矯正治療にかぎらず、歯科のどんな治療にも必ずメリットとデメリットがあり、メリットのほうが大きいと判断できてはじめて治療を開始することができます。
したがって治療に際しては耳ざわりのいい言葉に惑わされず、デメリットについてもしっかり理解しておくことが大切です。
そこで今回は、インビザラインの治療におけるデメリットをいくつかご紹介していきたいと思います。
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インビザラインのデメリット① 1日に長時間の装着が必要
インビザラインで使用するマウスピースは「1日20時間以上の装着」が推奨されています。
これはつまり「1日のほとんどの時間はマウスピースを装着しておく必要がある」ということです。
インビザラインではそのメリットの1つに「自分で装置が取り外せる」という点がよく挙げられますが、これは「いつでも好きな時に外せる」というわけではありません。
取り外すのは1日の中で主に”食事”と”歯磨き”の時で、それ以外の時間は就寝時も含めてマウスピースを装着しておきます。
この装着時間を守らないと予定通りに歯が動かず、治療の進度に支障をきたすこともあるので注意しましょう。
インビザラインのデメリット② 自己管理ができないと治療がうまく進まない
インビザラインは基本的にマウスピースの管理を患者様自身でおこなってもらいます。
具体的には①に挙げたマウスピースの装着時間の厳守ほかに、新しいマウスピースへの交換も歯科医の指示に従って自分でおこなうのが原則です。
これらの管理がうまくできず、装置の装着時期や交換時期にズレが生じてしまうと、思い通りの歯並びにならない、あるいは治療が長引くおそれがあるため注意が必要です。
インビザラインのデメリット③ 歯並びによっては治療ができないことがある
一般的なワイヤー矯正はどの歯並びにも対応できる治療法ですが、インビザラインは治療ができる歯並びとできない歯並びがあります。
治療をご希望の場合でも詳しい検査の結果、他の治療法が望ましいケースもありますので、まずは自身の歯並びにインビザラインが適用できるか歯科医に相談してみましょう。
インビザラインのデメリット④ 治療できる歯科医院が限られる
インビザラインに代表されるマウスピース型装置を使った矯正治療は比較的新しい治療法ですので、治療が受けられる医院もまだそれほど多くはありません。
とくにインビザラインでは実際に治療する歯科医にも専門的な知識や技術が求められるほか、専用機器(口腔内スキャナー)の導入が必須です。
プルチーノ歯科・矯正歯科はすでにインビザラインにおける治療実績が評価され、「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」の認定を受けています。
くわえて当院では、高精度歯型3Dスキャン 「iTero element 5D (アイテロ エレメント 5D)」を導入した最新治療に取り組んでおります。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。