口コミで評判!名医!名古屋市でおすすめの小児歯科とは?|2025年版
25.03.05
カテゴリ:小児歯科小児矯正矯正歯科
お子さまの歯の健康を守るためには、小児歯科選びがとても重要です。特に、予防矯正や虫歯予防に力を入れているクリニックを選ぶことで、将来的な歯並びや健康をサポートできます。 今回の記事では、名古屋市でおすすめの小児歯科「プルチーノ歯科・矯正歯科」について、口コミや評判を交えて詳しくご紹介します。 Contents1 2 2.1 矯正歯科を併設している小児歯科であること2.2 予防歯科が充実している小児歯科2.3 食育指導の実施2.4 通いやすい立地・アクセス3 3.1 口コミのチェックポイント3.2 医師やスタッフの対応3.3 治療内容の説明のわかりやすさ3.4 通院のしやすさ4 5 名古屋市には多くの小児歯科がありますが、特に矯正歯科の専門医院でもあるクリニックは、成長期という特殊な時期の子どもに適した治療をご提供できます。 矯正治療を行うことで、将来的な歯並びの乱れを防ぎ、健康的な口腔環境を維持しやすくなるので、お子さまの「かかりつけ歯科医」は、矯正歯科も併設している小児歯科がおすすめです。 矯正歯科を併設している小児歯科であること 小児育成矯正やプレオルソなど、成長に合わせた矯正治療を行うことで、お子さまの歯並びを整えることができます。 顎の成長を活かしながら行う治療は、将来的な抜歯のリスクを減らし、健康的な口腔環境を維持するために役立ちます。 また、成長の力を利用して歯並びを整えることで、成人矯正よりも負担が少なく、効率的な治療が可能です。 矯正治療は見た目だけでなく、咀嚼(そしゃく)や発音の機能にも影響するため、早期の対応が推奨されています。 予防歯科が充実している小児歯科 「フッ素塗布」や「シーラント」といった予防的処置を積極的に行うことで、虫歯を未然に防ぐことが可能です。 子どもの歯はエナメル質が薄く虫歯が進行しやすいため、定期的なケアが重要です。 特に乳歯の時期に虫歯を防ぐことで、永久歯の健康にも良い影響を与えます。虫歯予防の習慣を身につけることは、将来的な口腔環境の健康維持にもつながります。 ●フッ素塗布とは? フッ素塗布とは、歯の表面にフッ素を塗ることで虫歯を予防する処置のことです。 フッ素(フッ化物)には、歯のエナメル質を強化し、酸に対する耐性を高めて働きます。歯の表面が酸によって溶けだしたカルシウムなどを唾液が補い、歯を元に戻す自然な修復過程である「再石灰化」を促進するという重要な役割もあります。 歯科医院で行うフッ素塗布は、市販のフッ素入り歯磨き粉よりも高濃度で、より効果的です。 塗布の頻度はお子さまの虫歯リスクによりますが、一般的には3~6ヶ月ごとの塗布が推奨されています。乳幼児に定期的に継続してフッ素塗布を行ったケースでは、虫歯をほぼ半分に減少させたとの報告があります。 参照:厚生労働省 e-ヘルスネット|フッ素歯面塗布 > ●シーラントとは? シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝をコーティングして、汚れがたまりにくい状態にする予防処置のことです。 特に、お子さまの生えたばかりの奥歯(第一大臼歯)は、溝が深く複雑な形状をしているため、歯ブラシが届きにくく、虫歯になるリスクが高くなります。 シーラントの材料は、歯科用のプラスチック樹脂(レジン)で、歯を削ることなく簡単に塗布できます。施術時間は短く、痛みもほぼないため、お子さまにとって負担が少ない処置です。 シーラントは、特に6歳臼歯(第一大臼歯)が生えたらすぐに行うのが理想的です。 参照:厚生労働省 e-ヘルスネット|シーラント(予防法) > 食育指導の実施 管理栄養士が在籍する小児歯科では、虫歯になりにくい食事のアドバイスを行い、健康的な歯の成長をサポートします。 特に、噛む力を育てる食事や、おやつの選び方についてもお伝えすることが可能です。よく噛むことで顎の発達を促しますので、歯並びの乱れを予防にもつながります。 さらに、砂糖の摂取量やおやつを摂るタイミングなど、虫歯リスクを低減するための食生活についてもご希望の方にご指導を行っています。 通いやすい立地・アクセス 駐車場完備や駅が近くてアクセスが良好なクリニックは、忙しい保護者の方にとっても便利です。 特にショッピングモール内にある歯科医院なら、診療の合間に買い物もできるため、負担を感じにくくなるでしょう。 また、商業施設内にあることで、急な診療が必要な際にも立ち寄りやすく、お子さまも楽しく通院しやすいなど、スケジュール調整がしやすい点もメリットです。 名古屋市には、口コミで評判の小児歯科がいくつかあります。特に、Google口コミで高評価を得ているクリニックは、実際の患者さまの声を参考にできるため安心材料になるでしょう。 口コミのチェックポイント 医師やスタッフの対応 お子さまが安心して通えるような雰囲気があるか、親身になってくれるかが大切です。特に、初めての歯科受診でもリラックスできるような対応があるといいですね。スタッフが丁寧に対応してくれるか、子どもの不安を和らげる工夫がされているかを確認しましょう。 治療内容の説明のわかりやすさ 矯正治療や予防処置について、専門用語を使わず、保護者にもわかりやすい説明があるかを確認しましょう。難しい治療内容でも、イラストや模型を使って説明してくれるクリニックは、安心して治療を任せることができます。 通院のしやすさ 予約の取りやすさや、待ち時間の長さ、院内設備の充実度も重要なポイントです。忙しい家庭でも通いやすいように、土日診療があるか、診療時間が長めに設定されているかもチェックしましょう。 ショッピングモールにある、駅が近い、大型駐車場があるなどの情報も重要です。 また、お子さまがある程度大きくなったら自分で自転車で通うこともあるでしょうから駐輪場があるかどうか、そういった将来の利便性も考えておくといいでしょう。 これらの要素を考慮しながら、口コミをチェックすると、より自分に合った歯科医院を見つけることができます。 ▼引用:当院のGoogle口コミ▼ 項目 内容 小児育成矯正 歯並びが悪くなる前に予防することが大切です。早い段階で顎の成長をチェックし、必要に応じて予防的な矯正治療を行います。特に、顎の発育を正しくコントロールすることで、歯並びを整え、将来的な抜歯のリスクを減らします。顎が正しく成長することで、自然な歯並びを形成しやすくします。 プレオルソ(小児用マウスピース矯正装置) プレオルソは、取り外しが可能なマウスピース型矯正装置です。乳歯と永久歯が混在する6~11歳の時期に使用し、舌や口の筋肉の発達を重視しながら歯並びの改善をめざします。顎の発達を妨げるクセを改善し、将来的な本格矯正が必要なくなることもあります。 インビザライン・ファースト 透明なマウスピース型矯正「インビザライン・ファースト」は、成長期のお子様向けの矯正治療です。目立たず痛みが少ないため、学校生活にも影響を与えにくいのが特徴です。 当院は、「インビザライン矯正認定医」が在籍し、豊富な治療実績が認められた「インビザライン ブラックダイヤモンドプロバイダー」です。 管理栄養士による食育指導 食事や栄養の面からもお子さまの健やかな成長をサポートするため、管理栄養士による食育指導を行うことが可能です。 快適な通院環境 お子さまが通いやすい環境づくりも大切にしています。ショッピングモール内にあるため、お買い物のついでに過ごすことができ、忙しい保護者の方にも便利です。受付スタッフが見守れる位置にキッズスペースをご用意しています。 名古屋市で小児歯科を探す際は、矯正歯科や予防歯科、食育指導が充実しているクリニックを選ぶことがポイントです。 「プルチーノ歯科・矯正歯科」では、お子さまの成長に合わせた治療を提供し、健康な口腔環境をサポートします。無料相談も実施しているため、お子さまの歯並びや矯正治療中の虫歯予防について気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。 当クリニックの「小児育成矯正」について詳しくはこちら> 無料相談のご予約はこちらから LINE診断も行っています ※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
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矯正歯科医が教えるおすすめできる歯科の選び方「ブログを読んで矯正歯科を選び方のポイントとは?」
25.03.05
カテゴリ:小児歯科小児矯正矯正歯科インビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正小児矯正矯正歯科
おすすめの矯正歯科とは? 歯科矯正治療を受けたいと思った時に、どのようにして自分に適切な治療をしてくれる歯科医院を探せば良いのでしょうか? 今回は矯正歯科治療を受ける歯科医院のおすすめの選び方についてご紹介します。 みなさんは受けたい治療があって通院する病院を探すときに、どのように探すでしょうか。 道路沿いにある看板を見てみたり、ネットで距離の近い医院を探す方も多いと思います。 「歯科医院なんて、どこも変わらないでしょ」と思っている人は、もしかしたら自分に合った歯科医院を選び損ねているのかもしれません。 では、同じような条件の歯科医院が複数あった時には、その中からどのクリニックを選べば良いのかわからないこともあると思います。そんな時は、この記事を参考に選んでみてください。 ①歯科医院の通いやすさ 矯正歯科治療は、顎骨などの骨格や筋肉のバランスを整えたり歯の位置や向きを正常に並ぶように整えることによって、不正咬合や顎関節症の治療を行ったり(機能的改善)、見た目のバランスをきれいに整えること(審美的改善)を目的としています。 矯正歯科治療は口の中の1か所を診るのではなく全体的に治療をしていくので、どうしても他の歯科医院の治療よりも治療期間が長くなってしまいます。 また、治療期間はただ時間を置くだけではなく、定期的に歯科医院に通って口腔ケアなどのメンテナンスをしたり、装置の調整や治療経過の観察をしながら治療を進めていきます。 クリニックへの来院頻度などは治療法や歯科医院によっても異なることがありますが、次の予約までの間に何か異変やトラブルが起きた時などにも緊急的に来院することも考えられます。 そういうことを考慮すると、やはり患者さんが職場や学校、自宅などそれぞれのライフスタイルに合わせて、来院しやすい歯科医院を選ぶことはとても重要です。 また、距離に関してももちろん重要ですが、普段は自家用車などを利用していたとしても、万が一のため徒歩や交通公共機関でも通いやすい歯科医院を探しておくことも大事です。 また、祝日や土日などの診療曜日と時間に関しても合わせて事前に確認しておくことが重要です。 ②施術している治療内容(治療科目)の種類 歯科医院の看板を見てみると、多くの治療内容が書かれていることがあります。これは「標榜(ひょうぼう)といい、法律で決まっている治療内容に関してのみ看板に表示できるようになっています。なぜかというと、同じ治療内容だとしても書き方が違うと他の治療法のような、誤解を招く場合があるからです。 そうならないように、歯科治療の内容は同じ表記で書くように定められているのです。 標榜で定められている治療内容(標榜科目)は、「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「口腔外科」の4つのみです。 最近よく書いてある「一般歯科」という科目は、むし歯治療や歯石除去などの歯周病治療などの通常の歯科治療のことをいいます。 たくさんの標榜科目が書いてあることもよくありますが、歯科医院によっては「矯正歯科」や「口腔外科」のみ行っているクリニックもあります。そういった場合には、「矯正歯科治療はここで治療するけれども、抜歯が必要だったり虫歯になった場合には他の歯科医院にいかなければいけない」といったことも考えられます。また、「小児歯科」の場合は大人の治療は行っていないこともあります。 難しい症例などの場合には専門的な治療をしてくれる歯科医院の方がよいという場合もありますが、自分がどういった治療を受ける可能性があるかをしっかりと考えることも大切です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、「矯正歯科」「歯科」を標榜科目として掲載しており、どちらの治療に関しても専門的な治療を受けることができます。 24時間webから治療予約をすることができますので、ぜひご利用ください。 ③治療を担当する歯科医師の専門性 標榜科目で解説したように、歯科医院には専門的な治療を行う科目というものがあります。 しかし、現在の日本では歯科医師国家試験に合格して臨床研修を終了して資格を取得した歯医者であれば、専門的な知識や技術を持っていない場合でも、どの科目も標榜することができます。 専門的な治療を受けたい場合には、歯科医院の標榜科目だけでなく、治療を担当する常勤の歯科医師の経歴などを確認して専門的な学会での研究などの豊富な経験や臨床経験などがあるかを確認しておきましょう。 最近では、ネットで気になる歯科医院のホームページでブログやコラムを確認する人も多いと思います。多くの歯科医院がそれぞれの特色の情報などを記事にして載せていますが、それらを見る時にどのような内容に注意して読めばいいのでしょうか。 ①行っている治療に関しての選択肢の種類 矯正歯科治療は、患者さんそれぞれのお口の中の状態を先生が確認し、治療などに関しての患者さんの希望を聞きながら、歯科医師が治療方法を選び治療方針や計画をたてます。 しかし、歯科医院によっては設備などの問題で対応可能な症例や選べる治療方法の選択肢自体が少なくなってしまう場合もあります。 矯正歯科治療はそれ以外の歯科治療と比べると、長期間の治療期間が必要で治療費も高額になる場合が多くあります。そういうことを考慮すると、患者さん自身が納得できる治療法を選択できることは治療の失敗を避けるためにも非常に重要な事です。 ②治療内容に関する詳しい説明 最近の矯正歯科治療で歯並びをなおすために行われる治療方法としてスタンダードなのが、「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」です。 これらの歯列矯正法にはそれぞれのメリットとデメリットがあり、それを患者さん自身がしっかりと理解して治療を受けることで、様々な理由での治療中のストレスを軽減したり治療の完成度を高いものにする事につながります。 しかし、患者さんが希望した治療方法を必ず受けることができるわけではなく、最終的にどの治療法を選択するのかは口腔内写真やレントゲンの撮影等の検査をしたうえで歯科医師が判断します。 ワイヤー矯正治療法 メリット ワイヤーやゴムなどの力を利用して強い力を歯にかけることが可能。 そのため、広範囲の歯の移動や歯の向きを変えるのに適している。 デメリット ブラケットやワイヤーなど金属の素材でできた装置を使うため、舌や口の中の粘膜が傷つき、痛くなってしまうことがある。 強い力がかかるため、口の中や顎に痛みが出ることがある。 口を開けた時に装置が目立ちやすい。 自分で装置を取り外すことができないので、食事の時に食べかすなどが引っかかって残りやすく、装置が邪魔になって歯磨きで取り除くのが難しい。 マウスピース矯正治療法 メリット 歯型から作るマウスピースは柔らかい素材でできているので、舌や口の中の粘膜を傷つけることが少ない。 強い力がかからないので、口の中や顎に痛みが出ることが少ない。 口を開けた時に装置が目立ちにくい。 自分で装置を取り外すことができるので、食事や歯磨きの時に外すことができる。そのため、食事の時には食べかすが残りにくく、歯磨きできれいに取り除くことができる。 デメリット ワイヤーに比べると歯にかける力が弱い。そのため、少し狭い範囲や部分的な矯正治療に向いている。 歯科医師の指示した装着時間などを守らないと、治療がうまく進まず治療時間や治療費が追加されることがある。 上記のように、治療方法によってメリットやデメリットは大きく異なります。ネガティブな情報に関してもきちんと情報を提供している歯科医院を選ぶのは、しっかりとした信頼関係を作るためにも重要な事の1つです。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正治療法「インビザライン・システム」を導入しています。マウスピースの利点を更に強化し、3Dスキャナーでお口の中を撮影し、その情報を取り込んだコンピューターで正確にシミュレーションすることで、治療方法や治療の経過に関しても詳しく説明することができます。 ③治療費などの情報 歯科治療の中には、国民健康保険などの医療保険の対象になり、治療費全額から決まった割合(多くの人は1割~3割)を支払って受けられる「保険治療」と患者さん自身が治療費全額を負担する「保険外治療」があります。 これらは治療方法や治療に使用する装置や詰め物(冠)の素材、または治療をする原因(病名)などによって、どちらに該当するのかは変わります。 矯正歯科治療やホワイトニング治療などでは特定の疾患が原因であると診断された場合を除くと、多くの場合で保険治療は受けることが難しいとされています。 保険外治療の場合は治療費が高額になることが多いので、治療を開始する前に治療に必要なおおよその料金や期間はしっかりと確認しておきましょう。 ④無料治療相談や受診予約の方法に関する情報 歯科矯正治療は、治療期間も長く治療費も高額になる事が多い治療です。治療を実際に始める場合には、「患者さん自身にあった治療法はどのようなものなのか、どのような流れで治療が進んで、どの程度の期間や費用が必要なのか」や可能な支払い方法をしっかりと確認しておくことが重要であると、説明してきました。 そのためには、治療を始める前に実際に歯科医院に来院して歯科衛生士などのスタッフと話したり院内の雰囲気をみてみたり、治療に関する相談などのカウンセリングを受けておくことも重要です。 実際に治療が始まった後からトラブルが発生して「こんなはずじゃなかった!」と後悔したり悩んでしまわないために、しっかりと説明を聞いて疑問点などを解決してから安心してコミュニケーションをとりながら歯科矯正治療を始めましょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正歯科治療を始める前に無料矯正カウンセリングを実施しています。実際に患者さんのお口の中の状況や問題点を確認し、悩みなどを聞かせていただき、検査の結果などを基に院長をはじめとした専門的な知識や技術を持った矯正専門医がカウンセリングを行い治療方法を提示します。 また、インビザライン・システムの年間401件以上の症例実績を持った歯科医師が認定されるブラックダイヤモンド・プロバイダーの称号を取得しています。初診前に治療内容や金額に関する相談もしっかりとお話ししたうえで、患者さんに安心して治療を受けていただくための治療を提案することを目的としたカウンセリングです。24時間webから予約をすることができますので、是非アクセスしてご利用ください。
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矯正歯科治療とは 矯正歯科治療とは、口腔内(口の中)や口の周りの機能や見た目を整えることで、不正咬合や顎関節症などの治療や出っ歯などの見た目(審美的)の改善を図るための治療です。 治療は小児から大人までどの年代でも受ける事ができますが、年代によって受ける事のできる治療方法は変わってきます。 また、小児の方が大人よりも体が成長途中で骨などの組織も柔らかいため、治療期間が短い場合が多いです。 この記事では、矯正歯科治療の内容や治療に使用する矯正装置の仕組みやそれぞれの装置の役割について解説します。矯正治療を検討される際は、ぜひ参考にしてみてください。 矯正歯科治療には、①機能的改善②審美的改善という、大きく分けて二つの目的があります。 私たちが食物を摂取する時の大事な入り口となる口腔は、様々な種類の筋肉と顎骨をはじめとした骨格が連動して動くことによって、機能しています。また、口腔内に食物を取り入れて効率的に咀嚼(そしゃく)をして嚥下(えんげ)をするために、歯の噛み合わせや舌や喉の動きなどが重要な役割を果たしています。 しかし、この働きのバランスが崩れてしまうと、様々な問題が起きてしまいます。 その結果、顎関節症・顎変形症・咬合不全(反対咬合など)や開咬不全などの機能障害が起こってしまいます。これらの症例が原因で機能障害が起きてしまうと、顎の痛みや頭痛・肩こりなどの症状が出てしまったり、食物を効率よく摂取できず栄養として体に取り込めなくなってしまい、さまざまな体調不良などを引き起こしてしまう可能性もあります。 また、これらの機能のバランスが悪くなってしまうと、外見(審美的)にも目立つ変化が起こってしまいます。上下の顎骨の大きさや位置などが通常の位置と違いバランスが崩れてしまうと、歯がきれいに並ぶスペースが確保できずに歯並びが悪くなってしまったり、前歯が前方に飛び出してしまうと出っ歯や受け口と呼ばれる状態になる症例が多くあります。 矯正歯科治療は、これらの問題を改善するために顎骨や口周りの筋肉のバランスを調整したり、歯並びを整える事を目的とした歯科治療です。 顎変形症は、家族間で同じような状態が見られる(出っ歯や受け口、しゃくれなど)場合や先天性の疾患が原因で成長途中で顎骨の成長の異常が想定される場合などには、一般的にも小児期から矯正治療を行うことがよくあります。また、成長途中の小児の歯槽骨や筋肉などはまだ柔らかいので動かしやすく、成長とともに矯正した状態で固定されて安定しやすいという利点もあります。 顎の治療に関しては、「動かす」ことで行う矯正治療と、「削る」「補足する」などを目的とした外科手術が行われています。 ここでは、額骨や舌・口腔周囲筋(口の周りの筋肉)の矯正治療について紹介します。 ・プレート矯正(床矯正治療)とは 人間の歯は、通常では乳歯では20本、永久性では親しらずを除くと28本が生えてきます。ここでもわかるように、乳歯は永久歯よりも8本少なく、永久歯がきれいな歯列で並ぶためには、上下左右の乳歯の一番奥の歯よりもさらに奥に2本追加されるだけのスペースが必要になります。 成長に伴い顎は成長しますが、それでもスペースの確保が難しいと想定される場合には歯を並べるスペースを拡大するための治療が行われます。 プレート矯正は、上顎の口蓋(歯の内側の喉につながるスペース)にプラスチック製のプレート(床(しょう))を装着します。プレートには、金属製のワイヤーやバネが入っていて外側に向かって力をかけていきます。かける力の強さはネジを巻いて調節し、一定の力をかけて顎骨をゆっくりと少しずつ押し広げていきます。1ヶ月に一度くらいのペースで歯科医院に通院してネジなどの装置の調整やメンテナンスを行うのを繰り返し、患者さんが自分で1日の決められた時間(14時間くらい)の間、装置を装着することで治療を行います。 ・小児用マウスピース矯正装置「プレオルソ」 人間の体は骨格の周りに筋肉や神経などの組織が張り巡らされていて、体を動かすためには非常に重要な役割を持っています。骨や筋肉のバランスが取れているからこそ、体のそれぞれの機能は正常に動くことができます。 そのため、歯科矯正治療では歯や顎骨の状態を整えるだけではなく、口の周りの筋肉である「口腔周囲筋(こうくうしゅういきん)」や口の中で重要な役割をはたしている「舌(ぜつ)」の働きも整える必要があります。 口腔周囲筋は口の周りにある筋肉の総称です。この筋肉が伸びすぎたり縮みすぎてしまうと口を閉じたままの状態を維持するのが難しくなって無意識に口が開いた状態になってしまったり、顎を動かすのが難しくなってしまったり、食物を上手に咀嚼・嚥下することができなくなってしまいます。 また、舌筋(ぜっきん)は舌を動かすための筋肉の総称です。舌は複数の筋肉が連動することで前後や左右上下に動いていますが、筋肉が弱くなってしまうとうまく動かすことができなくなってしまい摂食嚥下や発音に影響が出てしまいます。 プレオルソは、口腔周囲筋や舌の筋肉のトレーニングをして、機能的に動かされるようにするための小児用マウスピース矯正装置です。マウスピースの矯正力を使って歯並びを整えるのと同時に、口腔周囲筋や舌筋のトレーニングをしたり、舌の動きの癖を修正することができるのが特徴です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、小児のプレオルソ歯科矯正治療を行っています。24時間webから初診前のお子さまのお口の悩みや矯正治療に関する費用などの相談や説明を矯正に関する高い技術力を持った矯正専門歯科医が行う無料カウンセリングの予約を受け付けていますので、ぜひアクセスしてください。 全ての歯がきれいに並ぶためには、歯を並べるスペースがとても重要です。スペースを確保する為には前述したように顎などの大きさも関係していますが、歯の生え変わりのタイミングや歯自体の大きさも関係しています。 そういう場合は、スペースを作りたいという理由で抜歯をしてから歯列矯正を開始する場合もあります。 歯列矯正の種類 歯列矯正は、歯の向きや位置を変えることで歯並びを整えていきます。 歯列矯正の主流の治療法として、「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」があります。ここでは、それぞれの治療の流れや仕組みについて説明していきます。 ・ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯の表側の表面に接着したブラケットという装置に、メタル製の太いワイヤーやゴムを通して元に戻ろうとする力を利用して歯を動かしていきます。 比較的歯や歯の周りを支える組織(歯根膜など)に強い力をかけて治療をすることができるので、抜歯によって開いた広い隙間の移動をしたり広範囲の矯正治療にも対応できるのがメリットです。さらに、アンカースクリューなどを歯茎に装着してゴムの伸び縮みする力を利用し、歯に強い力をかけていきます。 また、見た目には目立ちにくい歯の裏側に装置を装着する舌側矯正もあります。 しかし、強い力を加えるのでその影響で歯や顎に痛みを感じることもあります。 ワイヤーなどの装置は月に1回くらい歯科クリニックに来院してメンテナンスや矯正装置の調整をしながら治療を進めていくので、患者さんは自分で装置を取り外すことはできません。 そのため、食事の時に細い食べかすが装置に残りやすく、さらに装置が邪魔で歯磨きで歯垢や食べかすをきれいに取り除くことが難しくなってしまいます。それが原因で、歯周病や虫歯になってしてしまう可能性が高くなることがデメリットといえます。 ・マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法は、患者さんの歯型を採取してマウスピースを作ると、マウスピースの形状維持をするためにかかる力を利用して歯を動かしていきます。 マウスピースの矯正力はあまり強くないのであまり広範囲の矯正治療には向いていませんが、部分的な矯正治療には有効です。また、歯にかかる力が弱く口の組織が引っ張られる力も弱いので、顎や歯に痛みがでにくいことがメリットです。技術の進歩で多くの症例に対応できるようになってきています。 マウスピース矯正は、定期的に歯科医院で経過観察と口腔ケアなどの診察やメンテナンスをしながら、患者さんが矯正専門歯科医の指示に従って自分でマウスピースを管理したり装着することで治療を行います。 マウスピースは歯科医師の指示に従って交換していき、歯の向いている方向や位置を動かして理想の歯列に近づけていきます。 また、患者さんが自分でマウスピースを着脱することができるので、食事や歯磨きの時には外すことができ、食べかすの除去がしやすく水洗いもできるので歯周病や虫歯になるリスクを低く抑えることができます。また、マウスピースは透明に近い色の薄い素材でできているので、ワイヤー矯正治療とは異なり外側から目立たないのも特徴です。また、ホワイトニング治療などにも引き続き使える場合もあります。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正システム「インビザライン・システム」を導入しています。 3Dスキャナーで患者さんの口腔内のデータを取り込み、その情報を基に作られた自分の歯並びに詳細まで適応したマウスピースを利用してコンピューターで成果を確認しながら治療をすることができるので、効率的に治療を行うことができます。 院長をはじめとしたインビザライン・システムに関する専門的な知識や技術と豊富な経験を持っていると認定されたインビザドクターが治療を担当するので、安心して治療を進めることができて、さらに治療の完成度を高めることができます。 24時間ホームページから初診前の矯正無料相談をweb予約することができますので、是非気軽にアクセスしてご利用ください。
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お子さまの歯の健康を守るためには、小児歯科の選び方が大切です。 名古屋市には多くの小児歯科がありますが、矯正歯科や予防治療に力を入れている有名クリニックを選んでもらうことで、お子さまの将来の美しい歯並びや健康をしっかりとサポートできます。 今回のウェブ記事では、小児矯正や虫歯予防に推奨されるフッ素塗布、食育指導など、お子さまに優しい小児歯科クリニックの特徴について「子どもの歯医者に関する基本 知識」をまとめて詳しくご紹介します。 Contents1 2 2.1 小児歯科選びで大切なポイント3 4 4.1 主なこどもの矯正治療の種類5 6 6.1 こどもの虫歯が進行しやすい主な理由7 7.1 矯正治療中の虫歯予防の取り組み8 お子さまの歯の健康を守るためには、「正しい小児歯科選び」がとても重要です。特に成長期の頃の子どもは、乳歯から永久歯への生え変わりや、顎の発達などに合わせた特別なケアが必要です。小児歯科と一般歯科の違いや、どのようなポイントを重視して選ぶべきかを見ていきましょう。 小児歯科では、乳歯や永久歯が混在する生えかわり時期である子どものお口の中の環境に合わせた診療を行います。 一般歯科と異なり、成長に合わせた治療計画を立て、お子様お一人おひとりに適切なタイミングでの矯正治療や予防処置を行います。 小児歯科選びで大切なポイント ●矯正歯科について:小児育成矯正やプレオルソ(小児用マウスピース矯正装置)など、子どもの成長に合わせた矯正治療を受けられる歯科クリニックか? ●予防歯科について:フッ素塗布など、虫歯を防ぐための予防ケアが充実しているか? ●食育指導:管理栄養士が食事のアドバイスを行い、健康的な歯の成長をサポートしているか? ●アクセス:駐車場があるか?電車の駅やバス停は近いか?買い物のついでに寄れるなど通いやすい立地か? お子さまが通いやすく、院内の雰囲気も家族みんなが安心できるクリニックを選ぶことが大切です。例えば、普段からよく行くショッピングモール内にある歯科医院なら、診療のついでに買い物や食事も楽しめるので、お子さまにとっても気軽に通いやすい環境になるでしょう。 キッズスペースなどを用意し、お子さまが楽しく通える工夫をしているデンタルクリニックを選ぶと、歯科医院が苦手なお子さまでも安心して通うことができます。 子どもの歯並びは、成長とともに変化します。特に、乳歯から永久歯に生えかわる時期は、歯がきれいに並ぶように顎の成長をしっかり見守ることが大切です。 お子様の場合は、適切な時期に矯正を始めることで、歯並びの乱れを防ぎ、将来的な抜歯のリスクを減らすことができます。 乳歯が早く抜けたり、なかなか抜けなかったりすると、永久歯の生えるスペースが不足することもあるため、小児歯科での診察を継続的に受けることが大切です。 そのため、大人の矯正とはまた違った子ども専門の診断が求められるのです。適切なタイミングを見逃さないためにも、お早めに「小児矯正歯科」に相談することをおすすめします。 また、先進的な設備を備えた有名矯正歯科では、お子さまに負担の少ない治療方法を提供してもらうことができます。将来の歯並びを見据えた「予防矯正」として健やかな発育をサポートすることも可能です。 矯正治療は、見た目の改善だけでなく、 ・食べ物をしっかり噛む力をつける ・発音をスムーズにする といったことのためにも重要です。 お口の健康を通じて、身体の発育や健康にも良い影響を及ぼすのです。 特に、当院で行っている小児育成矯正は、成長期のお子さまの顎の発達を活かしながら歯並びを整える方法で、自然な成長をサポートします。 乳歯から永久歯に生えかわる頃に行う矯正では、将来的に歯並びが乱れにくい環境をつくることを目指しています。成長期に合わせた矯正治療を行うことで、顎の骨の成長を利用し、将来的な歯並びの乱れを防ぐことができるのです。 主なこどもの矯正治療の種類 ●プレオルソ(小児用マウスピース矯正装置):取り外しができ、痛みが少なく、歯を直接動かすのではなく顎の成長を利用して歯並びの改善をめざします。 ●インビザライン・ファースト:透明で目立ちにくく、学校生活にも支障が出にくいので、お子さまも安心して矯正治療ができます。 ●ワイヤー矯正:細かい調整ができ、確実に歯を動かすことが可能で、難しい歯並びのケースにも対応できます。 早い段階で矯正を始めることで、お子さまの負担を少なくし、将来的に美しい歯並びを維持しやすくなります。 当院では、成長の力を活かした小児育成矯正を取り入れており、お子さまの自然な成長を妨げずに歯並びを整える治療を行っています。 こうした矯正方法は、多くの専門的な歯科医院でも取り入れられている治療法で、顎の発達をサポートしながら、より良いかみ合わせへと導きます。 矯正治療を専門とする歯科医師が丁寧に診察を行い、お子さまに合った最適な治療方法をご提案いたします。 お子さまの健康な歯を守るためには、虫歯予防がとても大切です。特に乳歯の虫歯は大人の歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすい特徴があります。 そのため、一度虫歯になってしまうと、あっという間に広がってしまうことも少なくありません。 黒くならずに白いまま進行する虫歯があるのも子どもの虫歯の特徴です。 また、痛みを感じる頃にはすでに進行していることが多いため、早めの予防や治療が必要です。 子どもの歯は大人の歯よりもやわらかく、エナメル質や象牙質が薄いため、虫歯菌の影響を受けやすくなります。さらに、乳歯は歯の表面が滑らかで溝が少ないため、虫歯菌が広がりやすいのも特徴です。加えて、子どもは自分でしっかりと歯磨きをすることが難しく、磨き残しが原因で虫歯になりやすい傾向があります。 こどもの虫歯が進行しやすい主な理由 ●エナメル質が薄い:大人の歯に比べてやわらかく、虫歯の進行が早い ●歯磨きが不十分になりやすい:小さなお子さまはまだ歯磨きの技術が未熟で、磨き残しが多くなる ●甘いおやつを食べる機会が多い:糖分が多い食事や間食が多いと、虫歯菌が活発になりやすい ●唾液の自浄作用が未熟:大人よりも唾液の量が少なく、虫歯を防ぐ力が弱い このような理由から、定期的な歯科検診を受けることが虫歯予防においてとても重要になります。 「プルチーノ歯科・矯正歯科」では、矯正治療中のお子さまの虫歯予防にも力を入れています。矯正装置をつけると、どうしても歯磨きがしにくくなり、食べかすが残りやすくなります。そのため、通常よりも丁寧なケアが必要です。 当院では、矯正治療中のお子さまに向けた特別な歯磨き指導を行い、虫歯を防ぐためのサポートをしています。 矯正治療中の虫歯予防の取り組み ●専用の歯ブラシ・フロスの使用を指導:矯正装置の周りをきれいに保つための歯磨き方法をレクチャーします。 ●フッ素塗布を定期的に実施:歯の表面を強くし、虫歯菌の影響を受けにくくする予防ケアを行います。 ●食生活のアドバイス:虫歯になりにくいおやつ、おやつの摂り方などもお伝えします。 フッ素塗布の効果は、乳幼児に定期的に継続して行った場合、ほぼ半分まで虫歯を減少させたという報告からも有効であることがわかります。 参照:厚生労働省 e-ヘルスネット|フッ素歯面塗布 > 当院では、お子さまが矯正治療をスムーズに進めながら、健康な歯を維持できるように丁寧なサポートを行っています。虫歯予防と矯正治療を同時に行うことで、お子さまの歯並びと口腔環境を長期的に守ることができます。 日々のケアと歯科医院でのプロケアを組み合わせることで、健康な歯を維持することができます。 名古屋市で小児歯科を探す際は、矯正歯科や予防歯科、食育指導が充実しているクリニックを選ぶことが重要です。 名古屋市のイオンモール新瑞橋1階にある「プルチーノ歯科・矯正歯科」では、お子さまの成長に合わせた治療を提供し、健康な口腔環境をサポートします。痛みに配慮した治療を行っている歯医者です。 また、受付前のスタッフが見守れる位置にキッズスペースをご用意しています。ホワイトニングを行うリラクゼーションケアスペースもございますので、保護者の方もごゆっくり治療を受けていただけます。お買い物の前後に、お子さまとご一緒にご来院いただきやすい環境です。 矯正治療に関しては無料相談を実施しておりますので、ぜひご利用ください。 当クリニックの「小児育成矯正」について詳しくはこちら> 無料相談のご予約はこちらから LINE診断も行っています ※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
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矯正歯科治療とは 矯正歯科治療とは、顎骨の位置や歯の位置などを正常な状態に整えて、開口(口を閉じるのが難しい状態)や咬合不良、顎変形症などの治療(機能的問題の改善)や見た目を全体的なバランスを良くする(審美的問題の改善)のために行われる治療です。 治療の方法としては、顎骨などの骨格や筋肉の状態を整える治療と、歯の位置を動かす(歯列矯正)などといった口腔内(口の中)の環境を整えるための治療に大きく分かれます。一般的には、主に歯列矯正のことを矯正歯科治療と認識している人が多いと思います。 この記事では、矯正治療で歯を動かすメカニズムと装置の役割や治療法ごとのデメリットについてご紹介します。 通常の場合では、人間の永久歯(大人の歯)は親しらずを除くと左右上下合わせて28本生えています。 歯がきれいに並ぶためには歯の大きさと口の中の歯が並ぶスペースの両方がバランスよく整っている必要があります。 しかし日本人は多くの人が比較的顎が小さいため、歯の並ぶスペースが確保できていないことがよくあります。その場合、歯が正常な位置や向きに生えてくることができずに歯並びがくずれてしまいます。 矯正歯科治療の歯列矯正では、歯の位置や向きを正常な状態に動かしたりどうしてもスペースを確保できない場合には、抜歯をして歯がきれいに並ぶためのスペースを作ります。 私たちの体には「自己回復力反応」という機能があります。これは、外から抑えられるなどのストレスを感じると、自然と元の状態に戻そうという力がかかる反応のことです。 歯は、衝撃を和らげるための歯根膜という組織に支えられています。 歯根膜は、力が加えられることで伸縮します。この性質を利用して、歯を動かしたい方向に引っ張ることで歯根膜が刺激されて伸縮し徐々に歯が動いていきます。 そして、歯根膜には一定の厚みをキープして歯を安定して支えようとする自己回復力があるため、動かされた位置で元の状態に戻ろうとします。その結果、歯根膜周辺の歯槽骨などの組織もその状態に定着して、歯の移動が完了するという仕組みです。 歯科矯正治療は、このような体のメカニズムを利用して治療を進めていきます。 自己回復力反応によって、少しの期間だけ歯に力を加えたとしても、歯は元の位置に戻ってしまいます。 歯科矯正では、時間をかけて少しずつ適切な力を加えていくことで無理なく歯を動かしていきます。歯を移動した位置で無理なく定着させるために、結果的に治療時間が長くなってしまいますが、後戻りを防いで治療を完了させるためには重要な事なのです。 歯列矯正治療には、よく使われる治療法として「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」があります。 ここでは、それぞれの治療法で使う装置やデメリットを説明します。 ワイヤー矯正治療法の装置の役割とデメリット 装置の役割 ワイヤー矯正治療は、歯に接着したブラケットという装置に歯と歯を繋げるようにワイヤーやゴムなどの装置を装着します。ワイヤーは形状記憶合金でできているため元の形に戻ろうとする力が働き、それに伴って歯に力がかかり動くという仕組みです。 同じような目的で力を加えるためにパワーチェーンやゴムを装着する場合もあります。 また、歯の表側ではなく裏側につける裏側矯正(舌側矯正)もあります。 パワーチェーンはワイヤーに更に力を加えて、抜歯して広くスペースが開いて歯を大きく動かす場合に使います。装着してすぐには強い力で歯を引っ張ることができますが、1週間ほどで劣化し始めるのでかかる力も弱くなってきます。その両方の力を使って効率よく歯を動かしていくために、3週間くらい期間を開けて新しいパワーチェーンに交換していきます。 ワイヤー矯正治療のデメリット ワイヤー矯正治療はワイヤーやゴムなど複数の装置の力をかけるので、歯には強い力がかかります。それによって、前歯から奥歯までに使えたり、広い範囲を移動したり向きを変えることができるため、多くの症例に用いられます。 しかし、歯に強い力がかかるという事は、歯にかける負担も大きくなってしまいます。そのため、歯を動かすときには口の中や顎に痛みを感じたり、人によっては頭痛や肩こりが起こってしまいます。 また、ブラケットやワイヤーは定期的に歯科医院に来院して、診療と同時に装置のメンテナンスやワイヤーなどの調整や付けなおしを行います。そのため、装置が舌や口の中の粘膜に当たってしまい傷になったとしても、自分で装置を外すことはできません。 さらに装置の隙間に食べかすが詰まりやすかったり、歯磨きをする際にも磨きにくい箇所があるため、口の中を清潔に保つのが難しくなってしまいます。このことが原因で、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうことがあります。 マウスピース矯正治療法の装置の役割とデメリット 装置の役割 マウスピース矯正治療は、患者さんの歯型を基に作成したマウスピースを利用して、歯を動かしていく歯列矯正治療です。患者さんが自分で医師に指示された時間や用法でマウスピースを装着し、治療を進めていきます。弱い力で少しずつ力を加えて歯を動かしていくため、前歯だけのような部分的な歯列矯正治療に向いています。 使用する装置はマウスピースだけで、数週間ごとに新しいマウスピースに交換して理想の歯並びに近づけていきます。 ワイヤー矯正治療法よりも歯にかける力も小さいため、歯や顎などへの負担も抑えることができます。素材も柔らかい物が多く、口の中の組織を傷つける心配もないので安心して装着することができます。 またマウスピースは食事や歯磨きの時には簡単に取り外すこともできるので、口腔内を清潔に保つことでむし歯や歯周病になってしまうリスクも少なくなります。 マウスピースは透明に近い色の素材でできているため、装着している間も目立ちにくく気になりにくいので、患者さんのストレスが少ないこともメリットとして上げられます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正システムの「インビザライン・システム」を導入しています。 3Dスキャナーで患者さんの口腔内のデータを収集し、コンピューターで理想の歯並びをシミュレーションすることができます。患者さんと歯科医師がそれを確認しながら治療方針について話し合い、インビザライン・システムに関する専門的な知識と適切な技術と経験を持っていると認定されたインビザドクターが患者さんそれぞれに最適な治療計画をたてていきます。 治療に使うマウスピースは3Dスキャナーで取得した精密なデータをもとに作成することで効果的に歯を動かすことができて、治療の完成度を高めることができます。 マウスピース矯正治療のデメリット マウスピース矯正は、定期的に歯科クリニックに来院してメンテナンスを受けながら、自宅で患者さんが歯科医師の指示したタイミングで新しいマウスピースに交換していきます。 もしも患者さんが歯科医師の指示通りのタイミングでマウスピースを次のものに交換していかなかった場合には、治療の流れが悪くなってうまく進まない可能性もあります。 また、マウスピースを装着する時間が短かったり、マウスピースを装着する間隔が長く空いてしまったりした場合も、治療が進まない原因になってしまいます。 以上の事から、マウスピース矯正治療でより完成度の高い治療成果を上げるためには、患者さんが歯科医師の指示に適切に従って治療を進めていくことが重要といえます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正歯科治療や費用に関する無料カウンセリングを行っています。歯科矯正治療に関連する質問や悩みなどをぜひご相談ください。24時間webからアクセスして予約をすることができますので、是非ご利用ください。
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