歯科治療で多くの方が気になる「治療中の痛み」。
矯正治療も例外ではなく、痛みが気になって治療をためらっている方も少なくありません。
確かに、矯正治療も何らかの理由で治療中に痛みをともなうことがありますが、その原因がわかれば痛みを防いだり和らげたりできます。
そこで今回は、矯正治療中に起こる痛みの種類やその原因、名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科が行う痛みへの配慮などをご紹介していきましょう。
Contents
どんな時に痛む?矯正治療中に起こる5つの痛みとその原因
矯正治療中の痛みといってもその原因は様々で、どのような理由で痛みが生じるかで対処の仕方もかわります。
そこでまずは、矯正治療中に起こりうる痛みの種類とその原因を解説していきましょう。
痛みその①装置をつけた直後の痛み
矯正治療で最初に痛みを感じやすいのは、初めて歯に装置を装着した時です。
これまで何も入っていなかったところに初めて装置が入ると違和感とともに、締めつけ感やそれにともなう痛みを感じやすくなります。
ただ、その感覚の多くは数日ほどで慣れて痛みも感じなくなります。
痛みその②歯が動く時の痛み
次に、矯正治療中に感じる痛みで多いのは歯が動く時の痛みです。装置によって歯に矯正力が加わると、歯の周囲に軽い炎症が起こります。
「炎症」と聞くと体に悪いイメージを抱きがちですが、矯正治療においては正常な体の反応であり、この炎症が起こることで歯が理想とする位置へと動いていきます。
歯が動く痛みを感じやすいのは、新しい装置を入れた後や装置を調整した直後、専用のゴムでより強い矯正力をかけた時などです。
痛み方は歯が浮いたような感じや締めつけられる感じ、痛痒いような感じなど個人差があります。ただし、この痛みもずっと続くわけではなく、通常は1週間程度で痛みはなくなります。
痛みその③ものを噛む時の痛み
こちらも「歯が動く時の痛み」と同様に、装置の調整や交換を行った直後にでやすい症状です。
硬い食べ物を噛んだ時に痛みを感じやすいほか、歯ブラシを当てたり上下の歯が当たったりした時に響く感じがすることもあります。
ただ、その症状も1週間程度で落ち着くのがほとんどです。
痛みその④装置が歯ぐきや粘膜に当たる時の痛み
矯正装置が頬や唇、舌などの粘膜に触れる時に痛みや違和感をともなうことがあります。このような痛みや違和感は、とくにワイヤー矯正でよくみられる症状です。
これにくわえて、装置が原因で傷や口内炎ができると酸味や塩味のある食べ物がしみるといった症状をともなうことがあります。
痛みその⑤知覚過敏(歯がしみる)
矯正治療で歯が動くと、一時的に歯と歯ぐきの間にすき間を生じます。
このような状態の時はそのすき間から外部の刺激が神経に伝わりやすく、「冷たいものを飲んだ時に歯がしみる」といった症状がでやすくなります。
このような知覚過敏症状も歯の移動が終ると、少しずつ治まるのがほとんどです。
矯正中に痛みが気になる時の対処法
以上のように、矯正治療中の「痛み」といってもその種類や原因は多岐にわたります。治療中に痛みがあらわれた場合はその原因を特定し、以下の方法で痛みを和らげることができます。
対処法①装置を調整してもらう
装置の締めつけで歯が痛む場合、多くのケースでは1週間程度でその痛みは治まります。
しかし、「痛みで夜も眠れない」など日常生活に支障がでる場合は、その旨を担当医に伝えて装置を調整してもらうことも可能です。
また、ブラケットやワイヤーが粘膜に当たって痛い場合は、医療用のシリコンやワックスで装置をカバーすると痛みを抑えることができます。
対処法②食事を工夫する
装置の交換や調整をした直後に噛む痛みが続く時は、硬い食べ物や前歯で噛みきる食べ物を控えるようにしましょう。
痛みが治まるまでは軟らかくて消化によい食品を選ぶほか、食品をあらかじめ細かく刻んでおくなど調理を工夫するのもおすすめです。
対処法③痛み止め(鎮痛剤)を服用する
歯が動く時の痛みも通常は1週間程度で落ち着きますが、痛みが我慢できない時は鎮痛剤(痛み止め)で和らげるのも方法の1つです。
市販薬を購入する場合は、消炎作用のあるアセトアミノフェンやロキソプロフェンなどを主成分とするものを所定通りに服用しましょう。
対処法④うがい薬や塗り薬を使用する(粘膜の傷や口内炎)
矯正器具が原因で粘膜にキズや口内炎ができた場合は、うがい薬で口内を清潔に保つと治りも早くなります。
うがい薬を購入する場合はアルコール配合のやミント系の香料など傷に染みやすいものは避けるようにしてください。
また、口内炎ができた場合は専用の塗り薬や貼り薬を併用するのもおすすめです。何を購入したらよいかわからない場合は、担当医に相談してみましょう。
プルチーノ歯科・矯正歯科が行う痛みへの配慮
名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では以下の方法で、矯正治療中の痛みを配慮しています。
痛み・違和感の少ない「インビザライン矯正」
名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科では、透明のマウスピースで歯並びを改善する「インビザライン」を採用しています。
インビザラインは「装置が目立たない」という点で近年人気の高い矯正装置ですが、これにくわえて「痛みが少ない」という特徴があります。
その理由の1つは、従来の矯正(ワイヤー矯正)に比べて歯にかける力がゆるやかな点です。
インビザラインは1~2週間ごとにマウスピースを交換しながら歯を動かしますが、1枚のマウスピースで歯が移動する距離はおよそ0.25mm。弱い力を持続的にかけていくのが、インビザラインの特徴といえます。
また、インビザラインではあらかじめコンピュータ上で歯の動きをシミュレーションしてマウスピースを作製します。
これにより歯にムダな動きがなくなることも、痛みが大幅に抑えられるポイントの1つです。
さらに、インビザラインのマウスピースは厚みも0.5mmほどと薄く、装着しても違和感や痛みもほとんどありません。
装置で粘膜を傷つける心配もないほか、お食事の際は外せるので快適にお過ごしいただけます。
むし歯予防・知覚過敏への配慮
名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではこのほかに、むし歯や知覚過敏を予防する薬剤を用いた痛みへの配慮を行っています。
具体的には、これらの薬剤を夜間のみマウスピース内に塗布して装着し、痛みを軽減していきます。
矯正治療中の痛みに関するQ&A
痛みのピークはいつ頃ですか?
歯が動く時の痛みについては装置の装着後3~6時間ほどで感じはじめ、2~3日ごろが痛みのピークとなります。
痛みはどれぐらい続きますか?
歯が動く痛みや噛む時の痛みについては装置の交換・調整後から3日ごろから徐々に落ち着き、1週間ほどで痛みはなくなります。
装置による傷や口内炎については、それらが治るまでは食べ物がしみるなどの症状が続きます。
痛みが我慢できない時、受診してもいいですか?
一口に「痛み」といってもその原因は様々で、それを自身で特定するのは難しいこともあります。
また、痛み方も個人差が大きいため、痛みが続く場合は我慢せずに担当医に相談しましょう。
まとめ|矯正治療中の痛み、気になる時は迷わず相談!
矯正治療中に生じる痛みは以下にあるように多岐にわたり、それぞれの原因によって対処法も異なります。
- ・装置をつけた直後の痛み
- ・歯が動く時の痛み
- ・ものを噛む時の痛み
- ・装置が粘膜に当たる痛み(キズや口内炎の痛み)
- ・知覚過敏(歯がしみる)
何が原因で痛いのかはご自身で判断が難しいこともあるため、痛みが気になる場合は1人で悩まず早めに受診するようにしましょう。
名古屋プルチーノ歯科・矯正歯科ではページ下部の「24時間WEB予約」または「お電話」にて初回無料矯正カウンセリングのおご予約を承っております。
矯正治療の痛みで不安なこと・疑問なことなどございましたら、ぜひ当院にてお気軽にご相談ください。