インビザラインはほかの矯正装置と比べると『痛みが少ない』と一般的によくいわれています。
ただあくまでこれは”一般的”な話であるとともに、痛みの感じ方には個人差もあるので、人によっては治療をはじめてから「痛い」と感じてしまうことも。
ではインビザラインが「痛い」と感じるのは具体的にどんな時なのか、またその対処法などをご紹介していきましょう。
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インビザラインが痛いのはどんな時?
初めてアライナー(マウスピース)を装着した時
インビザラインの治療で一番痛みを感じやすいのは、初めてアライナー(マウスピース)を装着した時です。
これまで何も入っていなかったお口の中に装置が入る”違和感”にくわえ、歯に力が加わる”しめつけ感”が痛みとして感じられることがあります。
新しいアライナー(マウスピース)を装着した時
インビザラインでは歯の動きに応じてアライナー(マウスピース)の着脱・交換を繰り返しながら歯を動かしていきます。
そのため古いアライナーから新しいアライナーへ交換した際は、また新たな負荷が歯にかかるようになるため、交換してしばらくは痛みを感じやすくなります。
他の装置を付与した時
インビザラインでは『アタッチメント』という小さな突起を歯面に付与したり、従来の矯正治療にもよく使う『顎間ゴム』を使用することがあります。
これらの装置を付与すると歯にかかる矯正力が大きくなり、歯を効率よく動かせるようになりますが、一方で歯への負荷も大きくなるため痛みを感じやすくなります。
またアタッチメントによる凹凸で唇や頬の粘膜がこすれたりした際にも痛みを感じることがあります。
久しぶりにアライナー(マウスピース)を装着した時
インビザラインのアライナー(マウスピース)は、基本的に1日20時間以上は装着しないと治療の効果がうまくでなかったり、予定通りに治療が進まなかったりすることがあります。
ただ何らかの要因で長い期間アライナーが装着できなかった場合、久しぶりにアライナー(マウスピース)を装着すると初めてアライナーを入れた際のような違和感や痛みが生じやすくなります。
インビザラインが痛い時はどうしたらいい?
インビザラインで感じる痛みの多くは歯に一定の力が加わることによるものなので、ある程度は治療で避けられない面でもあります。
ただその痛みも基本的には長く続くものではありません。
それでももし我慢できない場合は痛み止めを服用するなどして対処していきます。
また痛みがある際は、食事においてもなるべく硬い食品は避け、あまり歯に付加がかからないようにするのも1つの方法です。
それでも痛みが長引く、または我慢できないほど強い痛みを感じる場合には他の原因も考えられるため、早めに治療を受けている歯科医院を受診しましょう。