「自分の歯を失ってしまったから、インプラントを検討している」 ただ、ここで盲点になるのは、そのインプラントも顎にそれを支えるだけの十分な骨が残っていないと治療が難しいという点です。 かつては、骨が足りない・少ないという理由でインプラントを断られた、というケースも少なくありませんでした。 しかし、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では「骨造成(こつぞうせい)」という治療によって、骨が少ない方でも安心してインプラント治療を受けていただけます。 「骨造成(こつぞうせい)」でインプラント治療が可能に 骨造成(こつぞうせい)は、インプラントに必要な骨の厚みや高さが足りない場合に、その部分に新しく骨を作ってあげる治療です。 具体的には、患者さんの別の部位から取り出した骨(自家骨:じかこつ)や人工的に作られた骨補てん材など補い、そこを足掛かりにして新しい骨を増やしていきます。 骨を補う方法(術式)はいくつか種類があり、どの部分に、どのぐらい骨を増やしたいかによって適切な方法を選択していきます。 誰でも骨造成は受けられる? インプラントを希望される方であれば、基本的に骨造成は受けられます。 ただ、骨造成も外科的な処置となるため、持病などにより体への負担が大きいと判断される場合は医科と相談のうえ治療の可否を決めていきます。 また、喫煙の習慣のある方の場合、術後の傷の治りが悪くなる可能性が高いことから、治療ができない場合もあるため注意が必要です。 なぜ、骨が少ないとインプラント治療は難しい? インプラントは「人工歯根」「アバットメント」「人工歯」の3つのパーツからなり、チタン製の人工歯根が骨と直接結合することで維持されます。 インプラントがブリッジや入れ歯と比べて見た目がよく噛みやすいのも、このあたりの構造が天然歯に似ているからです。 自身の歯を失う原因でもっとも多い歯周病は、歯の根っこを取りかこむ骨を溶かしていきます。歯周病が進行すると骨がどんどん溶けてしまい、やがて歯が支えられなくなって抜け落ちてしまいます。 では、その状態で抜けた部分にインプラントを入れたらどうなるか? 当然ながらそこにはインプラントを支える骨が残っていないわけですから、インプラントを入れてもグラグラしたり、抜け落ちたりするのは時間の問題です。 したがって、インプラントを長く安定させるうえでは、その部分に十分な厚みや高さの骨が必要になります。 インプラント手術を安全に進めるために インプラントを埋入する顎の骨のまわりには、血管や神経、鼻の空洞(上顎洞)など重要な組織が存在します。 骨が薄い状態のまま無理にインプラントを埋め込んでしまうと、術中にこれらの組織を傷つけてしまい、最悪のケースでは術後に後遺症が残るなどのトラブルも起こりえます。 そういうことが起こらないように、インプラント治療では事前にしっかりと検査を行い、トラブルを未然に回避することが重要です。 そのような意味において、骨造成はインプラントの長期安定にくわえ、手術を安全かつ正確に進めるうえで必要な治療といえます。 「インプラントが難しい」と言われた方でも治療ができる 骨が少ないという理由でこれまでインプラント治療ができなかった方でも、骨造成という処置をプラスすることで治療が可能になります。 インプラントが長持ちする インプラントは他の治療より費用も時間もかかります。そのインプラントが入れてから数カ月でダメになるとわかっていたら、おそらく誰もインプラントを選択しないでしょう。 骨造成の最大の目的は、せっかく費用と時間をかけて入れたインプラントが、長く安定した状態を維持できるようにすることです。 歯ぐきの形が整う 骨の厚みが少なくなると、その表面を覆う歯ぐきも痩せて貧相に見えてしまうことがあります。骨造成で骨の厚みを足してあげると歯ぐきもふっくらと盛り上がり、見た目のバランスが整います。 治療期間が長くなる 骨造成をして新しい骨ができあがるまでには処置をしてから6カ月~8カ月ほどかかります。 骨造成はインプラントを埋入する手術と同時に行う場合と、手術とは別に行う場合の2パターンがあり、とくに後者の場合は治療期間が通常よりも長くなります。 別途費用がかかる 骨造成は別途費用がかかるため、通常のインプラント治療よりも費用の総額が高くなります。 痛み・腫れが強く出ることも 歯1本分程度の狭い範囲で骨を増やすケースについては、術後の痛みや腫れもそれほど大きくありません。 しかし、広範囲に骨を増やすケースや患者さんの別の部位から骨を取り出すケースについては、術後に痛みや腫れが強く出てしまうことがあります。 痛みや腫れのピークは術後3~4日目で、1週間程度で症状は落ち着きます。 治療を受けられる歯科医院が限られる 骨造成を行うためには、治療を安全に進めるための設備を整えなければなりません。また、実際に治療を行う歯科医師にもより専門的な知識と技術が必要です。 このような条件のそろった歯科医院は限られているため、ホームページ等をよく確認のうえ、受診する歯科医院を選ぶようにしましょう。 サイナスリフト:200,000円(税抜) サイナスリフトは、上顎の奥歯のインプラント治療で骨が足りない場合に行う治療です。 鼻の両側には「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞があり、その空洞によって奥歯の骨が不足してしまうことがあります。 そのような場合に上顎洞の底を押し上げてスペースをつくり、そのスペースに骨補てん材を補って新しい骨をつくっていきます。 傷口が大きいため術後に腫れや痛みが出やすくなりますが、広範囲に骨を増やすことがでるため適応できるケースが多いのがメリットです。 ソケットリフト:50,000円(税抜) ソケットリフトはサイナスリフトと同様に、上顎の奥歯のインプラント治療で骨が足りない場合に行う治療です。 サイナスリフトが広範囲で骨を増やすのに対し、ソケットリフトは歯1本分のせまい範囲に骨を増やしたい場合に用いられます。 インプラント手術と同時に行えるため患者さんの負担は少ない一方、上顎洞の底から5mm以上の骨の高さがないと適応できません。 骨誘導再生法(GBR法):100,000円(税抜) 骨誘導再生法(GBR法)は、骨を増やしたいところにスペースをつくり、その部分に新しい骨を誘導する治療です。 骨が足りないところに骨補てん材を補ったあと、その部分を特殊な膜(メンブレン)で覆って骨が再生するのを待ちます。 骨造成はインプラントを支えるために必要な骨の厚み・高さが足りない場合に、患者さん自身の骨や骨補てん材を補い、新たな骨を作る治療です。 インプラントの周囲にしっかりと骨を増やしてあげることで、費用や時間をかけて入れたインプラントが長く良好な状態を維持できるようになります。 名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではCT装置などをはじめ、骨造成を安全に進めるうえで必要な設備を院内に整えております。また、患者様の顎の状態や骨の不足量などから最適な術式をご提案しています。 こちらのページ下部より24時間WEB予約も受け付けておりますので、インプラントの骨造成にご興味のある方はぜひ一度当院にご来院ください。
プルチーノ歯科・矯正歯科 院長の鶴田です。 本日はインプラントの一次手術でした。 基本的には歯を保存する方向で最善を尽くしますが、 今回の歯牙は垂直的に歯根が破折しており、抜歯を余儀なくされましたので、インプラントを選択しました。 過去に虫歯が大きく神経の治療をし、その歯牙の中に太い心棒を入れた差し歯が入っており、噛み合わせの影響で垂直的に破折したものと思われます。 抜歯はオペに先立って3ヶ月前に行いました。 理由は、破折した歯牙の周囲には炎症のある粘膜で覆われており、抜歯と同時にインプラント埋入をするとインプラントの感染が起こるリスクがあることと、 また抜歯からオペまで期間を空けることで、付着歯肉というインプラント周囲炎の予防に必須の歯肉の回復を待つためです。 抜歯と同時にインプラントを埋入することは患者さんに早くインプラントの上部構造を提供できるため、非常に良い方法ですが、 少し工夫しインプラントをより良い状態で処置することが、インプラントの長期的な安定に差が出ることも多いです。 患者様のご希望と治療の優先順位、そして的確な診断と処置を、一緒に考えて最善の治療を提供できるようにしております。 インプラントだけではなく、 歯を保存させるために必要な診断や治療に必要な設備は、最新のもので揃えております。 あなたのその歯を失う前に、一度プルチーノ歯科・矯正歯科で治療の相談にいらしてください。 お待ちしております。 プルチーノ歯科・矯正歯科 院長 鶴田祥平
プルチーノ歯科・矯正歯科 院長の鶴田です。 昨日は4/18は、「良い歯」の日 ということですが、 今日は 義歯が合わなくて、噛めないとお困りだった患者様の 上顎のインプラントオーバーデンチャー、つまりインプラントで維持を持たせる義歯 のための、 ・歯槽骨整形術 ・抜歯 ・上顎洞底挙上術 の同時オペがありました。 保険で作ることが出来る義歯の治療は限界のある治療で、残っている歯牙の本数や状態によっては、義歯により過剰な力がかかり義歯を支える歯牙に非常に大きな負担をかけます。 その結果、順々に歯牙を失う結果となります。 インプラントという治療は、 保険外、さらに外科的な治療のために敬遠される方も多いですが、 今残っている歯牙を保存していくために本当に良い治療です。 同じ義歯でも、今まで使用されていた義歯とインプラントにより支持されている義歯とでは、食事する感覚は全く異なります。 人生のターニングポイントとなる歯科へ インプラントという治療オプションは、まさにそのコンセプトに必要な選択肢だと考えています。 適切な診査診断とトータルな治療プランの立案こそが、治療の質を分ける点だと思います。 今の噛み合わせに、将来の噛み合わせに不安を感じられている方は一度ぜひ御相談ください。 プルチーノ歯科・矯正歯科 院長 鶴田祥平
プルチーノ歯科・矯正歯科 院長の鶴田です。 昨日4/18は、「良い歯」の日 ということですが、 今日は 義歯が合わなくて、噛めないとお困りだった患者様の 上顎のインプラントオーバーデンチャー、つまりインプラントで維持を持たせる義歯 のための、 ・歯槽骨整形術 ・抜歯 ・上顎洞底挙上術 の同時オペがありました。 保険で作ることが出来る義歯の治療は限界のある治療で、残っている歯牙の本数や状態によっては、義歯により過剰な力がかかり義歯を支える歯牙に非常に大きな負担をかけます。 その結果、順々に歯牙を失う結果となります。 インプラントという治療は、 保険外、さらに外科的な治療のために敬遠される方も多いですが、 今残っている歯牙を保存していくために本当に良い治療です。 同じ義歯でも、今まで使用されていた義歯とインプラントにより支持されている義歯とでは、食事する感覚は全く異なります。 人生のターニングポイントとなる歯科へ インプラントという治療オプションは、まさにそのコンセプトに必要な選択肢だと考えています。 適切な診査診断とトータルな治療プランの立案こそが、治療の質を分ける点だと思います。 今の噛み合わせに、将来の噛み合わせに不安を感じられている方は一度ぜひ御相談ください。 プルチーノ歯科・矯正歯科 院長 鶴田祥平