯(正面から左右に3本目までの歯)や小臼歯(正面から4本目・5本目に位置する臼歯)の3本以上の永久歯が埋もれたまま自然に生えてくることが難しく、歯茎を開いて引っ張り出す手術(埋伏歯開窓術)が必要でその治療のために行われる歯列矯正などの歯科矯正治療は医療保険の適用になります。
また、親知らずを除く28本のうち6本以上がもともと無い(歯の基になる歯胚(しはい)が形成されていない)場合にも、医療保険の適用となる場合があります。

顎変形症に関係する特別な手術をする場合の手術前または手術後に行われる矯正歯科治療

顎変形症とは、顎の位置や大きさが著しく他の部位とのバランスが悪い状態です。顎変形症はいくつかの種類がありますが、顎の位置や大きさを修正するための外科手術と歯並びを整える矯正歯科治療を合わせて治療をすることがあります。外科手術を行う前後に歯列を整えるなどの矯正歯科治療をする場合にのみ、医療保険が適用されます。

このように、医療保険が適用される歯科矯正治療があります。しかし、いずれの場合にも専門医による多くの検査や状態を精密検査をした上で診断が下され、「歯科矯正治療が必要な治療である症例」だと認められた場合にのみ、医療保険が適用されることになります。

医療費控除の対象となる歯科矯正治療

医療費控除とは、医療費や通院にかかった費用などを所得税を算出する時の控除額(対象額から引かれる金額)の対象にする制度です。
これは、生計を一つにしている家族が1年間(1月1日から12月31日まで)に病院で支払った治療費の他に通院に使ったタクシーや公共交通の運賃料金、薬局で治療のために購入した薬品代などの料金も対象となります。

しかし、歯科矯正治療の場合は全てが医療費控除の対象になるわけではありません。医療費控除は、治療を希望した理由ではなく、医師によって疾病やケガなどにより治療が必要であると診断されて行われた治療が対象となります。したがって、歯のホワイトニング治療や審美的問題を改善するための歯科矯正治療には適用されません。
矯正歯科治療では、顎の痛みなどの自覚症状がない場合でも、歯科医師の診察で「歯科矯正治療での治療の必要がある」と診断された場合には、医療費控除が対象と場合もあります。
また、子どもが歯科矯正治療を受ける場合には「現在の状態が続くと将来的に歯や全身の成長に影響をおよぼす可能性があり、歯科矯正治療をする必要がある」と診断された場合には歯並びを整える矯正歯科治療でも医療費控除の対象になる可能性があります。

以上のことから、歯科矯正を検討する場合には、歯科クリニックで矯正歯科治療の必要性についてや実際にご自身が治療を受けた場合、医療保険や医療費控除に該当するのかなどをチェック点として相談してみることをおすすめします。

プルチーノ歯科・矯正歯科では、治療を始める前に3Dスキャナーを使ったシミュレーションを利用した初診料がかからない無料カウンセリングを行ってサポートしています。興味のある方は、24時間オンラインで予約ができますのでアクセスしてみてください。

 

費用以外にも大事な矯正歯科を選ぶポイントとは

ここまでは、矯正歯科治療にかかる費用を抑えることができるケースについて紹介しました。
しかし、人によってはこのどのケースにも当てはまらないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、歯科矯正治療は見た目をきれいにするという目的においても、非常に重要な治療の一つです。例えば、自分が気になっている部分(口元のでっぱりや受け口、八重歯や出っ歯など)のコンプレックスを改善することで人からの印象が変わったり自分に自信や安心感を持つことができ、笑顔が増えたりすることで精神健康上とても大切なことです。

医療保険が適用される治療には、日本では保険適用していない海外メーカーの医療品などは使用できない可能性もあります。
医療保険を利用しない治療ならば、医療保険適用の場合とは異なり、治療方法が限られることもなく患者さんごとのニーズにしっかりと寄り添ったサービスや治療を行うことができる可能性が広がるというメリットも魅力的です。

また歯科矯正治療では、多くの矯正歯科治療方法(ワイヤー矯正、裏側矯正、マウスピース矯正(インビザライン矯正、キレイラインなど)に関する豊富な知識や技術・実績を持っている歯科医師が多くの治療法から適切な治療法を選び計画をたてて治療を担当する事によって、矯正器具の装着が終わったあとの歯の後戻りなどのリスクを防いだり、より良い治療効果を期待することができます。さらに治療の間に定期的に来院することになる歯科医院は、院内に設備や環境が整った治療室があったり専門的な知識を持ったスタッフとコミュニケーションがとれることで、低価格で治療をうけることよりも価値のある治療を提供することができます。

このような事から、治療目的を理解して信頼することのできる矯正歯科医院を探すうえでは、費用を安くすることよりも「治療の質」を重視した方が、患者さん自身が不安を持たず納得して満足した治療結果を得ることができる可能性が大きくなると言えるでしょう。

プルチーノ歯科・矯正歯科では、専門的な知識と技術や経験を持ったドクターやスタッフが患者さんのお口に関する悩みや希望などをしっかりと丁寧に聞いて確認し、診療を始める前にワイヤー矯正や見た目には目立たないことで女性に人気のマウスピース矯正(インビザライン矯正)など幅広い治療法から治療プランを立てていきます。また治療費の払い方に関しても、月々の支払いができるデンタルローンやクレジットカード支払いなどを導入していて、複数の支払い方法に対応しています。
治療に関する相談は、忙しい方でも思い立った時に24時間web公式サイトから来院予約を受付けていますので、ぜひご利用ください。

このページを参考にして、より良い矯正歯科治療を受けるための参考にしてください。

矯正歯科は専門医の認定が重要!日本の歯科医師の免許にプラスする専門ライセンス

24.12.14

カテゴリ:BLOG

歯科医師免許とは

日本では歯科医療行為を行う場合は、歯科医師免許が必要となります。これは、6年制の歯科大学を卒業後に歯科医師国家試験を受験し、合格した人に与えられる免許です。

2022年の厚生労働省の統計では、歯科医師は全国で10万5267人登録されています。また、歯科診療所は全国で6万7755件が登録されています。

このように、現在の日本では歯学部を卒業後に国家試験を受けて臨床研修の修了した多くの歯科医師が歯科診療所に在籍して歯科治療を行っていますが、自分の目的に合った治療をしてもらう歯科医院の選び方はどのようなものがあるのでしょうか。

 

歯科にはたくさんの科目があります

目が痛いときに眼科に行くように、歯科医院の中でも専門科目というものがあります。

歯科医院の看板などに「口腔外科」や「矯正歯科」などと表記されているものをみたことがあるのではないでしょうか。看板に書くことができる専門科目は標榜科目(ひょうぼうかもく)といい、歯科では「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」の4つのみと定められています。

しかし歯科医院のホームページを検索してアクセスしてみると、現在はそれ以外にもそれぞれのクリニックの専門性を示すために、「インプラント」や「審美歯科」「一般歯科」などを診療内容として掲載している歯科医院もあります。

ここで重要なのは、これらの標榜科目や診療内容は、「歯科医師免許を持った歯科医師が行うっていれば、専門的な技術を持っているわけではなくてもどの科目も掲載することができる」ので、実際の経験や知識とは異なり、「できます」と宣伝することができるということです。

看板などをみて歯科医院に行ってみても、実はあまりその治療内容の経験のない歯科医師が治療をおこなった場合には、患者さんの希望に沿った治療の結果を得られないことも考えられます。

専門性が重要な矯正歯科

矯正歯科治療は、歯並びや顎の位置などを整えて噛み合わせや見た目を整えるために行う治療です。治療内容によっては子どもの頃から大人になるまで治療を続ける患者さんもいるくらい、治療の期間が長くなる場合が多くあります。また、他の歯科に比べると特殊な装置を使って治療を行うことも多いなどの特徴もあります。

また、ほとんどの場合で国民健康保険や社会保険などの医療保険制度が使えないため、治療費も高額にってしまいます。

このようなことから治療を行うのは歯科医師なら誰でもいいというわけではなく、矯正歯科治療を受ける歯科医院は慎重に選ぶ必要があります。

矯正歯科治療の種類

矯正歯科治療は、目的や患者さんの希望によっていくつかの治療方法を歯科医師が選択し、治療計画を立てていきます。

歯の向きや位置を動かすための矯正歯科治療法は、大きく二つに分かれます。

  • ワイヤー矯正治療法

 ワイヤー矯正治療法は、ワイヤーやゴムをひっかけるためのブラケットという器具を歯に接着します。動かしたい位置に合わせて装着することで、ワイヤーやゴムの元に戻ろうとする力を利用して歯を動かしていきます。

定期的に歯科医院に通院して歯の掃除の指導などのメンテナンスやゴムなどの力を維持するために装置のつけなおしなどをしながら、治療を進めていきます。

 この治療法のデメリットは、歯に装着した器具を取り外すことができないということです。ワイヤー矯正治療法を受けている最中は、口の中に器具が当たって舌や口の粘膜などを傷つけてしまったり、ゴムなどの力が強すぎて痛みが出てしまうことがあります。また、装置に食物残渣(しょくもつざんさ)も残りやすい上に歯ブラシなどの口腔ケアをするのも難しいので、歯周病やむし歯になってしまうリスクも高くなってしまいます。

  • マウスピース矯正治療法

 マウスピース矯正治療法は、マウスピースを装着して行う治療法です。ワイヤー矯正治療法とは違い、歯に器具を接着するのではなく1日のうちの決まった時間のみマウスピースを患者さんが装着します。

ワイヤー矯正治療法に比べると歯を動かすための引力は少なく、痛みも出にくい治療法です。

また、食事や歯磨きなどをする場合には取り外しをすることができるので食物残渣の除去もしやすく、歯周病やむし歯のリスクを抑えることができます。

最近では、マウスピースを使った新しく画期的なシステムであるインビザライン矯正に注目が集まっています。

インビザライン矯正は、3Dスキャナーで患者さんの口腔内全体の情報をコンピューターに取り込み、治療経過や完成図をシミュレーションしながら患者さんと一緒に治療計画を立てることができます。定期的にメンテナンスを歯科医院で行いながら、治療計画に合わせて作成した複数のマウスピースを歯科医師の指示したタイミングで交換していき、1日20時間以上装着して治療を進めていきます。

この治療法はマウスピース治療法の特徴である患者さん自身が装置を取り外しが行うことができたり痛みが少ないという利点を持ち、なおかつ水洗いすることができるマウスピースを用いることで患者さん口腔内環境も清潔かつ安全に保つことができます。

このように矯正歯科治療と一言で言っても、治療法の選択肢は複数あります。また、患者さんの治療目的や状態などの条件によっては、これらの治療法を時期に合わせて組み合わせた治療法を案内する場合もあります。

治療計画に関しては、患者さんの希望や状態を加味して矯正歯科治療に関する専門的な知識と技術を持ったスキルの高い歯科医師が治療計画を立てることが重要です。

 

専門的知識と技術の証明「認定医」というライセンス

では、矯正歯科治療に関する専門的な知識と技術を持った歯科医師を選ぶポイントはどこにあるのでしょうか。

最近では歯科医院のホームページに歯科医師の経歴などが書かれていることがあります。その中に、歯科医師の「認定」や「専門」について記載されている場合があります。

歯科の科目は多くあるため、どの科目に関連した知識や技術を多く持っているのかは、歯科医師免許に加えて「認定医」や「専門医」「指導医」などとして表すのです。

専門医は、「基礎的な歯科医師としてのスキルに加えて、それぞれの診療科目における適切な教育を受けて、患者さんから信頼される標準的な歯科医療を提供することができる医師であること」と定義されています。つまり矯正歯科治療の専門医というのは、基礎的な歯科医師としての技術はもちろん持ったうえで、「歯列矯正などの矯正歯科治療に関する知識を持ち、研修や臨床を経て学んだ技術や経験に関しても患者さんに対して標準的な治療を提供するだけの水準に達する技量を持った歯科医師」ということになります。

また、認定医は「特定の分野に関しての論文発表や臨床経験において十分な知識や技術を持っていると認定された医師である」と定義されています。認定医は、科目や分野などで設立されている学会などで定められた基準を満たしているとみなされた場合、認定医のライセンスが与えられます。

矯正歯科治療に関する学会や団体としては、日本矯正歯科学会では「矯正治療に関して適切でなおかつ十分な歯学の学識と経験を有するもの」という厳しい基準があり、日本成人歯科矯正学会では「成人の矯正歯科にくわえ、包括的な医学的知識や医療技術に関する学識や経験、倫理観が一定以上備わっていると認められた会員の歯科医師」が認定医として規定されています。

このように学会などの考え方によって、またそれぞれの分野で必要とされるスキルによって認定されるための基準に少し違いはありますが、歯科医師の専門性をチェックするには重要なポイントです。

プルチーノ歯科・矯正歯科には、マウスピースを使った新しく画期的なシステムである、インビザライン矯正の認定であるインビザドクターを取得したドクターが在籍しています。インビザライン矯正は3Dテクノロジーを使うため歯科医師のスキルがあまり関係ない治療法だと思われるかもしれませんが、新しい技術を用いた治療法にこそ十分な治療結果を得るためには基本的な歯科矯正治療に関する熟練した技術や知識が必要になるのです。

歯科矯正治療は、歯科の治療の中でも治療時間もかかり、患者さんの費用などの負担も大きい治療法の一つです。安心して満足できる治療を受ける為には、しっかりとした技術や知識を持っていると認められた免許(ライセンス)を持った信頼できる歯科医師を選び、事前にきちんと説明を受けて検討したうえで治療をしてもらうことが大切です。

また、矯正歯科治療を始まる前には、矯正歯科専門の歯科医院で矯正に関する質問や相談をしてみることも重要です。

プルチーノ歯科・矯正歯科では、24時間webから診療相談の予約もできますので、ぜひご利用ください。

How to find us
 医院までのアクセス

Our clinic is easily accessed by public transport. Car parking can also be easily found. We are conveniently located in AEON mall Aratamabashi which is just a short walk from Aratamabashi subway station or Yobitsugi Meitetsu station.

プルチーノ歯科・矯正歯科は、イオンモール新瑞橋内にあるので、大型駐車場が完備されております。診療と合わせて、お買い物など、とても便利な立地です。また様々な交通機関を利用しての来院が可能です。

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