こんにちは、管理栄養士の鈴木です。
まず、歯周病と歯周治療の周産期合併症への影響
◆ 歯周病 → 周産期合併症
①歯周病に罹患した妊婦は、早産、低体重児出産、早産低体重児出産、妊娠高血圧腎症のリスクが増加する。
②炎症性物質、ホルモン、タンパク分解酵素が血行性に胎児に到達して影響を与える可能性がある。
◆ 歯科治療 → 周産期合併症
①歯周治療は歯周炎をもつ妊婦の周産期合併症を改善する可能性が低い。
②歯周治療は妊娠初期か受胎前に行うべきである。
③妊娠中(もしくは妊娠を望んでいる方)の歯周治療は以下の様に。
〈歯周が正常な場合〉・ブラッシング、歯管清掃(フロス、歯間ブラシ)が重要
〈歯周炎の場合〉歯垢・歯石除去による炎症の抑制
前回、”歯周病の治療と予防は周産期合併症の原因を1つ減らすことになる”という事をお伝えしました。
予防については、歯周病にならないに越したことはありません、妊娠前も妊娠中も、もちろんその後も続けていきましょう。
上記の中にもありますが留意しなければいけないのは、歯周病にかかっている場合の治療の時期。
妊娠中に歯科治療を行うことは局所的、全身的感染のリスクを減らすためには時期が少し遅く、早産を防ぐことにおいては効果が低いようなのです。
ですから、治療は妊娠初期または受胎前に行うことが とても重要なのです。
結婚を機に婦人科で検診を受ける方、妊娠を望んで婦人科にかかる方、いろいろいらっしゃると思いますが、同時に 歯科検診も受けましょう!
健康な口腔環境は、赤ちゃんの健康も育みます ♪
プルチーノ歯科・矯正歯科でお待ちいたしております☆