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歯科で聞いてみたい、矯正歯科の疑問!歯の矯正が頭痛の原因になるって本当ですか?インビザラインってどんな治療方法?
24.08.13
カテゴリ:BLOG
歯の矯正治療をしている時に、頭痛が起きることがあります。
その理由は何なのでしょうか。
ここでは歯科矯正治療とはどのような治療で、何を目的としているのか。矯正治療のメリットや、治療途中に頭痛が起こる原因について説明します。
Contents
歯列矯正ってどんな治療?
歯列矯正というのは、歯並びを正常にするための治療です。
骨格や咬み方のくせなど様々な原因で変わってしまうので、歯並びは人それぞれちがいます。
歯科矯正は、歯を削って被せものをするような治療とは違ってじかんがかかります。
歯に矯正装置を付けて力を加えることで、歯や顎の骨をゆっくり動かして正常な歯並びに近づけていきます。
歯列矯正をするメリット
歯並びがよくないと、どんな問題があるのでしょうか。
これは「不正咬合(ふせいこうごう)」といい、様々な問題を引き起こしてしまいます。
歯科矯正をすることで、不正咬合によっておこる様々な問題を解決することができます。
治療中に頭痛が起こるのはなぜ?
矯正治療をしている間は、口の中の環境が少しづつ変わっていきます。矯正治療中は一時的に咬み合わせが悪くなってしまったり、歯の位置や向きを動かすことで顎の筋肉や口の中に痛みが起きることもあります。
また、矯正治療は他の歯の治療に比べると治療期間が長くかかります。
その期間は歯に装置を付けていることで精神的ストレスや口の中が気になることが原因で、いつも以上に歯を噛みしめてしまったり、寝ている間に歯ぎしりをしてしまうこともあります。
これらの事が原因で、歯科矯正治療の間には頭痛を引き起こす可能性があります。
頭痛が起きた時の対処法は?
頭痛の対処法は、その原因によって違います。
しかし自分で原因を突き止めて頭痛を止めるのは、難しいことです。
頭痛が長く続く場合は、矯正治療を受けている歯科医院に予約をして受診した時に相談してみましょう。
では、一時的にでも頭痛を和らげるにはどのような方法があるのでしょうか。
①痛い所を冷やす
頭痛がする時に他に痛むところがある場合は、症状のある患部を冷やすと痛みが落ち着くことがあります。保冷材や氷水を入れたビニール袋などで冷やすのがおすすめですが、ハンカチや薄いタオルで包んでゆっくり冷やしましょう。急激に冷やしすぎると痛みが強くなることがあります。
②鎮痛剤を飲む
鎮痛剤を飲む場合は、容量用法を守りましょう。痛みが強いからと多めに飲んでしまったり、時間を空けずに飲んでしまうと効果がうまくでないことがあります。
他に飲んでいる薬やアレルギーなどがある人は、病院で処方してもらうか薬局で薬剤師に相談して購入してください。
③運動や入浴、飲酒を避ける
体の血行が良くなると痛みが強くなることがあるので、避けた方がいいでしょう。
運動や入浴をすると、体温が上がって血行が良くなります。またお酒をのむと血管が拡がるので、血行が良くなります。
インビザラインってどんな治療法?
歯科矯正治療をwebなどで検索した時に、インビザラインという歯科治療について目にすることも多いと思います。
ここでは、インビザラインについて説明したいと思います。
インビザラインは取り外しができるマウスピースを使って、歯並びを矯正する治療法です。
1日20時間以上口の中に装着して、定期的に新しいマウスピースに交換していくことで少しずつ歯並びを整えていきます。
- 1.インビザラインを取り扱っている歯科医院で専門知識のある歯科医師のカウンセリングを受けます。
多くの歯科医院では、医院のホームページにアクセスすると、そのページからカウンセリングの予約をすることができます。
カウンセリングでは、歯科医師が口の中の状態を確認して歯並びを改善するために適切な治療法を検討します。
治療にかかる時間や費用に関しても、その時にしっかりと説明を受けることができます。また、治療に関して気になることや分
からないことや治療の流れに関したことなども、その場で相談することができます。
- 2.顔や口の中の写真を撮影したり、レントゲン撮影を行います。
顔の輪郭や口の中の大きさなどは人によって違います。
その人にあったマウスピースを作成したり、完成イメージを作成する為のものです。
- 3.マウスピースが完成したら、歯科医院で聞いた着脱方法や取り扱い方法を守って治療を開始します。
1日20時間以上装着して、使わない時間にはきれいに洗った状態で教えてもらった方法でマウスピースを保存しておきます。
- 4.歯科医師と相談して決めた適切な間隔をおいて、マウスピースの交換などを定期健診でしていきます。
食事の時の食べ残しや歯磨きで磨き残した歯垢が口に残った状態でマウスピースを使用すると、歯周病や痛みなどの原因になることもあります。
マウスピースは口の中をきれいにした状態で装着するようにしましょう。
インビザライン以外の歯列矯正治療方法とは
歯列矯正治療には、色々な治療法があります。
最もポピュラーな方法としては、ワイヤー矯正が多く用いられています。歯にブラケットという装置を接着して、そこを通すようにワイヤーを歯の間に固定します。そしてブラケットにゴムをひっかけて、そのゴムの引っ張りあう力を利用して歯を動かしていく方法です。自分で着脱することはできないのでつけっぱなしの状態で使用し、定期的にワイヤー交換やゴムのきつさを調整することで歯を動かします。
最近では、上あごの内側に着脱できる装置を付けて、ネジを締めることで歯を動かす方法なども多く使われるようになりました。
他にも顎の骨を削る手術をして顎を小さくしたり、ヘッドギア装置を使って顎の位置を矯正する方法もあります。
専門的な知識を持つ歯科医師に相談して、自分の状態に適切な矯正治療方法を見つけてもらうことも重要です。
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インビザラインのメリット
色々な治療法がある中で、インビザラインが注目されているのには大きな理由があります。
ここでは、ワイヤー矯正と比較して説明しましょう。
①矯正器具が目立ちにくい
ワイヤー矯正の場合、装置はつけっぱなしになので、口を開けた時にすぐに見えてしまいます。しかしインビザラインは透明なマウスピースを使用するので、見た目にもあまり目立つことはありません。
②歯周病や虫歯を予防しやすい
ワイヤー矯正の場合は、矯正器具の隙間に食べかすなどが詰まりやすく、歯磨きなどの口腔ケアを丁寧にしたとしても磨き残しが多くなりやすくなってしまいます。その為、矯正治療中に歯周病を発症したり虫歯ができてしまう可能性が高くなってしまいます。
インビザライン法ではマウスピースを外した状態で口腔ケアができるので、口の中を清潔に保つことができます。また、マウスピースも洗うことができるので、いつでも清潔に利用できます。
③歯を抜かないことが多い
歯科矯正が必要な不正咬合の場合、歯列がきれいに並ぶスペースが無いことが多くあります。このような場合はワイヤー矯正では犬歯(前から四番目の歯)などを抜いてスペースを作ることがあります。しかしインビザライン法は奥歯を後ろ(奥)に動かすことが得意なので、多くの場合は歯を抜かずに矯正治療をすることができます。もちろん歯を抜くことが必要な場合もありますので、歯科医師と相談して治療法を決めてください。
以上の事が、インビザラインのメリットといえます。
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お口の環境を整えることは健康な毎日に重要な一歩
歯の矯正治療には、他の歯科治療に比べるとたくさんの時間が多くかかる場合があります。そのため口や体全体への影響も大きく、ストレスも多くかかることがあるかもしれません。
しかし、歯並びなどの口の環境を整えることは、おいしく食事をとったり睡眠の質の向上にも役立ちます。健康的な毎日を過ごすためには、必要不可欠なことだといえるでしょう。
【美しい笑顔のための新しいアプローチ!】歯を抜かない歯科矯正
24.08.12
カテゴリ:BLOG
この記事では、歯科矯正の重要性と、歯を抜かない新しいアプローチについて解説します。歯科矯正は、健康で美しい笑顔を作り出すための重要な手段ですが、従来の方法ではしばしば歯を抜く必要がありました。しかし、歯を抜かないで矯正する新しいアプローチが開発されています。これにより、患者様は痛みを伴う抜歯を避けることができ、自然な笑顔を保つことが可能になります。以下では、歯を抜かない歯科矯正のメリット、デメリット等について詳しく解説していきます。
美しい笑顔のための新しいアプローチ、それが歯を抜かない歯科矯正です。
それでは、一緒にその魅力を探っていきましょう。
矯正後は自然な笑顔となります
歯を抜かない歯科矯正のメリット
歯を抜かない歯科矯正の最大のメリットは、自然な歯列を保つことができる点です。従来の歯科矯正では、歯列を整えるためにしばしば健康な歯を抜く必要がありました。しかし、歯を抜かない新しいアプローチでは、すべての歯を保持しながら歯列を整えることが可能です。これにより、自然な笑顔を維持することができます。
また、歯を抜くことなく矯正を行うことで、治療後の口腔内の健康状態も向上します。抜歯は、歯周病や虫歯のリスクを高める可能性があるでしょう。しかし、歯を抜かないアプローチでは、これらのリスクを大幅に減らすことができます。
さらに、歯を抜かない歯科矯正は、患者様の心理的ストレスを軽減します。抜歯は、多くの患者様にとって恐怖心を引き起こす可能性があるでしょう。しかし、歯を抜かないアプローチを採用することで、患者は安心して治療を受けることができます。
以上のように、歯を抜かない歯科矯正は、美しい笑顔を作り出すだけでなく、口腔内の健康状態の向上や心理的ストレスの軽減など、多くのメリットがあります。
↓矯正治療で歯を抜くのはなぜ?詳しく知りたい方はこちら↓
矯正歯科での抜歯とは?抜歯についてプルチーノ歯科・矯正歯科が解説
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歯科矯正材料の進化
歯科矯正の分野では、材料の進化が治療の効果と患者様の快適さを大きく向上させてきました。近年の歯科矯正材料の進化は、マルチブラケット装置、スケレタルアンカレッジ、光学印象、3Dプリンタなど、多くの新しい技術の導入によって可能になりました。
マルチブラケット装置は、歯の移動をより精密に制御すること、スケレタルアンカレッジは、抜歯を避けることを可能にします。また、光学印象と3Dプリンタの導入により、個々の患者様に合わせたカスタムメイドの装置を作成することが可能になりました。
これらの進化は、歯を抜かない歯科矯正の実現に大きく寄与してきました。新しい材料と技術の導入により、歯科矯正はより効果的で、より快適なものになりつつあります。これらの進化は、美しい笑顔を作り出すための新しいアプローチを可能にしています。
歯を抜かない歯科矯正のコスト
歯を抜かない治療法は、従来の治療法に比べて高額になる可能性があるでしょう。これは、より高度な技術や材料が必要となるためです。歯を抜かない治療法では、通常、より高品質の材料や装置が使用されます。
コストは患者様にとって重要な考慮事項で、その価値を理解することが重要です。歯を抜かない治療法は、長期的な視点から見ると、その高い投資が報われる可能性が大きくあります。
それでも、治療のコストは患者様にとって大きな負担となる可能性があるでしょう。そのため、治療を受ける前に、治療費用や保険の適用範囲、支払いプランなどについて、歯科医と詳しく話し合うことをおすすめします。
↓矯正治療の方法で費用はどれくらい違うの?詳しく知りたい方はこちら↓
矯正歯科の値段の違いってなに?矯正方法なども合わせてプルチーノ歯科・矯正歯科が解説
歯を抜かない歯科矯正のデメリット
- 治療期間の延長
歯を抜かない治療法は、従来の治療法に比べて治療期間が長くなる可能性があります。これは、歯の移動に必要なスペースを確保するために、より微細な調整が必要となるためです。
- 治療結果の制限
重度の歯列不正や顎の骨格的な問題がある場合、歯を抜かない治療法だけでは十分な結果を得られない可能性があります。このような場合、抜歯や外科的な治療が必要となることもあるでしょう。
- コスト
歯を抜かない治療法は、従来の治療法に比べて高額になる可能性があります。これは、より高度な技術や材料が必要となるためです。
- 維持管理
歯を抜かない治療法は、患者様自身が日々のケアをしっかりと行うことが求められます。
装着し忘れたり、装着している時間が短いと、期待する効果が表れません。毎日の継続が大切です。
マウスピース矯正(インビザライン)の特徴
- 透明性
インビザラインは、透明なプラスチック製なため、装着していてもほとんど目立ちません。矯正治療中でも自然な笑顔でいることができます。
- 取り外し可能
インビザラインは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に邪魔になることはありません。
また、特別なイベントや写真撮影の際に取り外すことができ、終了後再び装着していただければ問題ありません
- 快適性
インビザラインは歯にフィットするように作られていて、金属製のブラケットやワイヤーがないため、口の中が傷つくことなく、快適に使用できるでしょう。
スポーツなどアクティブな活動にも適しています。
- 衛生性
インビザラインは、取り外し可能ですので、取り外して歯磨きを行うことができ、口腔内を衛生的に保つことができます。
インビザラインは、歯科医の指示によって定期的に交換しますので、衛生的にも安心して使用することが可能です。
- 効果性
インビザラインは、3Dコンピューターイメージング技術を使用して作られます。これにより、治療の進展が予測でき、最終的に良好な結果をもたらすでしょう。
- メンテナンス
インビザラインは、定期的に新しいマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かしていきます。これにより、矯正治療をスムーズに進めることができます。
以上の特徴から、インビザラインは、見た目や快適さを重視する方にとって、理想的な矯正治療法と言えるでしょう。
まとめ
この記事を通じて、歯科矯正の重要性と、歯を抜かない新しいアプローチの必要性について解説してきました。
・歯を抜かない歯科矯正のメリット
・歯科矯正材料の進化
・歯を抜かない歯科矯正のメリット
・歯を抜かない歯科矯正のコスト
・歯を抜かない歯科矯正のデメリット
・マウスピース矯正(インビザライン)の特徴
歯を抜かない歯科矯正は、自然な歯列を保つことができ、患者様の口腔内の健康を保ちながら、美しい笑顔のための新しいアプローチを可能にしました。
歯を抜かない歯科矯正による美しい笑顔は、自信と幸せを生み出すでしょう。
歯科矯正でワイヤーやブラケットが外れる原因8選と外れた時の対処法
24.08.11
カテゴリ:BLOG
Contents
ワイヤーやブラケットが外れる原因8選
ワイヤーやブラケットが外れる理由はさまざまですが、注意を払うことで外れてしまうことを防止することができます。
矯正器具が外れてしまう主な要因をご紹介します。
硬いものやくっつきやすいものを食べた
矯正直後は気にかけていても、矯正期間が長くなると、食べるものを気にすることが難しくなってしまいます。
以下のものは、ワイヤーやブラケットが外れる原因となるため、なるべく食べるのを避けるようにしましょう。
- おせんべい
- 氷
- ナッツや豆
- キャラメル
- おもち
- ガム
歯並びが影響する
元々の歯並びによっては、矯正器具が外れやすくなることがあります。
ディープバイトと呼ばれる不正咬合(こうごう)は前歯の噛み合わせが深い歯並びのことです。
上の前歯が下の前歯に覆いかぶさるような形となっていることから、ブラケットに歯があたりやすくなるため、ワイヤーやブラケットが外れる要因となることがあります。
また、叢生(そうせい)とよばれるような、歯がガタガタに並んでしまっている状態では、引っ張る力も強くなるため、矯正器具が外れやすくなります。
被せ物やセラミックの歯が多い
被せ物として使用する銀歯や、セラミックの素材は、天然の歯よりもブラケットが外れやすい傾向にあるのです。
あまりにも外れる頻度が高く、矯正治療に支障をおよぼす場合には、接着剤の種類を変更したり、一時的に仮歯に置き換えたりすることがあります。
歯磨きが不十分
ワイヤー矯正中は、矯正器具が歯磨きの邪魔をしてしまい、理想通りのブラッシングをおこなうことが難しいです。
不十分なブラッシングはむし歯や歯周病の原因となり、歯の表面に歯垢(しこう)や食べものが残っている状態が続くと、矯正器具が外れやすくなります。
防湿・乾燥が不足している
ブラケットを歯に装着するときには、接着剤を使用します。この接着剤は水分に弱いため、お子様のようにだ液量が多い場合には防湿処理が非常に難しくなってしまうのです。
無意識に触ってしまっている
特に矯正治療の開始直後は、装置が気になってしまい無意識のうちに舌や指で触ってしまっていることがあります。
頻度が高くなると、矯正器具が外れる原因ともなるため、意識をして触るのを控えるようにしましょう。
噛む力が強すぎる
顎やお口周りの筋肉、姿勢、歯並びなどによって、お一人おひとり「噛む力」が異なります。
もともと噛む力が強い方は、矯正器具にも強い力が働くため、外れやすくなることがあるのです。
何かに集中しているときに歯を食いしばる癖がある方や、寝ている間に食いしばる癖がある方は注意が必要です。
朝起きて「なんとなく顎がだるい」「顎が疲れていて痛い」と感じる方は、夜間に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
フッ素を塗布している
定期的にフッ素(フッ化物)を塗布されている方は、むし歯予防のためエナメル質が強化されています。
矯正器具を装着する際には、装着しやすいようエッチングと呼ばれる前処理をおこないます。
この処理は歯の表面のエナメル質を脱灰させるため、フッ素を定期的に塗布されている方ではうまくエッチング処理ができず、矯正器具が外れやすくなってしまうのです。
定期的にフッ素塗布をおこなっていることを歯科医師に告げ、前処理を長くすることで、外れやすくなることを防ぐことができます。
ワイヤーやブラケットが外れたときの対処法
まず始めに歯科医院へ連絡するようにしましょう。
担当歯科医に装置が外れてしまったことを伝え、対処法を相談することが重要です。
歯科医院へ行くまでの応急処置として以下の対応をとることができます。
ブラケットが外れた場合
歯科矯正用の「ワックス」で固定ができます。
このワックスは、矯正器具がお口の内側にあたって痛みがでたときに保護剤として使うものです。
このワックスを使用して一時的に固定をすることができます。
一方で以下のような場合には注意が必要です。
- 奥歯のブラケットが外れてしまった
- 全てのブラケットが外れてしまった
奥歯のブラケットが外れると、ワイヤーも外れてしまう可能性があります。すぐに歯科医院へ連絡しましょう。
全てのブラケットが外れてしまった場合には、しっかりと清掃し保管しておく必要があります。再利用できる可能性もあるので、歯科医院へ持参するようにしましょう。
アーチワイヤーが外れた場合
アーチワイヤ―は歯を動かすメインのワイヤーのことです。
まずはブラケットに差し込むことができるかを確認しましょう。差し込めない場合には歯科矯正用のワックスでブラケットに固定します。
固定が難しい場合には、飛び出たワイヤーを爪切りやニッパーを用いてカットしお口の中が傷つかないようにします。
この時にお口の中を切ってしまったり、切ったワイヤーを誤って飲み込まないよう注意しましょう。
リガチャーワイヤーが外れた場合
リガチャーワイヤーとは、メインとなるアーチワイヤーとブラケットをつないでいる細いワイヤーのことです。
リガチャーワイヤーが外れてしまった場合には、つまようじやお箸の先端などを使って、メインワイヤーの内側に押し込んで固定します。
パワーチェーンが外れた場合
パワーチェーンとはワイヤーだけで歯を動かすことが難しい場合に使用する、ゴム製のチェーンです。
パワーチェーンが切れたり外れたりしてしまった場合には、他の矯正器具に傷がつかないよう気をつけながらハサミで邪魔になっている部分を切ります。
パワーチェーンを使用している場合には通常2週間程度で交換をおこなうことが多いです。
次の診察まで日が短い場合には、そのままの状態で生活し、次の診察で付け直しを提案されることがあります。
バンドが外れた場合
バンドとは、おもに奥歯に装着する輪っか状の金具のことです。
ご自身で戻すことは不可能で、バンドが外れたままでいると矯正治療の効果が得られなくなることがあります。
必ず早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
外れないようにする方法
https://www.photo-ac.com/main/detail/22165738&title=%E6%AD%AF%E7%A7%91%E7%94%A8%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E5%A5%B3%E6%80%A7
歯科矯正中にワイヤーやブラケットなどの矯正器具が、外れないようにするコツをご紹介します。
1.食べものに気をつける
矯正直後は気をつけていても、矯正期間が長くなるにつれて硬い食べものや、くっつきやすい食べものを食べてしまいがちになります。
矯正期間中はなるべく我慢して、硬いものやくっつきやすいものを食べるのは避けるようにしましょう。
2.歯磨きを丁寧におこなう
矯正器具が装着されている歯はブラッシングをおこなうことが非常に難しいです。よって通常のブラッシング時よりもより丁寧にお口のケアをする必要があります。
その際には、タフトブラシやデンタルフロスなどの補助清掃用具を使用しましょう。
矯正をおこなっていない状態の歯においても、歯ブラシのみのブラッシングでは歯と歯の間の歯垢(しこう)は6割ほどしか落とせないとされています。しかし歯ブラシに歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、除去率は8割ほどにまであがるとされています。
(参考:今日から始めるすき間ケア~毎日のむし歯・歯周病対策~|神奈川県)
3.なるべくさわらない
矯正開始直後は気になって舌や指で触ってしまうこともあるかと思います。
時間の経過とともに違和感も減り、矯正器具にも慣れてくるので、可能な限りさわらないようにしましょう。
4.定期的なメンテナンスを受ける
歯科医院にて定期的なメンテナンスを受けることで、器具が外れやすくなっていないか、むし歯や歯周病にかかっていないかなどのチェックをうけることができます。
ワイヤー矯正による歯科矯正治療では、歯科医師により緻密なスケジュールが設定されています。歯科医院にて指定されている受診予定日は必ず守るようにしましょう。
ワイヤー矯正中の歯磨きのポイント
https://www.photo-ac.com/main/detail/2195517&title=%E6%AD%AF%E7%A7%91%E7%9F%AF%E6%AD%A3%E3%80%80%E6%AD%AF%E7%A3%A8%E3%81%8D#goog_rewarded
ワイヤー矯正中は歯ブラシによるブラッシングが難しくなります。
そのため通常の時よりも丁寧なブラッシングを心がけましょう。
ワイヤー矯正中の歯磨きのポイントは以下の3つです。
- 力を入れすぎない
- こまめに歯磨きをおこなう
- デンタルフロスやタフトブラシを併用する
電動歯ブラシを使用することも可能ですが、その際も力を入れすぎないよう気をつけましょう。
外れたまま放置することで起こるデメリット
https://www.photo-ac.com/main/detail/24585170#goog_rewarded
ワイヤーやブラケットなどの矯正器具が外れたまま放置すると、以下のトラブルが起こることがあります。
ご自身で判断せず、必ず歯科医師の判断を仰ぐようにしましょう。
- 後戻りがおこる
- 歯並びが悪くなる
- 治療期間の延長
- 痛みや違和感を引き起こす
矯正器具が外れてしまって歯科医院に連絡をする時は、以下の内容を事前にまとめておくと、必要事項を忘れずに伝えることができます。
- どこの箇所が外れたのか
- なんの器具が外れたのか(ワイヤーかブラケットかなど)
- なにをしているときに外れたのか
- 痛みや違和感はでているか
歯科矯正治療のお悩みは【プルチーノ歯科・矯正歯科】へお任せください
「プルチーノ歯科・矯正歯科」ではワイヤーを使用せず、取り外し可能なマウスピース型の矯正治療法である、インビザラインを取り扱っております。
当院は大人の方だけでなく、お子様の歯並びや噛み合わせを治療する、小児育成矯正もおこなっていることも特徴です。
歯並びだけをみるのではなく、管理栄養士による食育指導もおこなっています。ご自身の歯で長くおいしく食事を食べることができるよう、小さな頃からお口のケアを習慣化していきましょう。
また、院内は段差のない設計となっておりますので、どなたでも通院しやすいことが特徴の歯科医院です。
歯科矯正治療をお考えの方は「プルチーノ歯科・矯正歯科」へご来院ください。
歯科矯正にかかる費用はどれくらい?治療費の内訳や医療費控除について解説
24.08.10
カテゴリ:BLOG
厚生労働省から公表された「令和4年歯科疾患実態調査」によると、現在、歯科矯正を行っている日本人の割合は約20%とされていますが、噛み合わせが悪いと認められた人の割合は全体の60%超とのことです。
つまり、矯正治療が必要であるにもかかわらず、実際、治療を受けていない方が多いことがわかります。
矯正治療を受けない(受けたくない)理由として、「見た目がよくない」、「通うのが面倒」、そして、「お金がかかる」というイメージがあるようです。
実際に、矯正治療にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
本記事では、矯正治療にかかる費用について解説します。また、自己負担を軽減できる「医療費控除」についても解説しますので、是非ご一読ください。
Contents
歯列矯正の治療に伴う費用の内訳
歯列矯正に伴う費用は、大きく3つに分かれます。
● 治療前
● 治療中
● 治療後
それぞれについて解説していきます。
治療前にかかる費用
治療前にかかる費用として、「カウンセリング料」や「検査料」が挙げられます。
「カウンセリング料」は無料~5000円程度と、歯科医院によって異なります。カウンセリング料とは、歯科医師による問診に伴う料金です。どのような悩みや不安を抱えているのか、どのような矯正治療を行うべきか、など質疑応答できる場となります。
矯正治療を行うにあたり、歯列がどのような状態なのかを確認するためのレントゲン撮影やCT撮影、虫歯チェックが「検査料」に該当します。検査料も様々で、無料のところや数万円かかる歯科医院もあるようです。
治療中にかかる費用
治療が始まると、「矯正装置料」や「処置・調整料」が発生します。
「矯正装置料」とは、矯正するために用いられる矯正器具の料金です。後ほど詳しく解説しますが、表側・裏側矯正で用いられる「ブラケット」や「ワイヤー」、マウスピース矯正で用いられる「マウスピース」がこれに当たります。それぞれの費用の目安については、後述します。
「処置・調整料」は受診のたびにかかる費用で、1回あたり3000円~1万円程度です。矯正装置を装着するための処置費用や、装着後、矯正する力が適切かどうかを調整する費用が該当します。調整する期間は、大体1ヶ月に一度です。
治療後にかかる費用
矯正して嚙み合わせが正常になっても、歯は元の場所に戻ろうとします。これを防ぐための装置が「保定装置」です。治療後はこの保定装置にかかる「保定装置料」と、「保定観察料」が発生します。
「保定装置料」は、無料~6万円ほどかかる場合もあります。保定装置の種類は、ワイヤータイプやマウスピースタイプなど、様々です。保定装置は1~3年装着する必要があります。
「保定観察料」は、保定装置の状態に問題はないか、矯正した歯列が戻っていないか、など経過観察を行うための費用です。受診のたびに、3000円前後の費用がかかります。保定装置装着当初は1ヶ月に1回の通院が必要ですが、問題なければ、半年に1回、1年に1回と通院間隔が徐々に長くなります。
矯正治療の種類と費用
矯正治療の種類によって、かかる費用は大きく変わります。
まずは、矯正治療の種類についてみていきましょう。
部分矯正と全体矯正
矯正治療は大きく「部分矯正」と「全体矯正」の2種類に分けられます。
名前の通りですが、「部分矯正」は前歯だけなど、歯列の一部を矯正する治療、「全体矯正」は歯列全体を矯正する治療です。それぞれの費用の目安は以下の通りです。
● 部分矯正 ⇒ 10万円~100万円 ● 全体矯正 ⇒ 60万円~170万円 |
前歯1本のみから部分矯正が可能です。全体矯正と比較すると、費用も抑えられますし、2カ月程度と短期間で終わることも特徴と言えます。それほど痛みは伴わず、気軽に始めやすい治療です。
デメリットとしては、前歯の矯正がメインとなるため、嚙み合わせは改善しづらい点です。見た目の改善を重視するため、噛み合わせの調整は難しいです。また、見た目を綺麗にしても、歯並びが悪くなった根本原因を解決していないため、もとに戻ってしまうリスクもあります。「前歯だけ矯正したい」、「八重歯1本だけ整えたい」という方は部分矯正がおすすめです。
これに対し、奥歯を含めて嚙み合わせを改善させる場合や、歯列を全体的に動かす必要がある場合は、時間や費用がかかったとしても、全体矯正をおすすめします。
矯正方法と費用
矯正方法によっても費用の相場が異なります。目安は以下の通りです。
① 表側矯正(ワイヤー矯正) ⇒ 30万~130万円 ② 裏側矯正(ワイヤー矯正) ⇒ 40万~170万円 ③ マウスピース矯正 ⇒ 10万~100万円 |
①表側矯正(ワイヤー矯正)
歯の表面に、「ブラケット」という矯正装置を取り付けてワイヤーを通し、歯を動かしたい方向に矯正する方法です。様々な症例への適応が可能である反面、目立ちやすいというデメリットがあります。最近では、目立ちにくいブラケットやワイヤーもありますので、歯科医師に相談してみましょう。
表側矯正の部分矯正は30万~60万円、全体矯正は60万~130万円です。
②裏側矯正(ワイヤー矯正)
歯の表面ではなく、裏側にブラケットとワイヤーを装着し、矯正する方法です。裏側に装着しているため、目立ちにくいというメリットがあります。なお、裏側矯正は歯科医師や歯科技工士の高度な技術が必要なため、費用は表側矯正よりも高めです。
裏側矯正の部分矯正の相場は40万~70万円、全体矯正は100万~170万円です。
③マウスピース矯正
マウスピース矯正は、ブラケットやワイヤーを使用せず、透明なマウスピースを装着することにより、歯列を矯正する方法です。無色透明なため、目立ちにくく、費用も比較的安価で済みます。その反面、食事の際はいちいち外さなければならない、お茶やコーヒーを飲むと、マウスピースに着色汚れがついてしまう、治療期間が延長することが多い、といったデメリットもあります。
マウスピース矯正の部分矯正は10万~40万円、全体矯正は60万~100万円です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、医師と相談しながら、矯正方法を決めましょう。
医療費控除を活用しよう!
以上のように、歯列矯正は高額になりやすく、医療費の負担は少なくありません。
そこで活用したいのが、「医療費控除」です。
医療費控除の仕組み
まずは、医療費控除の仕組みについて解説します。
医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までの間に支払った医療費の総額が一定額を超えた場合、所得控除を受けることができる制度です(参考:国税庁「医療費を支払ったとき(医療費控除)」)。歯科矯正は長期間に及ぶため、年をまたぐ場合は注意しましょう。
医療費控除の対象となる金額は、<生計を一にする家族全員の総支払額>のうち、<10万円>を超えた金額分です。しかし、10万円を超えた分がそのまま戻ってくるわけではなく、10万円超えた金額に所得税率をかけた金額が戻ってきます。課税所得と所得税率についてはこちらを参考にしてください→国税庁「所得税の税率」。
例えば、課税所得額500万円の場合、所得税率は20%です。仮に、医療費総支払額が40万円だったとすると、30万円が医療費控除の対象額となるため、30万円×0.2=6万円が戻ってくるという計算です。
医療費控除の対象にならない治療も
注意すべき点は、全ての歯科治療の費用が医療費控除の対象とはならない、ということです(参考:国税庁「医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例」)。
<審美目的>の治療、すなわち、歯の見た目や美しさを求める治療は医療費控除の対象とはならず、<医療目的>の治療が対象となります。例えば、見た目をよくするために歯を白くする「ホワイトニング」は対象外ですが、虫歯や歯周病予防のために「着色を取る治療」は対象です。
歯列矯正の治療についても同様で、見た目を良くするために歯並びを整える矯正は、審美目的のため、対象外です。噛み合わせが悪く、食べ物が噛み切れない、滑舌に問題があるなどの場合は、医療目的に該当するため、対象となります。また、子供の歯科矯正治療は、成長に必要な治療とみなされるため、医療費控除の対象です。
医療費控除の対象となる治療かどうか、必ず歯科医師に確認しておきましょう。
その他、医療費控除の対象となる費用/ならない費用
分割払いや歯科ローンを利用した支払いであっても、医療費控除の対象となります。ローンを利用すると、領収書がない場合があるため、医療費控除を受ける時の支出を証明する書類を準備しておきましょう。ローンの契約書や信販会社の領収書を保存しておいてください。なお、分割払いやローン利用に伴う金利は対象外となりますので、注意しましょう。
また、バスや電車などを利用した際の交通費は、医療費控除の対象です。領収書がない場合がほとんどのため、公共交通機関を利用したことを忘れないようにどこかにメモしておきましょう。年齢や病状により、一人で通院することが困難な場合は、付き添いの方の交通費も対象です。
病状により、急を要する場合や公共交通機関が利用できない場合のタクシー利用料は医療費控除の対象です。車で通院した際のガソリン代は対象となりません。
矯正中や矯正後に定期検診は必要?頻度やコストもプルチーノ歯科・矯正歯科が解説!
24.08.09
カテゴリ:BLOG
矯正中や矯正後に定期検診は必要?頻度やコストもプルチーノ歯科・矯正歯科が解説!
矯正治療をするうえで「定期検診は必要なのか」「定期検診を受ける頻度はどれくらいか」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
本記事では、矯正治療中と矯正治療後の定期検診が必要な理由をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説します。
また、矯正歯科治療の頻度やコストも紹介していくので、矯正歯科を受診する方は参考にしてください。
Contents
矯正歯科で治療中に定期検診が重要な理由は?
矯正歯科で治療をしている方は、健全な歯を維持するために定期検診が重要です。
歯列矯正の装置がついている場合、歯磨きがしづらかったり食べ残しが残ったりするため、汚れが溜まりやすい状態になります。
汚れが残ったままの状態で過ごしていると、歯周病や虫歯の原因となる恐れがあります。
歯列矯正で歯並びがよくなったとしても、口腔内が不衛生な状態になると意味がありません。
そのため、歯科・矯正歯科で定期検診を受けて、清潔な状態を保つ必要があります。
矯正歯科での治療中における定期検診の内容とは?
矯正歯科で治療している場合に受ける定期検診では、以下の内容をチェックします。
- 歯の状態を確認
- 歯の汚れを取る作業
- 自宅での歯磨き方法を指導
- ワイヤー矯正の調整
それぞれの定期検診内容を詳しく紹介していきます。
歯の状態を確認
歯列矯正の治療中に受ける定期検診では、歯の状態を確認します。
歯科医院のスタッフが、歯列矯正が順調に進んでいるか、歯周病や虫歯が発生していないかなどのチェックを行います。
虫歯や歯周病を早期発見して、重症化する前に対処できれば治療にかかる時間を短縮できます。
虫歯や歯周病が重症化してしまうと、治療のために矯正装置を外さなければなりません。
歯列矯正の計画が崩れ、矯正期間が長くなる恐れもあるため、早期発見・早期治療が重要です。
そのため、歯列矯正治療中の方は、定期検診で歯の状態を確認してもらうのが大切です。
歯の汚れを取る作業
矯正歯科で治療中の定期検診では、歯の汚れを取る作業が行われます。
歯列矯正の装置により口腔内を清潔に保つのが難しくなるため、歯科・矯正歯科でクリーニングをする必要があります。
歯石やプラークと呼ばれる汚れは、虫歯や歯周病などの原因となります。
虫歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぐためにも、歯科・矯正歯科で定期検診を受けなければなりません。
具体的には、歯や矯正装置についているプラーク・歯石を除去するための「スケーリング」と呼ばれる方法が用いられます。
歯石やプラークの除去はセルフで行えないため、歯科・矯正歯科でプロに行ってもらう必要があります。
自宅での歯磨き方法を指導
歯列矯正の治療中における定期検診では、自宅での歯磨き方法の指導を行います。
矯正器具が邪魔になり、普段と同じ歯磨き方法では汚れが溜まる恐れがあります。
歯ブラシが届かない場所が多くなるため、歯列矯正装置をつけている場合の歯磨き方法を学ぶのが大切です。
通常の歯ブラシ以外にも、歯科矯正中の歯磨き用器具があるため、使い方を知っておく必要があります。
医師または歯科衛生士から適切な歯磨き方法を教えてもらい、自宅でのケアを徹底しましょう。
また、「うまく歯が磨けない」「矯正中の歯磨き用器具が使いこなせない」などの悩みを解決するサポートも行います。
歯列矯正中の歯磨きに悩んでいる方は、歯科・矯正歯科の定期検診で相談してください。
ワイヤー矯正の調整
歯列矯正には、ワイヤー矯正・マウスピース矯正の2種類があります。
マウスピース矯正では歯の状態の確認を行い、ワイヤー矯正で治療をしている方は、1ヶ月に1回の頻度でワイヤー調整を行う必要があります。
インビザラインなどのマウスピース型は、最初にすべてのマウスピースを制作しているため、後から手を加える必要がありません。
そのため、定期検診で歯の移動状況を確認したり、歯の衛生状態を確認したりする程度です。
しかし、ワイヤー矯正は、少しずつワイヤーの締め付けを強くして治療を行うため、定期検診が欠かせません。
また、ブラケットやワイヤーなどが取れてしまうと、矯正した歯が元に戻る可能性もあるため、診療時にチェックしておく必要があります。
歯列矯正の終了後も定期検診は必要?
歯列矯正中と同様に、歯列矯正の終了後も定期検診が必要になります。
「歯列矯正が終わった」と満足して、歯科・矯正歯科クリニックに通わなくなる方も多くいます。
しかし、歯列矯正後も定期検診に通い続けなければなりません。
矯正器具を外したままにしていると、歯列矯正後に歯が元の状態に戻ろうとしている「後戻り」という現象が起きるためです。
矯正により歯が移動した分の骨を溶かして、反対側に溶かした分の骨を新たに作ることを繰り返して歯列矯正が行われています。
そのため、歯列矯正の直後は歯が不安定な状態が続いており、後戻りするリスクがあります。
歯列矯正を維持するためにも、歯科・矯正歯科の定期検診に通い、後戻りのリスクを回避しましょう。
歯列矯正終了後の定期検診内容は?
歯列矯正が終了した後の定期検診で確認する内容は、以下の通りです。
- 後戻りの有無を確認
- リテーナーの装着
- 歯の衛生状況を確認
それぞれの定期検診内容と目的を詳しく紹介するので、重要性を知り定期検診に通うようにしましょう。
後戻りの有無を確認
歯列矯正が終了した後の定期検診では、矯正した歯が後戻りしていないかを確認します。
とくに歯列矯正が終了したばかりのタイミングでは、後戻りが起きやすい状態です。
後戻りは小さな変化であり、自分で確認するのは難しいため、定期検診で歯科・矯正歯科の医師に確認してもらう必要があります。
歯の後戻りが起きている場合は、後戻りを改善するための処置を行わなければなりません。
早期発見と早期対処が重要なため、定期検診に通い続ける必要があります。
リテーナーの装着
歯列矯正の終了後には、リテーナーを使って歯の位置を保定していきます。
リテーナーとは、歯列矯正後の不安定な歯を固定しておくための装置です。
マウスピース矯正やワイヤー矯正などの矯正装置とは異なり、リテーナーは歯を移動させるほどの強さはありません。
リテーナーにはマウスピース型・プレート型・ワイヤー型の3種類がありますが、歯列矯正ではなく後戻りを防ぐための補助装置です。
リテーナーは、歯列矯正の完了後1年から2年ほどの着用が推奨されています。
しかし、歯の状態や矯正前の歯並び、歯の動きやすさなどの個人差によってはリテーナーの装着期間が伸びる場合もあります。
専門的な知識が必要になるため、診療時に歯科・矯正歯科の医師などに相談してみるのがおすすめです。
歯の衛生状況を確認
歯列矯正終了後の定期検診でも、歯の衛生状況の確認を行います。
歯列矯正で歯の並びがよくなるため、歯磨きをしやすい状態になります。
しかし、以前と歯の並びが異なっているため、きれいになった歯列に合わせた歯磨きをしなければなりません。
また、歯列がきれいになったからといって、歯石などの汚れが溜まらなくなるわけではないため、定期検診が重要です。
汚れが原因で歯周病や虫歯になると、きれいな歯列が台無しになる恐れもあります。
矯正で整った歯列を台無しにしないためにも、歯科・矯正歯科クリニックで定期検診を受けるのがおすすめです。
定期検診の頻度やコストはどれくらい?
歯列矯正における定期検診の頻度は、3ヶ月に1回ほど通うのが理想とされています。
しかし、歯の状態や歯並びなど個人差があるため、歯科・矯正歯科の院長に相談をして決めましょう。
特に歯列矯正が終了した直後は、歯の状態が不安定であるため、1ヶ月に1回など高頻度で通うのがおすすめです。
また、歯列矯正の定期検診に必要なコストは、1回あたり3,000円~5,000円ほどとされています。
マウスピース矯正・ワイヤー矯正の違いや、メンテナンスの施術種類によっても異なるため、あくまでも目安程度に考えておきましょう。
まとめ:歯列矯正ならプルチーノ歯科・矯正歯科!
本記事では、歯列矯正の治療中・治療後における定期検診の重要性について解説しました。
矯正した歯の後戻りを防いだり、歯周病や虫歯などのトラブルを防ぐために定期検診は欠かせません。
すでに歯列矯正を受けている方は、現在通っている歯科・矯正歯科クリニックで定期検診を受けましょう。
また、これから歯列矯正を考えている方は、プルチーノ歯科・矯正歯科をご利用ください。
プルチーノ歯科・矯正歯科の紹介
プルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザラインというマウスピースを使用した歯列矯正を採用しております。
マウスピース矯正はすぐに取り外しできるため、ワイヤー型のように「歯磨きがしづらい」「食事をしづらい」などの心配がありません。
さらに、プルチーノ歯科・矯正歯科は、年間151症例以上の取り扱いが条件となる「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されています。
数多くの症例実績があるプルチーノ歯科・矯正歯科で、安心してインビザラインによる歯列矯正を体感してください。
そのほか、ワイヤー矯正や一般歯科や小児矯正も取り扱っているため、お子さんの歯列矯正と並行して治療が進められます。
歯列矯正の定期検診で虫歯を発見した場合は、院内でそのまま抜歯できる点も魅力的です。
プルチーノ歯科・矯正歯科へのアクセス
イオンモール新瑞橋の中にクリニックがあるため、お出かけのついでに通いやすいのも特徴です。
イオンモールの駐車場が利用できるため車での来院はもちろん、駅からも近いので公共交通機関でも来院が可能です。
プルチーノ歯科・矯正歯科は、電話予約だけでなく24時間対応のWeb予約も承っているため、歯列矯正を考えている方は気軽にお申し込みください。