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永久歯への生え変わりが終わる中学生のなかには「そろそろ矯正のタイミングかも」と思う人も多いでしょう。 歯の矯正のタイミングは、永久歯にすべて生え変わることや骨の成長などの身体面、そして矯正治療への通院面から、中学生の時期が適しているといわれます。 しかし、中学生の時期はさまざまな出費が重なる時期でもあり、費用が高額な矯正治療に踏み切れずにいる人もいるのではないでしょうか。 この記事では、中学生の歯の矯正費用の話を中心に、中学生で矯正治療を受けるメリット・デメリットについても解説していきます。 Contents1 1.1 ワイヤー矯正1.1.1 表側矯正1.1.2 裏側矯正1.1.3 ハーフリンガル矯正1.2 マウスピース矯正2 2.1 矯正治療費以外に費用はかかる?3 3.1 メリット3.2 デメリット4 4.1 医療費控除対象の歯科矯正は?4.2 保険診療で受けられる矯正治療はあるの?4.3 支払い方法を工夫しよう5 まずは矯正費用の前に、中学生の矯正にはどのような種類があるのかについて解説していきます。 先に矯正費用のことが知りたい人は、こちらからどうぞ。 中学生の矯正の種類 1.ワイヤー矯正 ・表側矯正 ・裏側矯正 ・ハーフリンガル矯正 2.マウスピース矯正 これらの矯正治療からさらに、歯全体を治療する全体治療と、前側の歯だけもしくは気になる歯だけを治療する部分治療に分かれます。 矯正治療にはいくつか種類があるため、どれを選べば良いか迷ってしまうと思いますが、矯正をする人の性格や生活スタイルが矯正方法に合っているかを参考に選んでいきましょう。 ワイヤー矯正 ワイヤー矯正は動かしたい歯の一つ一つに「ブラケット」と呼ばれる器具を装着し、そこにワイヤーを通す治療法です。 ワイヤーを使って、歯を動かしたい方向に適度な力を加えることで徐々に歯並びを整えていきます。 一般的に治療期間は6か月~3年といわれています。 ワイヤー矯正のメリットとデメリットはこちらです。 メリット デメリット ・さまざまな歯並びに対応できる ・細かい調整がしやすい ・矯正装置が目立ってしまう ・食事や歯磨きがしづらい ・痛みや違和感を感じやすい 矯正装置が目立ってしまうため嫌がる中学生は多いかもしれませんが、ブラケットとワイヤーの種類を変更することで悩みが解消できることもあります。 ワイヤー矯正を希望する人は、歯科医院で相談してみましょう。 ワイヤー矯正には、装着する部分によって3種類に分けられます。 ・表側矯正 ・裏側矯正 ・ハーフリンガル矯正 それぞれについて解説していきます。 表側矯正 歯の表面にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。 歯の矯正治療において一般的な治療方法で、歯の大きな移動が必要な症例などさまざまな歯並びに対応できるという強みがあります。 しかし、矯正器具が目立つため中学生では嫌がる人もいるかもしれません。 裏側矯正 歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。 表側矯正に比べて、矯正器具が目立たないのが特徴です。 しかし、矯正器具がオーダーメイドとなるため表側矯正に比べて費用が高額になることや、器具に舌がぶつかって発語がうまくできないこと、歯磨きが十分できずに虫歯の原因になるというデメリットもあります。 また、裏側矯正には高度な技術が必要なため取り扱っていない歯科医院があったり、歯並びによっては治療が受けられないこともあります。 ハーフリンガル矯正 上の歯は裏側、下の歯は表側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。 表側矯正のデメリットである矯正器具が目立つこと、裏側矯正のデメリットである舌が器具にあたって発語がしにくいこと、両方とも解消できる方法です。 費用も裏側矯正に比べると安く済みます。 マウスピース矯正 マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を使い歯を動かす矯正方法です。 ワイヤー矯正と違い周りから気づかれにくいため、周りの目を気にすることなく矯正治療が受けられるのが大きなメリットです。 1日20時間以上の装着が必要ですが、食事中に取り外しができることで食べ物が食べにくいということもありません。 歯磨きのときも取り外せるため虫歯のリスクが少なく、装着中の痛みが少ないことも嬉しいポイント。 しかし、装着時間が短かったり、歯並びの形によっては思うような矯正ができないこともあるため注意が必要です。 中学生の矯正治療費用の目安はこちら。 表側矯正 30~130万円 裏側矯正 40~170万円 ハーフリンガル矯正 35~150万円 マウスピース矯正 30~100万円 矯正治療は一般的に保険外診療となるため、同じ治療方法でも歯科医院によって治療費用は異なります。 また、それぞれの治療法で全体治療か部分治療かによっても金額に差があります。 矯正治療費以外に費用はかかる? 矯正治療の費用は、治療開始から終了まですべての金額が含まれる場合と、その都度調整代や検査代などが発生する場合に分かれます。 治療を受けるクリニックがどちらの費用を提示しているか、確認しましょう。 その都度、費用が発生する場合の目安となる金額はこちらです。 精密検査費 0~30,000円 毎月の調整費 3,000~5,000円/回 保定装置代(リテーナー) 30,000~60,000円 保定観察費用 3,000~4,000円/回 実は、矯正治療は装具を外したら終了ではなく、歯の位置を固定するために「保定期間」をとらなければいけません。 保定期間にリテーナーを装着するのですが、そのリテーナーの費用とその後の通院にも費用がかかることがあるため注意しましょう。 矯正治療を始める時期は、中学生の頃が適しているといわれますがその理由は何なのでしょうか? 中学生が矯正治療を受けるメリット・デメリットから探っていきます。 メリット 中学生が矯正治療を受けるメリット […]