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矯正歯科治療を考えている方で「デーモンシステム」という言葉を聞いたことがある方はいらっしゃいませんか? 聞いたことがあるけどあまりよく分かっていない方、今回はプルチーノ歯科・矯正歯科がデーモンシステムに関して解説していきます。 ぜひ参考にしてください。 Contents1 2 2.1 治療中の痛みの軽減2.2 通院の頻度が少なくて済む2.3 治療期間が短くなる2.4 抜歯の可能性を下げられる2.5 顎間ゴムを効果的に利用できる2.6 歯磨きがしやすい2.7 歯根吸収のリスク軽減できる2.8 後戻りしにくい2.9 自然な歯並びへ導ける3 3.1 ワイヤーが目立ってしまう3.2 装着の違和感3.3 通常のワイヤー治療より費用が高い4 4.1 デーモンクリア4.2 マウスピース矯正5 6 6.1 YouTubeやSNSにて出来事やニュースをご紹介 デーモンシステムは「セルフライゲーション型マルチブラケット装置」ともよばれる矯正の装置のことです。 従来のワイヤー矯正は、ワイヤーをブラケットに固定し歯に強い力をあたえて歯を動かしていました。 そのため歯への負担が大きいことが問題でしたが、デーモンシステムはセルフフライゲーション法という方法を利用し、形状記憶のワイヤーを利用して歯への負担を軽減できます。 歯根周辺の血管への負担も少なく血流を保つことができるのがポイントです。 歯への負担が少ないことから急激に患者さんが増加し、全世界で200万症例以上の実績になるまでになっています。 まずはデーモンシステムの解説を行います。 デーモンシステムのメリットを紹介します。 メリットは以下の9点です。 治療中の痛みの軽減 通院の頻度が少なくて済む 治療期間が短くなる 抜歯の可能性を下げられる 顎間ゴムを効果的に利用できる 歯磨きがしやすい 歯根吸収のリスク軽減できる 後戻りしにくい 自然な歯並びへ導ける 治療中の痛みの軽減 1つ目は治療中の痛みを軽減できることです。 従来のワイヤー矯正に比べて弱い力で歯を動かすデーモンシステムは、ワイヤーとブラケットの摩擦力が従来のワイヤー矯正に比べて600分の1に軽減されているため弱い力でも歯が移動します。 そのため治療中の痛みが少なく効率的に歯を動かすことが可能になります。 通院の頻度が少なくて済む 2つ目は通院の頻度が少なくて済むことです。 デーモンシステムはブラケットとワイヤーのメンテナンスに手間がかからないため、通院の頻度が少なくて済みます。 通常のワイヤー矯正は、1ヶ月に1回のペースでの通院が必要ですが、デーモンシステムでは、1.5〜2ヶ月に1回の頻度の通院で済みます。 治療期間が短くなる 3つ目は治療期間が短くなることです。 デーモンシステムは、ブラケットのシャッターがワイヤーをガッチリ固定しているため効率よく力が歯に加わります。 そのため従来のワイヤー矯正に比べて早く歯が動きます。 抜歯の可能性を下げられる 4つ目は抜歯の可能性を下げられることです。 デーモンシステムはどのような方向からでも歯根に対して効率よく圧力をかけることができるので効率的に歯を動かすことができます。 そのため、従来のワイヤー治療では抜歯をおこないスペースを作っていましたが、抜歯をせず歯を移動させる事ができる可能性がアップします。 顎間ゴムを効果的に利用できる 5つ目は顎間ゴムを効果的に利用できることです。 矯正治療中は顎間ゴムと呼ばれる上下の噛み合わせの調整を行うときなどに歯に装着する補助の装置を使用します。 従来のワイヤー治療では歯の一つ一つの動きが制限されていましたが、デーモンシステムでは歯の一つ一つが自由に動ける状態になっているため弱い顎間ゴムでも効果的に力を加えることが可能になります。 歯磨きがしやすい 6つ目は歯磨きしやすいことです。 従来のワイヤー矯正では、ワイヤーをブラケットに固定するためのエラスティックと呼ばれる部分の歯磨きがしにくいのが難点でした。 しかし、デーモンシステムはエラスティックがないため、歯磨きが非常にしやすくなっています。 歯根吸収のリスク軽減できる 7つ目は歯根吸引リスクの軽減です。 歯根吸引とは、矯正歯科治療によって歯が動くにつれて歯根が短くなってしまう症状です。 従来のワイヤー治療では、歯根吸収は避けられない症状ともいえるものでした。 しかしデーモンシステムは効率良く歯に力を加えられるため歯根への負担を少なくできます。 そのため、歯根吸収のリスクも軽減することができます。 後戻りしにくい 8つ目は後戻りしにくいことです。 デーモンシステムは無理に歯を動かさないため、元の位置に戻ろうとする反応が小さくなります。 後戻りしにくいため、後戻りしてしまい再治療といったリスクも抑えられます。 自然な歯並びへ導ける 9つ目は自然な歯並びへ導けることです。 従来のワイヤー治療では歯を横方向へ拡大することができませんでしたが、デーモンシステムでは歯を自然に横方向へ拡大できます。 そのため、自然な歯並びへ導くことが可能になります。 次にデーモンシステムのデメリットの紹介です。 デメリットは以下の3点です。 ワイヤーが目立ってしまう 装着の違和感 通常のワイヤー治療より費用が高い ワイヤーが目立ってしまう 1つ目はワイヤーが目立ってしまうことです。 デーモンシステムの特殊なワイヤーはどうしてもマウスピース矯正や裏側矯正に比べると目立ってしまいます。 ワイヤーが目立ってしまうことに抵抗がある方は別の方法を検討された方がいいでしょう。 装着の違和感 2つ目は装着の違和感です。 デーモンシステムは従来のワイヤー矯正に比べて装置の厚みがあります。 厚みがあるため、唇や歯肉に触れてしまい違和感を感じてしまいます。 通常のワイヤー治療より費用が高い 3つ目は普通のワイヤー治療より費用が高いことです。 デーモンシステムは普通のワイヤー治療に比べ複雑なブラケットを使用します。 また、ワイヤーやブラケットの素材もステンレスやチタニウム合金、セラミックといった素材を使用するため、通常のワイヤー治療よりも高くなってしまいます。 […]