- ホーム>
前歯のみ矯正できるの?部分矯正についてプルチーノ歯科・矯正歯科が紹介します
24.11.02
カテゴリ:BLOG
前歯のみ矯正できるの?部分矯正についてプルチーノ歯科・矯正歯科が紹介します
「少しだけ前歯が出ているのが気になるけど、前歯のみ矯正することってできるの?」と疑問に思ったことのある方はいらっしゃいませんか?今回は、プルチーノ歯科・矯正歯科が前歯のみ部分矯正を行う方法や、対応できる症例、メリット・デメリットなどをくわしく紹介していきます。前歯のみ矯正したいとお考えの方や部分矯正に興味がある方はぜひ最後までお読みください。
Contents
前歯のみ矯正することも可能!部分矯正とはどんな矯正?
部分矯正とは、歯並びが気になる部分のみを矯正する治療法です。歯を全体的に矯正する通常の歯科矯正とは異なり、治療期間が短く、費用も抑えることができるという特徴があります。
部分矯正では以下のような歯並びの乱れに対応することができます。
・前歯が重なってガタガタしている(叢生・乱抗歯)
・軽度の八重歯(犬歯が少し出ている)
・軽い出っ歯
・1本だけねじれた歯(捻転歯)
・前歯に隙間があるすきっ歯(空隙歯列・正中離開)
部分矯正では一部の歯を動かすことしかできないため、奥歯の噛み合わせを治療することはできません。
部分矯正の治療期間
部分矯正の治療期間は一般的に3~12ヶ月ほどかかることが多く、全体矯正に比べると短い期間で治療が完了します。
※歯並びやお口の状態によって期間は変動します。
部分矯正の費用
部分矯正の費用は、約10~50万円となっており、全体矯正に比べて費用を抑えられることが多いです。しかし、使用する装置の種類や、追加処置の有無によっても費用は変わってきます。全体矯正に比べて治療期間が短く、気になる部分だけを治療するため、装置や材料の量が少なくて済むため、その分費用が抑えられるのです。
部分矯正では対応が難しい症例
部分矯正は治療期間が短く、費用が抑えられるというメリットがありますが、すべての症例に対応できるというわけではありません。以下のような症例では、歯全体を動かす全体矯正を行う場合もあります。
歯を大きく移動させる必要がある
出っ歯、受け口、歯の重なりが激しいなど、歯を大きく移動させる必要がある場合は、全体矯正が必要になります。
骨格的な問題がある
上顎や下顎の骨格自体に問題がある場合は、部分矯正だけでは改善が難しいことがあります。
複数の歯に問題がある
前歯だけでなく、奥歯にも問題がある場合は、全体的な治療が必要になります。
噛み合わせに問題がある
開咬など噛み合わせに問題がある場合は、全体矯正で噛み合わせを調整する必要があります。
これらの症例の場合、部分矯正を行っても歯を大きく動かすことができず、治療範囲が限定されてしまいます。また、一部の歯しか動かせないことで他の歯とのバランスが崩れてしまうリスクもあります。そのため、部分矯正で治療ができるかどうかは患者様自身では決めることができません。ご希望の場合は、矯正歯科にて事前のカウンセリングを行い、ご自身の歯並びが部分矯正に対応しているか確認してもらいましょう。プルチーノ歯科・矯正歯科では、無料矯正相談を行っております。ご予約は下記フォームより承っておりますので、お気軽にご相談ください。
前歯のみ部分矯正を行う方法
マウスピース矯正、ワイヤー矯正を用いて前歯のみ部分的に矯正治療を行うことができます。
マウスピース矯正
透明のマウスピース型装置を装着して歯を動かす方法です。矯正治療中ということが周りに気付かれにくく、従来の金属のワイヤー矯正の、見た目が目立つというデメリットをカバーできる矯正方法で近年人気があります。1日20時間以上装着することが必要ですが、食事や歯磨きのときは装置を外すことができるため、いつも通りの生活を送ることができます。矯正治療中の違和感や痛みも少ない点もメリットの1つです。また、金具がないため、金属アレルギーのリスクもなく、コンタクトスポーツや楽器の演奏をするかたにもおすすめな矯正方法です。マウスピース矯正の一種であるインビザラインでは、部分矯正に対応した「インビザライン・Go」という前歯の部分矯正に特化したプランが存在します。
ワイヤー矯正
前歯の表面に小さなブラケットと呼ばれる装置を接着し、そこにワイヤーを通すことで歯に力を加え、動かしていく方法です。前歯のみ部分矯正する場合は、ブラケットを前歯にのみ装着し、ワイヤーで歯を動かしていくという方法が一般的です。ブラケットの種類は、金属製、セラミック製などがあり、目立ちにくい裏側への装着も可能です。裏側矯正の場合は、治療の難易度があがるため、治療期間が長くなり、費用も高額になります。
前歯のみ矯正するメリット・デメリット
前歯のみ部分矯正をするメリットとデメリットを紹介します。
前歯のみ矯正するメリット
前歯のみ矯正するメリットは以下の通りです。
・治療期間が短い
・費用が比較的安価
・見た目の改善
短期間で費用負担も比較的少なく矯正治療ができる点が大きなメリットです。また、前歯は非常に他人から目に付きやすい場所であり、前歯をきれいに整えることで、見た目が改善し、自分に自信が付く、コミュニケーションの向上などのメリットも得ることができます。
前歯のみ矯正するデメリット
前歯のみ矯正をするデメリットは以下の通りです。
・全てのケースに対応できない
・噛み合わせへの影響
・治療範囲が限定される
先述した通り、歯の移動量が多い場合や、骨格的な問題がある場合は全体矯正が必要になることがあります。また、治療範囲が限定されることで、噛み合わせが変化する可能性があり、場合によっては機能的な問題が生じる可能性があったり、全体の歯並びのバランスが改善されない可能性があります。このような問題が発生しないようにするためには、矯正治療の知見がある、矯正歯科にてしっかりとカウンセリングを受けて、ご自身の歯並びに合った方法で矯正治療を行いましょう。
前歯のみ矯正する際のよくある質問
Q:前歯だけの矯正はできますか?
A:前歯だけ部分矯正を行うことは可能です。しかし、歯並びの状態やお口の状態によっては、部分矯正では対応できず、全体矯正をご案内する場合もあります。
Q:部分矯正に向いている人はどんな人ですか?
A:「短期間で歯並びを治療したい。」、「費用負担が少ない治療法を選びたい。」という方に特に向いている治療法です。対応できる症例が限定されるため、事前にカウンセリングを受けて自分が部分矯正に対応できるか、歯科医院で確認しましょう。
Q:部分矯正では噛み合わせも正常にできますか?
A:部分矯正では一部の歯のみを動かすため、奥歯の噛み合わせまでは治療できない場合が多いです。噛み合わせを正常に戻したい場合は、全体矯正を行うことをおすすめします。
まとめ
今回は、前歯のみ矯正することはできるの?という疑問に対し、部分矯正の方法やメリット・デメリットについてくわしく紹介しました。軽い出っ歯や歯の重なりなどであれば、前歯のみ部分矯正を行うこともできる可能性があります。部分矯正のメリットは、治療期間が短く、費用負担が軽減できるなど、患者様への負担が少ないという点です。しかし、対応できる症例が限定されることや、無理に行うと全体の歯並びのバランスが崩れてしまうリスクがあるため、事前にカウンセリングで自分の歯並びが部分矯正に対応しているかどうか、相談してみましょう。
歯科矯正はどれくらいの期間がかかるの?時間がかかる理由をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説します
24.11.01
カテゴリ:BLOG
歯科矯正はどれくらいの期間がかかるの?時間がかかる理由をプルチーノ歯科・矯正歯科が解説します
歯科矯正は治療に時間がかかるというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。そのイメージ通り、矯正治療は年単位の時間を要します。今回は、歯科矯正の治療期間の目安や治療に時間がかかる理由などを、名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説していきます。
Contents
歯科矯正の治療期間の目安
一般的に歯科矯正にかかる治療期間は、歯を動かす「矯正期間」と完成した歯並びが元に戻らないように保定する「保定期間」を合わせて3~4年半かかると言われています。ただし、もともとの歯並びの状態によって個人差があります。また、矯正方法や全体矯正か、部分矯正によっても治療期間は変わります。治療開始前のカウンセリングなどで、おおよその治療期間を知ることができるでしょう。
矯正期間
矯正装置を装着し、歯並びや噛み合わせが正しい位置に戻るまでの期間を矯正期間と言います。平均すると1~3年程の期間がかかるといわれており、その間は定期的に通院し、チェックや調整などを行います。治療期間は歯並びやお口の中の状況によって変わりますが、以下のような方は短い時間で矯正治療が終わる場合もあります。
・歯を動かす範囲が狭くて済む方
・年齢が若い方
・十分なスペースがあり抜歯の必要がない方
・虫歯や歯周病などのトラブルがない方
歯並びの乱れが軽度の方は、前歯だけなど一部の歯を動かすだけで済み、治療期間が短縮できます。このように一部の歯だけを動かす部分矯正は、治療期間や治療費の負担が軽減できる矯正方法です。「できれば負担の少ない部分矯正を選びたい!」という方も多いと思いますが、歯並びの状態によっては対応できないこともあるので、気になる方は事前カウンセリングなどで相談してみましょう。
矯正治療は、歯を支える骨の吸収や再生を利用し歯を動かしていく治療です。これらの歯の周辺組織の働きは、代謝がいい方ほど活発であることが多く、年齢が若く、新陳代謝が活発な方は歯が動きやすい傾向があります。また、虫歯や歯周病がない方や、歯がきれいに並ぶスペースが十分にあり、抜歯の必要がない方もスムーズな矯正治療を始めることができ、結果的に治療期間が短縮できる場合があります。
保定期間
歯科医師によって歯並びや噛み合わせが正常に整ったと判断された時点で、矯正装置の装着が終了します。ここからは、正常になった歯並びがもとに戻らないようにする「保定期間」に入ります。保定期間は、矯正期間と同じくらいの期間がかかるとされており、2~3年ほど保定装置(リテーナー)を決められた時間に装着します。正常に整った歯並びを安定させるためにも非常に重要な期間です。特に最初の1年間はまだ歯並びが不安定なので、食事や歯磨きの時以外は常に保定装置を装着する必要があります。だんだんと歯並びが安定してきたら、装着時間が短くなってきますが、トラブル防止のためにも歯科医師の指示通りに装着することを忘れないようにしましょう。
矯正方法別の矯正期間の目安
ここからは矯正方法別に矯正期間の目安を紹介していきます。
全体矯正 | 部分矯正 | |
ワイヤー矯正(表側) | 1~3年 | 2ヶ月~1年 |
ワイヤー矯正(裏側) | 2~3年 | 5ヶ月~1年 |
マウスピース矯正 | 1~3年 | 2ヶ月~1年 |
※治療期間には個人差があります。
※上記は、歯を動かす矯正期間のことであり、歯並びを安定させるために保定期間が必要になります。
同じワイヤー矯正でも表側と裏側では治療期間に違いがあります。裏側矯正は、ワイヤーやブラケットを舌側に付けるため、見た目が目立たない点がメリットです。しかし、矯正装置をオーダーメイドで製作したり、高度な作業のため微調整に時間がかかったりすることで、治療期間が長期化しやすくなっています。
矯正治療中は定期受診が必要になりますが、ワイヤー矯正の場合は、月に1回程度、マウスピース矯正の場合は、1ヶ月~3ヶ月に1回のペースでの受診となることが多いです。
歯科矯正はなぜ時間がかかるの?
歯科矯正に時間がかかる理由は矯正治療のしくみにあります。先述した通り、矯正治療では、動かしたい歯に力を加えることで起こる歯の周辺組織の働きを利用し、歯を動かしていきます。歯やその周辺組織に負担をかけないためには、1ヶ月に動かせる範囲は0.5mm〜1mmが限度とされています。無理に大きく動かそうとすると、歯茎や歯の神経を傷つけてしまう恐れがあるため、じっくりと年月をかけて治療を行う必要があるのです。
治療期間を短くする方法
歯科矯正の治療期間を短くするための技術や機器が存在します。
オルソパルス
オルソパルスは⻭の移動期間を短縮するための医療⽤機器です。フォトバイオモジュレーションと呼ばれる治療法で近赤外線を口内に当てることで細胞内のミトコンドリアに作用して代謝を向上させます。単体使用で歯列矯正を行う装置ではなく、マウスピース矯正やワイヤー矯正などの矯正治療と併用し、治療期間の短縮をするために使用する補助装置です。マウスピース矯正(インビザライン)を例にとってご説明すると、通常ではマウスピースを7〜10日間ごとに交換しながら治療を進めていきますが、オルソパルスを併用することで交換頻度が3~5日程に短縮できる場合もあるのです。※個人差があります。
具体的には以下のようなメリットがあります。
・治療期間が大幅に短縮できる
・1日10分ご自宅で手軽に治療できる
・骨や軟組織を再形成したり、痛みを和らげたりする効果がある
オルソパルスは、矯正治療の装置(ブラケット装置やマウスピース型装置)を歯に装着したままの状態で1日1回照射します。最初は上の歯列に5分間の照射を行い、5分後に照射機を上下反転させ、下の歯列に5分間照射します。
プルチーノ歯科・矯正歯科でもオルソパルスをお取り扱いしております。
↓↓↓ 気になる方はこちらの記事もご覧ください。 ↓↓↓
アンカースクリュー
アンカースクリューとは医療用のネジのことです。歯を支える骨に埋め込むことで、歯を引っ張るための土台となります。アンカースクリューを用いることで、必要な歯だけを動かすことや、従来では難しかった方向へ歯を動かすことにも対応できるようになったため、矯正期間の短縮や対応可能な症例が広がりました。アンカースクリューを埋め込む際は、少量の局所麻酔を行い、専用の機具で埋め込みます。チタン素材でできているため、生体親和性が高く、金属アレルギーのリスクもほとんどないため安心です。アンカースクリューは骨に埋まっていますが、頭の部分は出ている状態です。スクリュー周辺に汚れが溜まりやすいため、感染予防のためにも歯磨きは念入りに行いましょう。
セルフライゲーションブラケット
ワイヤー矯正で用いるブラケットの一種です。一般的なブラケットは、ブラケットとワイヤーをゴムや細いワイヤーで結び付けて固定をするため、摩擦が生じていました。セルフライゲーションブラケットの場合、ブラケット自体に付いているシャッターにワイヤーを挟むことで摩擦を軽減することができます。そのため、弱い力で持続的に力を加えることができ、治療期間の短縮に繋がるのです。また、摩擦が軽減されることで、歯や周辺組織への負担が軽減できます。
セラミック矯正
セラミック矯正は、ご自身の歯を削って上からセラミックの被せ物を装着することで、歯並びをきれいにする方法です。治療スタートから1~2ヶ月程で治療が完了し、歯を削った日には仮歯が入るため短期間できれいな歯並びが実現します。歯を動かしているわけではないので、後戻りもせず保定期間は必要ありません。しかし、セラミック矯正は健康な歯を削り、場合によっては歯の神経を取らなければならないこともあります。ご自身の歯の寿命を縮めてしまうリスクがあるということをしっかりと理解したうえで治療の選択をしましょう。
治療期間を延長させないための注意点
矯正治療を行う際、治療期間を延長させないために守っていただきたい注意点があります。
衛生管理をしっかりと行う
矯正中に虫歯や歯周病になってしまうと、1度矯正治療を中断して、虫歯や歯周病の治療を行わなければいけません。症状が進行している場合は、歯に装着した装置を取り外す必要があり、治療期間が延びてしまうことに繋がります。毎日の歯磨きはしっかりと行うよう心がけましょう。特に、ワイヤー矯正は矯正装置の周辺に汚れが溜まりやすいため、歯間ブラシやタフトブラシなどの清掃補助用具を活用し、普段以上に丁寧に磨くようにしてください。
歯科医師の指示通りに装置の装着や定期受診を行う
歯科医師の指示通りに装置を装着したり、定期的に歯科医院を受診するようにしましょう。マウスピース矯正の場合は、取り外しができるため、より自己管理が必要になります。医師の指示通りに1日20時間以上の装着が必須であり、装着時間を守らないと、当初の予定通りに治療が進まなくなってしまう恐れがあります。
名古屋市で矯正歯科をお探しの方はプルチーノ歯科・矯正歯科ヘ
歯科矯正の治療期間や治療に時間がかかる理由を解説しました。歯科矯正は歯や歯の周辺組織に負担がかからないようにするために、適度な力で少しずつ動かしていくことが重要なのです。矯正方法によっては治療期間が短くなることもあったり、治療期間の短縮が期待できる技術や機具があったり、矯正治療も変化を遂げています。自分の歯並びだと、どのくらいの治療期間がかかるのか?と疑問に思った方は、ぜひ1度プルチーノ歯科・矯正歯科にご相談にいらしてください。無料矯正相談はこちらからご予約を承っております。プルチーノ歯科・矯正歯科では、マウスピース矯正(インビザライン)をはじめとした矯正治療を行っており、経験豊富なスタッフが丁寧にお話を伺わせていただきます。