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子どものための歯科クリニック!小児歯科と小児歯科矯正について解説します
24.09.15
カテゴリ:BLOG
小児歯科と小児歯科矯正について
「小児歯科」という道路看板を見かけることがありますが、どのような歯科なのかご存じですか?
「子どもが通うんだろうなぁ」くらいのイメージではないでしょうか。
このページでは、小児歯科の特徴やどのような治療を提供しているのかを説明していこうと思います。
小児歯科ってどんなところ?
みなさんは、歯科医院に生まれて初めて行ったのは何歳ごろですか?
どんなイメージを持っていたか覚えていますか?
子ども時代の歯の治療は、大きな音や振動が怖かったり、大きく開けた口の中で何が起きているのか分からず不安だった記憶がある人が多いのではないでしょうか?
正直、あまり「行きたい!」と思う場所ではなかったのではないかと思います。
小児歯科は、名前の通り「小児のための歯科治療」を行っている歯科医院です。
子どもが治療を受けるのが不安にならないように工夫が色々されていたり、乳歯が虫歯にならないように予防治療もしてくれます。
また、成長途中の子どもの場合は口の中や顎の発達も重要で、健やかな成長を促したり観察していくことも大切です。
歯科医院に行くファーストステップは、専門的な知識を持っている小児歯科をおすすめします。
小児歯科は主に永久歯の生えそろう中学生くらいまでが対象ですが、成人でも子どもさんと一緒に通院される方もいらっしゃいます。
歯の成長を見守る為の検診
子どもの歯(乳歯)は全部で20本あります。
胎児の時に乳歯のもとになる「歯胚(しはい)」が完成し、生後8か月ごろから徐々に生え始めてきます。
3歳になる頃には、すべての乳歯が生えそろいます。
生えてくる時期は個人差がありますが、1歳を過ぎたころになってもまだ1本も生えていない場合には、小児歯科に相談してみましょう。
乳歯のむし歯治療
「子どもの歯がむし歯になっても、どうせ大人の歯(永久歯)に生え変わるんだから、治療しなくても大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、これは大間違いです。
乳歯のむし歯がひどくなってしまった場合には、その後に生えてくる永久歯の成長にも問題が生じてしまいます。
ですから、乳歯のむし歯もちゃんと治療をすることが重要です。
乳歯のむし歯予防
乳歯がむし歯になる前に、「むし歯にならないように予防する」こともとても重要です。歯のむし歯治療はできるだけする回数が少ないに越したことはありません。
ですので、しっかりと小児歯科で乳歯のむし歯予防の処置を受けましょう。
①歯磨き
むし歯は、むし歯の原因菌が引き起こす感染症です。原因菌は、食べかすなどを栄養として増えていきます。
むし歯を予防するためには、まず第一にむし歯の原因菌と、食べかすをお口の中から減らすことが重要です。
その為に一番重要なのが、「歯磨き」です。歯磨きといっても、ただ歯ブラシでゴシゴシするだけではなかなか無くなりません。
小児歯科では、歯磨きの練習をしたり、歯科医師や歯科衛生士がプロフェッショナルケアをしてくれます。
これによって、お口の中をきれいに保つことができ、むし歯の予防につながります。
②フッ素塗布
むし歯にならないようにするためには、歯面に虫歯の原因菌や食べかすがつかないことも重要です。
フッ素は、歯の表面の細かい隙間に入り込んで、むし歯の原因菌や食べかすが歯につく隙間を無くしてしまいます。そうすることで、むし歯ができにくくなったり、悪化しないように予防する効果があります。
小児歯科では、プロフェッショナルケアをした後にフッ素を塗布して、虫歯予防を行います。
フッ素塗布は半年ごとに一度行うことで効果が続きますので、定期的に小児歯科でしてもらうようにしましょう。
フッ素はあまり多く摂取すると、体に悪影響がある場合もあるとされています。小児歯科では半年に一度のペースで行うことで、その危険性にも配慮しています。
最近では、ドラッグストアなどで売られている歯磨き粉(歯磨剤)にもフッ素が含まれているものが多く販売されています。
しかし、薬事法であまり濃度の濃いフッ素の入った歯磨き粉は一般のお店では販売を禁止されています。
小児歯科では、毎日使っても問題のない濃度のフッ素が入った歯磨き粉が販売されているので、それを使用することもむし歯予防には効果的です。
また、フッ素塗布と毎日のフッ素入り歯磨き粉の使用で虫歯予防の効果は上がるといわれていますので、両方を利用されることをおすすめします。
③シーラント
奥歯は、食べ物を噛んだりすりつぶしたりしやすいように臼のような形をしているので臼歯といいます。上を向いた部分は咬合面(咬合面)といい、小さな溝がたくさんあります。この溝にむし歯の原因菌や食べかすが入りやすく、歯磨きをしてもなかなかきれいに取り除くことはできません。
小児歯科では、乳歯や6歳ごろに生えてくる永久歯(6歳臼歯)の溝にシーラントという薬剤をいれて溝を埋めることで、むし歯の予防をします。この治療は、一つの歯に対して1度行えば長く効果を発揮します。薬剤は歯に近い色なので、薬を塗った箇所も目立つことはありません。
小児歯科で行う歯列矯正治療
子どもの歯の治療でよく思い浮かべるのが、矯正歯科治療だと思います。
ここでは、3歳から12歳までの時期に行う歯科矯正治療についてお話しします。
なぜ子どものころから矯正するのですか?
子どもの体の成長にとって、お口の中の環境が整っていることや顎の発達はとても重要なことです。なぜなら、口は空気を取り込んで体を動かすために必要な酸素を取り込んだり、食べ物を摂取して体の栄養にかえる為の重要な器官だからです。
また、スポーツをする時に歯で食いしばったりすることが多くあるため、歯並びや顎の強さなどはとても重要な要素となります。
↓小児の矯正のメリットとデメリットについてはこちらから↓
歯の矯正治療の目的
①歯並びをきれいにする
歯並びをきれいにするための治療とは、永久歯の歯並びをきれいに見えるように整えることをいいます。
子どものお口の中は乳歯が生えているため、将来的に永久歯が生えてくる時とは歯の位置が少し違います。しかし、口の中の大きさや顎の位置などで将来的に歯並びが悪くなることが予測できる場合や、乳歯が早く抜けてしまって隙間があいてしまったり、既に生えてきている永久歯の位置がずれている場合には、子どものころから歯科矯正治療を行う場合もあります。
②噛み合わせを整える
お口の大きさや歯の大きさは、ひとそれぞれです。そのバランスによっては、息をする時に口がうまく閉じることができずに鼻で呼吸し辛い「口呼吸(こうこきゅう)」になってしまうことがあります。これは夜中のいびきに繋がったりすることで睡眠不足になったり、昼間の集中力の妨げになってしまうこともあります。
また、上手く食べ物を噛むことができずに、必要な栄養を十分に体に取り込むことができない場合もあります。
このように、子どもの頃から噛み合わせを整えるのは、健やかな成長にとって大切な要素です。
③顎の位置を正常な位置にする
骨格の成長は20歳ごろまで続くといわれています。顎骨も少しずつ大きくなっていき、顔の形が整っていきます。
顎骨の大きさや形は人それぞれですが、外見や咬み合わせなどのお口の機能にも大きく影響します。
どのように成長するかは遺伝的要素やその他の要素も大きく関係してきますが、歯科矯正では顎骨の成長を制限したり矯正することもできます。
小児の歯科矯正と大人の歯科矯正の違いは?
では、3歳から12歳ごろまでの歯科矯正とそれ以降の歯科矯正とはどのような違いがあるのでしょうか。
3歳から12歳までの歯科矯正は、乳歯が多いため、現在の歯の位置を動かすという事よりも、口の中の形・大きさや顎の形や位置を整えることが重要です。
それに比べ、永久歯が生えそろってから以降の歯科矯正は、歯の位置を整えることが大きな目的です。
また、大人の歯科治療は矯正器具を付けている間の外観などにも気を配ることが多いので、子どもの時よりも目立ちにくい器具を使うことが多くあります。
例えば、マウスピースを利用したインビザライン矯正などもその一つです。
プルチーノ歯科・矯正歯科では、大人のインビザライン矯正だけではなく、子どもの頃から使えるインビザライン矯正を導入しています。
歯科矯正治療を検討する時には、専門的な知識を持った歯科医師に「いつから始めるのが適切で、どのような治療が必要なのか」をしっかりと相談して、あなたにあった最適な治療プランを提供してもらいましょう。
↓子どものマウスピース矯正についての説明はこちら↓
↓目立たない歯科矯正「インビザライン矯正」についてはことらから↓
医療費控除は矯正歯科でも使えます!歯の矯正で控除対象になる条件や申請方法も解説
24.09.14
カテゴリ:BLOG
医療控除の対象になる歯科矯正の条件とは?
様々な治療を受けるときに、気になる事の一つとして医療費に関することがあるのではないでしょうか。
できるだけ治療費を抑えたいというのは、誰もが思うことです。
そんな場合に重要な節税のための制度が医療費控除です。
では、医療費控除とはどのような制度で、どのような時に適用されるのか。そして、矯正歯科治療で医療費控除を申請するには、どのようにすればいいのかを解説していきます。
Contents
医療費控除ってなに?
医療費控除とは、今年度中(1月1日から12月31日までの間)にご本人とそのご家族(生計を同じ人)が病院や診療所で支払った治療費などが一定の金額を超えた場合に、医療費などの合計額から算出して出した金額を所得税から控除する(差し引く)という制度です。
どんな治療が医療費控除の対象?
では、医療費控除の対象となる治療とはどのようなものでしょうか。
医療費控除は、「医師または歯科医師による診療または治療」が対象であると定められています。
ここでいう「診療または治療」というのは、医師または歯科医師の診断により治療が必要と判断された治療の事です。
ただし、病院や診療所で行っている診療の中でも、見た目の改善などの美容に関することなどは「病気や症状を改善させるために必要な処置」とは判断されないことも多く,対象外となってしまうこともあります。
医療費控除の計算方法や申請方法は?
・医療費控除の計算方法
①本人、本人と生計が同じ家族が今年度中(1月1日から12月31日までの間)に支払った医療費や通院費(交通機関やタクシー利用の場合)、または治療のために購入した医薬品の合計金額
医療費控除の申請をする本人と、生計を同じくしている家族の1年間に支払った医療費の合計金額が対象です。
診療所や病院で支払った治療費とは別に、薬局やドラッグストアで購入した風邪薬などの病気やケガの治療や症状の改善のために購入した薬品も対象になります。また、通院の時に利用した交通機関やタクシー代も対象です。ただし、自家用車のガソリン代は対象外となります。
また、寝たきりの高齢者が使用するオムツなども対象となります。(医師の診断書が必要です。)
★医療費の領収書が多い場合は、国税庁の医療費集計フォーム(Excel)を使うと便利です。
②加入している保険などで給付された保険金
健康保険から支給された高額医療費・出産一時金・家族療養費など、健康保険以外に加入している医療保険や生命保険などがら給付された給付金など
③10万円
(今年度の総所得金額等が200万円未満の方の場合は、その5%の金額となります。)
・医療費控除の申請方法
医療費控除を受けるためには、病院や診療所でもらった医療費の領収書が必要です。それを基に「医療費控除の申請書」を作成して、確定申告書と一緒に提出します。
・書類の作成・提出方法
医療費控除の申請方法は、大きく分けて二つあります。
①管轄の税務署の窓口に提出する
国税庁の医療費控除に関するホームページから「医療費控除の明細書(PDF)」を印刷して記入するか国税庁 確定申告書等作成コーナーで書類を作成してプリントアウトした書類を、確定申告書と一緒にお住いの管轄の税務署に提出してください。
②パソコンかスマーフォンを使って、e-taxのサイトで書類を作成して提出する
医療費控除申請などの確定申告をする場合には、パソコンやスマートフォンを利用してインターネットの専用サイト(e-tax)を利用するのも便利です。
e-taxを初めて利用する場合は、初期設定が必要です。
・マイナンバーカードを使わない方法:国税庁 確定申告書等作成コーナーで書類を作成し、そのままe-taxで書類を送信して申請することができます。この場合は、事前にIDとパスワードの設定が必要です。
・マイナンバーカードを使う方法:マイナポータルサイトから医療費通知情報を取得して、書類を作成してe-taxで提出することができます。この場合は、マイナポータルサイトを利用するための初期登録が事前に必要です。
詳しく知りたい方は、こちらも確認してください。
参考HP
YouTube「国税庁動画チャンネル」
↓ここから詳しい医療費控除の説明書類と用紙をダウンロードすることができます。↓
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2023/pdf/008.pdf
↓医療費集計フォーム↓
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/keisubetsu/iryou-shuukei.htm
歯科矯正治療でも医療費控除は使えるの?
医療費控除はケガや病気の治療のためにかかった治療費が対象だと解説しましたが、それでは歯科矯正治療はどうなのでしょうか?
ここでは、歯科矯正治療とはどのようなもので、医療費控除の対象となるのかを解説していきたいと思います。
歯科矯正治療はどんな治療?
歯科矯正治療とは、歯の向きや位置を正常(見た目や、物を噛むなどの機能的にも問題のない状態)に整えるために行われる治療のことです。
患者様それぞれの状態で治療の内容や期間は違いますが、他の歯科治療に比べると専門的な治療と長期間の治療期間が必要なため、治療費も高額になる場合が多くあります。
また、特別な治療を除くと保険医療対象外(保険外治療)となる事が多いのも特徴です。
歯科矯正治療の医療費控除の対象条件は?
医療費控除は、「医師または歯科医師の診断により病気やケガを治したり症状を軽減させるための治療が必要と判断されておこなわれた治療」に対しての措置です。
したがって、「医師が現在の状態では機能的に問題があり、治療の必要がある」と診断していなければ、歯科矯正治療は医療控除の対象とはなりません。
例えば、子供の発達段階において「現在の状態では成長を阻害する可能性がある」と認められた場合には、歯科矯正治療が医療費控除の対象になることもあります。
また、歯科矯正治療を希望される成人の患者様の多くは「見ためをキレイにしたい」という希望を持たれて来院されますが、それでも歯科医師が「顎や口腔内に治療する必要のある症状があり、歯科矯正治療によって改善または治癒する」と診断し治療をした場合には、医療費控除の対象となる可能性も大いにあります。
このように、同じ様に思われる歯科矯正治療でも、治療を受ける患者様の年齢や目的などで歯科医師が「治療が必要である」と認めた場合には医療費控除の対象であると認められます。したがって、あなたの現状で歯科矯正治療をした場合に医療費控除が対象になるのかは、歯科矯正治療を行っている歯科医院で相談されてみることをおすすめします。
↓歯科矯正の「認定医」についてご説明します↓
歯科ローンを組んでいて、医療費控除の申請をする方法
それでは歯科医院で医療費控除対象の歯科矯正治療を受けた場合、医療費控除に申し込むにはどのようにすればよいのでしょうか。
高額になる事が多い歯科矯正治療を受ける場合、歯科ローンを組んだり分割で支払いをする場合も多いのではないでしょうか。その場合は、信販会社とローン契約をした年が医療費控除の対象となります。
医療費ローンなどを利用した場合には、患者様の手元には歯科医院で支払いをした領収書がない場合が多いと思います。その場合には、医療費ローンの契約書や信販会社の領収書を医療費支払いをした証明する書類として保存しておきましょう。また、ローンにかかる金利や手数料は医療費控除の対象にはなりませんのでご注意ください。
↓歯科治療の支払い方法(デンタルローンや分割払い)のご案内↓
このように、歯科矯正治療をした場合には、医療費控除という制度が使える場合があります。
しかし、最も大事なことは患者様ご本人にあった「適切な治療」を受ける事です。もちろん費用も大事な要件の一つですが、それ以上に自分に合った矯正治療を専門的な知識を持った歯科医師に相談の上お選びください。
プルチーノ歯科・矯正歯科では、24時間web予約をすることができます。治療に関するご相談も受け付けていますので、ぜひ予約してみてください。
ワイヤー矯正の種類や費用は?名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が徹底解説
24.09.04
カテゴリ:BLOG
ワイヤー矯正の種類や費用は?名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が徹底解説
歯科矯正と言えば、歯に金具を付けるワイヤー矯正を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。今回は、名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科がワイヤー矯正の種類や費用などを詳しく解説していきます。また、ワイヤー矯正と比べられることの多い、マウスピース矯正との比較も併せて紹介していますので、矯正方法を比較、検討中の方もぜひご覧ください。
Contents
ワイヤー矯正とは
ワイヤー矯正は、ブラケットという器具を歯に装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。ブラケットはワイヤーの力を歯に伝える役割があり、ワイヤーの弾性を利用し、歯を動かしていきます。ブラケットやワイヤーは金属製が一般的ですが、白く目立たないセラミックブラケットや白くコーティングされたホワイトワイヤーなどの、審美性の高いものもあります。
歯が動くしくみ
矯正装置は歯の表面に付いていますが、歯茎の中にある「歯根膜」にワイヤーの力が加わることで歯が動くしくみになっています。歯根膜とは、「歯根(歯の根っこ)」と「歯槽骨(歯を支える骨)」の間にある伸縮性のある膜のことで、常に一定の厚みを保つという性質があります。そのため、力が加わることで、一方が縮んで一方が引き延ばされると、歯槽骨を再生したり、溶かしたりすることで一定の厚みを保とうとします。この性質を利用し、歯を動かしたい方向にワイヤーによって力を加え、少しづつ歯を動かしていくのです。
ワイヤー矯正の種類
ワイヤー矯正には以下の種類があります。
・表側矯正
・裏側矯正
・ハーフリンガル
患者様のご希望と歯並びの状態によって最適な方法を選んでいきます。
表側矯正
表側にブラケットを装着し、ワイヤーを通す方法です。一般的な方法のため、対応できる歯科医院が多く安心して治療を受けることができます。一般的な金属のブラケットやワイヤーの場合は、装置が目立ちやすいという特徴がありますが、目立ちにくい材質を選ぶことも可能です。
裏側矯正
舌側に装置を付けることで、装置が目立ちにくいというメリットがあります。しかし、表側矯正に比べると口腔内に違和感を感じやすく、発語もしにくい場合があります。裏側矯正は治療の難易度が高いため、どこの歯科医院でも対応できるわけではありません。矯正装置をオーダーメイドで製作する必要があるため、表側矯正に比べて費用が高額になると言われています。
ハーフリンガル
装置が目立ちやすい上の歯は裏側に、下の歯は表側に装着する方法です。下の歯は表側に器具が付いていることで、裏側矯正のデメリットである、違和感や発語のしづらさが軽減され、費用負担も軽減できます。
ワイヤー矯正のメリット・デメリット
ワイヤー矯正のメリット・デメリットは以下の通りです。
ワイヤー矯正のメリット
・幅広い症例に対応できる
・装置のつけ忘れや紛失の心配がない
ワイヤー矯正の最大のメリットは、どんな症例でも柔軟に対応できる点です。また、マウスピース矯正のように装置の取り外しができないため、装置のつけ忘れや紛失の心配がない点から、自己管理ができるか心配な方にもおすすめの方法と言えます。
ワイヤー矯正のデメリット
・見た目が目立つ
・痛みや違和感を感じやすい
・食事やスポーツなどに制限がある
・ケアがしにくく虫歯や歯周病リスクが高まる
ブラケットやワイヤーがあることで、見た目の印象が気になったり、痛みや違和感がデメリットとして挙げられます。また、食事やスポーツなどに制限があり、矯正装置周辺のケアがしづらいという特徴もあります。その点については、「ワイヤー矯正の注意点」の項目で詳しくお話しします。
マウスピース矯正との違い
ワイヤー矯正と共に主流となってきているのが、マウスピース矯正です。透明なマウスピースを用いて歯を動かす方法で、見た目が目立たない、痛みや違和感が少ないなど、ワイヤー矯正のデメリットをカバーできることで近年人気の矯正方法です。ただ、歯を大きく動かすことには向かないため、歯並びによってはワイヤー矯正が適している場合もあります。また、マウスピース矯正は取り外しができる点が特徴ですが、1日の装着時間を守らなければ治療が計画通り進まないため、自己管理に自信がないという方はワイヤー矯正が向いているかもしれません。
ワイヤー矯正 |
マウスピース矯正 |
|
見た目 |
矯正方法や器具の素材によっては 目立ちやすい |
透明のマウスピースを用いるため ほとんど目立たない |
痛み |
器具が口腔内に当たり 痛むことがある |
ほとんどなし |
ケアのしやすさ |
装置のすきまに 汚れが溜まりやすいので 念入りに歯磨きする必要がある |
いつも通りの歯磨きでOK |
対応力 |
どんな歯並びにも対応できる |
歯並びによっては 対応できないこともある |
取り外しの可否 |
取り外し不可 |
取り外し可 |
ワイヤー矯正の費用
ワイヤー矯正の費用は種類によって異なります。裏側矯正は、矯正装置をオーダーメイドで製作する必要があるため、表側矯正に比べて費用が高額になると言われています。さらに、治療の難易度も高く、1回の診察も時間がかかる傾向があることも費用が高額になる要因と言えるでしょう。また、全体矯正か部分矯正かによっても費用は変動します。部分矯正のほうが当然費用は抑えられますが、歯並びの状態によっては全体矯正でなければ対応できない場合もあります。 全体矯正 部分矯正 表側矯正 60万円〜100万円 30万円~60万円 裏側矯正 100万円〜180万円 40万円~70万円 ハーフリンガル 65万円~135万円 35万円~65万円 ※あくまで相場なので、歯並びの状態によって費用は異なります。 ワイヤー矯正には以下のような注意点があります。 ・装置周辺を念入りに歯磨きする 普通の歯ブラシで磨くだけでは矯正器具にだけ毛が当たり、歯に付いた汚れが落としきれず、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。万が一、矯正治療中に虫歯や歯周病になってしまった場合、器具を取り外さなければいけなくなる場合もあり、矯正治療自体が長期化してしまいます。それを防ぐためにも、矯正装置周辺は歯間ブラシやタフトブラシなどを使用し、歯と矯正装置の間の汚れをしっかりと取り除きましょう。ワイヤー矯正中の歯磨きの仕方が不安という方には、歯科医院で歯磨き指導を受けることもできます。 矯正装置が外れたり壊れたりすることを防ぐために以下のような食べ物は控えるようにしましょう。また、カレーやトマトソースなどの着色しやすい食べ物は、装置や歯を動かすために使用しているゴムへの着色の原因となります。大事な用事の前の日などは控えることをおすすめします。 ・硬い物 矯正中に痛みを感じる時は、柔らかいおかゆやうどんなど刺激が少ない物を召し上がってください。 格闘技やラグビーなど激しい接触のあるコンタクトスポーツを行うと、装置が外れたり、壊れたりする恐れがあります。また、接触が合った際に口腔内を負傷してしまう可能性があり、危険です。コンタクトスポーツを行う方は、事前に歯科医師に伝えて適切な治療法を選んだり、マウスガードを製作したりする場合もあります。 ワイヤーを調整した後は痛みを感じることが多いです。耐えられない程の痛みが続く場合は、痛み止めを服用することで症状が収まる場合もあります。それでも痛みが収まらない場合や、調整後1週間以上痛みが続く場合は、歯科医院を受診しましょう。また、何らかの理由で装置が取れてしまった場合は、すぐに歯科医院を受診してください。取れてしまった装置は紛失しないように保管し、歯科医院に持参しましょう。 ワイヤー矯正の矯正歯科を選ぶときは以下のポイントを参考に慎重に選びましょう。 ・実績がしっかりある 歯科医院であれば矯正治療を行うことができてしまうので、しっかりと矯正治療の実績があるかどうか、歯科矯正の知見がある歯科医師が在籍しているかを確認することが重要です。また、ワイヤー矯正以外の方法も対応ができる歯科医院だと治療の選択肢が広がり、より患者様の歯並びの状態や生活に合わせた最適な治療が選択できるでしょう。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、丁寧なカウンセリングを行い、患者様1人1人の歯並びに合わせた治療プランをご提案いたします。ワイヤー矯正はもちろんのこと、マウスピース矯正で多くのシェアを誇るインビザラインを用いた治療にも力を入れており、多くの実績を積み上げた結果、「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されています。歯科矯正でお悩みの方は、ぜひ無料矯正相談にいらしてください。
・矯正装置に影響がある食べ物や、虫歯になりやすい食べ物を控える
・激しいスポーツを行う人は歯科医師に相談する
・痛みが収まらない場合や器具が取れた場合はすぐに歯科医院を受診する装置周辺を念入りに歯磨きする
矯正装置に影響がある食べ物や、虫歯になりやすい食べ物を控える
・詰まりやすい、挟まりやすい物
・粘着質な物
・着色しやすい物激しいスポーツを行う人は歯科医師に相談する
痛みが収まらない場合や装置が取れた場合はすぐに歯科医院を受診する
・専門的な知見を持った歯科医師が在籍している
・ワイヤー矯正以外の方法も行っている
・治療前のカウンセリングをしっかり行っている
・場所が遠すぎない
大人の歯科矯正の値段や支払方法について解説|名古屋の矯正歯科ならプルチーノ歯科・矯正歯科へ
24.09.03
カテゴリ:BLOG
大人の歯科矯正の値段や支払方法について解説|名古屋の矯正歯科ならプルチーノ歯科・矯正歯科へ
大人の歯科矯正を行う場合、値段はいくらくらいかかるのだろう?と疑問に感じる方はいらっしゃいませんか?今回は、大人の歯科矯正に関しても多くの実績を積み上げてきた名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が、大人の歯科矯正の値段や支払方法について詳しく解説していきます。
Contents
大人の歯科矯正治療にかかる治療法別の値段
大人の歯科矯正治療の際に用いる矯正装置の値段を治療法別に紹介していきます。大人の歯科矯正治療は以下の方法で行います。
・ワイヤー矯正(表側)
・ワイヤー矯正(裏側)
・ワイヤー矯正(ハーフリンガル)
・マウスピース矯正
それぞれの治療法の費用や特徴を踏まえたうえで、ご自身の歯並びに対応できる最適な方法を選択し、正しい歯並びや噛み合わせを手に入れましょう。プルチーノ歯科・矯正歯科では、無料矯正相談を行っております。丁寧なカウンセリングで1人1人に合った矯正方法をご提案いたしますので、歯並びが気になる方はぜひご相談にいらしてください。矯正無料相談のご予約はこちらから承っております。
ワイヤー矯正
歯科矯正と言えば、ブラケットを装着しワイヤーを通すワイヤー矯正を思い浮かべる方が多くいらっしゃると思います。ワイヤー矯正は複雑な歯並びや重度の歯並びの乱れにも柔軟に対応できる点が大きなメリットです。
表側に装置を付ける「表側矯正」と裏側に装置を付ける「裏側矯正」の2種類があり、それにより費用が異なります。
ワイヤー矯正(表側)
表側にブラケットという器具を装着し、ワイヤーを通します。一般的な方法のため、多くの矯正歯科で対応することができ、安心感がある方法です。しかし、装置が目立ちやすいというデメリットもあります。
全体矯正:60万円〜100万円
部分矯正:30万円~60万円
ワイヤー矯正(裏側)
ブラケットやワイヤーを裏側に装着する矯正方法です。装置が目立ちにくいのが特徴ですが、表側矯正より違和感を感じやすい場合があります。表側矯正に比べると高度な技術が必要で、1回の診察も長くなる傾向にあり、費用が高額になります。
全体矯正:100万円〜180万円
部分矯正:40万円~70万円
ハーフリンガル
ハーフリンガルは装置が目立ちやすい上の歯のみ裏側に、下の歯は表側に装置を装着する方法です。ハーフリンガルにすることで、舌への違和感の軽減や費用削減が期待できます。
全体矯正:65万円~135万円
部分矯正:35万円~65万円
マウスピース矯正
マウスピース矯正は透明なマウスピース型矯正装置を用いる矯正方法です。従来のワイヤー矯正と比べると、見た目が目立たない、痛みや違和感が少ないなど、多くのメリットがあります。また、取り外しができるため、衛生管理がしやすく、虫歯や歯周病のリスクが軽減できる点も特徴です。マウスピース矯正はさまざまなメーカーが取り扱いをしていますが、世界でも多くのシェアを誇るのが、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供するインビザラインです。プルチーノ歯科・矯正歯科は、インビザラインの歯科矯正治療実績が評価され、「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されています。
インビザラインの費用相場
インビザラインの費用相場は以下の通りです。歯並びの状態によっては部分的な矯正のみで済む場合もあり、その場合費用も抑えることができます。
全体矯正:55万円〜100万円
部分矯正:10万円~40万円
インビザラインをはじめとしたマウスピース矯正はさまざまな矯正歯科で行われていますが、歯科医院によって費用に差があります。あまりにも相場より安価なマウスピース矯正を行っている歯科医院は、十分な実績がなかったり、専門のドクターが在籍していなかったりする場合もあります。安さだけで歯科医院を決めず、実績や知見を持ったドクターが在籍しているかどうか、しっかりと確認しましょう。
歯科矯正治療の費用内訳と支払方法
歯科矯正治療は基本的に自由診療となるため、費用が高額になります。そのため、実際に何にいくらかかるのか、支払いは1度にすべて支払う必要があるのかなどの疑問も多いと思います。実際にかかる費用の内訳と支払方法を紹介します。
歯科矯正治療の費用内訳
歯科矯正治療の費用内訳は以下の通りです。
治療開始前にかかる費用
・初回カウンセリング料:無料~5,000円程度
・精密検査・診断料:10,000~65,000円程度
精密検査により、虫歯や歯周病が見つかった場合は、治療費が別途かかります。また、矯正治療のためにやむ終えず抜歯が必要な場合は抜歯代が発生します。
また、初回カウンセリングは無料で行っているクリニックも多くあります。プルチーノ歯科・矯正歯科では、以下の内容に関して無料で実施しています。
・初診料
・カウンセリング料
・歯並びシミュレーション
治療にかかる費用
・矯正治療費(矯正装置料):10万~170万円程度
・調整料(処置料):1回につき3,000~10,000円程度
矯正治療中は、どんな矯正方法でも定期的に歯科医院を受診する必要があります。その際に、調整料として1回につき上記の金額がかかります。
治療後にかかる費用
・装置料:1万~12万円程度
・観察料:1回につき3,000~5,000円程度
歯並びや噛み合わせが問題なく整った時点で治療は完了しますが、歯並びが元の状態に戻ってしまうことを防ぐため、保定期間が必要となります。リテーナーという後戻り防止のための装置を決められた期間装着し、歯科医院にて定期的に状態を確認します。保定装置料はリテーナーの製作の際にかかる費用とお考えください。
歯科矯正治療費の支払い制度
歯科矯正治療費の支払方法は2種類あります。
・トータルフィー制
・処置別支払い制
トータルフィー制は事前に矯正治療にかかる費用の総額を提示され、まとめて金額を支払う制度のことです。歯科医院によって含まれる費用が違うため、事前にどこまで含まれているか確認しておくことが重要です。一方の処置別支払い制は、処置ごとにかかった費用を支払う制度のことです。まとまった金額を用意しなくてもよい点はメリットですが、治療が長引いた際は追加で費用がかかる場合もあります。
歯科矯正治療費の支払い方法
矯正治療費の支払い方法は、一括払いだけではありません。具体的には以下のような支払い方法があります。
・現金一括払い
・院内分割払い(現金分割払い)
・クレジットカード払い
・デンタルローン
現金一括払い以外にも、1回の支払い額を軽減させるためにいくつかの方法で分割払いを行うことができます。院内分割払いは歯科医院独自の制度のため、行っていない歯科医院もあります。また、治療完了までに支払いを終える必要があるため1回の支払額は高めです。クレジットカードの分割払いやデンタルローンは、手数料や金利がかかるため、トータルで考えるとその分費用が上乗せされます。デンタルローンは、ローンが通らない場合もあるため、万が一の場合は別の支払い方法を検討しなければならないこともあります。
矯正歯科治療の値段を抑える方法
歯科矯正治療は高額な費用がかかるため、中には治療を迷われる方もいらっしゃいます。しかし、費用負担を抑える方法を活用することで、無理なく治療を受けられます。ここでは、医療費控除制度について解説していきます。
医療費控除制度
その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照))の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。
出典:国税庁
医療費控除の対象となる金額 総所得金額 200万円以上 実際に支払った医療費の合計-保険金などで補填される金額-10万円 総所得金額 200万円未満 実際に支払った医療費の合計-保険金などで補填される金額-(総所得金額×5%) 医療費控除は自分自身で申請しなければ控除を受けることができません。期間内に申請をすることを忘れないようにしましょう。必要書類を準備して、確定申告を行います。医療控除の対象者は、その年の1月1日~12月31日までに支払った医療費を計算し、2月16日~3月15日に書類を税務署に提出します。
【まとめ】歯科矯正の値段や支払方法を知って無理なく治療を始めましょう
大人の歯科矯正の値段や支払方法について、名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく解説しました。費用負担やそれぞれの治療法の特徴を踏まえた上で、無理なく矯正治療ができる方法を選択して、きれいな歯並びや噛み合わせを手に入れましょう。
プルチーノ歯科・矯正歯科では、豊富な実績と専門的な知見があるドクターが在籍しているため安心して矯正治療を受けていただくことができます。無料矯正相談を承っておりますので、まずは下記予約サイトよりお申込みください。
マウスピース矯正なら名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科|マウスピース矯正のメリット・デメリットやワイヤー矯正との違いを解説
24.09.02
カテゴリ:BLOG
マウスピース矯正なら名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科|マウスピース矯正のメリット・デメリットやワイヤー矯正との違いを解説
みなさんは歯科矯正にどんなイメージをお持ちでしょうか?「器具が目立ちそう。」、「痛そう。」などマイナスなイメージを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、マウスピース矯正であれば、目立たず痛みや違和感が少ない歯科矯正を行うことが可能です。今回は、名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科が、マウスピース矯正について詳しく解説していきます。
Contents
マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正とは透明なマウスピース型の装置を用いた矯正方法です。歯科医院にて歯型を採取し、それを元にマウスピースを製作します。歯科医師の指示のもと定期的にマウスピースを交換していくことで、少しずつ歯を動かしていきます。
マウスピース矯正はいくつかのメーカーが存在しますが、圧倒的なシェアを誇るのが、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供するインビザラインです。プルチーノ歯科・矯正歯科でも、インビザラインをメインに取り扱っています。
従来のワイヤー矯正との違い
従来のワイヤー矯正とはさまざまな違いがあります。
マウスピース矯正 |
ワイヤー矯正(表側) |
ワイヤー矯正(裏側) |
|
見た目 |
透明なので |
装置が目立ちやすい |
裏側に装着するため目立ちにくい |
取り外しの可否 |
取り外し可能 |
取り外し不可 |
取り外し不可 |
痛み |
ほとんど感じにくい |
装置が当たったり |
装置が当たったり |
金属アレルギー |
なし |
材質によっては |
材質によっては |
ケアのしやすさ |
通常通りの歯磨きでOK |
装置周辺に汚れが溜まりやすく歯磨きに工夫が必要 |
装置周辺に汚れが溜まりやすく |
費用相場(全顎) |
55~100万円 |
60~100万円 |
100~180万円 |
費用に関しては歯並びの状態によって変わります。当院のマウスピース矯正の治療費についてはこちらをご覧ください。
マウスピース矯正のメリットとデメリット
透明なマウスピースを用いるマウスピース矯正は、見た目が目立たないなどの多くのメリットがあります。しかし、どんな治療法にもデメリットは付き物です。メリットとデメリットをしっかりと理解した上で矯正方法を決定しましょう。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正には以下のようなメリットがあります。
・目立たない
・取り外し可能でケアがしやすい
・痛みが少ない
・通院回数が少ない
透明のマウスピースを用いるため、矯正治療を行っていることが周囲に気付かれにくい点が大きな特徴であり、メリットです。さらに、ワイヤーやブラケットがないということで、口腔内に傷ができる心配もなく、痛みや違和感が少なく、スポーツや楽器演奏なども制限なく行うことができます。また、歯磨きや食事の際は取り外しができるので、衛生管理がしやすく、食事の制限もありません。矯正中は虫歯に注意する必要がありますが、マウスピース矯正の場合、ワイヤー矯正と比べると虫歯リスクが低くなります。また、マウスピース矯正はあらかじめマウスピースをお渡しし、1〜2週間に1回くらいのペースで患者様ご自身で新しいものに変えていただきます。そのため、通院回数が少なく済み、1回の診察も経過観察がメインのため15~30分ほどで終了することが多いです。
マウスピース矯正のデメリット
さまざまなメリットのあるマウスピース矯正ですが、当然デメリットも存在します。
・自己管理が必要
・対応できない症例もある
マウスピース矯正は取り外しができる分、患者様ご自身での自己管理を徹底していただく必要があります。1日20時間以上のマウスピースの装着と、歯科医師の指示通りに定期的に新しいマウスピースに付け替えていくことを守らないと歯を動かす効果が発揮されず、予定より治療期間が延びてしまう可能性があります。
また、マウスピース矯正は大きく歯を動かすことが難しいため、複雑な歯並びや重度に乱れた歯並びの場合は、対応できない場合もあります。そのため、複雑な症例の場合はワイヤー矯正をすすめられることもあります。
マウスピース矯正の治療の流れ
プルチーノ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正の治療の流れを紹介します。
STEP1:無料カウンセリング(約30分)
無料カウンセリングにて歯並びに関する悩みや矯正治療の疑問をヒアリングさせていただき、具体的な治療内容や費用に関してもしっかりとお伝えいたします。
無料カウンセリングのご予約はこちらより承っております。
STEP2:精密検査 ・型取り(約60分)
矯正治療を始めることが決定したら、まずは虫歯や歯周病の有無を確認します。虫歯や歯周病がある場合は、まず虫歯や歯周病の治療を優先します。特に問題がなければ口腔内写真・レントゲン撮影を行い、3Dスキャナー(iTero)で歯型の採取を行います。3Dスキャナーを使用することで、従来の印象材を使った歯型採取と比べて精密さが向上し、患者様へのストレスが大幅に軽減されるようになりました。精密検査では、お口の中の状態はもちろんのこと、顎や頭部全体のデータを採取します。
STEP3:3Dシュミレーション(約30分)
クリンチェックソフトウェア(3Dシミュレーションソフト)を用いて、治療開始時から治療完成までの歯の動きをシミュレーションします。最終的に患者様の歯並びがどのようになるのか、映像を見ながら患者さまにご説明させていただきます。可視化されることで、患者様の治療のモチベーションアップにもつながります。
STEP4:マウスピースの使用開始(約15~30分)
マウスピースが完成したら、使い方や使用時の注意点などについて詳しい説明をいたします。実際に着脱の練習を行なっていただき、しっかりと治療方法についてご理解いただいた上で、装置をお渡しいたします。
STEP5:歯のクリーニング・アタッチメント装着(約30分)
約2週間後にご来院いただき、歯並びの変化を確認します。この時、歯のクリーニングを行い、歯をより効果的に動かすためのアタッチメントというものを装着します。その後、新しいマウスピース型装置をお渡しし、歯科医師の指示通りに定期的にマウスピースを交換しながら装着を続けていただきます。
STEP6:定期チェック(約15~30分)
矯正期間中は、1~2ヵ月ごとに定期的にご来院いただき、歯並びの変化を確認します。歯が予定通りに移動をしているかを確認し、必要に応じてマウスピースの調整を行います。
STEP7:追加アライナー、再クリンチェック作成、アライナー交換とチェック
当初予定されていたアライナーの枚数では治療が完了しなかった場合や、最終的に微調整が必要な場合に、追加アライナーを用いることがあります。アライナーとは、マウスピース型の装置のことを指し、追加アライナーも透明なマウスピース型であることは変わりありません。さらに、再クリンチェックを行い、アライナー交換と歯並びのチェックを行います。
STEP8:保定期間へ
見た目や噛み合わせなどがシミュレーション通りに変化しているかを確認し、問題がなければ保定期間に入ります。保定期間中は、歯の後戻りの防止用のマウスピース(リテーナー)を製作し、一定期間使用していただきます。リテーナーを決められた期間使用せずにいるとせっかく整った歯並びが元に戻ってしまう場合があるので注意が必要です。
プルチーノ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正が選ばれる理由
プルチーノ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正が選ばれる4つの理由を紹介します。
- インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定
- 高精度歯型3Dスキャンを用いた精密な矯正治療
- 患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング
- 1500症例以上の豊富な実績
インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定
プルチーノ歯科・矯正歯科 は、インビザラインの歯科矯正治療実績が評価され、「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されています。インビザラインダイヤモンドプロバイダーとは、年間151症例以上の治療を行った医院に付与されるメーカー評価であり、多くの実績を積み上げてきた信頼できる歯科医院であることがわかる1つの目安となっています。
高精度歯型3Dスキャンを用いた精密な矯正治療
プルチーノ歯科・矯正歯科 は、より精密な矯正治療のために高精度歯型3Dスキャン「iTero element 5D」を導入しております。従来のシリコンの印象材での型取りに比べて細部まで正確かつ精密に型取りを行うことができるため、患者様の1人1人のお口にしっかりとフィットしたマウスピースを短期間で製作することが可能となっております。
患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング
名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科では「人生のターニングポイントとなる歯科へ」をテーマとしています。患者様の立場になり、治療を進めていきたいと考えており、その前段階であるカウンセリングに関してもお悩みに寄り添い、しっかりと納得したいただいた上で治療をスタートしていただきたいと思っております。不安なことや気になることはなんでもお話ください。また、実際に治療を始めるかどうかは、相談後に決める事ができますのでご安心下さい。
1500症例以上の豊富な実績
プルチーノ歯科・矯正歯科 では2017年から2022年3月までで、マウスピース矯正(インビザライン)の症例が1,500症例以上となりました。「自分の歯並びはマウスピース矯正に適しているのかな?」と気になる方はぜひ1度無料カウンセリングにいらしてください。