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矯正歯科でのメンテナンスを解説!矯正治療中にメンテナンスが必要な理由とは? 矯正歯科では歯列矯正を行うだけではなく、矯正治療と並行して定期的にメンテナンスを行います。今回は、矯正歯科でのメンテナンスがなぜ必要なのか、実際にどんなことをしているのかなどをお話していきます。また、矯正治療を滞りなく進めるためには、毎日のセルフケアも非常に大切です。正しいブラッシング方法や矯正装置の清掃方法の紹介もしているので、矯正治療に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。 Contents1 2 2.1 歯並びの定期チェック2.2 矯正装置の調整2.3 歯のクリーニング2.4 口腔衛生指導3 3.1 1.歯ブラシの準備3.2 2.ブラッシング方法3.3 3.補助清掃用具の活用4 5 矯正歯科は歯科矯正だけを行うわけではありません。矯正治療を滞りなく行うためには、定期的にメンテナンスを行っていく必要があるのです。以下のようなトラブルが起こらないためにもしっかりとメンテナンスを受けましょう。 ・虫歯や歯周病の予防 ・痛みや不快感の軽減 ・矯正装置の破損の予防 矯正治療中に虫歯や歯周病になってしまうと、最悪の場合矯正治療を中断して虫歯や歯周病の治療を優先しなければなりません。また、定期的に歯の動きをチェックすることで、歯の動きに合わせて適切に装置を調整していき、痛みや不快感にも対応することができます。矯正装置の変化にもいち早く気が付くことができるので、トラブル防止にも繋がります。 矯正治療中は、定期的に矯正歯科を受診していただき、以下のようなメンテナンスを行います。 ・歯並びの定期チェック ・矯正装置の微調整 ・歯のクリーニング ・口腔衛生指導 お口の中の健康を維持しながら、スムーズに矯正治療を進めていきましょう。 歯並びの定期チェック 歯並びの変化を確認し、歯が予定通りに移動をしているかを確認していきます。ワイヤー矯正の場合は、2週間~1ヶ月に1度のペース、マウスピース矯正の場合は、1~2ヶ月に1度程度の受診が望ましいとされています。歯並びの状態によっても変わるので、歯科医師の指示通りに受診をするようにしましょう。 矯正装置の調整 定期検診の際に矯正装置の調整を行います。ワイヤー矯正は、ワイヤーの交換や器具の調整などを行う際に時間を要するため、1回の調整時間が1時間程かかることもあります。一方のマウスピース矯正は、矯正開始前の3Dシミュレーションにて、最終形態までのマウスピースが出来上がっているため、基本的に大幅な調整は行いません。必要があれば、微調整を行う程度なので、調整自体は15~30分くらいで終わることが多いです。 歯のクリーニング 矯正治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まるため、定期的にクリーニングを行います。特にワイヤー矯正の場合は、常に矯正装置を装着しているため、ワイヤーやブラケット周辺に食べかすや歯垢が残りやすくなっています。毎日のブラッシングだけではカバーできない部分は、矯正歯科でのクリーニングでしっかりと汚れを落としましょう。クリーニングでは、専用の器具を使用し、歯垢や歯石を除去します。ワイヤーやブラケット周辺の汚れもしっかりと落としたところで、最後に歯の表面を研磨して滑らかにします。 口腔衛生指導 正しいブラッシング方法や、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方などを指導します。特に、ワイヤー矯正の場合は、通常通りの磨き方では装置周辺の汚れが落としきれないため、矯正歯科で正しいブラッシング方法を指導してもらうことで、自宅でも効果的なセルフケアを行うことができます。また、一人ひとりのお口の状態に合わせたケア用品のご提案もできるので、どれを選んだらいいかわからないという方は相談してみてはいかがでしょうか。 矯正歯科でのメンテナンスと併せて、毎日のセルフケアも非常に重要です。矯正治療をスムーズに進めるためにも正しい歯磨きを習慣化し、治療の妨げとなる虫歯や歯周病を予防していきましょう。 1.歯ブラシの準備 歯や歯肉を傷つけないように柔らかい毛の歯ブラシを選びましょう。ワイヤー矯正の場合は、矯正用の山形の歯ブラシを使うとワイヤーやブラケット周辺にしっかりと毛が当たりやすいです。また、歯間ブラシやタフトブラシを使用することで、細かい部分の汚れが落としやすくなります。タフトブラシは、毛束が1つの小さな歯ブラシで、歯ブラシでは届きにくい部分の清掃に適しています。このように場所によって使い分けることで、効果的に汚れを落とすことができます。 2.ブラッシング方法 歯ブラシの持ち方は、「ペングリップ」という鉛筆の持ち方と同じ持ち方で握ることで、余分な力が入らずに磨くことができます。優しい力で、歯や歯茎に毛を当てて、小刻みに動かしていきましょう。ワイヤー矯正の場合は、矯正装置の上下に分けて細かく磨いていきます。ワイヤーに沿って、歯ブラシを斜め45度に当てて細部まで磨きましょう。ブラケット周りは、さまざまな角度から磨くことで汚れが落としやすくなります。ワイヤーの真下の部分は磨きにくい部分ですが、歯ブラシの毛を入れ込み磨いてみましょう。その他、歯と歯茎の境目や奥歯などの普段から汚れが溜まりやすい部分も入念に磨きます。 3.補助清掃用具の活用 歯間ブラシやタフトブラシを使用することで、歯ブラシの毛が入りづらい矯正装置周りもしっかりと汚れを落とすことができます。特に、ワイヤーの真下の部分は矯正用歯ブラシでも届きにくい場合があるので、補助清掃用具が活躍します。歯間ブラシは、サイズ展開が豊富なため、自分に合ったサイズを使用し、無理に入れ込まないようにしてください。 取り外しができるマウスピース矯正は、矯正装置を清潔に保つために毎日メンテナンスを行います。取り外すたびに清掃するのが理想ではありますが、最低でも1日1回は清掃を行うようにしてください。基本的に、流水と柔らかい歯ブラシで汚れは落ちます。さらに、1週間に2~3回程度、専用の洗浄剤を使用することで、マウスピースをより清潔に保つことができるでしょう。一般的な洗浄剤は「つけ置きタイプ」が多く、水やぬるま湯に洗浄剤を入れて、マウスピースをつけ置きします。使用後はしっかりと流水で洗浄剤を洗い流してください。清掃の際は、熱湯を使うことは避けてください。マウスピース矯正の矯正装置は、プラスチックでできているため、熱への耐性がなく、変形の原因になってしまいます。 また、マウスピース矯正の場合、取り外している時はしっかりと乾燥させてから、専用のケースに入れて保管をしましょう。破損や紛失の防止にもなります。 矯正治療中の矯正歯科でのメンテナンスについてくわしく紹介しました。矯正治療が滞りなく行われるためには、矯正歯科でのメンテナンスが重要だということがおわかりいただけたと思います。また、それに併せてご自宅での毎日のセルフケアも非常に重要です。正しいブラッシングのやり方や、矯正治療中におすすめの歯ブラシや補助清掃用具もしっかりレクチャーするので、ご安心ください。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正治療前に行う無料相談を行っております。無料カウンセリングでは、患者様のご要望をしっかりと伺ったうえで、1人1人に合った矯正方法をご提案しています。矯正治療がスタートしてからは、治療の進行状況を定期的にチェックしながら、矯正治療が完了するまで患者様のお口の健康を守っていきます。