- ホーム>
- マウスピース矯正
ひと昔前まで八重歯は、口元のチャームポイントのひとつとして捉えられていました。最近でも「つけ八重歯」というサービスがあるくらいですから、その他の歯並びとは少し異なる性質があります。ただ、八重歯は歯列不正の一種であることに間違いはなく、治療を必要とすることも確かです。今回はそんな八重歯をマウスピース矯正で治療する方法について、名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説をします。 Contents1 1.1 (1) 叢生(八重歯)1.2 (2) 下顎前突症(受け口)1.3 (3) 上顎前突症(出っ歯)1.4 (4) 空隙歯列(すきっ歯)2 2.1 (1) 歯周病のリスク2.2 (2) 虫歯のリスク2.3 (3) 口臭のリスク2.4 (4)他の歯の寿命が縮まるリスク3 3.1 (1) スペースがない場合抜歯の有無3.2 (2) マウスピース矯正以外の矯正方法の検討3.3 (3) 症状によって判断は異なる4 4.1 (1) インビザラインで八重歯を治した実績多数4.2 (2) 口腔内3Dスキャナーでシミュレーション4.3 (3) インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定 透明で目立たないマウスピース矯正では、次に挙げるような症状を治療できます。 (1) 叢生(八重歯) 叢生(そうせい)はガタガタの歯並びです。一般的には乱ぐい歯と呼ばれるもので、1本1本の歯が別々の方向を向いています。実はその中のひとつが今回のテーマである八重歯なのです。 ◎八重歯とは? 八重歯とは、上の前から3番目の歯が外側に大きく飛び出している歯並びです。厳密には上顎犬歯の低位唇側転位(ていいしんそくてんい)という診断がつきます。なぜ上の犬歯だけこのような特徴が現れやすいのか。それは日本人の顎の小ささと上顎犬歯が生えてくる順番が関係しています。いずれにせよ上の犬歯は、外側に飛び出しやすい傾向にある点に注意が必要です。 (2) 下顎前突症(受け口) 受け口とも呼ばれる下顎前突(かがくぜんとつ)は、下の前歯や顎が前方に出ている歯並びです。顎がしゃくれているように見えたり、発音障害が生じたりするデメリットを伴います。 (3) 上顎前突症(出っ歯) 出っ歯ともの呼ばれる上顎前突(じょうがくぜんとつ)は、上の前歯や顎が前方に出ている歯並びです。口ゴボの原因になりやすく、特徴的な顔貌を呈します。 (4) 空隙歯列(すきっ歯) 空隙歯列(くうげきしれつ)は、歯列内に不要なすき間が存在している歯並びです。すき間に食べ物が詰まりやすい、息漏れによる発音障害が起こりやすいなどのデメリットを伴います。 歯列不正・不正咬合の種類は、上記以外にもいくつか存在しており、症状の度合いによってはマウスピース矯正で改善可能です。 八重歯を治療せず、そのまま放置していると次に挙げるようなリスクを伴います。 (1) 歯周病のリスク 八重歯は清掃性が悪く、歯垢や歯石がたまりやすいです。とくに歯石は歯周病リスクを大きく上昇させるため十分な注意が必要です。 (2) 虫歯のリスク 歯垢や歯石の堆積は、歯周病だけでなく虫歯のリスクも上昇します。八重歯が虫歯になるケースは比較的多く、日々の清掃をしっかり行うことが必須となります。八重歯で虫歯と歯周病を併発する可能性もありますので気を付けましょう。 (3) 口臭のリスク 八重歯の周りに汚れがたまるということは、口臭も発生しやすくなることを意味します。実際、八重歯がある人は口臭に悩まされているケースが非常に多いです。ご自身では一生懸命ケアしているつもりでも、やはり磨き残しが生じてしまうものなのです。 (4)他の歯の寿命が縮まるリスク ほとんどの八重歯は、その生え方からもわかるように噛み合わせに参加していません。上下の歯列で噛んだ時に、ただただ浮いているような状態の噛み合わせなのです。それはつまり、その他の歯で噛んだ時の圧力を支えることになります。歯が1本でも噛み合っていないと歯列全体の均衡は崩れ、一部の歯に極端な力がかかってしまうことも珍しくないのです。その状態が10年、20年と続けば、大きな負担がかかっている歯の寿命は確実に縮んでいきます。 ここからは、八重歯を治療する際の注意点について解説します。 (1) スペースがない場合抜歯の有無 八重歯の原因の多くは、スペース不足です。顎の骨が標準よりも小さく、親知らずを除く28本の歯をきれいに並べることができないため、犬歯が外側に飛び出してしまうのです。そんな八重歯をマウスピース矯正で治す場合は、抜歯をするかどうかをまず決めなければなりません。 抜歯が必要と診断された場合は、歯をかなり大きく移動しなければならず、治療の難易度も高くなります。ケースによってはマウスピース矯正で治せない場合もありますので、その点はご注意ください。ただ、マウスピース矯正では抜歯を回避する方法がいくつか用意されています。それらを適応できれば、歯を抜かずにマウスピース矯正を始められます。 ◎抜歯を回避する方法 方法1:ディスキング マウスピース矯正で抜歯を回避する方法としては、ディスキングと呼ばれる処置が第一に挙げられます。ディスキングとは、歯の側面を少しだけ削る方法です。歯を削る量はひとつの面で0.2~0.5mmにとどまることから、歯に大きなダメージが及ぶことはありませんのでご安心ください。ちなみに、健康な歯のエナメル質は1~2mm程度あります。複数の歯にディスキングを施すことで、まとまったスペースを確保できます。ディスキングは、IPR(アイピーアール)やストリッピングと呼ばれることもあります。 方法2:奥歯を後ろに下げる マウスピース矯正は、奥歯を後ろに下げやすい矯正法です。ワイヤー矯正では難しい歯の移動が可能なので、抜歯の回避もしやすいといえます。奥歯を後ろに動かすことができれば、歯列全体の後方移動も可能となるため、不足したスペースを作り出せます。 方法3:歯列を横に広げる マウスピース矯正では、歯列を横に広げることでも不足したスペースを確保できる場合があります。その結果、抜歯を回避できるのです。 (2) マウスピース矯正以外の矯正方法の検討 八重歯の症状が重たい場合は、マウスピース矯正以外の方法も検討する必要があります。基本的には、ワイヤー矯正が第一選択となるでしょう。八重歯のような歯列不正を治す方法は現状、マウスピース矯正かワイヤー矯正しかありません。ただし、骨格的な異常に由来する八重歯は、顎の骨を切る外科矯正が必要となる場合もあります。 (3) 症状によって判断は異なる 八重歯をどの方法で治すのが最善であるかは、症状によって判断が変わります。一見すると軽症の八重歯に見えても、実は深刻な異常が背景に存在している場合もありますので、まずは矯正歯科で診てもらうことをおすすめします。とくにマウスピース矯正のインビザラインに対応している歯科医院であれば、カウンセリングの段階で口腔内スキャナーを用いたシミュレーションを受けることも可能となっているため、八重歯の重症度なども判断しやすいかと思います。 今回は、マウスピース矯正で八重歯を治す方法について、名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。八重歯という歯並びの特徴やマウスピース矯正との相性についてご理解いただけたのであれば幸いです。最後に、当院の矯正治療の特徴をかんたんにご紹介します。 (1) インビザラインで八重歯を治した実績多数 当院では、マウスピース矯正のインビザラインに力を入れております。これまでいろいろな方の八重歯をインビザラインで治してきた実績がありますので、名古屋で八重歯の症状にお悩みの方はぜひプルチーノ歯科・名古屋院までご相談ください。無料の矯正相談を実施しておりますのでお気軽にご予約、ご相談ください。 (2) 口腔内3Dスキャナーでシミュレーション プルチーノ歯科・名古屋院には、高精度歯型3Dスキャン「iTero element 5D (アイテロ エレメント 5D)」が完備されております。ご自身の八重歯がどのような状態なのか、マウスピース矯正で治療可能なのかについて知りたい方は、当院までご相談ください。 (3) インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定 名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科は、インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定を受けている歯科医院です。インビザラインの治療実績が豊富であることを意味するステータスであり、さまざまな症例に対応できることも証明でもあります。他院では難しいと診断された八重歯でも、当院なら治せるかもしれませんので、まずはお気軽にご連絡ください。